農業風景の日常詩
あぜみち・64
   

9/3付
 みなさん、こんにちは。
8月31日は「野菜の日」でした。知っていましたか?
 1日の平均野菜摂取量ランキング(カゴメ調べ)
1位 長野、2位 山梨、3位 群馬・・・
栃木24位でした。
栃木が24位は意外と低いと感じました。
野菜を沢山使った郷土食が豊富な県ほど高い順位になるそうです。
長野県は男性2位、女性1位の長寿県です。やっぱり野菜は健康には必要な物なのかな。沢山食べたいですね。
(稲葉)


9/9付
 エゴマ畑の畝間を耕運機で耕し、除草しました。エゴマが耕運機でゆすられると、たくさんの虫が飛び出します。大部分は私たち人間から見れば害虫です。
虫を狙って赤とんぼ、塩から、ヤンマなど色々なトンボがたくさん飛んできます。そしてそれらを狙って、ツバメもたくさん飛んできて私の周りを飛び回ります。
ウンカや蛾にとっては大災害、トンボ、ツバメには大変なごちそうです。
 そして夕暮れとなり、カラスが巣を目指して飛んでいく頃、いつの間にかトンボも、ツバメもいなくなります。そして私も仕事を終わりにして帰ります。
無農薬、有機肥料で作物を作ると食物連鎖、自然の流れを肌で感じられます。
(國母)


9/17付
 すっかり涼しくなり、秋めいて来ました。
あちらこちらでコンバインが動いています。
今年の出来はどうでしょう。
 長い猛暑のせいでしょうか、野菜が不足しています。
今年ほど気候に左右され、難しい年はなかったように思います。
これからの天気はどうなのでしょう。不安です。
 玉ねぎ、大根、ほうれん草などの種蒔き、ブロッコリー、白菜、キャベツの定植を終り、大きく育ってほしいと願っています。
(柏崎)


9/24付
 しばらく収まっていたイノシシがまた出没して困っています。
6月頃にジャガイモ目当てに何度か現われ、その後しばらく姿を見せなくなっていましたが、ここにきて好物の栗の実を食べにくるらしく、我が家の野菜畑に大小いくつもの足跡があり、この先が心配です。
当地区でも今年「獣害対策協議会」を作り、地域住民と市や県の担当者、地元県議等による会議を何回か行い、とりあえず捕獲実証区域を設け、箱ワナ10基、くくりワナ10基、センサーカメラ20台で捕獲作戦を行う事になりましたので、成果の程は後日お知らせします。
しかしこれで完全に駆除できるとは思いませんが、一歩前進と言った所です。
(塚原)


10/1付
 朝夕が凌ぎやすい季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
 今年は全国で台風の被害が相次ぎ、農作物もたいへんな被害を受けております。実りの秋を迎え、収穫間近の野菜が収穫できないという現実を見てしまうと、たいへん心が痛みます。一日も早い復興を願っております。
 我が家のミニトマトは、苗が順調に育ち、いよいよ収穫ができ、出荷も始まりました。今シーズンも皆様に美味しいミニトマトをお届けできるよう、精を出したいと思います。ミニトマトだけでなく、これからいろいろな農産物が収穫の時期を迎えます。今後とも栃木産直センターをよろしくお願いいたします。
 夏バテは秋に出るとも申しますので、どうかご自愛ください。
(藤沢)


10/8付
 みなさんこんにちは。今年は本当に台風が多いですね。
この時期は、冬場に出荷するほうれん草の種蒔きをしています。ですが、台風の影響で2回目に蒔いた物はダメになりました。育つのを待つよりも、蒔きなおした方が早いので、種を買いなおしました。同じように種を買いに来る農家さんが多くいるそうです。
 昨年も雨の影響で、野菜の高値が続きましたが、今年もそうなるでしょうか!?品薄で高くなっても嬉しくないですね。
(稲葉)


10/19付
 有機栽培の米の収穫が終わりました。農薬、除草剤を一切使用せず、肥料も化学肥料は使わず、大豆、おから、化石鶏糞などから作った有機肥料だけで9反ほど栽培しました。意外だった事は、田の草取りは朝ご飯前の涼しい時に1回の稗(ひえ)抜きで済んだこと。
早めに1回目代かきをして水を張り、雑草の芽を出させ、2回目代掻きでそれらを土に埋め込み、3回目で仕上げとして良く平らにし、細かい泥を作り、残った雑草の種をその下に沈めます。水はやや深めで、大きく育てた苗を植えます。苗も健康で丈夫な苗を作り、雑草よりも早く育てます。雑草も出てきますが、水が深く、アオミドロなどの藻も発生するので光を遮られて、あまり大きくなれません。そのうち稲に負けて消えたり成長できなくなるようです。
 虫は色々発生します。クモ、トンボ、水生のゲンゴロウ、水カマキリ、普通のカマキリ、カエル、そして害虫も。しかしクモ、トンボ、カエル、カマキリなど天敵も多いので増えられず、被害は全くありませんでした。民間稲作研究所の指導です。
大変だったのは畔にも除草剤を使えないので毎週のように草刈りをしたことです。
 おまけですが、ドジョウがたくさん取れ、柳川鍋でおいしくいただきました。稲も丈夫で全く倒れず、刈り取りも順調でした。収量はとりあえず無農薬、除草剤なしに集中して栽培したことで、7俵ちょっとと少なめでした。来年は収量ももう少し上げたいと考えています。
(國母)


10/25付
 秋野菜が増え、一安心。
朝、晩が寒く、冬が早く来そうな気がします。
やっと稲刈りが終わりました。
収穫は昨年と同じで、良い出来でした。
かんぴょうの敷きわら、牛のえさなどのため稲わらを立てる人、麦まきの準備をする人、田ではまだ働いている人の姿がみられます。
 畑ではブロッコリー、ほうれん草、白菜、レタス、大根、人参などの野菜が育っているのがわかり、楽しみです。
楽しみにしていてください。
(柏崎)


10/29付
 稲刈りも終り、本来なら連日ネギの出荷をしている筈でしたが、あの台風24号の強風で、出荷間近のネギがほとんど折れ曲がってしまい、ナスも同様に大きな被害を受けてしまいました。
今年は年初にナスを減らし、そのかわりにネギを多く作付けし、尚且つ早めに出荷出来る様計画を立てていたのですが、すっかり当てが外れてしまいました。台風に向けての対策は万全のつもりでしたが、まさに「想定外」の風が吹いたようです。
只、曲ったネギも少しずつ回復し、ナスも少量ながら収穫を続けており、人参の出荷も間もなくという感じで、やっと収穫の秋が迎えられそうです。
(塚原)


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