03年10月28日 | ストレス解消に人気爆発! 女性向けSMクラブで怒りのムチ!! | ||||||||||||
ゲスト:MEGUMI、KABA.ちゃん、アリtoキリギリス(進行)、若槻千夏、室井佑月、佐藤操(解説)、M男2名 | |||||||||||||
ストレス多き現代社会。芸能人とて例外ではない。ストレス発散には何かを怨念を込めて叩くというのが効果的であろうが、一種SMの世界になってしまいなかなか足を踏み入れにくいもの。そんな中、某クラブでは真性Sでない普通の人も擬似的に女王様体験ができる女性向けコースができ話題になっている。今回はここで女性芸能人・文化人たちの日頃の鬱憤を晴らすとともに、彼女らの怒りの度合い・女王様っぷりから怒りのムチ大賞も選出する。 まずは基本情報として佐藤からいろいろ話を聞く。女性向けコースの客層としてはOLを始めとして、セックスレスの人妻や年配の女性も多い模様。叩くことはもちろんだが言葉でも責めることは大事であるようで、目についたところから突っ込みつつ想像力を刺激し、次第に相手を昂揚させてゆくことがポイントらしい。鞭の使い方も学ぶが、ここでは佐藤にMと判別された石塚をサンプルにして行う。しっかり下に奴隷の衣装を用意している石塚、さすがである。使うのはやはり基本の六条バラ鞭で、軽快なリズム感でためらわずに叩くのがポイント。叩かれた石塚は言葉では否定しているが、なぜか顔が嬉しそう。 さていよいよ各人の怒り発散となるわけだが、一人目は若槻。出番と見るや目つきが変わっているあたりがなかなか。石塚に対して海外の空港で時間がかかりすぎることの不満をぶつけ、結構すっきりした様子。石塚は石塚で変な汗が出てきたらしく、「興奮している」と言われたり佐藤に勃起しかけの股間を指摘されたりと、いじられっぱなしだ。二番手は室井。堂に入った叩きで両親(しかし室井の会社の社員)を温泉旅行に連れていくときにメシがまずいなどということに対する不満をM男にぶつけた。すっかり気に入った様子の室井は「個人的にここ通わせてもらいます」とまで。 続いてMEGUMIが登場。某編集者にマネージャーに間違われた件や「可愛いね」と言われてるのに胸しか見られてない件への怒りをぶつけていた。と、ここで石塚が他のSMグッズについても質問。これがやぶへびで、実際に自身で体験する羽目になってしまった。でも身体は反応したようで、一同大盛り上がり。そして最後に登場したのがKABA.ちゃん。ニューヨークでできた彼に毎回求められ剃毛された挙句、二股をかけられたという生々しい話に怒って、我を忘れてヒートアップ。石井らに止められていた。詳しい話をしたところでまだ足りない風のKABA.ちゃんとMEGUMIはさらに石塚をちょっと叩いた。石塚も叩かれる良さがわかってきたようで、すわMの目覚めか? 最終的に、怒りのムチ大賞はKABA.ちゃんに決定。鞭の打ち方・言葉・ストレスの吐き方で高評価を得た。賞品に金のはたき、また、副賞として石塚が贈られた。「女性ならまだしも…」と言いつつも従ってしまう石塚、弱すぎです。 今回は女性向けとはいえSMの企画だし下ネタもそれなりにある回だったが、女性陣がそれに拒否反応を示さずノッてきてくれたので、盛り上がる回となった。とくにKABA.ちゃんと若槻千夏がいいねー。どちらも単純に個人的な好みの問題だが。KABA.ちゃんは出てきたのが最近のわりに、カマキャラには見られない真性カマとしてのあけっぴろげな発言がいいと思う。彼やピンクフラミンゴのKENちゃんみたいなキャラは大好きだったりするので、もっと出てきてほしいところ。若槻千夏はここしばらく単純にいいなーと思ってるのと、アイドル的売り方をするのかと思いきやちゃっかりこういうのにノリノリで出てくるあたりが素敵。前回出演時はとくに何とも思わなかったんだけど…。自分の位置付けをわきまえつつ前に出ようとするアリキリ石塚(パンツを前後間違えて穿いてたのは天然っぽかったけど)も慣れてきた感じで、バランスの取れた好作。あー、よく考えてみるとこれってSMの殻をかぶった芸能人怒り王決定戦の亜流みたいなもんかしらん? そうすると甘めの評価になるだろうが保存版。A。 関連リンク:目白パープルムーン 安斎、みうらじゅんの影響でホテルにチェックインするなり有料チャンネルをつけるようになってしまったらしいが、たまたまスパンキングのビデオが流れて見入ってしまったとか。それを聞いてタモリ、「ビデオ大賞にノミネートしたいですね」と。久しくやっていないビデオ大賞だが復活か?
