城山

ケレンジ 13a

目次

ルートの紹介

 以下は私が登ったルートの印象です。 ルートのグレードはおもに 『日本100岩場 3伊豆・甲信』 のものを載せています。 この本にのっていないルートについては 『伊豆・城山フリークライミングガイド400』 のグレードを採用しています。

ワイルドボア・ゴージ

 傾斜地の林の中の側壁です。 日当たりや眺めは悪く、居心地はよくありません。 開拓当時に設置された泥止めがくさり、落石が頻発するようになっていますので十分に注意してください。 風の通り道なのでとくに冬は風が吹くと寒いです。
 ルートは少しかぶった長いものが多く楽しめます。 下の方にはルーフのエリアもあります。

スローピー(5.7)OSm 06/04/01 オーバー・ドライブ 11d
 「ジャーニー・オブ・ホープ」のある岩に新しいルートが数本追加されている。 これは一番左のもの。 傾斜のないやさしいフェイスを登る。
イージー(5.9)OSm 06/03/20
 これは左から2本目のもの。 上部のアレートを登るところがポイントでしょう。 イージーというほど簡単ではないかも?
Go Wrong(10b)OSm 06/04/01
 左から3本目のもの。 難しいのは一足と一手のみであとは簡単だった。 私にはイージーの方が難しいように感じられた。
ラ・バンバ(11b/c ★)OSm 07/01/04
 ハングの乗り越しの数手が核心。 わかってしまえばやさしいかもしれない。 雨の通り道なので、取りつきが濡れていることが多い。
ジャーニー・オブ・ホープ(10c)FL
 ワイルドボア・ゴージにはめずらしい80度くらいのフェイス。 下からは見えない上部にもボルトが一本あって、ボルトは全部で5本ある。 上部は簡単になるけど、剥がれそうなホールドもあるので気をつけて。
チャチャチャ(10c)OSm 06/04/01
 「ジャーニー・オブ・ホープ」の左のルート。 自然壁ならでは(?)の登りにくいルートだと思う。
About(11c)RP 07/1/14
 縦ホールドを多用する短いボルダー的ルート。 私は二本目のボルトまでクリップした状態で登りました。 ボルダーが好きな人には面白いかも?
ファンタジー・ランド(10b)FL
 ゴツゴツしていて見た目は簡単そうだけど、登りにくく、ボルトも少し遠目で恐いかも?  2004年12月11日現在、二本目のボルト付近の大きなガバがぐらぐらしています。 これが落ちると危険なので登らないほうがいいと思います。
ラスト・ショー(12a)RP 04/12/23 風の囁き 12b
 3本目のボルトにクリップした後で、左から回り込まないという限定があるらしい。 2本目のボルトにクリップしてからはボルトの右も左も登れそうだったが、私は左を登りました。 11c程度に感じたけど、2本目は右から登らないといけないのか?
レイン・ホール(11b)OSm 09/1/11
 中間部のホールドが分かりづらかった。 かぶり気味のフェイスを登り、最後は傾斜のねたフェイスにはいあがる。 あまり登られていないようで少し汚かった。
シャドウ・トレイン(11b)RP 09/4/11
 前半はややかぶっており、後半は傾斜はないがホールドがあまくなる。 上部が泥で汚く、また、落ちたら木にあたりそうで怖かった。
トゥエロブ・モンキー(12b ★★)
 下部でのボルダーっぽいムーブの連続が楽しい。 上部は少しボルトが遠目だけど、やさしいので慎重に登れば大丈夫です。
オーバー・ドライブ(11d ★★★)
 特に悪いホールドや難しいムーブはないけれど、甘めのホールドが続く持久力が必要なルートです。 上手い人にはオンサイトしやすいらしい。 こまめに手を振って少しでも回復させながら登りましょう。
オレゴン魂(12b/c ★★)RP 06/12/19
 核心のムーブは人それぞれだけれど、私はランジで登りました。 核心部が終わっても、傾斜のないところに完全に立ってしまうまで気が抜けません。 私的には三ツ星ルートなのですが、雨の流れ道にあるルートなので乾いた季節にしかトライできないのが玉にキズ。
風の囁き(12b ★★)RP 09/3/31
 クラックにそって登る持久力が必要なルート。 ジャミングできると有利?  となりの「オレゴン魂」同様、雨の流れ道にあるので濡れていることが多い。
トップ・オブ・ザ・ワールド(12c ★) トップ・オブ・ザ・ワールド 12c
 縦ホールドの多い垂壁をこなし、穴と甘いホールドでかぶったフェースを越える。 リーチがあるとやさしく、私の感じたグレードは12b/c程度でした。 「かさぶた 12c」や「オレゴン魂 12b/c」より簡単だと思います。
ジゴロ(11b/c ★★★)
 最初はやさしいけれど、だんだんとかぶってきて難しくなります。 ホールド・ファインディングと持久力が勝負の素直で良いルートです。 上級者のアップにもむいています。
ジャンバラヤ(11c ★★★)
 これもルート・ファインディングと持久力が勝負です。 「ジゴロ」よりも少しホールドがカチっぽい。 核心が終わっても、最後まで気がぬけません。
モンキー・クライ(12c ★)RP 09/1/11
 人工的な穴付近のムーブが特に難しいが、最後も気が抜けない。 私はプリクリし、核心に長いヌンチャクをかけてから登りました。
ダスキン多摩(12c ★)
 一本目のボルトは「ドカジャ(11b)」と共通で、プリ・クリップだと思います。 二本目のボルトの上で完全に休めてしまうので、ここからがスタートといった感じです。 上部のハングを越えるあたりからは楽しい。 三本指の浅いポケット状のホールドがこなせるかどうかが鍵でしょう。 カチが得意な人には超お買い得らしい。 泥で汚れやすいルートなので、掃除が必要かもしれない。 また、核心のホールドはグルーで固められている。
ドカジャ(11b)
