------スペイン旅行記------
2005年8月、ついに念願だったスペインへと旅立つ。
8日間という短期間だったが、見たかった作品、見たかった 建物をたくさん観ることの出来た旅だった。旅の思い出とし て書き綴った日記と写真をもとにスペイン旅行記として記録 する。 |
その3(8/4)
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王宮の中を探検。入ってすぐ。
王様が座った椅子にはもちろん座れません。
シャンデリアもゴージャス
かっこいいぃぃぃぃ。 |
8/4(木)----------------- マドリッド 晴れ トイレの流す音がうるさくて起きる。この部屋のトイレの流す音は凄くうるさい。シュゴォォォォォ。時計は6時30分。外はまだ暗いが人通りはけっこうある。スーツケースを持った旅行者が行き来している。 8時に朝食。今日は人少なし。朝食後ユウコさんが洗濯をしている間、日本へ電話。外出中か繋がらず。繋がらないのに金が戻ってこなくて朝からムカつく。次繋がらなかったらもうかけねー! 10時30分外へ。今日は王宮と王立サン・フェルナンド美術アカデミーを観る。まず地下鉄を乗り継いで王宮へ。一人8ユーロ(1100円ちょい)高いと思いつつ中へ入ると納得。だってゴージャスだもん。さすが王宮!スペインが権威ある時代に建てた王宮で、贅の限りを尽くしただけはある。ゴージャスすぎてゲップが出るよ。ゴテゴテし過ぎていて俺は住みたいとは思わないけれど、ホントに凄いと思う。よく金持ちがゴテゴテと趣味の悪いインテリアの部屋に住んでいるのをテレビで見るけれど、あの極めつけといった感じ。しょぼい小金持ちのゴージャス邸なんて鼻くそぐらいの凄さだった。併設してある武器博物館もすごかった。中世のゴージャス甲冑(馬の甲冑もすごい)とか盾とか剣とか、もう懲り過ぎってくらい細かい彫刻がちりばめてある。贅沢・・・。 次に、マヨール通り、広場、ソルを通ってサン・フェルナンド美術アカデミーへ。カタログにはマヨール通りとかソルはスリが多いとか危ないとか書いてある為か、全く日本人を見かけなかった。だけど全然問題なく、たくさんの人々が歩いている。日本で言う所の新宿とかそんな感じ。これだけ人が沢山いれば、そりゃスリの何人かはいるだろうなと思う。全然平気。親切に危険を知らせてくれるのはいいけれど、それで行動が縛られるなんて本末転倒だ。旅は歩いたりその街の交通手段を楽しんだりするのも醍醐味なんだから。 美術アカデミーに行く途中、ソル近くのバルで昼食。ビール2杯、パエリア、ミックスサラダ、シーフードサラダ、チョリソ、ファンタレモンで計34ユーロ。・・・34ユーロ?5000円?ちょと待てオヤジ、高いよ。何でよどーしてよ?と問いつめるもメニューを見せられると確かにその通り。飲み物とチョリソの値段に不満が残るも、仕方ない。いつものバルと同じと思ってビールとタパスを頼んでしまったのが悪かった。先にいくらか聞けば良かった。 釈然としない気持ちのままアカデミーへ。ここら周辺は歴史ある建物なのか、見る感じ古い建物が多く、装飾がゴテゴテしている。日本のビルくらいの建物がずらりと並んでいるのだが、日本のようにノッペリとしたビルは皆無。新しいビルをポンポン建てるような文化じゃないのだろう。高層建築の文化のほとんど無い日本とは歴史が違うということだろう。 アカデミー入場料は1人2.4ユーロ。客は全くいない。静か。プラドで見飽きたような宗教画が並ぶ。でも一晩寝たせいか、それとも部屋の規模が小さいせいか最後まで飽きる事なく観る。アルチンボンドの作品が思いがけず展示してあり嬉しくなる。2点あってその片方を撮る(ここも撮影可、フラッシュ不可)。作品をジッと観てると、人の良さそうなオヤジ(ここの係員)に「美しいでしょう。写真を撮ってもいいですよ」と言われたが、「もう撮ったよ」とデジカメの画像を見せる。プラドにあったボスといいアルチンボンドといい、他と違った絵を描く人間っていたんだな(異端だな?)と思う。そしてそれを時代が受け入れた事に驚きの気持ちを持つ。 地下鉄を乗り継いでホテルへ。途中夕食のサンドイッチとビールとジュースを買う。スーパーにはなんとアクエリアスがありました!しかもナランハ(オレンジ)!さすがバレンシアの国。スペイン限定ですか? 疲れていて夕食も食べずに9時就寝。寝るつもりじゃなくベッドに横になったら気付く間も無く眠りの世界へ・・・。今日も歩いた。 |