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03年10月21日 | 日本の伝統技術を後世に残そう! オシャレなパンチパーマキャンペーン | |||||||||
ゲスト:ガダルカナル・タカ、石田靖、YOU、駒崎智、松岡寛雄 | ||||||||||
近頃の男性の髪型といえば多種多様、小洒落たものばかりで、パンチパーマにはすっかりお目にかからなくなってしまった。そういう状況にあって、理容・美容界でもパンチパーマを当てられる人が徐々に減っているらしい。しかし、その独特の髪型は日本で発明されたもので、先々まで残すべき文化遺産であると言える。というわけで今回は、実際にパンチパーマをあてる工程を見ながら、パンチパーマをおしゃれなヘアスタイルとして提案してゆく。 駒崎が松岡の髪に実際にあてるということになるのだが、いろいろと話も聞きながら整えてゆく。パンチパーマとは鏝を使ってあてるものを言うらしい。現在はさすがに少なくなっているようで、顧客が来るのは週1くらいだとか。なぜか笑みを絶やさない駒崎、今回は2cmのパーマに挑戦するという。もみあげも含めてしっかりかけるらしく、YOUは松岡に「逃げて」とコメント。 工程はカット→パーマ液を髪全体に染み込ませる→キャップをかぶせ約10分待つ→乾燥させ保護剤を塗る→コテ入れ(2回あてる)。全部で2時間くらいかかるこの技術、習得には最低5年かかるという。ギャラリーがいろいろと喋る中でほとんど喋らない松岡にはタカが「一応マイクついてるんだから、適当にリアクションしながら…」と軽くダメ出しした。コテ入れの場面では何に対してか、みんな驚きの声をあげる。YOUに至っては「いいの!?」とまで松岡に聞く始末。 このような企画によく見られる、途中挿入のミニコーナーもいくつか。「パンチパーマをあてられる店」では埼玉・東久留米・練馬の店を紹介。「パンチちょっといい話」では日本人は剛毛が多く毛が寝ないから、パンチをかける人が多いという小ネタを紹介した。出演者がもしもパンチパーマだったら、ということで想像写真も作成。みんな意外と変わりなく、似合っていた感じ。女性のYOUもコント風で、普通にありそうになっていた。 みんなもパーマをあててみたいが客にあてるためには理容師免許が必要なので、マネキンを使って実習することに。鏝の持ち方から苦戦するメンバー、見るとやるのとでは大違いなようで、みんな巧くはできなかった。普段小器用さを見せるタモリも失敗。YOUが一番巧いとの評価に、タモリやタカのテンションはちょっと下がったようだ。駒崎が仕上げの段階に突入した時点で、一同はパンチのキャッチコピーを考えることにした。例によって駄洒落・パクリに終始する中で、可愛いイメージで「フルーツパンチ」になった。 さて、駒崎自身も「なかなか」と自賛するパンチパーマは、周囲にも好評の出来だった。「おおー」「男らしくなるねー」などと絶賛の嵐。ツッコミを入れてみた石田もその跳ね返りに感動していた。最後にはキャッチフレーズを使ってポスターを作成。それにより、パンチのお客が急増したとかしないとか。 こういう、ごく限られたテーマを扱うのはこの番組の得意とするところ。たいして面白くないかもしれないけれど、ためにはなる安定した企画だった。YOUの発言がさすがで、鏡がないため自分の頭の様子が見えない松岡に「未来が見えない」というあたりなどは完璧。地味に松岡は2回目の出演。前は「24人の阿藤海」で何本か撮影を行っていたが、あれから2年、まだADですか。そういうもんなのかな。この後の彼の様子が知りたい。パンチで通したのだろうか? C。 安斎、パスポートの写真を撮る直前にパーマをあてにいったらパンチパーマにされてしまったことがあるらしい。また、2本目のオリジナルがタトゥーということでタモリは愚痴を連発。「タトゥーでよろしいでしょうか」という質問に対して「ダメ」と即答することに始まり、「OP出たら(唄も)出ろよ」「(空耳が)聞こえるかー?」「(「失礼」というフレーズが入った空耳に絡め)大失礼だよな」「(手ぬぐいを)絶対にタトゥーに渡さないように」と、恨み節が出る出る。最後には「いろいろ探してタトゥー以外送っていただきたい」とまで。
