------スペイン旅行記------
2005年8月、ついに念願だったスペインへと旅立つ。
8日間という短期間だったが、見たかった作品、見たかった 建物をたくさん観ることの出来た旅だった。旅の思い出とし て書き綴った日記と写真をもとにスペイン旅行記として記録 する。 |
その4(8/5)
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アトーチャ駅内。巨大植物園。
マドリッドを出て暫くはこんなかんじ。
昼食はサンドイッチ、オリーブ、ビール。
ビーチには水着ギャルが・・・かどうかは分からない。 |
8/5(金)----------------- マドリッド バルセロナ 晴れ 今日もトイレの音で目覚める。しかし、強烈だ。7:00起床、7:30朝食後風呂にはいる。9:00過ぎ、三度目の正直、やっと日本への電話が通じる。母親へ無事を伝える。昨日は福島もとても暑かったようだ。マドリッドも暑く40℃。しかしそれ程体感温度は高くなく、日なたの直射日光は強烈だが、日陰は過ごしやすい。湿度がそう高くないためらしい。日なたを歩いていても汗がダラダラという事はほとんどない。 今日は11:45の電車でバルセロナへと向かう。僕にとってスペインの目的地である。デジカメの電池がのこり一本となってしまった(一本消費)。もってくれるといいが・・・。ホテルをチェックアウトしタクシーでアトーチャ駅へ。ホテルから車で5分ほど、3,7ユーロ(約500円)。 アトーチャ駅の長距離鉄道の駅内に巨大植物が!なぜかは分からない。しかしすごくミスマッチ。荷物チェックを通過する。だいぶ前に鉄道爆破のテロがスペインであり、けっこうな死者が出た事を思い出す。無事にバルセロナに着くと良いが・・・。駅内のカフェレストランでユウコさんは昼食用のサンドイッチを買う。僕はビールを飲む、1ユーロちょい。 11:45発アルタリア号乗車。特急列車ながら停まる駅が少なく時速200キロでおよそ6時間ちょいでバルセロナ着の予定。バルセロナをデルとしばらく荒涼とした赤茶けた大地が広がる。本当に何も無い。マドリッドのあるスペイン中央部は内陸性の気候でとても乾燥している。きっとそのせいで植物が育たないのかもしれない。 Zaragoza駅を過ぎた頃から植物がちらほらと見え始め、しだいに一面に畑らしきものや、それ程の高さではないものの木々が見え始める。地中海性気候のバルセロナが近づいているのが、外の景色から感じる事が出来る。 地中海と大陸の境目に沿って北上する。右手には次第に青いものが目に入り始める。そう、それは海。地中海〜!ビーチには日光浴をする水着の人々。バカンス、地中海、なんてゴージャスな夏休み。とは言うものの、途中停車するわけでも無く列車の旅は続く。そして、アトーチャ駅を出発してから6時間後、バルセロナのサンツ駅に到着。駅からはタクシーでホテルまで10分ほど。9,5ユーロ。英語を話せる女性の運転手で少し話をする。車の事。 ---------------- スペインの車事情 ---------------- スペインに来て驚くのが運転が荒い(あくまで日本と比べて)という事と外車が多いという事、そして路上駐車がものすごく多いという事だ。 まず運転の荒さについて。マドリッド空港からタクシーを使ったのだけど、ドライバーのおっさんは120キロでビュンビュン飛ばす。「ここ高速?」と聞いても答えは「ノ」。でも他の車も同じスピードで走っている。信号も無けりゃ車線もいくつかあるから、それはまあ自然だと思うけど、車間距離もあんまり無いのにガンガン車線変更して割り込んだり割り込まれたりする。それを120キロのスピードでやられるとさすがに怖い。オヤジを見ると余裕の表情。こりゃ下手くそは運転できないよなと思う。 二つ目、外車の多さについて。ざっと見る限りでもシトロエン、プジョー、ルノー、アウディ、ベンツ、オペル、BMW、VW、フォード、そしてトヨタ、ニッサン、マツダ、ホンダ、ミツビシ、スズキ、ヒュンダイとめちゃくちゃ外車が多い。その割合は国産車をはるかにしのぐほど。その中でも特にフランス車が多かった。バルセロナで乗ったタクシーはプジョー、タクシーが国産車を使っていない事に少し驚く。スペインとフランスは隣接しているというのがその原因の一つだろう。ユーロ圏の車が多いというのは国土が地続きである事とEU加盟国であるからだろう。ところが以外と言うべきかなんと言うべきかイタリア車はほとんど見ない。スペイン人にとってイタ車は実用的じゃないのかな?日本車もたまに見て、新型のマーチやRXー8を見たときはちょっと嬉しくなった。ロードスターやアクセラもありました。いいよなマツダ。ちなみに圧倒的に外車に押されているスペイン車ですが、もちろん全く無いわけではなく、「SEAT(セアト)」という国産メーカーがあります。たまにしか見かけないんだけど・・・。 そして三つ目、路上駐車のすごさ。「スペインには駐車場が無いのか?」というぐらい道路脇には車が縦列で停めてある。車同士の間隔もほとんど無くて、「これ放置自動車?」と思うほど汚い車も中にはある。こんなの出せるわけないじゃんと思って散歩しながら見ていたら、車1台分(+前後20センチくらい)のスペースにピタリと縦列駐車を決める。感動もののテクニック。あの技術は日本では絶対にお目にかかれない代物だ。あれはホント凄かった。確かにバンパーが凹んでいる車もたまにはいる。でもこれは下手くそと言うより当然だと思う。そのぐらいスペインの路上駐車、縦列駐車のレベルはスゴイ。 ホテル到着。ネットで調べて知ってはいたのだけど、あまりにモダンな建物に感激。スペインに来てからこれまでゴテゴテとした装飾に満腹気味だっただけに、直線的でシンプルで色の統一された部屋がとても嬉しい。ユウコさんも喜んでいる。バスルームもおしゃれ。そして僕たちの泊まる8階の部屋は、とてもとても景色が良い。部屋の窓から遠くに海が見える。そして廊下の窓からは何とあのサグラダファミリア聖堂も見えるのだ!夕暮れに照された初めて見るサグラダファミリアはなかなかに素敵で明日が楽しみになる。 近くのショッピングセンターをウロウロした後、ホテルのすぐそばのレストランで夕食。バイキング方式で一人9,4ユーロ。並んである食べ物はサラダ類、パスタ、米などさっぱりした物が多い。ここ数日しょっぱい物や油っぽい物ばかり食べていた舌にとっても優しい味。何より自分で選べるのでハズレが無い。果物もたくさん食べられる。スペイン料理の中休みには丁度よい食事だ。身体がそろそろサッパリした味を求めるのは日本人だからだろう。 ホテルに戻り風呂。10:00就寝。明日はサグラダファミリア、タピエス美術館をまわる予定。 |
to be continued.......
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