農業風景の日常詩
あぜみち・54
   

1/5付
これからどうすれば…

 新年おめでとうございます。皆様どんな新年を迎えられましたか。私たちの所には、子どもたち3人と孫2人が里帰りし、慌ただしい年末年始となりました。
 今年はどんな年になるのでしょうか。あるいは微力ながらどんな年になるよう努力するのでしょうか。世の中は、なかなか予測するのが難しいくらい変化しているようで、私たちの生活もじわじわと確実に影響を受けて変わっていくのでしょうか。
 食生活の面では、安全で美味しい食べ物だけでも十分に手に入れられたら良いなと思います。それは平和な社会の基礎の一つ、しかしなかなかそれも実現するのは大変です。食料の供給から利益を吸い取ろうとする大企業がひしめき合っているからです。表面上は人の健康に貢献するように振る舞っていても、利益第一で、添加物、農薬、遺伝子改変農産物など使用した食品がすでに多数出回っていて、お手軽利用、安さの仮面をかぶって、私たちの口をねらってますます増加しそうです。
 私たち農家に出来ることは、安全な農産物を作ること、そして消費者とつながって、それをたくさん利用してもらうこと。農薬を使わないで、有機肥料で野菜などを作っても、それを食べてもらわないと(買ってもらわないと)私たちの農業は成り立たない(続けていけない)のです。
 今年は今まで続けていた農業の取り組みを続けることと、より多くの消費者とつながって、安全、安心、平和の目的を共有出来るようになったら良いなと思っています。
(国母)


1/17付
 「今年もよろしくお願いいたします」から早いもので、1月も半ば。
今年から高齢者の仲間入り、いつの間にかそんな歳になってしまい、「あと何年がんばれるのだろうか」、ふとそんなことを思ってしまいます。
12月、1月と大根、にんじん、カブを蒔きました。大根は4月から、にんじんは5月、玉ねぎも寒い冬を越し、5月には皆様の元に届くことでしょう。
(柏崎)


1/24付
 大寒もすぎて、春までもう少しのがまんですね。
 早咲きの梅がつぼみを開き始めました。風のない日は日射しもあたたかく「ほっこり」した気分になります。そんな平和な気分を吹き飛ばす、アメリカ大統領就任のニュース。様々な発言を聞くたびに、気分が落ち込みます。
 理想だけでは生活できないのかも知れませんが、アメリカファーストとか言って、自分たちの利益だけを追求するのは、心豊かな生活にはつながらないと思います。
 梅の花が一輪咲いただけでも幸せな気分になれる。心を満たすものに目を向けていただきたい。
(五月女)


1/31付
 今月22日に小学校時代の同窓会があり、話題はもっぱら自分の体に関すること、親の介護での苦労話や孫の話等で盛り上がりましたが、糖尿病を始め、健康上の問題をかかえている人が多いのにはビックリ。更にほとんどの人が、毎日何らかの薬を飲んでいるということにも驚き。
 それに比べれば家族全員薬を飲まないのが当たり前だと思っている我が家の方が珍しいのかも知れませんが、日頃の生活習慣の大切さを再認識させられた一日でした。
(塚原)


2/7付
 寒気の中にも早春の息吹が感じられるころとなりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
 昨年に引き続き今年も寒暖の差が激しく、体調の管理が大変な今日この頃です。
人間ばかりではなく、農作物も急激な温度変化についていけず、深刻な被害が出ている地域もあり、農作物の価格上昇につながっております。日本海側や北海道の大雪は、本当に大変だと思います。我が家でも、いつ大雪が降るかと冷や冷やしております。
自然の猛威には太刀打ちできませんが、自然の恵みの部分を少しでも活かし、皆様に喜んでいただけるような農産物を生産できるよう、生産者も一丸となって創意工夫していきたいと思っております。
 今年も栃木産直センターをよろしくお願いたします。
(藤沢)


2/14付
今週はお休みです。
スミマセン…


2/21付
 みなさんこんにちは。 立春も過ぎ、暦の上では春になりましたが、まだまだ寒い日が続きますね。 でも我が家のハウスの中では、春夏野菜の芽がすくすく育っています。 この季節が一番ワクワクしますね! (稲葉)


2/28付
私の出来ること、出来ないこと・・・

 寒暖の差が極端で変な冬も終りそうで、畑の仕事も動き始め、いろいろな苗を育て始めています。普通のネギ、下仁田ネギ、ポロネギ、パクチー、リーフレタス、小松菜、ブロッコリーも播きました。ジャガイモはこれからです。
 恥ずかしい話ですが、こんな時私はいちいち播くタイミングを本やインターネットで確認しながら播きます。私の父のように昔の百姓のように、種まきなどの季節感覚が身についていないからです。農業は小学生の頃から手伝いをしてきて、耕運機やトラクタ、田植機、コンバインの運転から、種まき、いろいろな作物の収穫作業もしてきました。でも、言われるままに作業していたのでは、直感的なものはなかなか身につかないようです。
しかし、旨い野菜の見分け方の感覚は身についていると思います。これは結果をしっかり体で受け取るからでしょうか。
 数多くの失敗、成功を繰り返しながら、季節感覚で種まきのタイミングがわかるようになっていくものでしょうか。いつかはそうなりたいと思って忙しい毎日を過しています。
(国母)


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農事組合法人栃木産直センター