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03年10月14日 | 健壱 まい子 みゆきのドキドキ沖縄旅行 with タモリ | |||||||||
ゲスト:なぎら健壱、いとうまい子、神戸みゆき、屋宜信一郎、仲宗根真一 | ||||||||||
なぎらたち一行が沖縄旅行に出て、タモリもそれに便乗することになった。今回は、沖縄(実際は鶴見)において一行が現地の雰囲気を満喫する模様を送る。 なぜかハイテンションな3人プラス付いていけないタモリの4人が最初に遭遇したのは、沖縄独特の飲み物を集めた自販機。ここでは「ミキ」(マルマサ)、「パインマンゴ」(南西食品)、「インカコーラ」(海外)、「黒糖玄米」(南西食品)を試してみる。ミキは白米ともち米をすりつぶした飲み物で、なぎらは「とぎ汁?」「重湯みたい」と苦い顔。タモリは「考えようによっては旨い」と言っていたが。パインマンゴはそのまんまのブレンドジュース。「沖縄って感じ」という意味のわからない感想が相次いだ。インカコーラはゴールデンコーラとも呼ばれる色が炭酸飲料だが、メロンソーダに近いようだ。黒糖玄米についてはなぎらもタモリも不敵な笑みを浮かべるほどで、凄い飲み物である模様。決していい反応ばかりではないが、タモリもなぜか乗ってきて次のスポットへ。 続いてはメインストリートへ移動して、沖縄料理が味わえる食堂へ。那覇空港から飛行機で約3時間(笑)の食堂「うちなーすば ヤージ小」では地元料理の多くが定食でいただける。一行は物珍しさもあってか次々注文。焼そば、ナカミ、ミミガー、ポークそば、かまぼこ炒め、みそ汁、ゴーヤチャンプルーを食した。みそ汁にポークが入ってるし島とうがらしも出てくるし(当然か)、鶴見にありながらちゃんと沖縄の味を出している感じ。料理は概ね好評。ゴーヤはいとうとなぎらにはちょっとダメだったみたいだけど。 腹ごしらえをして次に訪れたるは住宅街。そこではゴーヤを自家栽培していた。主人にお願いして収穫させてもらうことに。1本だけだがちょっと盛り上がった。そして沖縄のものなら何でも揃うスーパーへ。すくがらすや和三盆糖などの食材・食品はもちろん、民謡からHYまでをカバーした音楽コーナーや三線譜も販売。なぎらによれば、こうしたスーパーならではの土産物として沖縄独特の人名印がお勧めらしい。そこで、はんこを使った名前当てクイズを実施。紹介したのは平安名(へんな)、手登根(てどこん)、南風原(はえばる)、東江(あがりえ)。 最後に暑気払いのため、沖縄居酒屋で残波をいただいていたら突如三線の音とともに踊る人々(食堂にいた人と一緒?)が入ってきてよくわからないまま終了。 それにしてもヌルい…。しっかりできているようで、いないようで、なんともいえないヌルさ(悪い意味で)が醸し出されていた。今回は、そもそもの顔触れがちょっと…ていうかいとうまい子? 基本的にこの番組における彼女は評価できないので、彼女が出てくるだけで個人的にはちょっと落ちる印象。アイドル時代から応援している人には最近の露出増加は嬉しいかもしれないけれど。「那覇空港から飛行機で約3時間」と臆面もなく言い切るあたりはさすがだしよかったけれど、その程度。でもやっぱり沖縄料理は旨そうだ。ゴーヤチャンプルーくいたい。海ぶどうくいたい。D。 勝手に観光協会CDがインディーズチャート4位になったとか。
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03年10月7日 | 生誕25周年記念 インベーダーに侵略された人々!! | |||||||||
ゲスト:伊集院光(進行)、泉麻人、ペリー荻野、西角友宏 | ||||||||||
