兵庫県出身。政治評論家のジャーナリスト丸山幹治・せい(共に同墓)の四男として生まれる。兄は芸能プロデューサーで音楽評論家の丸山鉄雄(同墓)、政治学者の丸山真男(同墓)がいる。
早稲田大学仏文科を1926(S21)中退。全日本炭鉱労働組合書記。月刊「丸」編集部を経て、'56からフリーの評論家。
'57大宅ノンフィクションクラブに入り、青地晨ら大宅グループ左派を形成して活躍。天皇制批判、マスコミ論、人物ルポを得意とした。
'70安保の際には若手のフリーライターと共に"独立ジャーナリスト群団"を結成し、闘争に参加。著書に「ルポライター入門」(共著)、「豚か狼か」「天皇観の戦後史」「遊撃的マスコミ論」「コラムの世界:フリーライターの戦後史」など多い。日本ペンクラブ、日本ジャーナリスト連盟に加盟し、日本エディタースクール講師なども務めた。 享年73歳。
<評論家人名事典> <現代物故者事典1994-1996> <MATHU様より情報提供>
*墓石は和型「丸山家之墓」、裏面「昭和十二年四月 丸山幹治 建之」。左側に墓誌があり、墓誌の最初は母の せい から刻みが始まり父の幹治と続く。両親には戒名が刻むが子息4男とも戒名はなく俗名のみ。兄弟たちも全員同墓に眠る。芸能プロデューサー・音楽評論家として活躍した長兄の丸山鉄雄は「丸山鐵雄」と刻む。次兄で政治学者として戦後民主主義をリードした代表的な知識人として活躍した丸山真男は「丸山眞男」と刻む。三兄は丸山矩男(1917-2004.2.16)。
第308回 丸山真男の家族 丸山家 父 丸山幹治 兄 丸山鉄雄 弟 丸山邦男 お墓ツアー
|