ケニア編−第13話 ナクルの朝はライオンに迎えられて
  3月21日(水)

レイク・ナクル・ロッジにて

  今日も早起きして、6時30分には食事へ行く。大自然の中なので、昼間でも気持ちいいの
 だが、やはり朝の空気は格別だ。

レイク・ナクル・ロッジ


(ライオン特集へ)
 朝食の後、7時にサファリへ出発すると、ロッジのすぐ目の前で、
いきなりライオンの群れと遭遇した。オスのライオン1頭に、メスの
ライオンが5〜6頭もいる。なんともうらやましい話である。高台の
上から下に広がる草原を見渡すその様は、百獣の王という感じだ。
すぐ近くを2頭のセグロジャッカルが歩いて行くが、1頭のメスが
威嚇のためなのか軽く追って行っただけで、追うのをやめると
つかず離れずの位置でライオンの方を見ている。彼らは、ライオンが
怖くないのだろうか?
 そんなセグロジャッカルとは違って、人間にとってはロッジのこんな
近くにライオンがいるなんて、恐ろしい話だ。ちなみに、ロッジでは、
危険防止のため、敷地のまわりに張り巡らされた柵に電気を流して
いるようで、それで中まで入って来ることはないのだろう。

 ライオンに続いては、インパラ、シマウマ
など既にお馴染みになった動物の他、
昨日に引き続いてのウォーターバック、
そして初めてのホロホロ鳥、イボイノシシと
次々に出会う。アンボセリ国立公園でも
そうだったが、朝の方が色んな動物に
会えるようだ。やはり、動物たちにとっても
朝は気持ちがいいのだろうか?
ホロホロ鳥

イボイノシシ

  また、昨日は寝てる姿しか見れなかったヒョウの歩いているところを見ることが出来た。
 ヒョウの先には2頭のインパラがいて、ヒョウの方も身体を低くして狩の態勢をとっている。
 これは、狩りの決定的瞬間を見れるのでは!と思ったが、残念ながら(?)なにごともなく、
 インパラは去って行ってしまった。

インパラの様子を窺うヒョウ

  その後も、しばらくサファリをし、遠くにフラミンゴの絨毯を広げたようなナクル湖を見ながら
 8時30分、国立公園のゲートを出た。

ナクル湖に広がるフラミンゴの絨毯



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