日本人の娯楽に革命をもたらしたスペースインベーダーが世に出て今年で25年。その記念すべき年に、宇宙一のスペースインベーダー王を決める一大イベントが開催されることになった。参加者は少ないけど(笑)。今回はこの模様とともに、スペースインベーダーにまつわる思い出などを送る回。 タモリですら移動の合間を見ては熱中しており、初めて芸能人になってよかったと思わしめたスペースインベーダー。トークをしようにもみんな画面に夢中で、伊集院の話に乗ってこない。そのような中で伊集院が何とか聞きだしたのが出演者の当時の状況。タモリはオールナイトニッポンをやっていて、泉は大学4年生頃、ペリーは女子高生だったらしい。とくにタモリと泉はともに六本木を根城にハマっていたようで、知らずに出会っていたことがあったかも。ペリーの地元は名古屋だが、現地では名古屋撃ちとは呼ばなかったようだ。伊集院も当時小学生ながら少なからず関わっていたようで、喫茶店に入り浸ってイメージトレーニングやギャラリーに徹していたとのこと。 このあたりでゲームはおあずけ、一旦トークに。タモリはマネージャーに嘘をつかせてまで移動の途中に必ずインベーダーを挟んでいたというし、泉は小柳ルミ子が没頭しているのに遭遇したというし、また、つぎこんだ金額も当時の身分のわりには結構なもので、やはりみんな相当ハマっていたようだ。伊集院に至っては親の財布から軍資金をくすねた結果、財布に鈴をつけられた挙句その鈴の音にインコが条件反射で反応するようにしつけられてしまったらしい。それほどまでハマる人続出であるからして上手い人は抜群で、開店から閉店まで僅か100円でできてしまうせいで荒川区じゅうの喫茶店にお断りの張り紙が出た人もいたとのこと。 裏技としては、やはり有名な名古屋撃ち(伊集院やタモリが実践しようとしたがうまくいかなかった)、あと虹。このあたりの話も含め、開発者の西角に話を聞く。最初のゲーム名は「スペースモンスター」で急に変えられてしまったので、それがきっかけで愛着を失ってしまったとか、名古屋撃ちや虹はバグだったとか、ほとんど一人で作られた(当時のデザイン画を忘れてきたけど)とか、そういう話。 そしていよいよ宇宙一をかけて泉・ペリー・タモリが挑戦。泉は酒を呑んだときの人格(呑み会の金を払わない)・アサトで挑み、960点。ペリーは当時を思い出し心にセーラー服を着て臨んだが930点。当時とあまり変わらない成績だったようだ。タモリはさすがで、名古屋撃ちによる華麗な勝利を狙ったが、それが裏目に出て(要は失敗して)880点。 誰一人一面もクリアできなかったが、得点で泉が優勝した。優勝賞品は二つの箱から選ぶという珍しい方式で、泉はPS2ソフトのスペースインベーダー復刻版が入った箱を選んだ。選ばれなかったほうは準優勝の宇宙女王・ペリーに進呈された。中身はスペースインベーダー煎餅。インベーダーのセンベイダー(スペースセンベイダー)から来ているスタッフ自信作?だが、あまりのレベルに伊集院は完全に壊れてしまった。 最年少が伊集院という平均年齢高めの企画(企画が企画だし)は、若い者には決して出しえない安定感抜群のグルーヴを生み出していてかなりよかった。言い換えれば、ほどよくヌルくて良かった。場慣れした泉・伊集院はともかく、出演2回目のペリーもすっかり溶け込んでいるのがいい。発言が鼻につくことも特になく、自分をネタにすることもできるみたいで、どんな企画にも送り込める、貴重な女性ゲストをここへ来て確保した印象だ。今後の活躍に期待。もっとも、雰囲気はここしばらくでは見られないくらい良かったとはいえ、面白かったかとなると疑問符が付くが。スペースインベーダーは得意じゃないしなー(それはアンタの事情だ)。まあ、雰囲気を採ってB。 安斎、初めてナポリタンを注文したときに勘違いしてタバスコを飲んでしまったらしい。
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03年9月30日 | 東京ホテルランキング 〜トレインビュー編〜 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ゲスト:南美希子(進行)、豊岡真澄、南田裕介、パラダイス山元、やく・みつる | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
