農業風景の日常詩
あぜみち・59
   

11/7付
 おおまさりという塩茹で用落花生を提供させていただきました。いかがだったでしょうか。
カラスの被害はあまり無かったのですが、意外な敵がいました。多分タヌキだと思うのですが、落花生の株を掘り上げられ実を食べ散らかされました。2割くらい被害にあったかもしれません。ただ、夜に来ているようで、目撃はしていないので、推定でタヌキかなと思っています。何か恩返ししてほしい。でもタヌキの恩返しはきいたことありません。
 エゴマはまだ収穫中ですが、早く収穫したものの選別、乾燥も並行して進めていて、あと1週間くらいで搾油が開始出来るかなと思っています。
 11月19日(日)に上三川町いきいきプラザで「有機農業推進フェア」が開かれ、有機農産物、食品の即売、食堂なども開かれ特別公演(テーマ:種子法廃止 要予約)もあります。15程度の農家、食品関係、生協、本屋その他の方が参加します。私もエゴマ油、パウダー、実、金ゴマなど直売予定です。9時30分からですので、興味のある方は来てみてください。
(國母)


11/14付
 稲刈りが終りました。
我が家では、昨年より獲れたようです。よかった。
 暴落で始まった秋野菜でしたが、台風の影響でしょうか、野菜の種類によっては高値になったり、変らず安値であったりしています。高からず、安からず、が一番良いのですが。
 毎日、しいたけ、あわび茸の生産者と会っています。材料を聞いた時にはびっくりしました。乾燥おから、米ぬか、ふすま、おがくず、水、そして菌だそうです。
知っている人はほとんどいないでしょう。健康食品ですね。どんどん食べよう。食べてほしいと思いました。
(柏崎)


11/21付
 数ヶ月前から右肩が痛くなり、整骨院に通っていますが、五十肩だと言われ、なかなか治らないので困っています。特に夜中に寝返りをうつ時などに痛み、熟睡できません。原因や治療法はよくわからないそうですが、完治するのは早くて半年、長くて3年くらいと言われています。
私の場合、ネギを栽培している関係で、管理機を使う回数が多く、その為に肩に無理な負担がかかるのと、更には老化に伴う筋肉の低下も一因かと思われますが、改めて日頃の健康な時の有難さを感じています。
(塚原)


11/28付
 初霜の知らせが届くこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
今年の秋は、暖かい日が多かったせいか、一気に冬が来てしまった感じがしますね。
 我が家のミニトマトはすくすくと成長し、日に日に収穫量が増えて、皆様にお届けできるようになりました。朝晩の冷え込みが、ミニトマトの味を濃厚に、甘さも増してくれますので、これからもっと美味しくなると思います。
 人間にはつらい冷え込みも、野菜には味を深めてくれる重要な要素です。これからの寒い季節、味の濃い野菜たっぷりの鍋料理が本当に美味しいですよね。身体もホカホカ温まります。
 今年もあと一か月余りになりました。充実した日々をお過ごしくださいませ。
(藤沢)


12/6付
 みなさんこんにちは。
もう12月、1年は早いものですね。
先日、来年の春、夏野菜のカタログが届きました。冬になったと思ったら夏の心配。早いのか、遅いのか?
 先日の記事で、野菜が安くて困ると言ったような。今、高いんですよね。年末に向かっているのもありますが、夏の日照不足、秋の長雨。ここに来て野菜に影響が出ました。やっぱり、農家には予想外な大変な年だったのかな。
 今年の記事はこれで終りになります。来年も宜しくお願いします。
(稲葉)


12/12付
 11月はイベントに2回参加させてもらいました。1つは前回に紹介した「有機農業推進フェア」もう一つは宇都宮市宝木で開かれた「医療生協祭り」です。有機農業フェアでは講演会で種子法廃止の問題点を勉強させてもらいました。以下ごく簡単にまとめてみました。
【種子法廃止で不健康に なぜ?】
 「主要農産物種子法」が廃止されてしまいました。この法律は、米、麦、大豆の良い種を国が責任をもって、農家に適正な値段で提供することを義務付けており、コシヒカリなど新品種開発などもされてきました。
それが、海外の大企業(遺伝子組み換えの種も販売する)などの参入が阻害されているとの理由で自民党安倍政権により廃止されました。今後、利益追求の自由経済に任されることになり、農家は安くてよい種が手に入らず、消費者は安全な食べ物を手に入れられず、意に反して遺伝子組み換えの米、麦を食べさせられ、健康を害することになる可能性があります。
 無理やり遺伝子組み換え米や小麦を食べさせられるのはまっぴらなので、さっそく医療生協祭りで、種子法に代わる法律の制定を求める署名活動をして、50人ほどの方の署名をもらいました。皆さん関心があり、心配していました。読者の方も何人か署名してくださいましたね。
 自分で食べるものは自分で選んで食べるのは、基本的人権、自由の基本中の基本だと思いますが、それができなくなるかもしれないなんて、許せませんね。
(國母)


12/19付
 秋大根の収穫が順調に進み、春大根を蒔く時期に入りました。大根は掘ってみないとわからない。
隣の畑が荒地の場合、そこにいた虫が我が家の畑に移り、虫くいの大根になってしまう。きれいな大根にならない場合が多い。畑に障害物があると、たこ足になってしまう。
また時にはカラスにつっつかれてしまう。カラスにとっては身近で格好の水分補給になるのでしょうか、穴だらけになってしまう。
 春野菜を蒔く時、気候によって左右される野菜作り。むずかしさを感じた年でした。
(柏崎)


今年の記事はこれで終了です。年明けは10日頃から再開の予定です。


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