Power Mac G4 400 (Gigabit Ethernet)
俺Mac2号: 2001.1-2005.5
[PowerMac7200/120] [PowerMacG5 Dual2GHz] [iBookSE 466] [iBookG4 800]

 1997年2月からPower Mac7200/120を使ってきた4年間の間にAppleは大きく変わった。次世代OSの自主開発の断念とNext社買収、それに伴う伝説のApple創業者Steve Jobs復帰、Microsoftとの提携、そしてiMac発売。以後のAppleの復活は今更書くまでもないだろう。
 デザイン的にもiMac以降のトランスルーセントを基調としたデザインで新Power Mac G3・G4、そして初代iBookが登場し、その後Powr Book G4以降はでアルミ地肌の筐体(PowerBook G4・Power Mac G5・Mac mini・iPod mini・Xserve)と真っ白なプラスチック筐体(iMac G4/G5・eMac・iBook・iPod)の2本柱となっている。

 こういう中、流石にPowerPC 601-120MHzではツラい状況が増えてきたことや間もなく登場する全く新しいUNIXベースの次世代OS "Mac OS X"に対応できないため、借金して本体を買い換えることにした。そして導入したのがPower Mac G4 400。しかし今回もまた、買って1週間も経たないうちにAppleが新ラインアップを発表、G4は466MHz〜になったのだった…。まぁ400MHzで遅いと感じることはないし、新ラインアップは最上位機種位外はDVDドライブが外れCD-Rになったので、既にCD-Rを持っている俺としてはたいして悔しくないが…、数日遅く買っていたら6万円ほど安く買えたのに…(T_T)
 導入当初のG4の速さには感動した。今迄の7200/120の動作がウソのような軽快さ。AGP 2Xスロット+ATI RAGE 128 PROという組み合わせで当時としてはグラフィック描画がかなり高速でもあった。ハードディスクのデータ転送速度もUltra SCSI外付と比べても3.3倍、内蔵では6.6倍になっている訳だし、システムバスクロックが倍以上になってるのだから当然ってば当然だけど。
 今迄は限られたメモリ/ハードディスク/CPU性能で如何にうまく使うか、ということで軽いソフトを組み合わせてちまちまと作業することも多かったけど、これからはデカいソフトを贅沢に使える訳で、これが一番嬉しいことだったり(笑)。

■OS:購入当時の付属がMacOS9.0.4。その後MacOS9.1→9.2→9.2.1→9.2.2と推移したところでMacOS9は開発を終了、いよいよMacOS Xの時代を迎えることになる。
 2001年10月、v10.1登場を機にMacOS Xを導入。当初は9.xと併用だったが、v10.1.5となった2002年春頃からOS Xをデフォルトで使うようになり、夏のv10.2"Jaguar"登場で移行をほぼ完了。その後2003年秋にはv10.3"Panther"が登場、最終的に10.3.9まで進化した。
■購入後の仕様変更:Power Mac 7200/120の頃はまだADBポートにキーボードとマウスを、シリアルポートにモデムとプリンタとMIDI機器を接続していたが、iMacの登場以後はすべてUSB接続になった。このためFDドライブ(まぁ滅多に使うことはないと思うが…)なども入れたが、手持ちのMIDI機器は結局USB-MIDIインターフェイスを導入、FDアダプタで読み込んでいたデジカメのスマートメディアはリーダーを購入した。プリンタはUSB-シリアル変換ケーブルを使ってなんとか対処。これを使うと内蔵モデムが使えなくなるのだが、後にADSL接続になったのでさほど問題ではなくなった。
 そして3月末、ついにADSL導入。これで通信環境は一変した。まぁとにかく速いし常時接続だし。電話代を気にして夜中に繋がりにくい環境の中ダウンロードで夜更かしすることも少なくなった。CD-RやスキャナもUSB接続のものが手に入り、7月にはモニタも液晶の17インチApple Studio Displayに交替。2002年2月よりADSLを1.5Mbpsから8Mbpsに高速化。メモリも購入後折を見て512MBづつ増やしていき、最終的には1.3GBになった。
 2003年4月、内臓DVD/CDをDVD-RW/CD-RWに交換し、Appleの標準環境でCD・DVDを焼けるようになった。同時期にスキャナも交替し、Midi関連を除いて使用環境のMac OS Xネイティブ化をほぼ達成(これまで使っていたスキャナは今はなきUMAX製でOS Xドライバが無いがClassic環境でも動作した)。8月にADSLを24Mbps化(たいして速くなっていないが)、10月末よりADSLモデムをVoIP機能付きルータ内臓タイプに交代させてOS側のPPPoE機能の使用を停止。さらにその後、内部にULTRA ATAカードを増設の上内臓HDDを追加。
 Power Mac 7200の頃から使ってきたプリンタがMacOS Xでは使えない点も、2003年秋に新プリンタを導入して解決。MacOS X v10.3からFAX送信機能が標準で付いてくるようになったので、これでMacOS 9起動にいちいち切り替えなければ動かないのはMidi環境だけになった。 こればかりはYAMAHAが早く対処してくれないとどうにもならないけど…、このままだとLogic Expressを導入して解決することになるでしょうな。

 2005年5月、新Power Mac G5の発売と同時に買い換えたためG4も遂に退役。ただし、現在では貴重となったMacOS9・MacOS Xのどちらでも起動できる(デュアルブート)マシンのため、廃棄・売却せずに保管することにした。現在は部屋スペースの都合からよそに預けてある。ネット等に使う程度なら今でも十分な性能なので、いずれ復活させる予定。

機種 Power Mac G4 400
CPU Power PC G4(MPC7400) 400MHz
Backside L2 Cashe: 200MHz 1MB
Logic Board Mystic (100MHz: 800MB/s)
Memory 1344MB PC100 SDRAM (64+256+512+512MB) 購入当初は64+256MB
Graphic ATI RAGE 128 PRO (AGP 2X) Graphic Memory: 16MB VGA+ADB
Hard Disk 内蔵 20GB(WDC)+ 80GB (Maxtor) ULTRA ATA/66 (66MB/s)
内蔵 120GB(HITACHI) ULTRA ATA/133 (133MB/s)
購入当初は20+60GB
Internal Disk Drive DVD-R/CD-RW DVD:12x/DVD-R:4x/CD:32x/CD-R:16x (PIONEER DVR-104) ATAPI ・Zip (Iomega)購入当初はCD/DVD(HITACHI)
Ethernet 10/100/1000BASE-T (Gigabit)
Port USB1.1 x2・FireWire400 x2・Mini-Phone Sound(In/Out)
Modem 内蔵-Apple純正(V.90-56Kbps)
Ultra ATA Card AEC-6280M (ACARD) ULTRA ATA/133 (133MB/s) 購入後に増設
Monitor Apple Studio Display 17 (17inch TFT: 1280×1024) 当初はAppleVision1710
Printer EPSON PX-G900 (8色顔料インク・USB/FireWire接続) 当初はEPSON PM-700C
Scanner EPSON GT-8700 (USB接続) 当初はUMAX Astra1200