近頃はまたホテル開業ラッシュということで、番組でもホテルの格付けを行うことになった。しかしこの番組のこと、ただの格付けではない。窓から鉄道・列車が見えるトレインビューのホテルの格付けを行うというのだ。そういうわけで南以外の5人が評議員となり、各人星一つ、満点は五つ星という評価でホテルの格付けを行う。 はじめに評議員の紹介も兼ねて各人がお勧めのトレインビューホテルを紹介するのだが、この時点で既に豊岡はついていけない風。「南さんだけは味方と思ってたのに」、その南もロケ地の窓から見える車両にいちいち正確な反応をするものだから、豊岡は完全に置いてけぼりだ。紹介するホテルは次の通り。
チサンホテルは線路に若干カーブがかかっているのが好反応。「線路があれだけ密集してのは日本にほとんどない」と線路マニアのタモリも納得。サンパレスでは貨物駅が見えるあたりに南田がほくそえんだ。南田は毎回「おっほーたまらないですねぇ」「これいいなぁ。これいいなぁ」などと、ほぼ本編通して大喜び。いっぽうで豊岡は苦笑続き。ただ彼女も、三角屋の侘びの風景はお気に召したようだ。 関連リンク:チサンホテル浜松町;ホテルロイヤルオーク五反田;京王プラザホテル多摩 勝手に観光協会内でのいいホテルの条件は、「リンスがあること」らしい。これをきっかけにタモリがまた昔のリンスの話を。
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03年9月23日 | ドラムサミット'03 オイラはドラマー! 嵐を呼ぶ男たち大集合!! | |||||||||
ゲスト:まこと、クリス・ペプラー(進行)、TO-BU、五十嵐公太 | ||||||||||
学園祭の季節、秋がやってきた。学園祭の花形といえば今も昔もバンドであるが、その中にあってドラムの位置付けというものは甚だ不安定。リズムセクションとして音楽的には非常に重要なのに、モテると言われるバンド内では最もモテに遠い存在であることもしばしば(たとえばルナシーとか?
オイスターズとか?)。そんな虐げられた存在であるドラマーの地位を向上させるべく、プロドラマーが結集してサミットを開催することになった。というわけで今回は、ドラマーの実態を詳らかにする企画。 まずドラム意識調査として、幾つかの質問をドラマーたちに投げかける。その質問が正しい場合にドラムを乱打するというしくみ。最初の「最初からドラムになりたかったわけではない」で早速全員YESの回答。まことは歌手(というかマッチ)に、TO-BUはキーボードに、五十嵐はベースになりたかったらしい。 以降は各人に均等に話題を振るためか個人をピンポイントで狙った質問の連続。「ドラマーはレコーディングが早く終われていい」(まことがYES)、「ドラムを始めた当初は枕や電話帳を叩いていた」(TO-BU)、「ライブ中に電源が落ちたとき、20分間ドラムソロでつないだ」(五十嵐)、「ドラマーはモテない」(まこと)、「渡部篤郎が好きだ」(TO-BU)、「ドラムの叩きすぎで上半身がねじれている」(五十嵐)という質問が出た。途中では各人のドラムソロも挿れられた。また、質問に関係したエピソードとして、五十嵐が公害局や葬儀屋から音でクレームを受けたとか、まことが松田聖子を初めて生で見たときに小さな妖精をたくさん見た、といったことが披露された。 続いてドラムに関する知識を問うクイズ。「フットペダルを開発したのは誰か」(こたえ:ラディック)、「DR-1をパールと共同開発したのは誰か」(ジェフ・ポーカロ)という問題が出た。関連してボンゾが使っていたペダル・スピードキングも紹介された。 ドラム知識クイズはあっさり終わってドラムから始まる曲を用いたドラムイントロクイズ。ツェッペリン「ロックンロール」、チェリッシュ「てんとう虫のサンバ」、スティービーワンダー「迷信」、細川たかし「心のこり」、荒井由実「ルージュの伝言」が出題され、出題範囲の関係か、五十嵐が立て続けに正解。まこととTO-BUは打つ手なし。五十嵐が惜しい間違いをしたことでまことが食い付いた場面もあったが、「後追いダメです」とあっさりタモリに却下されてしまった。 そしてなぜかドラムイントロクイズのみを対象とした優勝者の発表。