 一本目は遠く、ムーブも悪いので、たぶんプリ・クリップするのだと思います。 最初と最後がかぶっていて、ここがポイントでしょう。 中間部はどうしてもカルカッタの方に行ってしまいます。
カルカッタ(10c ★)OS
 出だしはプリ・クリップして登るルートです。 最初と最後が核心です。 最後の方ではラインどりが大切かも?  中間部はやさしいけれど、だんだん難しくなります。
ロング・ディスタンス(10d ★)FL ポコ○ン大魔王 12d
 ロープ・スケールで40mある長いルート。 でも完全に休める場所が多く、登っては休み、登っては休みといった感じのクライミングになります。 上部は、元々は「ニキータ(5.9)」として造られたものみたいです。 上部を登らないで、ハングを越えた所にある終了点から降りる人も多い。
 50mロープなら、中間部のテラスまでは本当にギリギリでロワー・ダウンできます。 上部のハング下のフレークのようなガバは少し浮いているようなので気をつけてください。
ドライブ・ミー・ナッツ(11b)RP 05/10/1
 最初のハング越え、その上のハング、最後のかぶった壁と難しい部分が三箇所ある長いルートです。 しかし、その間では、十分に休める。 「クロス・ロード」と間違えないようにしてください。
クロス・ロード(10a)OS
 核心は出だしのハングを越える所でしょう。 その後は弱点をついて左に行ったり右に行ったりします。 名前の通りイレブンのルートとクロスするのでルート・ファインディングを間違えると難しくなります。 出だしの部分が崩れて悪くなっています。
スーパー・スター(12a)
 最初のハングを越えるとき、身長がないと三本目のボルトに下からクリップできなくて恐い。 その次のハングは探せばそれなりのホールドがある。 上部も少し難しいが、手前で十分休める。 完全に休める場所が多く、長いわりには登りやすく、お買い得だと思います。
 2004年の年末に、途中のボルトが岩ごとはがれるという事故がありました。 今はボルトは打ち直されています。(2005/4/24記)
イエスタデイ・ワンス・モア(12b ★★★)RP 05/04/23
 ハングを二つ越える11b/c程度の長いルートを登った後に3級程度のボルダー・ムーブが出てくる長いルートです。 自分なりのレストポイントを見つけて核心部までいかに力をセーブして登るかがポイントでしょう。 私は最後は右から終了点へ行きました。 取り付きまで降りるには60mロープが必要です。
ドント・スピーク(12c ★)RP 01/10/21
 ルーフを越える短いボルダー的なルート。 ルーフの部分をこなし、その上に這い上がるまでのボルダー・ムーブの連続が面白い。 三本目のボルトのヌンチャクを長くしておくと下からクリップできて楽です。 12a/b 程度という話もあります。
Child's Play(12b ★★)RP 00/03/11
 出だしのルーフを越えて最後から二本目のボルトにクリップするまでは 11b 程度。 ここからいきなり難しくなり、終了点にクリップするまで厳しいムーブが続く。 中間部が少し汚いけどムーブは面白い。
ポコ○ン大魔王(12d ★★★)RP 07/12/24
 3級程度のボルダー・ムーブが連続するルート。 傾斜がきついので、ガバ・ホールドをつかんでも休んでいる気がしない。 最後のクリップをこなしてからが勝負です。 ワンテン地獄にはまらないように。
バージン・キラー(12a ★)RP 04/03/06 バージン・キラー 12a
 少しいやらしい感じのフェイスを登りテラスへ。 ここからカチを使って右上へ登る。 ホールドの位置が分かってしまえば登りやすいルートなので、お買い得だと思います。 使おうと思えば「心の愛」のアンダー・ホールドが使えますが、使わないで登る設定でしょう。
心の愛(11b)
 下部はバランス、上部はアンダー・ホールドとパワーのルートです。 私はできなかったけれど、オンサイトを狙いやすいルートだと思います。
Angelus(12a)RP 12/02/11
 中間部にあるレスト・ポイントからがポイントでしょう。 最後のボルトにクリップしてから、右のフェースにでて登った。 出だし、私はプロポリスの一本目から左にトラバースしたのだけれど、真下から登る設定なのかもしれない? 核心は短く、リーチによってかなり難しさが変るルートだと思う。
プロポリス(10b)OSm 09/01/24
 ハング越えが二か所あるけれど、どちらも大きいホールドがあって簡単。 トポでは11bになっているけれど、10bの印刷ミスだと思います。
ワイルドX(10a)FL 00/02/27
 全体的にガバの多いルートで見た目よりも登りやすい。 ハングの乗り越しも快適。
ごめんねテラリン(11a)FL 00/03/11
 出だしから傾斜の落ちる所まで登るのがポイント。 中間部からは傾斜も落ちて簡単になるけど、汚くてもろい部分もあり楽しめない。 中間部はランナウト気味。
城山物語(5.9)OS 00/02/27
 中間部の傾斜の緩い部分は簡単だけれどボルトが遠く絶対に落ちられない。 緊張するが、ふり返ると眺めは良い。

インナー・ウォール

ニキータ(5.9)OS
 「ロング・ディスタンス」の上部。 高度感がすごいカンテ状を登る。 でも登られている形跡はあまりない。
セルピコ(10a)OS
 ガタガタしたルートで、左の壁をうまく使うと簡単。 「ロング・ディスタンス」の下部から継続したらロープが重かった。 登られていないので砂砂です。 終了点の少し上には石がゴロゴロしているので落とさないように気をつけて。
スプラッシュ(11b ★★)OS
 「イエスタデイ・ワンス・モア(12b)」の一つ右です。 ハング・凹角・フェイスと変化に富んでいてパワフルで長くて楽しい。 取り付きが悪いのと、最後のフェースが少し苔っぽいので一つ減点。 ワイルドボア・ゴージ下の地面からビレイしてもらって、その地点までロワー・ダウンするなら 60m ロープが必要です。

