- 関連プロパティ
quotes
N7.0 Win |
N6.0 Win |
e6.0 Win |
e5.5 Win |
e5.0 Win |
e5.0 Mac |
e4.5 Mac |
O7.0 Win |
O6.0 Win |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
△ | △ | × | × | × | × | × | △ | △ |
値 | [ <文字列> <文字列> ]+ | none | inherit |
---|---|
初期値 | UA依存 |
適用 | すべての要素 |
継承 | する |
レベル | 2- |
メディア | visual |
要素を囲う引用符を指定するプロパティです。
このプロパティは、単体では意味を成しません。'content'で書き出す事によって、効果を発揮します。
値の記述のし方は、引用レベルが1の場合の開始引用符、終了引用符、引用レベルが2の場合の開始引用符、終了引用符、という順に記述していきます。例えば以下のようにします。
q { quotes: '"' '"' "'" "'" }
こうして、例えば'content'を以下のように指定すると・・・
q:before { content: open-quote }
q:after { content: close-quote }
q要素 の前には、'quotes'の1つ目の値を参照して「"」、後ろには'quotes'の2つ目の値を参照して「"」が付きます。
3つ目と4つ目は、q要素 の中に、更に q要素 が入れ子になっている場合に使用します。子供のq要素 の前には、'quotes'の3つ目の値を参照して「'」、後ろには'quotes'の4つ目の値を参照して「'」が付きます。5つ目、6つ目、と指定しておくと、更に入れ子になった場合に使用されます。このような具合です。
<p><q>引用した部分<q>引用の中の引用</q>引用した部分</q></p>
という文書があった場合、
"引用した部分'引用の中の引用'引用した部分"
以上のように表示されます。
引用の度合いの事を引用レベルと言います。
引用レベルは'content'に [open-quote] か [no-open-quote] が指定されている要素が1度登場する度に1上がり、'content'に [close-quote] か [no-close-quote] が指定されている要素が1度登場する度に1下がります。つまり、必ずしもSGMLの入れ子レベルと一致しません。':before' に [close-quote] なんて指定すると、引用レベルはマイナスになってしまうところですが、"0"以下にはしない事になっていますので、マイナスにはなりません。また、マイナスになってしまうような箇所では、引用符を表示ししません。
引用レベルが指定されているレベルを超えた場合は、最後の引用符の組を繰り返します。
以下に、よく使われる引用符の一覧を付しておきます。
表示 | ISO 10646コード (16進数) | 説明 |
---|---|---|
" | 0022 | 二重引用符 |
' | 0027 | 一重引用符(アポストロフィ) |
< | 2039 | 小なり記号 |
> | 203A | 大なり記号 |
« | 00AB | 二重小なり記号 |
» | 00BB | 二重大なり記号 |
` | 2018 | 左一重引用符 |
' | 2019 | 右一重引用符 |
`` | 201C | 左二重引用符 |
'' | 201D | 右二重引用符 |
, , | 201E | 下二重引用符 |
先にも登場していますが、値にはもう2種類あって、[no-open-quote] [no-close-quote]と言います。この値を使用すると、引用レベルには影響を与えますが、引用符は付きません。
- 注意点
-
- 引用レベルはSGMLの入れ子レベルから独立しています。