農業風景の日常詩
あぜみち・61
   

3/7付
 ようやく、いくらか暖かくなってきましたね。小さかったあぶら菜も少しずつ大きくなってきました。もう少しで花芽が出てきて今度は菜花になります。
 話は変わりますが、「国際家族農業年+10」というものが国連で計画され、来年2019年から10年間開始されるということです。国連の考えでは小規模・家族農業は、大規模農業に比べ生産性が高く、自然に優しいなど良いところがたくさんあり、支援に乗り出すとのことです。大変うれしく思います。豊かな農村風景は中小の元気な農家が作り出すものです。
が、日本では家族農業には逆風が吹いています。補助金などは今年からほとんどなくなり、米も安く、労働力の確保も難しいなど問題が多いですが、一方土地を貸したり借りたりする制度は整備され大規模化については支援策が整備されています。農村に耕作放棄地が増えている現状です。
 日本もこの家族農業年の計画には賛同しているとのことですが、一般の方にはほとんど情報が出てこないようです。早くこの国連の方針に従って、小規模、家族農業への支援が復活すればいいなと思います。
(國母)


3/12付
 今週は暑くなるという予報です。花粉症の方は大変でしょう。
我が家の杉から、まっ黄色に花粉が飛んでいます。
ティッシュをかかえていた嫁は、このごろ軽くなったように思います。免疫がついたのでしょうか。
 暑くなると、じゃがいも、ブロッコリー、レタス等の植え付け、ピーマン、トマト等の種蒔き、忙しくなります。
多数の野菜に挑戦してみようと思います。
楽しみにしていてください。
(柏崎)


3/19付
 イノシシがついに我家の近くまで出没するようになりました。
家の西側に思川が流れていますが、上流1km位の所に1集団と、下流の対岸1km位の所にもう1集団生息しているらしく、夜になると堤防を越えて民家の近くまで現れます。
夏の間は近くの水田を荒し廻り、食料の少ない冬は主に木の根やつる草の球根等を食べているらしく、至る所掘り起こした跡があり、付近の人達も恐がっています。
 今、全国的に野生生物の被害が拡大しているようですが、まさかこんな所まで来るとは夢にも思っていなかっただけに、何か対策をと考えている所です。
(塚原)


3/26付
 一雨ごとに暖かくなりましたが、お変わりございませんか。春とはいっても、朝夕はまだ冷え込みます。体調管理を心掛けたい時期ですね。
 季節が暖かくなってきますと、農家の仕事も増えてきます。田んぼを耕し、種もみを用意して田植の準備を始めたり、作物の植え付けや収穫をしたりと、忙しい時期になってきます。
 我が家のミニトマトは、3月、4月、5月と収穫のピークを迎えます。新鮮でミニトマトを皆様にお届けできるよう、仕事に励みたいと思います。
 桜の開花ももうすぐです。皆様の食卓に彩りをそえられるよう、生産者みんなでがんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(藤沢)


4/2付
 みなさんこんにちは。
あっというまの4月です。1年の三分の一が過ぎました。
やっぱり春は良いですね。桜が満開です。
配達をしていても気持ちが良いですね。
 野菜の苗が大きくなって来ました。
また忙しい季節がやってきます。
(稲葉)


4/9付
 今年も3月中旬にはサクランボの花が咲き、それを目当てにミツバチがきて、田を耕すと、眠そうにカエルが出てきました。そして今、菜の花畑は、黄色の海の様になっています。
 しかし、いつもの春と違うのは、我が家の「種まく人」がいなくなってしまった事。今年から野菜の種はすべて自分で蒔かなくてはなりません。父光(あきら)と交際のあった皆様、大変お世話になりました。父は人生でやりたいことをすべてやりつくして旅立ったと思います。ありがとうございました。    
(國母)


4/16付
 桜が例年より早く咲き、若葉の緑もきれいになりました。
12月に蒔いた大根の収穫の時期です。春大根は、サラダにしたり、大根おろしにしたり、生で食べるのもおいしいです。辛くないのが少し物足りない気もします。
 今の時期、遅霜が心配になります。けやきの大木を見て、芽吹きがまばらか揃っているか、まばらの場合、遅霜の可能性が高いようです。
竹の笹が緑から黄色になってきています。竹の子が出ているようです。自然と向き合った生活をしています。
(柏崎)


4/23付
 今年の春は例年になく気温が高いこともあり、先日直売所向け用にナスの定植をしました。勿論この時期はトンネル掛けをする必要がありますが、露地ものが出回る少し前に収穫出来るので高値販売が望めます。その他にもジャガイモ、ニンジン、カボチャ、キュウリ、ブロッコリー、ズッキーニ等々みんなビニールトンネル掛けなので、換気や後片付けの手間はかかりますが、旬≠先取りする為には必要不可欠な仕事です。
 そんな野菜作りを始めて数十年になりますが、いまだに失敗や試行錯誤のくり返しで毎年勉強させられる事ばかりです。
(塚原)


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