チューブ・ロック

 ワイルドボア・ゴージを左手に見ながら下ると右に見えてくる小さな岩です。 チューブ・ロックの左側へは、よく滑る「はしご」にのって岩場の上をトラバースして行くので気をつけてください。 ワイルドボア・ゴージと違って日当たりが良く、暖かいです。

椿の森の中で(5.9)OS ドロンパ 12a
 立体的なスラブといった感じのルートです。
イスタンブール(5.8 ★)OS
 傾斜の無い立体的なフェイスのようなルート。 いろいろなホールドが出てくるので変化があって楽しい。 終了点は最後のボルトの真上にあります。
パンク・ジャズ(12a)RP 00/3/11
 出だしから中間部のテラスまでは 11b 程度。 このテラスで完全に休めてしまう。 その上の傾斜の強い部分が、短いけれど難しい。 指の強さが試される穴とカチのルート。
ファースト・サークル(11c)
 カチ系のスラブっぽいフェイスのルートです。 三本目のボルト付近はリーチが影響します。 カチが得意なら楽勝かも?
チャンディ・ラサ(11a)
 コーナーをステミングで登りテラスへ。 そこから上のテラスへ這い上がるのが核心でしょう。
バロン・ダンス(11a)RP 06/4/8
 核心は短いけれど、迷っていると登れなくなってしまう。 テラスから上はやさしい。
キララ(10d)OS
 私は出だしが分かりにくくて苦労しました。 テラスで休んでからの上部はカチがこなせるかどうかが鍵でしょう。
ドロンパ(12a ★)
 かぶったアレートを登る腕が張るルートです。 核心のホールドがガバになってグレード・ダウンか?  取り付きが悪く、ビレイもしにくい。
小春日和(12a ★) 小春日和 12a
 短いけれど傾斜が強いパワフルなルートです。 私にはランジとデッド・ポイントの連続でした。 膝がロックできる所もあります。
レイン・マン(10b)OS
 ハングの下をハンド・ドラバースするボルダーみたいな短いルートです。 少し力が必要だけれど、「もう終わりなの」といった感じでした。
シャムロック(11b)RP 02/12/30
 ボルト二本の短いかぶったルート。 二本目のクリップが悪い。 隣の「グレイシー 11c」より登りにくく感じた。
グレイシー(11c)RP 02/12/14
 ボルト二本の短いかぶったルート。 少しだけホールドが遠かったり、あまかったりする。 お買い得だと思います。
ストーン・フリー(10c ★★)OS
 最初が少しかぶっているけど、探せばガバがある。 ノーハンド・レストができる中間部をすぎ、最後は少しあまいホールドがでてくる。 アップに登る人が多い。
ミウラー(11a ★)OS
 少しかぶっている下部が核心でしょう。 上部はホールドが分かれば難しくない。 出だしはプリ・クリップするルートみたいです。
オンリー・イエスタデー(10d ★)OS
 少し登りにくい感じの出だしを登り、カチっぱいフェイスを過ぎるとテラス状の部分で休めます。 上部は落ちついてホールドを探せば大丈夫でしょう。 ボルトが遠い部分もあるので慎重に。
こんにちはマコロン(11b)
 これを人が登っていると左右のルートにはちょっと取り付けない。 内容はどうあれ、私にはやはり狭苦しく感じられました。
生と死の分岐点(12b ★★★)
 下部は見た目以上にかぶっています。 連続するカチと穴を、体の切り換えしやデッド・ポイントで登る楽しいルートです。 最上部では傾斜が落ちるけど気は抜けません。
白壁の微瑕(12c ★★★)RP 04/12/23
 核心部のムーブができればあとは持久力の勝負か?  ホールドがかけて少し難しくなったけれど、グレード・ダウンしたルート。
ファースト・サークル
生と死の分岐点 12b
白壁の微瑕 12c
フェイト 12a
ストーン・フリー 10c

チューブ下

 チューブ・ロックの下の岩にもスラブのルートが二本あります。

(左)?(5.6?)OSm 06/4/8
 傾斜のないフェイス。 リードを始めたばかりの人でも登れそう。
(右)??(5.7?)OSm 06/4/8
 左のルートよりも短いけれど、スラブっぽくて少し難しい。

二間バンド

 チューブ・ロックに向かって左端の踏み跡をたどると到着します。 下の岩壁を登っている人がいるかもしれないのでアプローチも含めて落石は厳禁です。 取り付きは斜めだけれど明るくて暖かい所です。 しかし時々強風が吹き荒れていることがあり、そういう時には寒いです。 ルートを登ると高度感バツグンです。

インチキキジ(11a)RP 06/4/8 かさぶた 12c
 ポイントは前半部分でしょう。 あとはガバが多く快適です。 ラインをはずすともろい部分も多いのでビレイヤーともども気をつけてください。
かさぶた(12c ★★★)RP 07/1/14
 傾斜のつよい壁を穴とガバで登り、カチと穴を使ってルーフをトラバースする。 パワーか、もしくは技がないと最後のボルトへのクリップがつらい。
電子念仏(11c)RP 07/3/3
 プリクリップのルートです。 最初がかなりもろいので注意してください。 テラスに這い上がるところと、後半部分がポイントでしょう。
フェイト(12a ★★)RP 03/4/22
 前半はケミカル・アンカーが打ってある。 かぶりはきついけれど、ガバの連続で、核心も短く登りやすい。 少しもろいのが玉にキズ。

