ケニア編−第6話 サファリへ出発! ゾウさんにたじたじ
  いよいよゲームドライブ(サファリ)へ出発。相変わらずロッジのまわりには、バブーンがたむろ
 している。中には、なにやら野菜を食べている奴もいる。別に悪いことをしているわけではないの
 だが、その姿を見ていると、なんかふてぶてしく感じてしまう。

バブーン

  また、ロッジ横のゴミ置き場には、ハゲコウの群れがいる。どうやら、生ゴミを狙って集まって
 いるようだ。このゴミ置き場の横は、ロッジの中でもドライバーやガイド向けの部屋がある
 ところらしい。チェゲ、油断してるとハゲコウにつつかれちゃうぞ。

運転中のチェゲ

  そのチェゲだが、なかなかのお洒落さんだ。ぼく達をガイドしてくれた5日の間に、服が変わる
 のは当然かもしれないが、なんと帽子も変わっていくのだ。全部で3種類だったと思うのだが、
 どれも彼によく似合っていて、いい感じだった。

サギの仲間 シュモクドリ(?)

  先ほどナマンガから来た道を戻り、柵を抜ける。まずは、色んな鳥達のお出迎え。大きいのや
 小さいの、カラフルなのや地味なのまで、様々な鳥がいる。チェゲが名前を教えてくれたと思うの
 だが、残念ながらいくつかはわからなくなってしまった。

yellow-necked spurfoul(ウズラの仲間)


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 道を進むと、右手に象が見えてきた。そちらへと分岐する道を
進んで行くと、とんでもないことがわかった。なんと、象がいるのは
道の上で、しかもこちらに向かって歩いて来る。適当な距離をおいて
写真撮影をしていると、だんだんと象が近寄ってくるので、車は
ゆっくりとバックする。タイで象に乗ったことはあるが、やはり野生の
象となると、感じが違う。ゆっくりと歩いて来るだけでも、大迫力だ。
 そんなことをしばらく続けていると、象も飽きたのか草むらへと
入って水(泥)浴びを始めた。もう大丈夫かと安心して見ていると、
突然、ぼく達へ向けて鼻を振り上げてきた。どうやら、車がちょっと
近づき過ぎたらしい。象にとっては軽い威嚇なのだろうが、さすがに
怖い一瞬だった。
 身体は大きく、牙も地面に届きそうなほど長くて立派な象だったが、
小さな目と後ろ姿のお尻は可愛らしかった。



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