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しょう あきら

尚 明

しょう あきら

1915.4.5(大正4)〜 1991.6.11(平成3)

日本住宅公団副総裁

埋葬場所: 11区 1種 4側 22番

 父は琉球最後の国王である尚泰の六男・尚光。
 1938年東京帝国大学を卒業し大蔵省営繕管財局へ入省。1964年建設省住宅局長を経て、1966年には日本住宅公団理事となり、1971年には日本住宅公団の副総裁に就任。 その後も(財)日本住宅リフォームセンター(現在の(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター)初代理事長をはじめ(財)住宅産業情報サービス、(財)性能保証住宅登録機構などの理事長をつとめた。
 NHK放送の「プロジェクトX挑戦者たち」でも取り上げられている(第6回「妻へ贈ったダイニングキッチン」〜勝負は一坪・住宅革命の秘密〜)が、公団の初代住宅計画部課長のとき「ステンレス流し台付き公団住宅」を考案。 いわゆるダイニングキッチンを世に送り出し、住宅に革命をおこした。
 現在、(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター主催の「住まいのリフォームコンクール」においては、尚明の功績を称え、国土交通大臣賞や(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター理事長賞とならび、その名を冠し、尚明賞として、マションリフォームで優秀な作品に与えられる賞を設けている。

 この墓所には自身のほか父・尚光をはじめ、母・福子、夭折した弟・尚英、そして妻の道子が眠る。
 妻・道子はいわゆるタコさんウインナーの考案者でもあり、料理研究家としてNHK「きょうの料理」の講師をつとめた。 次男の尚承は母の影響を強く受け料理人となり、母と同じく「きょうの料理」の講師をつとめるほか、NHKドラマの「ちゅらさん」の料理指導もおこなっている。また外祖父は彫刻家の米原雲海で、これが尚家と米原家の墓所が同敷地内にある由縁である。

<仲村顕様より情報・写真提供>


墓誌 (画像をクリックで拡大)



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