ライオン・ボトム

 ワイルドボア・ゴージを通り過ぎて谷をさらに下って5分ほどの所です。 ほとんどかぶっておらず垂直な壁です。 穴とさじですくい取ったような浅いくぼみが特徴です。 お昼頃を過ぎると壁には日が当たりますが、取り付きの地面はほとんど日がさしません。 いつも風が吹いていることが多いです。
 すぐ左が「ひよこ岩」で、「ライオン・ボトム・ロック」の左手のフィックス・ロープを上がった所が「ミッドウェイ・ウォール」です。

ウォーナンブール(5.9 ★)OS
 ハング上を右にトラバースして一本目のボルトにクリップするまでは慎重にいきましょう。 その後はやさしいフェイスで、上部で少しだけカンテを登る。 終了点からの眺めも良く気持ちの良いルート。
なかよし(10b)FL
 傾斜の少しきつい下部がポイント。 傾斜が落ちてからは簡単。 でも、はがれそうなホールドが多くなるので慎重に登りましょう。
オフ・コーナー(10c)
 一本目のボルトにクリップするまでは慎重に。 二本目のボルトにクリップしてからのルート・ファインディングがポイント。 上部は少しランナウト気味。
モンビラージュ(11c ★★★)
 下部は快適。 上部の左上するクラックから上は傾斜も強くなり、一本指や二本指の穴が現れて楽しい。 終了点目前の部分がホールドが分かりづらく、ランナウト気味で緊張する。
シンデルボーイ(12a ★)RP 02/2/9
 左のカンテを使って下部のフェイスを越え、ボルトに沿って上まで登る。 私が今まで登った 12a の中で最も簡単に感じたルートの一つ。
鴨の水掻き(12b ★★★)RP 02/3/2
 中間部にあるガバの穴まではカチ、その後はあまいホールドと小さな穴をこなすのがポイント。 上部は難しさが続き休める所も少ない。 傾斜は90度以下なのに通して登ると腕がパンプする。 ねちねちしたクライミングになり、好き嫌いが分かれるルートでしょう。
ラージヒル(12a ★★)RP 02/2/16
 核心は下部の穴とカチを使うところでしょう。 その後も最後まで気が抜けず、通して登ると腕が張る。 「シンデルボーイ」ほどではないが、お買い得だと思う。
 雨の流れ道にあたるらしく、私が登ったときには汚かった。 掃除してからトライしたほうがいいかも?
サンタムール(5.8)
 傾斜のねたフェイスだけれど、下部に小さなハングがある。 ハングを超すのが核心で、そのあとはスラブっぽくなる。 私が登った時は汚くてどろどろだった。

ライオンサミット

 ライオン・ボトムの右上のフィックスを上がった所にかぶったルートが二本ある。 ライオン・ボトムのルートよりはきれいだけれど、下部が少しもろいので注意。

シャンハイ・ルージュ(12b ★★)ボルト5本 RP 02/03/16
 最後のハング越えが核心。 右でも左でも登れそうですが、私は右から行きました。 ヘッド・ロックやひざロックで休めるのでお買い得かも?  下部に浮石があるので注意。
美しき狩野川(11d ★)ボルト5本 RP 02/03/21
 ゴツゴツしたかぶり気味の短いフェースを登る。 トゥ・フックやひざロックを使うとラク。 分かってしまえばやさしいかも?

ねずみ岩

 ライオン・ボトムの谷をはさんで向かいにある小さな岩に短いルートが二本ある。

ディパーチャー・オブ・レミング(10d)ボルト3本 FLm 02/03/21
 縦ホールドの使い方がポイント。 あとは平らなホールドを登る短いルート。
スプカム(10c)ボルト3本 FL 02/03/16
 かかりの悪い平らなホールドが続く短いルート。

ひよこ岩

 ほとんど登られておらず、ドロドロです。

片側通行(5.8)FL
 右のアレートと左のフェースを使って登る。 下部はそれなりに楽しいけど、上部が泥で汚くて嫌になる。

ワイルドターキー・ゴージ(左壁)

