山崎輝男
やまさき てるお
昭和期の害虫学者
《詳しい略歴をご存知の方はご一報ください》
地理学者の山崎直方（同墓）、童話作家の水田光子（同墓）の三男。東大名誉教授。享年61歳。
生物学者の青木淳一氏が東大在学中に書いた卒論「日本産オニダニ科の分類学的研究」の中で発見した新種のオニダニに、お世話になった指導教官の山崎輝男先生への敬意を込め、「ヤマサキオニダニ」と名付けた。
しかし、輝男は「山崎鬼とは何ごとだ！ おれがそんなにこわいか」と怒ったエピソードがある。
＊兄で次男の山崎文男（同墓）は原子核物理学者で放射線測定の第一人者。弟で四男の山崎正男（同墓）は金沢大学名誉教授で父の後を継いで立山火山を研究した地殻化学者。
＊掲載にあたり、山崎文男氏の長男であり、帝京平成大学薬学部教授、広島大学名誉教授の山崎和男様から貴重な情報を頂戴いたしました。この場を借りて厚く御礼を申し上げます。