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まつもと まさお

松本正夫

まつもと まさお

1910.7.14(明治43)〜 1998.3.20(平成10)

昭和期の哲学者

埋葬場所: 3区 1種 17側 4番

 東京出身。父方祖父は鉄道建設に貢献した官僚・土木技術者の松本荘一郎(同墓)、母方祖父は銀行家・慶応義塾長を務めた小泉信吉(3-1-17-3)。 父は商法学者・政治家の松本烝治(同墓)、母は千の長男として生まれる。伯父に小泉信三(3-1-17-3)。姉の峰は法学者の田中耕太郎の妻。
 慶應義塾大学卒業。1938(S13)カトリック信者となり、スコラ哲学を基礎に独自の存在論、認識論の体系を構築。 またアリストテレス哲学に沿った客観主義的実在論を基本的立場として研究をすすめる。'45慶應義塾大学教授。日本中世哲学会の委員長。 日本哲学会会長。清泉女子大学副学長。主な著書に『「存在の論理学」研究』(1944)、『世紀への展望』(1951)、『存在論の諸問題』(1967)、『神学と哲学の時代』(1968)などがある。享年87歳。

<コンサイス日本人名事典>
<講談社日本人名大辞典>


*松本家の墓所は大小寝かせ墓石が計5基あり、入り口左側二基並んでいる右側が烝治夫妻、左側に正夫夫妻の墓石である。 墓所右側に荘一郎夫妻の墓石がある。松本家の墓所は池上本門寺から改葬。なお、右隣りの墓所は小泉信三などが眠る母方の小泉家の墓所である。


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