 このエリアの看板ルートがならんでいる。 壁に向かって右側にはゴツゴツしたフェイスを登るやさしめのルートもある。

10cの誘惑(10c)OSm 11/4/17
 カンテの右からスタートし、左に移り、テラスに這い上がる。 上部はやさしいフェイスだけれど、登られていなくて汚かった。 ボルトは下部に3本、上部に5本あった。
ルート・ジャッカー(10d)FLm 11/12/23
 一本目のボルトの上が核心なので怖い。雨の通り道にあるらしく、とても汚かった。
春の予感(11a)FLm 11/12/12
 傾斜を感じる部分もあるけれど、基本的にガバの連続で、ノーハンド・レストできる部分も多い。 ルート・ファインディングよく登れば10c/d程度だと思う。
メイキング・ラブ(11d ★)RP 11/12/30
 傾斜の強い中間部を越え、最後はハングを乗り越す。 下からは見えないハング上のスラブに最後のボルトがある。
ペルディータ(12a ★★)OSm 10/5/15
 洞窟の縁にあるルート。素直で核心が短く、オンサイトしやすい。11d程度なのかも?
プライバシー(11d ★)RP 11/4/10
 要所要所はガバでレストポイントもあるけれど、他のルートと比較するとボルトは少し遠目に感じた。 取り付きが斜めでビレイしにくい。
季節の中で(12b/c ★★)RP 11/12/30
 最後のハングの乗り越しはパワーあるのみ。ホールドはガバだけれど遠い。 核心部のボルトが緩みやすく、ここでロング・フォールすることも多いのでチェックを忘れずに。 12a/b程度に感じた。
富久娘(11b ★★)RP 10/3/28
 核心を越えると、要所はガバで休める。 全体的にボルトが遠いけれど、分かってしまえば、出だし以外は納得できる(かな?)
テイク・ア・ユア・タイム(11c ★)OSm 10/3/22
 登りにくい前半部からレストポイントをへてうすかぶりの後半を登る。 あまいホールドをこなす2、3手がポイントでしょう。 上に終了点が見えなかったので私はフォーリング・ラブの終了点へいってしまいました。
リバー・アイランド(10c)FLm 11/4/3
 1本目のボルトは遠く感じるけれど問題ない。 2本目のボルトへのクリップが怖い。 そのあとはやさしい凹角を登る。
フォーリング・ラブ 1p(12a ★)RP 10/3/22
 うすかぶりのフェイスを登り、サイコロみたいな岩を越えて行く。 3本目付近の核心部では右のカンテは限定ということらしい。
カマド・ダイレクト(12a)OSm 10/4/3
 少し難しい出だしをこなし、下からはのっぺりしているように見えるうすかぶりのフェイスを登る。 この部分が核心ということだが、どこまで左をつかってよいのかよくわからない。 クリップするまで左を登り、そのあと右にトラバースしてハングを越えるというラインで登って11c程度に感じた。
 トポよりもボルトの数が多く、このルートの右にも別のルートができていて、私は上部で右のルートにはいってしまった。 ルート自体もトポよりも延長されているらしく、ヌンチャクは14本程度必要だった。 壁の上まで登る長いルートで、そういう意味では楽しい。
魅せられて(12a/b ★★★)RR 10/4/18
 難しい出だしをこなし、傾斜の強いフェイスを登り、ハングの上に這い上がる。 オンサイトだと、最後も少し怖い。素直なルートで登って楽しい。
ディザイア(12a)RRm 10/4/4
 右の凹角から左の凹角へぬけていく短いルート。 ホールドは比較的大きくて登りやすい。終了点へのクリップが核心か? 11c程度に感じた。
ワン・ウエイ・ドライブ(12c)RR 11/4/3
 最初から細かくて難しい。 4本目のボルト下が核心らしいけれど、どこまでカンテを使ってよいのかよくわからなかった。 カンテのホールドを右手で使い、体は凹角に入らないでカンテを普通に登って12a程度に感じた。 このあたりに何か限定があるのかもしれない?
 3本目のボルト下の大きなガバが浮いているような音がするので気をつけてください。
マミー・ブルー(10c)OSm 10/3/20
 ボルトは近いけれど登りにくいフェイス。 出だしで足をおくことになる右の大きな岩がゴットンと動くので注意してください。
果て無き道(10c ★)OSm 10/4/3
 長い長いルート。壁の一番上まで登り気持ちがよい。 トポよりもボルトが増えていて、ヌンチャクは15本程度必要だった。
寺子屋(10c)FLm 10/5/15
 最初の垂壁部分が登りにくい。そのあとはアルパイン・クライミング的にどんどん高度を上げていく。 ルートが延長されたらしく、ボルトは11本程度あった。
ウォーク・ドント・ラン(10b)OSm 10/3/20
 ガバが続く登りやすい長いルート。
森の中で(10b)OSm 10/5/15
 ホールドが大きい短いルート。雨の通り道にあり汚い。
Way(10a)2nd 10/3/20
 「ウォーク・ドント・ラン」の2p目。 フェイスを登り、木の生えたテラスを越え、またフェイスを登る。
イン・ザ・エンド(12a)RP 11/4/17
 雨で汚れやすい出だしのハングを越え、傾斜のゆるいやさしいフェイスを登り、短いけれどうすかぶりのフェイスを登る。 最後のボルトにクリップしてからが少し難しい。体感11d。ルート名はイン・ジ・エンドが正しい?
狩野川夜景(10b)FLm 10/3/28
 前半がポイント。カンテに出てからは階段状でやさしいけれど、ボルトは遠い。
Y.Y(10b)OSm 10/3/22
 1手が細かい以外はガバ連続のルート。上部は簡単だけど、ボルトが遠くなる。
めぐり逢い(5.9)OSm 10/3/28
 大きいホールドのガバが続く。全体的に汚い。
ひろみちゃん(10a)FL 10/3/28
 最初をこなせば、あとはやさしいフェイス登り。

ワイルドターキー・ゴージ(右壁)

 ほとんど日のあたらないフェイス。 テラスから登る壁の中央付近のルートは長くてきれいで楽しそう。 左下のルートはコケと砂できたない。

クロスオーバー・イレブン(12a ★)RP 10/5/15
 出だしのボルダー・ムーブが難しい。中間部のトラバースも少しイヤかもしれない。 倒木に頭を押さえられるので、最後は終了点にクリップして終わりにした。
クロコダイル・パニック(12a)RP 12/1/2
 出だしから二本目のボルトにクリップするまでが少しパワフルなボルダー的ルート。 泥でとても汚く、掃除に時間がかかった。体感11c/d程度。
サブリナ(12a)RP 12/1/2
 中間部はフット・ホールドがとぼしく、ホールドもあまい。この部分の三手ほどが核心。 トポではボルトは四本になっているけれど、最初のボルトのハンガーがなく、プリクリップして登った。 このルートも泥で汚かった。
断機の戒め(12a)RP 11/4/17
 あまいホールドとカチとアンダーを駆使して登る。 ムーブを作ってからはやさしく感じた。汚くて掃除が大変だった。
アサシン(12a/b)RP 11/12/12
 見た目とはちがい、穴を使うボルダー的ルートだった。 リーチがあると有利。上部は汚かった。
時の氏神(11a)OSm 10/3/28
 最初と最後が苔だらけでとにかく汚い。 かぶり気味の縦ホールドを登るが、汚すぎて楽しめなかった。
マイ・ウエイ(11a ★★★)FLm 10/3/22
 素直で長いイレブンの入門ルート。
センチメンタル・ジャーニー(12b ★)RP 10/5/15
 最初のフェイスのホールドが細かく難しい。 三本目のボルト左のガバを取るまでフェイスを登り、そのあとでカンテ近くを登り4本目のボルトにクリップするというラインで12a程度に感じた。 テラスから上は10c程度。
ハード・ラック(11d ★★★)RP 10/3/20
 うすかぶりのカンテ左を登る長くて腕が張るルート。 核心付近に限定があるらしいが、よくわからないので普通に登った。
ハロー・アナザ・ウエイ(11b)FLm 10/3/20
 コケや砂の多い、傾斜のねた長いルート。 普通に登ったら10b程度に感じた。
ウイーク・ポイント(10b)OSm 10/4/3
 これがもっとも素直なルートなのかもしれないが、オリジナル部分はトラバースの部分しかない。
五月の風(11b)FLm 10/3/22
 これもコケや砂の多い、傾斜のねた長いルート。 普通に登ったら10c程度に感じた。 核心付近で左のカンテを使わずにフェイスをまっすぐ行くという設定なのだろうか?

