中級編
ここでは、特に中級者がうっかりやってしまいそうなミスを挙げていきます。これらの間違いをして、相手の忠告に耳を貸さなければ、とても嫌われ者になれます。
半角カタカナを活用しよう
半角カタカナは色々な事情で、ネットでは使用してはいけないといわれていましたが、最近はメールサーバー側の半角カタカナを使用できる文字コードへの対応が進み、ほぼ使用しても支障のない状況になりました。
携帯電話同士のメールのやり取りでは、既にこれらは使用されており、携帯電話からPCへのメールの送信なども普通に行われています。
半角カタカナも、以前紹介した機種依存文字のように、少ないバイト数で多くの情報が伝えられる為、非常に使い勝手の良いものです。活用しましょう。
署名は無駄
ネット上では誰が出したか分かるように、最後にシグネチャ(署名)を入れる人がいます。しかし、そんなもの入れなくたって、大抵のメーラーではメールの差出人は表示されるようになっていますので、無意味です。バイト数の無駄なのです。皆さんは決して真似をしないようにしましょう。
同様の意味で、「今晩は、○○さん」等のような挨拶も不要です。挨拶はタイトルで済ませておきましょう。
芸術レベルのASCIIアート(10KBレベル)ならば、相手も感動してくれるかもしれません。この場合は、大いに有意義です。頑張って素晴らしい巨大ASCIIアートを創造してください。
CCの欄を活用しよう
多くのメールソフトにはCCと言う欄があります。メールの規格上、普通の宛先欄には複数の宛先を記入できません。これでは不便だという事で、CCと言う規格が導入されました。
CCとはConvenient Creditsの略で、一度に複数の人にメールを出す事が可能な上、送信相手には誰に出したのか分かるという優れものです。メールで意見交換する時などに大いに活用できます。
たまにBCCという欄のあるメールリーダーがありますが、これは正式な規格ではないため、読めないメールサーバーやメーラーが存在します。最悪、送信しても宛先不明で戻ってきてしまいます。CCがあるのに何故このようなものが生まれたのか、経緯については不明ですが、とにかく役立たずですので、触らないようにしてください。
誤字・脱字・衍字は出来るだけ指摘しよう
ネット上で良いお付き合いをしたいのでしたら、きちんと誤字・脱字・衍字は指摘してあげるべきです。どんな小さなミスでも、きちんと指摘してあげましょう。もしかしたら、そのミスがその人の人生にすら影響を与えかねないからです。
相手に対し、細心の心遣いを以って接する事、これはネットに限らずマナーの基本です。
署名も引用しましょう
引用する時は、署名を忘れずに引用しましょう。誰のメールに対して返答しているかが一目瞭然で分かるからです。これはトラブルが起こった時の法的根拠にもなりますので、忘れないようにしましょう。
尚、前述したように、引用だからといって、引用を示す記号などは無駄ですので、全て消しておきましょう。自分のものでない署名は返答相手のものに決まっているのですから。
全ての文を引用しよう
引用は改行、前述した書名なども含めて、なるべく全て消さずに引用しましょう。理由としては、
- 先ず第一に、幾度も挙げているように、法的な要因によるものです。これについては、書くととても長くなるので割愛します。興味のあるかたは、関連の法律やその解説を探してみてください。
- 第二に、相手はとても忙しい人で、前のメールの内容を覚えていない可能性があるからです。
- 第三に、ネットワークというものはとてもアバウトに出来ていますので、文章の一部が欠落してしまう可能性があるからです。
以上のようなものが挙げられます。
もし「引用は最低限にしろ」と文句を言って来る人がいたら、はっきりと理由を挙げて、注意してあげましょう。