農業風景の日常詩
あぜみち・27
   

7/3付
 最近、あちこちの直売所に出荷するようになってから、野菜の栽培品目や面積も増やした為か、出荷のない日など処分に困る程です。特にキュウリやトマトは成長が早く、収穫が追いつきません。その他にもニンジン、アスパラ、ズッキーニ、カボチャ、ニンニク、スナップエンドウ、ジャガイモ、ピーマン、パプリカ、キャベツ、スイカ等、種類は豊富です。
 いよいよナスの出荷も本格的に始まり、朝早くから働いて食べる朝食は格別ですが、米をはじめ、味噌、梅干し、全て自家製で安心なので、余計においしく感じるのかも知れません。
(塚原)


7/10付
 むし暑い日が続きます。アブラゼミも鳴き始めました。
 先日、母の付き添いで病院へ行きましたが、室温29℃はあるのでは、と思う暑さの待合室にびっくりしました。気が付けば、スーパーもデパートも、急いで上着をはおるほどの冷房はしていませんね。家へ帰ってから頭痛がしたりしなくなりました。省エネが体にもいいようでありがたいです。
 夏は暑いもの。汗をかいて野菜をたっぷり食べる。これが体に一番いい。電気を使って体を冷やし、サプリメントで体温を上げようなんてバカバカしい事です。
 新鮮なきゅうり、ナス、トマト、おいしいです。
(五月女)


7/22付
 背中がジリジリと熱い、草カゴのヒモが腰にくいこみ、ギシギシ痛む。四つん這いになり、汗と泥まみれ。出穂(しゅっすい)の前に終わらせなければ、と必死に前へ前へ・・・。今日で何日目か。
 きょう(7/16)の「さよなら原発10万人集会」に参加できなかった事は悔やまれますが、想いは一つ。
 福島の事故の検証もないままの大飯原発再稼動はもってのほか、汚染されてからではこんな苦労も水の泡です。
(猪鼻)


7/24付
今週はお休みです。


7/31付
 連日の暑さで人間の方はかなりバテ気味ですが、作物の成長は待ったなしで、先日田植えをしたコシヒカリの茎をカミソリで切って調べてみると、幼穂が5cm位に育っており、急いで追肥。ナスも葉かきや剪定作業が追いつかず、ネギの定植や人参の播種等、仕事は山積していても、体がついてゆけない状況が続いています。
それでも今の頑張りが実りの秋に結果として表れてくるので、熱中症対策を十分にして働いています。
 頑張りといえば、オリンピックで地元出身の二人(水泳と柔道)の選手が銅メダルを取り、久々に明るいニュースです。
(塚原)


8/7付
 今日はサッカー、今日は水泳、毎日オリンピックでがんばっている若者に声援を送っています。が、しかし、暑い日が続きます。
 仕事もそうそうさぼってばかりはいられず、若者たちに向けた掛け声を自分に向けて掛けてはみますが、やっぱり目のくらむような強い陽射し、地面から湧き上がるような熱風には勝てず、早々に畑から逃げ出す毎日です。
 暦の上では"立秋"とか。一日も早く涼しい日が来てくれますように、と願わずにはいられません。
体力、気力では乗り切れそうもないので、無理せず、涼しくなるのを待つべきでしょうね。そうしましょう!
(五月女)


8/21付
 残暑お見舞い申しあげます。 立秋を過ぎてもまだまだ暑さは続くようです。体調管理はまず食事から、と「ごはん」は毎食欠かせません。
 あれ程きれいに取ったはずの「ヒエ」は稲の穂に負けじと穂を伸ばし、目立っています。猛暑の中、完全装備で田んぼの中へ。汗びっしょりだけど、来年に持ち込むと目も当てられなくなります。(穂がこぼれてヒエだらけになってしまう、ということ)
それでも田一枚終るとスッキリ、気持ちイイー!
 オリンピック報道の陰にかくれ成立させた"消費税増税"。同じように力をあわせ、きれいに抜き取りスッキリさせたいものです。
(猪鼻)


8/29付
 モーレツな残暑と雨不足で畑が乾燥していて、秋野菜の作付けが全くできない状況になっていますが、アメリカでも半世紀ぶりの大干ばつで、トウモロコシや大豆の相場が高騰していて、日本にも影響が出てくるのは必至だと思われます。
 最近の地球規模で続く異常気象や、世界的な食糧不足を考えたら、いつまで4割もの減反政策を続けるのか本気で考える時期にきていると思います。
そんな中、我家からあまり遠くない所に、JAのライスセンターを建設中ですが、これは今後増えることが予想される、米粉や飼料米を専門に扱う施設で、遅ればせながら、安易に外国からの輸入に頼る事を止め、少しでも自給率向上につながるキッカケになればと期待しています。
(塚原)


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