ウェーブ・ロック

 二間バンドを1/3程度にしたようなこじんまりとした岩場。傾斜が強く短いボルダー的ルートが多い。 もろくて岩の安定していないルートが多いので落石に注意してください。

Ronpers(11c ★)RP 06/9/16
 ひも付きボルダーといった雰囲気のルート。 最後で落ちることも多いと思われるので、ビレイヤーともどもグランド・フォールには注意が必要です。 終了点の右の方にある角状のガバは根元から動いているようなので使わないほうがいいと思います。
黒猫エアーマット(11c)RP 12/12/16
 前半部分がポイント。最後のボルトから終了点までの間は浮石が多いので気をつけてください。
行け南国レイバック(11d ★★)RP 06/10/14
 最後以外は素直で登りやすいルート。
Map Out(12a)RP 06/10/14
 取り付きの右にある岩は限定して登る設定だと思います。 そういう目でみれば素直でよいルートなのでしょうが、私はこういう限定ルートは好きではありません。
Maple(11a)OSm 12/12/16
 最後のボルト付近から終了点にクリップするまでが核心でしょう。
SARASA(10b)OSm 06/9/16
 もろい部分がまだ残っているようなので、ビレイヤーも落石に注意が必要です。 ハングの乗り越しがポイントでしょう。

ポンポコ・ランド

 頂上の下付近にある北向きのこじんまりとした岩場。 壁の傾斜は垂直以下で、かぶったルートはない。 取り付きが斜めの所が多く、岩場の上にあるテラス以外は居心地が悪い。 上級者にはものたりないかもしれないが、自分たちだけでのんびり遊ぶにはいいかもしれない。

Smelly Cat(11a ★)RP 06/9/9
 前半がポイント。 この岩場のルートにはめずらしく下部はかぶっている。
猫道(10a/b)OSm 07/1/7
 あまり登られていないようで汚かった。 ホールドが大きくて登りやすい。 体感5.8。 チューブの「イスタンブール 5.8」の方が難しいと感じた。
ベネッセ(10c ★)OSm 07/1/7
 下部のスラブチックなワン・ムーブがわるかった。 最後も少しいやだった。 体感10b。
猫背(10c)FL 07/1/7
 一箇所だけホールドがわかりにくく、かじかんだ指にはその手前も細かく感じられた。 フラッシュ状態だったのであのホールドが効くというのは分かっていたが、それでも難しく感じた。 体感10d。
花に嵐(11b ★)OSm 07/1/7
 ホールドの向きが悪く、登りにくかった。 最後のスラブへ立ち上がる部分も少し難しかったが、立っていられるのでホールドをゆっくり探す時間があった。 体感11a。
Chipmunk(11c)FL 07/1/7
 ホールド・ファインディングさえ間違えなければそれほど難しくないと感じた。 体感10d/11a程度。 限定でもあるのだろうか?
Sly Fox(11d ★)RP 07/1/7
 ボルト三本の短いルート。 最後のボルトにクリップしてから終了点までがポイント。 私は右のカンテを右手でつかんで登りました。 体感11b/c程度。
納豆ねこ(10d)OSm 07/1/7
 下部がポイントだと思うが普通に登ればそれほど難しくない。 本来の終了点が分からなくて、右のルートの終了点に行ってしまった。 体感10b。
天の命を拾う(10c)OSm 06/9/9
 最初が少し細かい。 中間部から上はガバになる。
Fat Cat(10c)OSm 07/3/10
 一箇所だけ少し悩む部分がある。そのほかはやさしい。体感10a/b程度だった。
ミラビエン(12a)RP 12/4/8
 中間部のあまいホールドの数手がポイントでしょう。4本目のボルトのクリップに注意。 3本目まで左のフェイスを登り、それから真ん中のフェイスに移り直上するラインで登った。 かなりお買い得だと思います。
おひさしぶり(11a)OSm 07/3/10
 核心は短い。 そこを越えれば、やさしいけど汚いフェイスが待っている。
転勤前(10b ★)OSm 06/9/9
 出だしが汚いけれど、スラブっぽいのが好きな人には楽しいルートだと思う。
復活の日(10a ★★)OSm 06/9/9
 やさしく長い傾斜の少しねたカンテのライン。 振り返ると眺めが良い。 このエリアのアップによい。
ノンウジヤ(11a)OSm 06/9/9
 難しいのは一箇所だけ。 上部は「復活の日」に合流する。 体感10c/d程度。
粉骨砕身(11c ★)RP 07/3/10
 垂直の典型的なフェイス・クライミングのルート。 3本目のボルトがクリップしづらかった。 上部は左のルートに合流して登った。
留守番猫(11c ★)RP 07/3/10
 甘いホールドが多く、初見だと、かぶってないのにパンプする。
小桜(10a)OSm 07/3/10
 出だしでバランスが悪い部分がある。 そのあとはやさしい。
牡丹(5.8)OSm 07/3/10
 最初以外はガバばかりで5.8は感じなかった。

