農業風景の日常詩
あぜみち・55
   

3/7付
 日ごとに日射しが力強くなりました。苺のハウスの中も、アッという間に30℃近くになります。
 いよいよ農作業もあれこれ本格的になり大忙しの毎日です。
この度、吉田さんがこの産直BOXを引退とのこと、ふり返ってみれば様々な事を教えていただきました。
 自分の主張をしっかり持って野菜をチェックされる吉田さんの姿。メロンはメロン、トマトはトマトの生き方があると身をもって見せて、私を励ましてくれました。
 これからご活躍の場がどこかで待っていると思います。進化した吉田さんにお会いできるのを楽しみにしています。本当にありがとうございました。
(五月女)


3/14付
 この時期、どうしても書きたくなるのが「しもつかれ」の話題。
なんども読んだと言われそうですが、我が家の自慢は何といっても寒さで甘みを増した大根に甘い人参を大量に入れる事で、見た目も味も良くなり、毎日食べ続けても全く飽きがこない点です。
昨年末から作り始め、5回目になりますが、人参が終盤の今回が最後です。
 ヘルシーな上に栄養価も高く、残り物や規格外の野菜を使う料理を一体誰が考え出したのか?何でも好きなものを腹一杯食べられる時代にこそ、こんな先人の苦労や知恵の詰まった料理はこれからも残すべきだと思います。
(塚原)


3/22付
 一雨ごとに暖かくなりましたが、お変わりございませんか。春とはいっても朝夕はまだ冷え込みます。体調管理を心掛けたい時期ですね。
 季節が暖かくなってきますと、農家の仕事も増えてきます。田んぼを耕し、種もみを用意して田植の準備を始めたり、作物の植え付けや収穫をしたりと、忙しい時期になってきます。
 我が家のミニトマトは、3月、4月、5月と収穫量が増え、味も濃くなり、おいしさのピークを迎えます。新鮮でおいしいミニトマトを皆様にお届けできるよう、仕事に励みたいと思います。
 桜の開花ももうすぐです。皆様の食卓に彩りをそえられるよう、生産者みんなでがんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(藤沢)


3/29付
 みなさんこんにちは。
東京で桜の開花宣言がありましたね、もうすぐ春!
今日、畑にキャベツとブロッコリーを定植しました。
早く春野菜を食べたいな!!
(稲葉)


4/4付
 蜂が来ない
春ですね・・・
 梅の花は終わり、私の所ではサクランボの花が咲きました。農作業も各種葉物、根菜、果菜、ハーブ類の種まきや、苗の植え付けで忙しい毎日です。田んぼの方も畦を直したり苗作りの準備などを進めています。
 でも気がかりなことが一つ。サクランボの花が咲いたのに、蜂が1匹も来ないのです。寒さのせいもあるかと思いますが、日中はかなり暖かい時もあるのに。昨年までは木に近づくと羽音がする程だったのですが、今年は全く見えません。読まれた方もいると思いますが、レイチェル・カーソン著の「沈黙の春」が本当に来てしまったのでしょうか。この本は農薬の使用をやめないと、そのうち複合汚染が進み、虫、鳥などのさえずりのない、静かな春が訪れるという警告の書です。わかっているのに止められない人類への警告です。昆虫、鳥が被害を受け、人に害が無いわけがありません。ガンの増加、子どもの発達障害(ADHD 注意欠陥・多動性障害など)など農薬の影響が出ているとの研究報告が出ています。
 懇意にしている種屋の主人も、蜂、蝶など受粉昆虫が減って、困っている農家が出てきていると言っていました。カボチャ、ズッキーニ、スイカなど実のなる作物で、昆虫の助けなしには成り立たない物は多いです。
 今までは必要最小限の農薬使用はやむを得ないかと思っていましたが、その考えは甘いのではないかと考え直しています。私一人が使用を止めてもどうにもならない?他の人は農薬を使って、見た目のきれいな野菜を楽して作り、私のは虫食いで、見た目も悪くて直売所に並んでいても選んでもらえない?でも、決断しなくてはと思っています。
(国母)


4/11付
 すっかり春らしくなってきました。
桜が満開、すいせん、チューリップ、柴桜、菜の花、色鮮やかで綺麗です。
 孫に、春の七草は?と聞くと最後に「仏の座」と言います。その仏の座が畑一面紫の花を咲かせています。
きれい!!と言っている場合ではないんです。草がはびこっているのですから…。
 じゃがいもを蒔きました。
じゃがいもの種子を、芽を見ながら三等分にします。切り口を上にするか、下にするか、どっちでもいいやあ。
 12月に蒔いた大根が収穫に入りました。
みずみずしく、おいしいですよ。
(柏崎)


4/18付
 直売用にとジャガイモを、マルチをしてトンネル掛けで植えたのですが、頭がつかえてしまったので、今日トンネルを外したところ天気予報では霜が降りそうだという事で心配しています。
例年この時期暑い日があるかと思うと、急に冷え込んだりと油断すると大変な被害を受けることがあります。
 野菜も人間同様気候の変動には敏感でもろい所もあり、日頃の肥培管理と併せて気候の変化にも注意しています。
(塚原)


4/25付
 春風に誘われて、外出の機会も多くなりました。 お元気でいらっしゃいますか。
今年は、肌寒い春から一気に夏のような陽気になってしまい、植物も人間もこの陽気についていくのが大変ですね。
 陽気が良くなってきますと、農家は田畑の仕事が増えて忙しくなります。我が家もミニトマトの収穫の最盛期を迎え大忙しのところに、田植の準備が始まり、猫の手も借りたい忙しさです。忙しくて大変ではありますが、皆様に喜んでいただけるような農産物を生産できるよう、皆で乗り切りたいと思います。
 花冷えに風邪など召されませぬようご自愛ください。
(藤沢)


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