ケニア編−第12話 のんびりシロサイと華麗なフラミンゴ
  ゲートを入ると、前方に大きな湖が見えてきた。ナクル湖だ。湖面がピンク色に染まって
 見える。これがみな、フラミンゴだと言う。いったい、どんな状態になっているのだろう。早く
 近くで見てみたいものだ。
  フラミンゴはおいといて、草の茂る緩やかな斜面を降りて行くと、まずはバッファローの
 群れがいた。あいかわらず、とぼけた表情がなんとも言えない。

バッファロー

インパラ  バッファローの近くには、すでに
お馴染みとなったインパラがいた。
サファリで出会う動物のトップ3が、
このインパラとシマウマ、そして
ガゼルではないだろうか。いつでも
どこでも、しっぽをフリフリしている
姿を見ることが出来る。

  次は、サルの仲間だ。こんな高い所にいるのをなぜ見つけられるのか不思議だが、木の
 上の方で食事中だったところを、チェゲが見つけてくれた。ガイドブックを見ると、アビニシア
 コロブスという種類のサルにそっくりだが、チェゲは違うと言う。確かに、ガイドブックに書か
 れている分布表でも、ナクル湖は「×」になっている。けれど、比較的近くのアバディア国立
 公園にはいるそうなので、ナクル湖にもいるのかもしれない。後で他のHPなどでも調べて
 みたが、やはり、アビニシアコロブスと思うんだけど・・・

アビニシアコロブス(?)

  同様に、樹上にいるふくろうも発見。近くにはキングバードの巣もあったが、鳥そのものは
 おでかけ中なのか、姿が見えなかった。
  先へ進むと、サファリカーが2台並んで、望遠鏡でなにかを見ている。チェゲによると、
 ヒョウを探していると言う。しばらく、そことその周辺で探してみたが、見つけることは出来
 なかった。諦めて湖畔へ向かうと、バブーンの大群と遭遇した。道の真中で堂々と食事を
 している姿は、箕面のサルを思い出させる。
  さらに先へ進んでいると、無線が入った。どうやら、ヒョウが見つかったらしい。さっそく車を
 そちらへ走らせると、同じように無線を聞いた車が続々つめかけ、現場は大渋滞になって
 いた。それでも、なんとかヒョウの姿を見ることが出来たものの、木の上で寝ているだけで、
 残念ながら動く様子は見れなかった。

ヒョウ(睡眠中)

 ヒョウが気持ちよさげに寝てしまった
ままなので、再度、フラミンゴの待つ
湖畔へ向かって車を進める。
 薄暗い林を抜け、草地に出ると、
ウォーターバックの群れが現れた。
レイヨウの仲間のこの動物は、ふさ
ふさした毛とオスの長い角が特徴だ。
平均で75cm程度で、長いものでは
1m近くなると言う。なお、下の写真の
ように、メスには角はない。
ウォーターバック

オスとメス


シロサイ特集へ
 さらに湖岸へ近づくと、シロサイが1頭、ぽつんとたたずんで
いるのに出会った。ごつい身体だが、目が可愛らしいのは象と
一緒である。
 後から知ったことだが、シロサイは絶滅に瀕しているらしい。
ナクル湖にいるシロサイは、もとからここに生息していたもの
ではなく、保護により数が増えた南アフリカから移入された
らしい。人間の都合で運ばれてきて、彼(彼女?)にとっては
迷惑な話だろう。

フラミンゴ

  目を湖面の方へ向けると、先ほどまで湖をピンク色に染めていたフラミンゴが、無数の
 巨大な群れであることがわかる。いったい、何万羽いるのだろうか。過去には、最高で
 200万羽を超えたことがあると言うだけに、数十万はいるのかもしれない。

フラミンゴの飛翔

  ここは車から降りてもいいと言うので、湖岸に降りてみる。写真撮影をしていると、突然
 フラミンゴが飛びだした。右手の方から順番に、まるで演出されたかのうように続いて行く。
 その美しさと壮大さに目を奪われるばかりである。

5人揃って記念撮影

  車に戻り、ナクル湖を一周するようにサファリを続ける。遠く西の空では、雲の間から
 射し込む陽射しが線で描いたように地面まで届き、幻想的な雰囲気を醸し出している。
  アンボセリでもそうだったが、大自然が作り出すこういった光景は、本当に美しい。

雲の合間から・・・

  昨日から始まったサファリはまだ3回目だが、さすがにここまで来ると、出会う動物は、
 一度見たものばかりになってきた。それでも、ロッジのそばまで来たとき、ついにBIG5の
 最後の1種、ライオンの姿を初めて見ることが出来た。ただし、草むらの影にいる上、既に
 日がかなり暮れかけていたため、あまりはっきりとは見えなかった。残念。明日の朝、もう
 一度出会えることに期待しよう。

  ロッジにチェックインし、夕食を食べる。今日は、フリーウェイツーリストのナイロビ駐在員、
 岩城さんと同席である。岩城さんは、ぼく達と同じ3月17日出発のケニア9日間ツアーに
 添乗員として同行されているのだ。食事は、岩城さんの他、そのツアー参加者の3名と、
 Kさん、Tさん、ぼくとみいの8名でとった。今回初の大世帯。賑やかなのは良いのだが、
 関西系の変なノリの娘がいて、ちょっとついていけなかった・・・

  部屋に戻りシャワーを浴びる。ところが、このシャワー、なかなかくせ者で、お湯の方の
 水圧がかなり低いらしく、温度調節がうまくいかない。お湯だけだと熱いので、水も出すの
 だが、すると水圧で負けてシャワーからはほとんど水しか出ないような感じになるのだ。
 結局、頻繁に水を出したり止めたりを繰り返してなんとか使ったが、大変であった。まあ、
 安宿でもっとひどいことは色々経験しているからどうってことはないんだけどね。



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