審査員陣は非常に揉めた(笑)らしいが、順当なところで五十嵐が優勝した。賞品は空耳手ぬぐいとドラムっつということでドラ焼6個。五十嵐はテレビに出て初めて賞品をもらったということで大喜び。最後はトリプルドラム(のみ)による「嵐を呼ぶ男」で締められた。タモリは「全然わからない」と言っていたけど。 音楽関係でもドラムに特化した番組・企画はほとんどないので、元太鼓叩きとしてはアプローチはどうあれ、良かった。どうせなら真矢も呼んでほしかったし、ドラムソロは短すぎるうえにキメを入れてくれないので消化不良だし、せっかくトリプルなんだからソロ回しなりタムを絡めたユニゾンなりしてほしかったところだが、まあ贅沢は言うまい。って不満だらけ? ともかくも、取り上げる題材としては嬉しかった。ゲスト参加という立場でタモリにもティンバレスをやらせていたが、最初っきりだったのがちょっともったいない。とりあえず、来年もやる可能性があると言うだけは言ってるので、真矢も交えて是非実現していただきたい! ASA-CHANGにも出ていただきたい! どうせ来年は開催されないだろうけど。B。 安斎、みうらじゅんとの「勝手に観光協会」CDをPRしたが、肝心の現物を持って来ず。持ってすらいないらしい。
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03年9月16日 | 陰陽師もビックリ! 平安京エロ物語の世界 | |||||||||
ゲスト:松尾貴史(進行)、乾貴美子(進行)、室井佑月、江川達也、林雅彦(解説) | ||||||||||
サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」が村上春樹による新訳で出るなど、ちょっとした古典ブーム。そうした現状に対して、キッチュや乾は真の意味での古典、平安時代の書物を薦めてきた。そこには当時の生活が描かれているため、当然エロも含まれているとのこと。今回はそうした古典文学からエロの部分を抜粋して読み、しかるべき形で現代に甦らせる。現代訳を室井が担当、また、その場面を江川がイラスト化する。 今回対象とするのは実話を元にした物語で、源氏物語のようなタイプは除く。で、最初にとりあげるのが古本説話集下巻。吉祥天女を娶った法師が浮気をしてしまい天女に別れを告げられる話。最後に精液でいっぱいの桶を二桶突きつけられるシーンを訳した。 続いて古今著聞集巻第十六。若い尼に一目惚れし、尼僧に化けて使用人として潜り込んだ僧が寝込みを襲う話。挿入するも逃げられてしまうシーンの原文を読むが、「だんだんと古典がわかるようになってきた」とタモリも乗ってきた。この話には続きがあり、結局本意を遂げるシーン(尼は仏に情交を捧げるべく逃げた)も読む。タモリだけでなく、室井の訳も乗ってきた。 最後に、古今著聞集巻第十六から別な話を取り上げる。山伏が鋳物師になりすまして遊女とコトをいたしたのだが、その遊女に対して鋳物師が自分でないことを証明する話。山伏のモノに対して自分のものが貧相であることをさらけ出すシーンを読んだ。 で、これらに基づき「エロ平安京物語」を来春堂々出版するという。もちろん冗談だが。 「なぜ私がタモリ倶楽部に呼ばれているか考えてください」と登場時に言う乾は素敵。自分の役回りを理解しきっている様子。エロ企画の女性ゲストの筆頭は乾になってしまった。「(ペニスのことを)当時もマラって言ったんですか」などと発言も相変わらずでいい。さすがの彼女もタモリ・キッチュ・江川がたまに見せる悪乗りにはついていけない風だったが。そこもまたいいんだけど。企画は高尚で目の付け所も悪くない。古典は得意だったので番組で訳す前からだいたいわかったってのもいい。みんなで少しずつ訳していく、協力体制もいい。ただ、室井の文体が自分には合わなかった感じ。や、予想はしていたけど。また、絵はともかくとして江川はちょっと危険。確かにそうなんだけれど、開口一番「失礼な番組だなぁ」とぼそっと言うなんて、かんじわるー。このふたりにギャラをつぎ込んだのか、主役であるはずの古典文学にどこぞの図書館のシールが付いてたのが哀しい。うーん、ただ、仮に出版されたらやっぱり買うんだろうなあ。B。 安斎、札幌で個展をやるらしい。「キャラフルピクニッコ」と題し、9月13日〜23日、札幌4丁目プラザ7Fホール4プラホールにて。ちなみに、彼は関根勤に舞台上で髪型がおかしいと言われてしまったらしい。また、2本目ではTシャツを出すつもりがいつもの癖で「これは十分にある」と言いつつ手ぬぐいを最初に出してしまった。
