nplay55
ローランド SC-55 用 MIDI プレイヤ
開発時期: 1993-1994
動作環境: NEC PC-9801VM 以降、MS-DOS 3.3 以降
開発環境: Turbo C++、Turbo Assembler、master.lib
開発動機:
当時の SC-55 用楽曲データの中には非常に技巧的で、どうやってその音を作っているのか想像すらつかないものがあった。このような楽曲データの中身を調べるのに適したツールが発見できなかったので作成した。
開発過程:
「パソコン通信」時代のもっとも思い出深いプログラム。このときの経験でC言語がそれなりに使えるようになった。大学生〜院生時代に楽しみながら書いたプログラム。
要望されても実装できなかった機能はあったが、少なくとも自分が思いついた機能はほぼ全て実装でき、その点では満足いくものとなった。
また PC-9801VM で可能な限りのグラフィックと、楽曲の解析に対して効果的なビジュアルエフェクトを追求し続けた。表面的な美しさだけではだめで、それと同時に使いやすくしなければと考えていた。現代の PC でなら DirectX や OpenGL を使えば簡単にできるようなことでも当時は苦労した。
就職で忙しくなり、また PC-9801 + DOS の時代が終わり開発終了した。やり足りないことはなかったわけではない。しかし、一つのソフトウェアの制作にここまで没頭できたことが今では奇跡のように思える。
特長:
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•全コントロールチェンジモニタ
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•全エクスクルーシブメッセージモニタ
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•MIDRV、MIDCNV(by Youderng 氏)との連携による RCP ファイルのサポート
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•プログラムチェンジモニタ
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•ピアノロールモニタ
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•ドラムインストゥルメンタルモニタ
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•キーボードモニタ
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•コピー、移動、削除、LZH・ZIPからの直接再生
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•プログラム演奏
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•リピート演奏
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•シャッフル演奏
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•ギター/ベースフレットモニタ
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•タイムラインモジュレータ
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•調性判定とコード進行解析
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•コードネーム解析
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•MIDI IN モニタ
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•エフェクト、パラメータのシームレスな送受信
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•音源のスナップショット機能
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•ソロ、ミュート
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•スマートポーズ、スマートスタート
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•早送り、巻き戻し、フレームスキップ
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•AB間リピート
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•同時発音数モニタ
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•データの密集度警告
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•存在しないプログラムチェンジの警告
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•フォント、グラフィックのユーザによるカスタマイズ