クッキング・ワールド

 北壁の上にある小さな岩にたくさんボルトが打たれている。 ルートはすべて短いけれど、見晴らしと日当たりは良いので、のんびり遊ぶにはいいかもしれない。

焼きビーフン(10a)OSm 12/4/8
 ホールド・ファインディングがポイントでしょうか?
蛸焼〜ナ(10d ★)OS 01/9/29
 ハングを越えると、穴のスラブが待っている。
チンジャオロース(10b)FL 01/9/29
 ボルト二本目付近は右でも左でも登れそう。私は右のガバを登りました。
ストロガノフ(11c)RP 01/9/29
 右にも左にも 10b のルートがあり、どこを登っていいのか良く分からない。 ボルトの右を自然に登って 11a/b 程度に感じた。限定があるのでしょうか? 下部はもろいので注意。
トマッテーナ(10b)OSm 12/4/8
 抜け口のホールドがあまい。
イタリアン・ジェラート(5.8)FL 01/9/29
 傾斜の緩いフェイス。5.7-6程度に感じる。
ナン(11a)FL 01/9/29
 短いひも付きボルダー。お買い得だと思います。 私が登った時には、取り付き右下のクラックに蜜蜂の巣がありました。
ゴルゴンゾーラ(11a)FL 01/9/29
 穴の多い薄かぶりのフェース。剥がれそうなホールドもあるので気をつけて。 取り付きが暗くて陰気。
ペパロンチーノ(10c)FL 01/9/29
 出だしのかぶった部分が核心でしょう。
トムヤムクン(10c)OSm 12/4/8
 ひも付きボルダー。

南壁

 高さが100m近くありそうな大きな岩壁で明るく開けています。 南壁と東南壁は日当たりも良く、風さえなければ冬でも暖かい。 狩野川と大仁の街を見おろしながら快適なクライミングが楽しめます。
 南壁と東南壁の傾斜は緩く、核心部は短く、前後で十分休めるルートが多い。 ハング越えのあるルートでも乗り越してしまえばたいてい休めます。 スラブっぽいのが嫌いでないなら楽しめます。 でも 5.12 のルートはほとんどありません。 初級者に人気の岩場なのでしょう、5.10台のルートは混んでいるけど5.11 のルートはすいていることが多いです。
 上で人が登っている時には常に落石の危険があると考えて行動するのが自分の身を守ることにつながります。

エキスカンション1p目(10a ★)OS
 出だしは右から巻けばやさしいけど、真っ直ぐに登った方が面白い。 ハング越えは簡単で、ハングを越えてからが核心でしょう。 上部はランナウト気味なので気をつけましょう。
ホーム・ボーイ(5.8)OS
 最後のボルトが少し遠いので慎重に登りましょう。
グラシアス(5.9+)01/2/11 OS
 中間部で縦ホールドが出てくるあたりがポイントでしょう。
アナザ・ステップ(5.9)OS
 あまいホールドが多いので足の置き方がポイントになるでしょう。 スラブっぽいのに慣れていないと苦労するかもしれません。
とんとん拍子(5.8)OS
やさしめのフェースを快調に登る。 このルートのごつい変なハンガーはやめてもらいたい、落ちてあたったら怪我しそうだ。 私は4本目上の終了点までしか登っていません。
ジプシー・マリー(10a)OS
 やさしいところを選んで登る。 ボルトが遠い所はホールドがガバなので落ちついていけば大丈夫です。 上部はあまり左により過ぎるとボルトにクリップできなくなるので気をつけて。
ブラッディー・マリー(11c ★)
 核心部は細かく一本指の穴も出てくる。 上部のボルト二本は「ジプシーマリー」と共通なので、最後から二本目のボルトにクリップしてからは「ジプシーマリー」と同じラインを登りました。
タナバタノタナボタ(10c)OS
 目立つハングを越えてからのルート・ファインディングが核心でしょうか?
ロング・グッドバイ(10b ★)OS
 やさしい階段状のバンドを登って、小さなハングを越える。 足を上げて思いきっていきましょう。 最後は足を良くみて慎重に登れば大丈夫です。
ボルサリーノ(11b)
 限定ルートです。 最後のハングを越える所で「ロング・グッドバイ」のガバは使わないようです。 限定しなければ 5.10c/d 程度でしょう。 限定すると、いきなりこまかくなって難しいルートです。
仰げば尊し(10d ★)OS
 ハングを二つ越えてフェイスを登る。 二つ目のハングの乗り越しが核心でしょう。 上部のフェイスもガバは少なく気が抜けません。
スナッチ(11d ★★★)
 二段ハングを直接乗り越えます。 二段目のハングの乗り越しがポイントでしょう。 ハングを越えてからは簡単です。 最初のハングを乗り越えるところのフレークっぽい岩が少し動くので気をつけてください。
 『関東周辺の岩場』では 12b になっているけど、ホント?
ハンドバイス(11d/12a ★)
 『赤本』ではトップ・ロープになっているけど、ボルトが二本打たれてリードできるようになってる。 岩に、白い字で「ハンドバイス 5.12a」と書いてあるのですぐにわかる。 ボルダー・ムーブの連続で面白い。 『関東周辺の岩場』では 12a になっている。
スクール・ゾーン(10c)01/2/11 OS
 右斜上するバンドをたどり、ハート・ルートの終了点があるテラスをかすめて左斜上する。 同じような難しさが続く長目のルート。 ケミカル・アンカーに打ちかえられていて安心です。
ブラウン・シュガー(11a ★★)
 体を振ってホールドをうまく効かせましょう。 足をおくときポケット・ホールドを見落としやすいので気をつけて。
ハート・ルート(10d ★★★)OS
 ハングを越え、大きな穴をつないで上部の小ハングを乗り越える。 出だしはパワー、上部は技術といったところでしょうか。 ぜひ登りたい歴史的なルートです。
 初登されたころはルートの途中にある大きな穴がハート型をしていたので「ハート・ルート」というのだそうです。 でも今はほとんどまん丸です。
フレンチ・ドレッシング(11c ★)
ハング越えの一手が核心でしょう。 「トリッキーかつパワフル」というよりも、がんばって右手を伸ばしましょうという感じ。 ホールドの位置が分かってしまえばそれほど難しくない。 お買い得です。
スティッキー・フィンガーズ(11b)
 ハングを越える時のホールドが下からは見えないのでオンサイトには不向きかも?  ホールドの位置がわかればそれほど難しくない。 なぜだかボルトが左右に散らばっているので要所要所で長めのヌンチャクを使わないと上部でロープの流れが悪くなってしまう。
サティスファクション(11d ★★)
 核心付近はいろいろなムーブがありそう。 ピンチで持つ少し甘いホールドと良く効く穴を使って小ハングを越えていく。 雨の後は泥で汚れるので掃除が必要かもしれない。
フレンチ・カンカン(10b)FL
 最後を直上すれば 5.10c で、右から行けば 5.10b ということです。 私は右から登りましたが、5.10c でもいいように感じました。 下部がきれいに掃除されていて、ちゃんとしたボルトが打ってあれば面白いルートなんだけど。
ドッグ・ファイト(10c)OS
 少し古い RCC ボルトのラインです。 あまり登られていないようだけどボルトが二本列んで打ってある核心部付近は面白い。