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03年9月9日 | タモリ倶楽部 新オープニングテーマをレコーディングしよう!! with ZEEBRA | |||||||||
ゲスト:ZEEBRA、YOU、渡辺祐(進行)、DJ KEN-BO、Dr.T、福島利樹、佐藤真、安斎肇 | ||||||||||
まだまだ暑いということで夏野菜についてのヌルいトークをしていたところ、降ってわいたのが現在の「ショート・ショーツ」に代わる新OPをレコーディングしようという企画。今回はその模様を追う。 曲作りは一から始めるのは難しいので、ベーストラックをZEEBRAの「Perfect Queen」から拝借する。あとはこの曲をどのようにいじってゆくかだが、まずはイントロに被さっているラップの部分(しめて四行)を番組風にアレンジすることから始める。韻を踏むことを念頭に一同知恵を絞るが、YOUは駄洒落に走ってしまいワンフレーズも使い物にならず。結局ZEEBRAや渡辺の案を中心にうまくまとめていった。レコーディングでは、タモリが直々にこのフレーズを唄うことに。バックトラックを使ったゲネプロの段階では入りすらつかめずに戸惑いを見せていたタモリ。レコーディングもテイク1では食いつきすぎだったりと不安があったが、上手く修正してテイク3で終了した。 続いてサビの部分の製作。といってもライムのほうではなく、コーラスのほうを変える。ZEEBRAの提案で、もともとの「I WANNA BE YOUR MAN」を空耳風に変更することになった。そしてレコーディングにはYOUがオリジナルでも用いられていたトーキングモジュレーターを使って臨むことに。練習では上手くいかなかったが、こちらもなんとか終わって曲が完成(あれ? それだけ?)。 これを音盤の形にするのだが、せっかくなのでCDよりレコードにしよう、ということになりカッティングマシンでDATからレコードにおとすことに。切りくずを刷毛で中央部に巻きつけるという作業が必要になるので、各人練習。一通りやった結果タモリがやることになり、見事に完成した。 それでは試聴、という段になって安斎がやってきてなし崩し的に空耳に突入。空耳後はとりあえず試聴して一同出来に満足するが、安斎がせっかくだから自分も参加したいと18分間ごね続けた。その結果、録音したトラックは使わず、出演者で一枚きりのレコードをめぐってじゃんけん勝負をすることに。勝ったのはZEEBRA。彼のトラックを使っているだけにみんな納得した様子。 最初は新OPのレコーディングということで、「ええっ、本当に変わるの?」と素で動揺してしまったが、なんだ結局新曲のプロモーションかよ! ほっとしたことはしたけど。食いつきすぎたタモリにストレートにダメ出しできずに気を遣いつつコメントするZEEBRAやレコーディング面ではあまり貢献しなかったけどコメントの冴えは相変わらずのYOUあたりが見所になるのだろうが、個人的には単純にレコーディング機材が面白かった。レコーディングの世界ではまだDATが主流なのね、とかトーキングモジュレーターとヴォコーダーって違うみたいね、とか。あとvestaxが出てきたことか。最近プレーヤーを買っただけに。C。 関連リンク:vestax(カッティングマシンを製作) 出演者揃って(Dr.Tとベスタクスの二人は除く)の空耳。全員で見る空耳って最近多いですね。珍しく、立ったまま進行。
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03年9月2日 | 2003年 宇宙の旅計画! 〜モデルロケットを打ち上げよう〜 | ||||||||||||
