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きたがわ しげはる

北川茂春

きたがわ しげはる

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明治・大正・昭和期の海軍軍人(少将)、
精密光学兵器設計者

埋葬場所: 26区 1種 39側

 高知県出身。祖父は儒者の北川愛山(同墓)。北川茂躬の長男。1909.11.19(M42)海軍兵学校37期卒業。同期に井上成美(後の大将:21-1-3-18)、國生行孝(後の大佐:8-2-30)らがいる。
 設計・技術畑を歩む。特に精密光学兵器製造分野に強かった。'31.12.1(S6)海軍技術大佐に昇進。 '35.8.1横工廠光学実験部長、横須賀工廠光学実験部長(測距機器などの実験開発部署)を歴任し、'36.12.1予備役となる。 '40東条四郎と共著で『光学硝子の精密加工』を出版。光学兵器防震装置研究委員会に属す。 太平洋戦争悪化のため、軍に呼び戻され、'45.1.6航技廠支廠計器部長となる。同年.5.1海軍少将へ累進し、終戦を迎えた。
 戦後、'63「伝承 戦艦大和」の月刊誌で、「四六センチ主砲の生命一五メートル測距儀の秘密」と題して、苦心のすえに完成した“砲撃のカナメ”発案者が綴る精密光学兵器設計うらばなしを著している。 この連載をまとめたものは『戦艦「大和」開発物語』として刊行された。

<帝国海軍提督総覧など>


 


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