祇園祭と女人禁制 |
京都三大祭りの一つであり、古くは、祇園御霊会(ごりょうえ)とも呼ばれた祇園祭は、千百年間続いている八坂神社の祭礼です。 貞観11年(869)に京の都をはじめ日本各地に疫病が流行したとき、「これは祇園牛頭天王の祟りである」として、平安京の広大な庭園であった神泉苑に、当時の国の数−66ヶ国にちなんで66本の鉾を立て、祇園の神を祭り、さらに神輿をも送って、災厄の除去を祈ったことにはじまるそうです。 祇園祭は、7月16日の宵山、17日の山鉾巡行をクライマックスに、7月1日の「吉符入り」から、7月31日の境内摂社「疫神社夏越祓」で幕を閉じるまでの1ヶ月間、各種の神事・行事がくり広げられます。 が、ここで忘れてならないのが「女人禁制」のしきたり。少なくとも1615年頃には女性の囃子方が山や鉾に乗っていたようですが、江戸中期に「女性には穢れがある」という迷信が庶民に広まるとともに「女人禁制」。 山や鉾によっては鉾の上を拝観することすら許されてきませんでした。 ところが21世紀最初の今年、大きな変化が少しだけ始まりました。まさに「山動く」です。 また「平成女鉾」の行方も気になるところ。頑なに「伝統」を守るのか、それとも、「伝統」に新たな一ページを加えるのか?! おすすめサイトと朝日・毎日・京都各紙の記事の要約をご覧ください。 |
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