ゲスト:ガダルカナル・タカ、はしのえみ、山崎裕太、山田誠(指導) | |||||||||||||
有史以来の火星の大接近がわりと大きく取り上げられたように、天文の話題は人々の心を捉えることが多い。その代表がロケットだ。実際のロケットに乗り込んだりそれを打ち上げたりする人はごくわずかだが、本物さながらのミニチュア版、モデルロケットは非常によく打ち上げられているらしい。そこで今回は、NASAも普及に協力しているというこのモデルロケットを作って打ち上げてみる。 まずは一例として、マーキュリー計画の時に作られたマーキュリーアトラスロケットのモデルロケットを見ながら大まかなところを山田から聞く。学校教育用にできたモデルロケットの歴史は古く、47年・4億7千万回打ち上げの積み重ねがあるらしい。実際に打ち上げも見せてもらうが、一同歓声を上げるほどの見事さ。綺麗に上がってパラシュートもきちんと開いて、落ちてきた。 さて自分たちがモデルロケットを打ち上げるためには、ある程度の知識が必要である。そこで、山田から主な3点について講義を受ける。「ロケットはなぜ飛ぶか」ではロケットが作用・反作用で飛ぶことを、「モデルロケットの構造」ではモデルロケットのしくみ・パラシュートが開くしくみを、そして「モデルロケット競技」では定点着地なる競技・そのためのポイントを学ぶ。パラシュートが開くのは途中に放出薬を仕込んでいるからであり、また、定点着地させるには風上に向けて打ち上げればよいらしい。 ブレイクとしてNASAの宇宙食を食べてみる。あまり好評ではなかったが…。ちょっとしたお宝自慢になるが、山田の持っている旧ソ連の宇宙食、模型ロケットエンジン(未使用)、宇宙にまつわるコイン集などを見る。「日本人で持ってる人はそうそういませんよね」との上手いおだてに満面笑みの山田。嬉しそう。 以上、先ほどの講義を踏まえ、森田えみチーム、ガダルカナル山崎チームにわかれてモデルロケット製作開始。各チーム2機ずつ作成し、発射地点の一番近くに戻ってきた機体をつくったチームが優勝。作り方は、エンジンマウントチューブを組み立てる→それをプラスチックフィンの中に入れる→フィンと本体を組み合わせる→本体とノーズコーンをゴムひもでつなぎ、パラシュートを取り付ける→リカバリーワディング(パラシュートが燃えるのを防ぐ)を本体の内側に3つ隙間なく埋める→パラシュートをたたみ本体に入れ、ノーズコーンを取り付ける→エンジンに点火剤を入れ、本体に取り付ける、といったもの。 まずタカが作ったガダルカナル山崎1号の打ち上げ。しかし不点火で飛ばないというはかったようなオチで失格に。続いてタモリのつくった森田えみ1号。これはきちんと飛び、49m40cmの記録を残した。山崎の作ったガダルカナル山崎2号は飛ぶことは飛んだものの、パラシュートが開かず失格に。ここで森田えみチームは勝利確定。最後に飛んだはしの製作の森田えみ2号は記録を伸ばし、27m70cmでフィニッシュ。 最後に一応表彰が行われ、モデルロケット協会の正規の賞状が送られた。と、せっかく作ったんだから競技とは関係なしで(飛ばなかった自分の機体を)飛ばしたい、とタカ。山田の協力でエンジンも付け替え、万全の体制で臨んだのだが…結局またもや不点火に。 今回はぐだぐだになることもなく、流れるように進んでいった印象。それにはやはり、流暢すぎる山田の語りが多少なりとも影響しているのだろうと思われる。なんだこの人は!ってくらいによどみなく言葉が出てくるのがたいしたものだ。それが原稿を見た風でもなく、そして照れなく爽やかに語れるところは純粋さを表していてかなわないなあ、と。まあそれ以外には特にどうということもない回だが…。タカの打ち上げ失敗がいいアクセントとオチになっていてよかった、というくらいか。C。 関連リンク:日本モデルロケット協会 タモリ、「いーわれてみれば」ととちる。鉛筆アルミキャップで作ったロケットの思い出が語られた。また、1本目はフランスからの投稿。
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