俳句ノート

<春8>

更改 2021年04月07日

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NO 備考 ちくわ シニア句会 その他
351

運転を 止めて長閑けし 昼下り

2020,03,05
352 水温む 恋に破れて 残る鴨 2020,03,05
353 廃校の 時計の刻む 里おぼろ 2020,03,20 *2020,03,20
354 春場所の 音よく響く 無観客 2020,03,16
355 摺りガラス 越しの人影 春ともし 2020,03,16
356 春の闇 廃炉に要す 四十年 2020,03,16
357 花菜道紅白帽の点々と 2020,03,20 *2020,03,20
358 裏戸より 出づる人影 家おぼろ 2020,03,16
359 霞みつつ児ら拾ひ行く園児バス 2020,03,20 *2020,03,20
360 目薬の一滴刺さる余寒かな 2020,03,20 *2020,03,20
361 理髪店鏡の中の春の燭 *2020,03,20
362 のんびりと何処へ行くんか春の雲 *2020,03,20
363

老桜や 久闊叙する 母校跡

2020,04,10 2020,04,07
364

単線の 波打つレール 土手青む

2020,04,07
365

流木を 並べ売る店 黄砂降る

2020,04,20 2020,04,07
366

鳥帰る  年々遠く  なる故郷

2020,04,10 2020,04,07
367

啓蟄や 出でし人の世 右往左往

2020,04,07
368

風光る  向ひ二の丸  女の母校

2020,04,07
369

春田打つ 眠りゐる もの 起こしつつ

2020,04,10 2020,04,07
370 春泥の  思はぬ深さ  けんけんぱ 2020,04,20 2020,04,07 *2020,04,20
371

春泥を 重ねかさねて 田畔塗る

2020,04,10
372 蒼空に 白帆を立てて 白木蓮 2020,04,10 *2020,04,20
373

句会みな 投句となりぬ 亀鳴くや

2020,04,20
374 花筏 離合集散 世の慣 2020,04,20
375 卒業生 街角々に 立ち止まり 2020,05,09
376 海峡を 流るる大河 春の潮 2021,02,13 2021,02,05 2021,02,20
377 大㹨 小㹨橋も 飛ぶ柳絮 2021,02,05
378 やぶ椿 父の遺愛の ふみ机 2021,02,05
379

靄々と 川面を上る 春の靄

2021,02,13 *2021,02,20
380

交番の 机上の一花 黄水仙

2021,02,13 *2021,02,20
331

如月の 日影眩しき 鎌を研ぐ

2021,02,13 *2021,02,20
332

燃え立つて 風が風呼ぶ 野焼かな

2021,02,13 *2021,02,20
333 佐保姫や 柳あをめる いたち川 2021,02,17
334

休耕と 決めた畑や 花大根

2021,02,17 *2021,02,20
335 子の問ひに 詰まる建国 記念の日 2021,02,17
336 春寒や パンタグラフの 青びかり *2021,02,20
337

遠筑波  地産地消の  蜆汁

*2021,03,03 2021,03,20
338

野遊びや 父母眠る 永久の森

2021,03,15 *2021,03,03
337

水戸偕楽園
子規詠し なぞへの梅も いま真白

*2021,03,03
338

春雷や 妻代筆の 友便り

*2021,03,03
339 八十路過ぎ 愛でて立ち去る  植木市 *2021,03,03
340

春憂ひ コロナでかはる 街の地図

2021,03,05
341

無音劇 ごとく田夫の かげろへり

2021,03,05
342

白梅に 色の濃淡 ありしかな

2021,03,05 2021,03,20
343

姥捨ての ベンチ外向き 駅の春

2021,03,05 2021,03,20
344

加湿器の くぐもる音や 春寒し

2021,03,05
345

卒業生 街角々で 立ち話

2021,03,15
346 啓蟄や 急くないそぐな えやみの世 2021,03,15 2021,03,20
347 下枝より上枝に移る朴の花 2021,03,20
348 金縷梅の花の縺るる縁切寺 2021,03,20
349 公園の花一番の白木蓮 2021,03,20
350 切株に 掛けて俳人 山笑ふ 2021,04,02 *2021,04,07