iBook SE 466
(長期拝借機) : 2003.1-2004.1
[PowerMac7200/120] [PowerMacG4 400] [PowerMacG5 Dual2GHz] [iBookG4 800]

 早く研究室にも新世代Macを入れてほしいところだが、PM9600/300と初代G3/DT300の2台を入れたきり更新がなく、MacOS Xが使えない状態が続いている。
 2002年〜2003年の冬、学会発表の準備のため研究室で私用に使うMacOS Xマシンが必要になり、従姉より初代iBook SE (G3・466MHz)を長期拝借して研究室に持ち込み、簡単な作業/ネット/プリントアウト司令用マシンに使いはじめた。流石にグラフィック関連に使うには液晶画面の画素数とマシンパワーが足りないので、ほんとに補助的なマシンだったが、持ち運びできる点も含めて重宝した。3月の九州(博多で学会+長崎)・8月の長崎旅行でも携行。
 この初代iBookはクラムシェル(貝殻)型の、初代iMacのノート版として派手に登場した機種の最初のマイナーチェンジ版。iBook登場と同時にAppleはAirMacという無線LAN(IEEE802.11b)を大手メーカーでは初めて導入し、しかもわかりやすい形で提供した。このiBookSEにも組み込まれている。また、登場当初のiBookにはFireWire (IEEE1934)端子が付いていなかったが、このiBookSEにはFireWire端子も付属。

 ノートパソコンとはいえデザイン重視で決して軽くはなく(丈夫ではあったが)、また画面が非常に狭いために、現在の実用機としてこれ1台で全ての目的に用いるのにはちょっと辛いかもしれない。最新版のMacOS X v10.4も動くが、あくまで「動きますよ」程度だし。
 その後、iBookは現在の筐体(12インチ画面で1024pixel×768pixel、USB端子x2)のオーソドックスなデザインに生まれ変わり、値段と性能とコンパクトさのバランスのとれたMacとしての位置を今に至るまで維持している。
 独特の丸いデザインは実用性を通り越して好きなデザインではある。今のAppleではもう現れないであろうデザインだが。なおこのiBook、白い部分は透明ポリカーボネートの裏側から白で塗装した素材、着色部分(このマシンはグラファイト)はラバー素材という、ものすごく凝った出来になっている。このあたりの質感の高さは素材が変わっても今のMacでも変わらない。

 2003年秋にiBookがG4化されてすぐに俺Macモバ1号として導入、このiBookSEは使用を終了して翌年初めに返却。現在も従姉宅にて時々調子を診てます。

■OS:購入当時の付属がMacOS9.0.4。借用時には既に最終版の9.2.2になっていて、MacOS X(v10.2)も入れてあった。もちろんデュアルブート。主にOS Xで使用、細かいアップデートを繰り返しつつ、最終的にはv10.3"Panther"に入れ替えてから返却。

機種 iBook SE 466
CPU PowerPC G3(PowerPC750) 466MHz
Backside L2 Cashe: 256KB
System Bus Clock 66MHz
Memory 192MB PC100 SDRAM (64+128MB)
Graphic ATI Rage Mobility 128(AGP 2X) Graphic Memory: 8MB SDRAM
Hard Disk 10GB(TOSHIBA) ULTRA ATA/33 (33MB/s)
Internal Disk Drive DVD/CD(MATSHITA) ATAPI DVD:6x/CD:24x
Ethernet 10/100BASE-T
Wireless LAN AirMac (IEEE802.11b, 11Mbps)
Port USB1.1 x1・FireWire400 x1・Mini-Phone(Sound+Video out)
Modem 内蔵-Apple純正(V.90-56Kbps)
Display 12.1inch TFT, 800pixel x 640pixel
Size 344mm x 294mm x 平均46mm, 3.1Kg