東南壁

 南壁ほど大きくないけど、すいていることが多い。

ユー・メイ・ドリーム(10a)OS
 だんだんと傾斜が強くなってくると穴ボコがたくさん出てくるルートです。 最後が少しランナウトするので気をつけて。
コマンタレブー(10c)OS
 稲妻型のカンテをホールドにして登る。 見た目とは違うところが私には核心だった。
ドリーム・オブ・ユー(11b ★)
 傾斜が増してくるにつれてホールドは細かくなる。 がんばって足を上げましょう。
バースデイ・プレゼント 1P目(5.9)OS
 途中の左にあるテラスから上は階段状になるけどプロテクションは錆びたリング・ボルトしかない。 実質的にはテラスまでのルートです。

蓮根岩

 苦労して探し当てたけどボロボロの泥壁でちょっと登る気になりませんでした。 記念に一本だけ登りましたが、石や泥が沢山落ちました。 私は決して薦めません。 一応アプローチを書いておきます。 アプローチも悪いです。
 東南壁の「パースデイ・プレゼント」の下あたりから踏み跡のある尾根を下る。 すぐに祠がある。 左手のルンゼ状を数十メートル下った左手に蓮根岩がある。 ルンゼの中は落石を起こしやすいので注意がいる。

I'VE DONE IT(10c)FR
 最後のボルトまではガバガバだけど、ガバのチェックに神経を使いクライミングに集中できない。 右に行くほど脆いのでビレイヤー共々注意が必要。 最後は良く分からないが、終了点にクリップして終わりでいいのだろう。

峠のボルダー

 峠の駐車場のすぐ近く、ワイルドボア・ゴージに向かう道の左に少しハングしたボルダーがあります。
 胸のあたりのガバからスタート、右手で右の縦カチ、左手で中央のアンダー、右手で上の小さなカチ、左手で中央の良いホールド、右手で右の穴のあいたガバ、という手順で登って3級程度に感じました。
 最後を右にでないで中央を登るラインとか、左のカンテ沿いを行くラインとかも登れそうにみえました。また今度トライしてみようと思います。

役立ち情報

城山の概要

 狩野川のほとりにそびえる城山は国道136号線からもよく見えます。 城山といえば、一昔前は南壁と東南壁しかなく、マルチ・ピッチも楽しめる傾斜の緩い壁という印象でした。
 上部に拓かれたワイルドボア・ゴージ、チューブ・ロックおよび二間バンドにはかぶった高難度のルートもあり、中/上級者も楽しめます。 ワイルドボア・ゴージのさらに下にも、ミッドウェー・ウォールとライオン・ボトムが拓かれました。 こちらはあまりかぶっておらず、長い2ピッチのルートもあります。 ニードルのある上部のインナー・ウォールはあまり登られていないようです。

 ワイルドボア下部の通称「リッキドウォール」には5.14のルートが開拓され、クライマーのレベル・アップにともない、多くの上級者でにぎわうようになりました。

 2006年には國分さんによって 『伊豆・城山フリークライミングガイド400』 が出版され、ワイルド・ターキー・ゴージ、ワイルド・キャット・ゴージ、ウェーブ・ロック&エンドレス・ウォール、ポンポコランドの新しいエリアが発表されました。

 ワイルドボア・ゴージ方面へ行くための林道は土砂崩れなどのため通行止めになることがあります。 次の経路で、反対側の林道から峠へ行くことができます。

  1. 南壁下の墓の前の舗装道路を採石場が見えるまで5-10分程度道なりに進む。
  2. 更に進むと分岐がある。標識にしたがい「林道城山線」方面へ右下方向へ進む。
  3. Y字路にきたら、標識にしたがい「林道城山線」方面へ左折し、林道を登っていく。

クライミング帰りの食事

二毛作食堂
三島の1号線に出る近く。寿司やおさしみ、ラーメン、チャーハン、丼ものなど、なんでもあって安い。 お酒も持ち込み可だそうです。禁煙でないのがツライときがある。
二毛作食堂
Copyright 1997-2013 Hirosawa Makoto