農業風景の日常詩
あぜみち・32
   

5/8付
 立夏も過ぎ、まさに風薫る5月の始まりです。
芝桜、藤、つつじ等々花の名所は大勢の人たちでにぎわっています。
 我が家のゴールデンウィークは田植えで大忙しでした。苺を収穫しながらの田植えは大変です。夫はトラクターに乗ったり、田植機に乗ったり大忙し。私も、田植機では植えられない田んぼのはじを補植。この仕事は腰が痛い。広い田んぼ一面、腰をかがめて田植えをした昔の人を尊敬します。
「一粒も残さず食べなさい」という言葉。農民を尊敬してるんだなあと思いました。
(五月女)


5/14付
 田植えも佳境に入りました。きょうは冷たい小ぬか雨。空を見上げながらの田植え待ち。毎日違う天気と気温差で身体がついて行くのもしんどい。早く落ちついてほしいものです。
 そういえば、カエルの鳴き声も心なしかいつもの年より寂しく聞こえます。いやしの歌声なのですが!
 空が明るくなったような。あとひとふんばり、痛む腰をなだめて出かけましょうか。
(猪鼻)


5/21付
 毎年この時期、今年収穫する米の出荷契約をJAと行いますが、自民党政権に変ったことで、これまでの「農業者戸別所得補償制度」が「経営安定対策」に変わり、新規需要米(飼料米や米粉用)については、面積契約から数量契約に変更となるなど、前政権との違いを出そうとしていますが、交付金の中身についてはほとんど変わっていません。
 そんな中、先日安倍首相が今後10年間で"農業所得倍増計画"なるものを発表しましたが、農業従事者の高齢化や後継者不足、更にはTPPとの整合性等を考えると、民主党のマニフェストではありませんが、そんなに大風呂敷を広げて本当に実現可能なの?と、つい疑いたくもなります。
(塚原)


5/28付
 まだ5月というのに25℃以上の夏日が続きます。さわやかな5月の風に吹かれる季節だと思うのですがね。また暑い夏が来るかと思うとため息が出ます。
 3月の急な低温やヒョウの被害で、梨の着果率が異常に悪い、との報道がありました。激しい温度変化が、この先作物にどんな影響をあたえるのか心配になります。
アメリカの巨大竜巻にしても地球温暖化のためとか言われています。地球全体の天候が大きく変わってきているようです。天候に左右される農業、今までに増してめげない努力が必要になりそうです。
(五月女)


6/4付
 梅雨時とは思えないほど陽光がまぶしい今朝です。田植えも一段落し、力がぬけたせいか、又風邪をこじらせ、体調不良で二週間。きのうの母親大会も咳が止まらないので断念。
 ネギの定植も遅れぎみ、何とか準備を終えて雨が降る前に終わらせたいものです。
エプロンの紐を結び直して、作業開始です。
(猪鼻)


6/11付
 我が家で玄米食を始めるキッカケを作ったアメリカ在住の弟がしばらくぶりに来日して一週間滞在しましたが、玄米食に切替えてから10kg位体重が減り、医者には更にあと5kgは減らすよう言われたとのこと。アメリカに渡ってから35年、食生活の違いもあってか太り始め、最初に心臓、次に目に症状が出、診察の結果、糖尿病と診断され、本気で食事療法に取り組んだようです。
 食事は玄米を茶碗で軽く一杯位で、それ以外は何でも食べますが、全体の量を少なくすることで胃が小さくなり、以前のように大食をしなくても済むようになり、結果として体調も良いらしく、日本にいる間毎日元気に動きまわっていました。
 私達も玄米食にして5ヶ月、家内も私も体重が減り、胃腸の調子も良いので先が楽しみです。
(塚原)


6/18付
 やっと苺の出荷シーズンが終り、ホッとしています。それでものんびりする時間はなくて、次の作付する苗の手入れに大忙しです。
 先日、苺組合の母さんたちで出雲方面に出かけてきました。
「苺の出荷時期は長くて、忙しい忙しいで終わってしまう。せめて一ヶ月に一度でいいから趣味の会とか、学習会とか参加したいよね」というつぶやき。何とかしなければ、このまま同じくり返し、今年こそ何とかしてみようという事になりました。
とても難しい宿題ですが、年齢だからとか、言い訳していないで、やってみようと思います。
 とても良い旅のおみやげです。
(五月女)


6/25付
休載です。


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