農業風景の日常詩
あぜみち・58
   

9/8付
 今年の天候、おかしいですね。
空梅雨、梅雨明けしたと思えば曇り、雨の日々。晴れの日が少なく日照不足。野菜にも影響し、高値が続いています。
 稲刈りが始まりました。今年の出来は?
人参、秋大根、白菜、かぶ、玉ねぎなどの種蒔き、ブロッコリー、キャベツなどの苗の定植。植え付けでは雨が多いので、植え付きは良い。しかし、これからの育成が心配になります。
"日照りに不作なし"とか、これからの気候どうなることやら。
(柏崎)


9/13付
 今年も私の住んでいる地区(小山市)でイノシシの被害が相次ぎ、深刻な問題となってきています。
思川の河川敷に棲息していて、近くの田んぼを荒らし回るので、農家の人達はネットを張るなど対策をしていますが、費用もかかる上に完全に防ぐ事も出来ず、お手上げ状態です。
オリやワナを仕掛けても、捕獲出来るのは僅かで、年々頭数も増えている様子。
 最近人家近くの野菜畑も荒らされたという話もあり、我家の畑も心配ですが、地域の人達も、どうしてこんな所までと不安に駆られる毎日です。
(塚原)


9/19付
 日ごとに秋めいてくるこの頃ですが、夏のお疲れは出ていませんか。
 8月は曇りや雨の日が続き、肌寒い日が多かったですが、9月に入り晴天で暑い日が続き、夏に逆戻りしてしまったようですね。
 晴天の日には、黄色く色付いた稲を収穫しようと、田んぼにはコンバインが忙しく往来しています。我が家も9月に入ると、ミニトマトの世話と稲刈りとで忙しい毎日となります。ミニトマトは日々成長し、収穫量も少しずつ増え、出荷することができるようになりました。
 他の農産物も、これからの収穫の時期に向けて、生産者が心を込めて世話をしております。収穫された美味しい農産物を、秋の行楽シーズンのお供にしていただけましたらと思います。
 季節の変わり目です。お風邪など召されぬよう無理せず大事にお過ごしください。
(藤沢)


9/26付
 みなさんこんにちは。朝晩急に涼しくなりましたね。
 私は稲刈りも終わり、一息ついているところです。
今年は夏場の日照不足が原因なのか、不作のようです。
 最近、炭水化物抜きダイエット、糖質カットダイエットなど、お米を敬遠する人が増えましたが、農家としてはおいしいお米を沢山食べて欲しいですね。
(稲葉)


10/3付
 今日金ゴマの収穫をしました。私がよく出荷する直売所の希望で作りました。「日照りゴマに、雨エゴマ」という言葉があるそうです。今年は8月の日照時間が極端に少ないので、いくら雨が好きなエゴマでも、調子が悪いようです。知り合いでエゴマを作っている方2人は全滅したとのことです。私の所は今のところ、どうにかなりそうです。
 一方お日様大好きゴマのほうは、木が大きくて立派な割に、莢(サヤ)の数が少ないかなと思います。これから乾燥、脱穀してみないと出来具合はわかりません。
私が良く行くなじみの種屋さんの話では、市販されている煎りゴマは、実の半分くらいは脂分を抜き取った殻だけのものが混ぜてあるので、さっぱりおいしくないとのこと。自分で育てたゴマがどんな味か楽しみです。
たくさん取れたら、皆さんにも味見してもらいたいです。
(国母)


10/10付
 今年の米の出来は?
我家の稲刈りはこれからなので分かりませんが
皆が言っています。
良くないとか。
天候が不順だったせいでしょうか。米にも影響しているようです。
また、猪に稲を踏み倒され、ダメになってしまったとか、いろいろな事が重なってのことでしょう。
 おいしい秋野菜がどんどん出来てきます。どんどん食べてください。
(柏崎)


10/17付
 いよいよ総選挙がスタートし、我々農家にとってもその結果が非常に気になる所です。
特に来年度からは、米の生産調整の見直しや、米の直接交付金(10a=7500円)の廃止等、国がこれ迄の米政策から手を引く事もあり、不安感が高まっています。
 農家は、長年の減反政策にも拘らず、米価の下落や海外からの安い農産品の輸入増で収入が減り、後継者が育たず、これが日本農業衰退にもつながっています。更に課税売上高が1000万円以上になってからの消費税も大きな負担となっていて、以前のように3000万円以上に戻すか、さもなくば消費税は廃止してもらいたいところです。
今回の選挙ではこの様な点を重視して選びたいと思います。
(塚原)


10/31付
みなさんこんにちは。
 先週、台風が来たらまた台風!おかしな天気ですね。
こんなに雨ばかり降ると、野菜が高くなると思いきや、
意外や意外、安いですね。
 今年は農家泣かせの一年かな。
(稲葉)


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