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G4導入から4年ちょっとが経過。OSのアップデート、ADSL導入やHDD・メモリの増設もあって、ネット等での使用にはさほど不便はないものの、画像関連の処理や巨大ファイルの計算、動画再生などではG4・400MHzには不具合が出てきたのも事実。ということで2005年5月にPowerMac G5に交替することになった。
PowerMac G5は64ビットマシン。それもこのDual 2.0GHzモデルはデュアルCPUである。いずれIntel MacになるとデュアルCPUはなくなるかもしれないが(上位機種はデュアルコアになる筈)、現在のMacでは最強の証ではある。最上位機種は2.7GHz、熱対策で水冷になっているが2.0GHzは空冷式。アルミ製筐体の前面と背面がすべてメッシュになっているという風通しの良さ、側面のパネルを外すと内部パーツが整然と配置されていて風の通り道をスムーズにしていることがよく分かる。HDDもG5ではシリアルATAを採用しているため従来のようなフラットケーブルが不要となり、これも風通しの良さに役立っている。
この購入から1ヶ月後には衝撃のIntel採用のニュースが正式に流れた訳だが、次に買い換える頃には確かにIntel Macになっているだろうけど、当分は無関係かな。CPUが変わっても使用感や操作法が変わるわけでもないし。
それにしてもPowerMac G5はデカい。これまでの青G3・G4で使われてきたポリカーボネート筐体(通称ポリタンク)と最大幅はたいして変わらないが、高さが更に増した。もうひとつのモニタ分離型デスクトップのMac miniが極端に小さいだけに、余計にその巨大さは目立つ。
使い勝手としては、G4までは背面にしかなかったUSBとFireWire端子が1つづつ前面にも付き、特にハブを増設しなくても使いやすい位置にiPodやUSBフラッシュメモリを接続できるようになった。またアナログ音声出力以外に前面にヘッドホン端子が付き、光デジタル音声入力/出力端子も用意された。こうなるとスピーカーもいいのを用意したくなってしまうなぁ。
モニタはG4時代からのApple Studio Display 17インチを引き続き使用。このため、接続端子がStudio DisplayのADC(Apple独自のデジタル規格でケーブル一本でモニタ・USB・電源すべて接続される)とG5のDVIを変換するためのキットも必要となった。これが意外に高かった…。しばらくはこれを使っていかないとなぁ。将来的には20インチや23インチのワイド画面の現行ディスプレイにしたいが。
■OS：このモデルはMacOS X v10.4"Tiger"発表と同時に発売されたので当然、購入当時の付属はTiger。Classic環境はMacOS9.2.2。現在Tigerはv10.4.2まで進化中。
■購入後の仕様変更：購入時にメモリとHDDを増設、モニタとの接続用にADC-DVI変換キットを購入。また、2005年8月にApple初のマルチボタンマウスであるMighty Mouseが登場して購入、付属マウスと取り替え。やはりスクロールしやすいのと右クリックは楽ですな。あとはUSBハブが1.1仕様なのでUSB2.0対応のものに替えたいところだが。