障子岩 - 2000年3月13日更新


■ ルートの紹介

 以下は私が登ったルートの印象です。
 ルートのグレードは、「ルート図」で紹介している 「小林敏さんのホーム・ページ」 のものを載せています。


● 障子岩(1999年2月14日)

多摩自慢(10b/c)
 少しだけ持久力が必要です。 一本目のクリップに自信がなかったら木を使ってクリップしたほうがいいかも?

デルパワーX(10d ★)
 二本目のクリップには注意が必要です。 上部は慎重に行けば問題ありません。 軟弱な私には恐いルートでした。

パワー&ストレッチ(11b)★★★ OS
 かぶりのきついコーナー状の凹角をキョンやステミングを多用して登る。 ステミングして上手に休みましょう。 ヌンチャクを回収するとき、後ろの木に気をつけて。

夏立ちぬ(11a)★★ OS
 下部はかぶっているけれどガバガバ、最上部で少し細かくなるところが核心でしょう。 要所要所にレスト・ポイントがあって登りやすい。

TNT(10a/b)
 やや被り気味の障子岩入門ルート。 ボルト間隔も近目で登りやすい。 簡単な所を選んで登りましょう。
おまけ情報

いとしのエリカ(10c)
 1999年2月14日現在、ルートがドロドロのズルズルのコケコケのネトネトになってしまってます。 登らないほうがいいと思います。

● 襖岩(1999年2月14日)

上様(10d)
 下部は汚くもろいので気をつけて。 二本目のボルトあたりからは岩も普通になり、ここからが始まりでしょう。 最後まで気をぬかないで。

鹿ノ子(10b/c)
 二本目のボルトにヌンチャクをかけるのが少し恐い。 二本目までは見た目以上にかぶりを感じます。 核心は三本目にクリップしてからでしょう。 このグレードが限界の人には勧められません。

桧原御殿(10c/d)
 ヒール・フックからデッド・ポイント。 あまいホールドをうまく効かせること。 上部で右のルートのボルトにクリップすれば恐くない。

襖の下張り(10b)OS
 ハングを越える時の手順とホールドが問題。 よーく探してください。

● 南東面

ジョン・ガーバー(11a)
 核心部のホールドが分かりづらい。 ホールドさえ分かればこっちのもの、なんだけど。

指切りケンちゃん(11b ★)
 核心部のムーブは人によって異なる。 持久力も必要でなかなか面白い。

体型だけでイレブン(10c)OS
 障子岩にはめずらしいカチカチのフェース。 お買い得だと感じました。

ペッペッペの羽田さん(10a)OS
 南東面下の右端にあるルート。 最初が少し難しい。

ジェラシー'95(10c/d)OS
 南東面下の左端にあるルート。 いかにも石灰岩みたいな大きな出っ張りを登ります。

■ 障子岩の概要

 障子岩は赤本(日本フリークライミングルート集)に載っていないせいか、いつ行ってもすいています。 杉林の中の傾斜地にあって、日当たりも悪く、展望もなく、居心地が悪いからでしょうか。 しかしルートは豊富で、クライミング自体は楽しめる岩場だと私は思います。

 障子岩と襖岩は雨後の乾きは悪く、しみだしもあります。 南東面は日当たりが良いので、雨の後でも登れることが多いです。 シーズンは秋から春にかけてでしょう。 でも杉林の中にあって、南東面以外は日もあたらないので、冬はかなり寒いです。 岩質はノッペリとした石灰岩です。5.10 から 5.12 のルートが中心です。

 駐車禁止の立て札のあるところから林道をはなれて林の中へ登ります。 一本道なのでドンドン登ると障子岩につき、道が左右に分かれます。 左にいくと障子岩をへて襖岩に着きます。 右にいくと、青いビニールの屋根の簡易トイレをすぎて南東面へいけます。 南東面へのアプローチは悪いです。 フィックス・ロープにビレイを取るなどして、気をつけてください。

■ ルート図



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