農業風景の日常詩
あぜみち・14
   

5/5付
 今日はこどもの日ですね。
気温は夏!です。昨日も一昨日も暑かったですが、今日も暑いです〜。 野菜はまだ少し高いですが、なんとか落ち着きそうな感じがします。
野菜離れが進んでしまうのは残念ですし、なにより野菜を摂らないのは体にも悪いですしね。

 もう田植えの時期になりました。早いものです。 ここに来て長雨、寒さもおさまり、なんとか稲には悪影響がでなければと思います。 やはり農作業は天候に左右されますし、気温にも大きく影響されます。 ここのところの異常な気象は、農業にとって、なかなか困り者です。
これからの地球はどうなっていくのか、いろいろ心配させられる気候でした。

 大切な地球、皆で守っていきたいですよね。
(職員com)


5/15付
 当産直センターで直売所を始めて7ヵ月になります。
私も時折、スーパーの野菜コーナーを見て回りますが、生産者の視点から見ると、鮮度や品質が悪い割には値段が高いのに驚きます。
それに比べたら直売所の商品は新鮮で安いと思う。
 先日、小山ジャスコ店で直売所「野菜の駅」を作るので参加しないかとの話もあり、この直売所ブームが流通革命を起こすのかどうか気になります。
(塚原)


5/18付
 暑い寒いのくり返しで、心配事の連続の春でした。
それでも植物たちはたくましく(?)いつものように緑の葉をひろげ、風薫る5月となりました。
 何事もなく無事収穫できるのかしらと、毎年田植えが終ると思います。
大自然の力をたよって生活する農業、大変な仕事だナー。
 農業を始めて30年以上、よく続けてこられたものだと、自分で自分をほめてあげたくなります。
でも、だいぶいい加減に生きてきた気もするので、あまりほめてもいけないかな。
(五月女)


5/25付
 宮崎県内で口蹄疫が多発して、牛豚など10数万頭が殺処分されることに。最終20万頭を超えるとの見方も。
なぜこうなってしまったのか、今はその原因究明より、いかにして10キロ圏内に封じ込めるかが優先も止むを得ないが、日本の畜産の急速な規模拡大主義による密飼いを危惧する専門家もいたと聞く。
それも今後重要な反省点でしょうか。
その10キロの丸の中で200頭の肉牛すべて処分が決まった農家の主人が、処分の日までの飼育代は補償されるが、その別れの日までたっぷり飼食させてやりたいと、赤字覚悟で追加発注したと言う。
「畜」の上に「家」がつく「家畜」は「家族の一員ですから」とその主人の心、それも「農のこころ」なのでしょうか。
では又
(国母)


6/3付
 少し遅めの田植えもようやく終って、一息つきたいところですが、野菜農家はいつも仕事に追いかけられているような気がして、休みがとれないことが悩みの種です。
 これから一番果の収穫も始まったナス畑の手入れや春人参の出荷、ネギの播種や定植、その合間に田んぼの管理等々。それでも就職難のこの時代に毎日仕事があるだけで幸せ、そう思って頑張っている毎日です。
(塚原)


6/8付
 苺の出荷も5月いっぱいで終了。
時間に追われる毎日から解放されて気持ちがゆるんだせいか、デレーっとして何をする気も起こらない私です。
忙しい時はあれ程、時間があったら温泉に行きたい、ハイキングに行きたいと思っていたのですが―――。今は、明日も時間はあるしと後回しになっています。「大事な用事は忙しい人に頼め」とはよく言ったものです。本当に忙しい時のほうがあれこれやるものです。
今はもう少しボーっとして、心と体が動き始めるのを待つことにします。
(五月女)


6/16付
 全くの私事ですが、なんと今日6月14日、しのびよるようにやってきた梅雨のように、わたしめに80歳の誕生日が訪れました。とうとうというか、待ってましたでもありませんが、大晦日の次の日は元旦と決まっているように、この摂理に背くことは出来ません。
 よく、同年か、3つ4つ年下の方々から、やれ寝つきが悪くなったとか、もの忘れがひどくなったとか聞かされます。そんな時、わたしは決まってこう言います。「当り前田のクラッカー、でしょ、夜はバタンキュー、朝は頭冴えざえ、仕事バッチリなんて、この年で、その方が余程変でしょ」聞いたご本人、何度も同じやりとりしてるのに、あらためて納得、にっこり。そんな日常がつづきます。
では又。
(国母)


6/22付
 久しぶりに明るいニュースをひとつ。
 先日、何年かぶりにホタルの舞う姿を目にしました。ここ数年、ホタルの目撃情報は目にしていましたが、今年、近くで大発生との話を聞き、早速見に行ったところ、数十匹のホタルが用水路の上を飛んでいました。
 期待していた程の数ではありませんでしたが、懐かしさで感動しました、私が子どもの頃見た、あの幻想的な光景を、今の子どもたちも見ることができそうです。
(塚原)


6/29付
 夏椿の白い花が咲いては散るのを見ていると、緑の葉の間の白い花がなんとも涼しげでホッとします。
 毎日むし暑くて、何をしていても汗が流れます。まだ7月8月9月と暑さの本番はこれからなのに、ため息が出ます。梅雨寒とかいって、長袖でも寒いような日があって、それから暑い夏というパターンが普通だと思っていました。熱帯の空気がそっくり日本の上空にやってきた気がします。そのうち、マンゴーやパパイヤが宇都宮でもりっぱに実りそうな気がします。
(五月女)


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