農業風景の日常詩
あぜみち・53
   

11/1付
 日毎に秋も深まり、紅葉の美しい季節になりました。
皆様お元気でいらっしゃいますか。
 急に寒くなりましたので、体調を崩されている方もいらっしゃると思います。ちょうど夏の疲れも出る頃です。お大事にしてください。
 我が家のミニトマトは、日に日に収穫量が増え、毎日出荷できるようになりました。寒くなりましたので、ハウスの中を暖かく保つためにカーテンや暖房機の整備をして、冬に向けて備えております。朝晩の冷え込みが、ミニトマトの味を濃厚に甘くしてくれます。これからますます味が乗って美味しくなってくれると思います。
 健康にご留意し、味覚の秋、行楽の秋を存分にご満喫ください。
栃木産直センターの農産物を味覚、行楽のお供にどうぞよろしくお願いいたします。
(藤沢)


11/8付
 みなさんこんにちは。
 今日(11月7日)は立冬です。そりゃあ寒さが体に凍みますよ。でも野菜は旨味、甘味を蓄えて美味しくなるんですよね。
 今年の冬は、日本ほうれん草を少しだけ作ってみました。直売所のお客さんに「根の赤いところが美味しいのよね」と何人かの方に言われました。今のほうれん草は"西洋ほうれん草"で、赤い所がなくなってしまいました。なので私には新しいのですが、懐かしく思う方も?まだ小さいので、少しお待ちください。
(稲葉)


11/15付
 エゴマ作りも今年で4年目になりました。この間エゴマに農薬を使用したことはありません。法律的にはエゴマに使用できる農薬は少ないです。なぜかというと、エゴマは栽培する人が少ないので、農薬メーカーが儲からないので開発、試験の費用を惜しんでいるからです。数少ない中で合法的に使用できるのは、他の野菜と共通して使える農薬で、殺虫剤ではBT剤といわれる、虫を病気にする生物農薬です。使っている人に聞くと、高くて効かないそうです。
 私はもちろん、その農薬も使ったことはありません。エゴマがある程度大きくなってくると、葉に虫(アワノメイガ)が付いて穴だらけになってくる株が出てきます。数は多くありませんが、増えてくるのではないかと不安になってきます。
このときに普通は早めの対策ということで、農業振興事務所(農業改良普及所)などは農薬の使用を勧めます。私は農薬をまくのが好きでなく、またものぐさなので放っておきますが、被害は今まで余り広がりません。
虫が付いていた株をよく見ると、時々白く固まっている虫がいます。カビが生えたようになっています。たぶん自然界にあるカビの病気に感染して死んでしまったのではないかと思います。元気な虫もいます。多少の被害は出ていると思いますが、今後も農薬を出来るだけ使わない農業を続けたいとの思いを強くしています。
(国母)


11/22付
 秋野菜のおいしい時期。
麦蒔きが終り、玉ねぎの定植が終り、秋野菜を収穫しながら「さあて、何を蒔こうか」。
 冬になると蒔ける種が少ない。12月には大根、人参を蒔く。しかし、ビニールをかけないと育たない。一年中、野菜の育つ気候の所がうらやましい。
 昨日、孫が七五三で、着物姿を見る。三歳の頃「じゃがいもみたいだね」と言われていた孫も七歳になりました。
艶やかな着物姿を見ると、五年前まで養蚕をしていたことを思い出す。「あの白い繭から、こんなに美しいものが…」と。
(柏崎)


11/29付
 先週は、赤く色付いたもみじに雪が積もり、びっくりしました。
なんという天気でしょう。こんな片寄った天気では、作物の管理に大変神経を使います。
苺にどの位水を与えるのか、天気によって決めるのですが、「あれ、また雨が降ってきた」という具合で、今度は病気の心配が増します。
 今年の秋は一日晴れの日が何日あるのでしょうね。ここで考えているうちに今年も終ってしまいますね。
 来年こそ"びっくりするような"天気にはならないでほしいですね。何事も平和≠ェいいです。
(五月女)


12/7付
 今年もあとひと月足らず。この一年を振り返ってみると、初孫の誕生や家族全員健康で過せたこと、更には農作物の豊作など、我が家にとっては良い年となりました。
 国政の面では、TPPの承認や農協改革が焦点になりましたが、TPPの方は先行きが大分怪しくなり、また農協改革も問題の先送り等、何ともスッキリとしない形になり、結局は農政の失敗を国民の目からそらす為の方便だったのでは、と思えて仕方ありません。
 農業従事者の高齢化が急ピッチで進む中、日本国民の食糧をどうやって安定的に供給し続けるのか、もっと真剣な議論を来年こそ望みたいと思います。
 一年間ありがとうございました。
(塚原)


12/13付
 本年も押し詰まってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 今年は暖かいと思っていたら、急な寒波到来の積雪、晴天が続かず、雨の多い天候で、野菜の生育にも影響し、価格も高騰しており、皆様にご迷惑をおかけしております。
 我が家のミニトマトも、晴天が続かないせいか花芽の定着が悪く、収穫量が安定せず苦戦しております。ハウス栽培でも、本当に天候に左右されます。毎年違う問題を解決するべく策を練っております。早くスッキリとした晴天が続くよう願っております。
 年末、ご多忙の折ではございますが、お体にお気をつけて、健やかなる新年をお迎えください。
(藤沢)


12/21付
 今年最後の記事になりました。
 最近、今年の一皿に"パクチー料理"が選ばれました。
私の家では、1〜2年前から直売所用に栽培しています。このニュースで注文が増えました。
売れる野菜のヒントは、TV、新聞、お客様の声など、いろんな所に落ちています。それを予想して、当てた時の嬉しさ。だから野菜作りはやめられない、のかなと思った出来事でした。
 来年もよろしくお願いいたします。
(稲葉)


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