20 years with Mira TR-XX
◎えすぷれそのチャイルドシート記
※肩肘張らずに読んで頂きたいのですが、僕が行っていること、考えていることを書き連ねているだけなので、それが正しいかどうかはわかりません。ここんところはご承知おき下さいませ。なおメール等でご指摘のあった内容については、紹介させて頂くことがあります。何だかただの親ばか日記ですね(笑)。
※その2、その3あります。チャイルドシート関連リンクも作ってあります。
今、二人の子供をのせて車に乗ることが多くなりました。マーチの後部座席はチャイルドシートに占領されています。○ベビーシートをもらう
とはいえ、僕もはじめは、義務化うんぬんはともかくとして、「子供をふつーに席に置いといたらあぶねーから、ちょっと付けとくか・・・」くらいの認識だったのですが、いろいろ調べるとこれもまた面白い。そんなわけで、子供の成長記録も兼ねて(?)、我が家のチャイルドシートについてのあれこれを書いてみました。
ちなみに、現在使っているものは次の製品です。安全性等を熟考して選んだわけではないのは、読み進めていけばわかっていただけるのではないかと思います。
1 センチュリー・スマートフィットクラシック(乳児用) 2 コンコルド・フィックスマックス(幼児用)
子供が生まれるということで、チャイルドシートは何を買ったらいいのかな〜、と迷っていました。 。地元のスーパーのベビー用品売り場には、コンビやアップリカというベビー用品大手の分厚いカタログがあり、チャイルドシートがかなりのページを割いて載っていました。○ベビーシートに乗せる
「何か難しいなぁ・・・ おまけに随分高いんだなぁ・・・・」
そう、くるっと回って乗り降りしやすいだとか、卵を落としても大丈夫だとか、背中が蒸れないだとか、赤ちゃんを優しく包み込むだとか、酸素がどうのこうのとか、いろいろと機能が充実しています。お値段も充実(!)で、当時のカタログはもう捨ててしまいましたが、アップリカのマシュマロシリーズなどは10万円を超えているものもありました。
「レカロシート(大人用デス)買えるじゃん・・・・」
どうもカタログを見ていると、「安いのは子供を大事に思ってない」ような気にさせられてしまうのです。かつて「暮らしの手帖」という雑誌(2000年6月?)でチャイルドシートの比較テストをしたようなのですが、その頃の僕にはもちろん知る余地もなく、また今よりもずっと優しくて純情だった(は言い過ぎか?)ので、まんまと大手メーカーの宣伝に大きく頷いてしまうのでした。
さてさて、これまたよくある話で、子供が生まれると言う話を聞きつけ、親戚から洋服やらベビー用品やら山のように送られてきました。その中に、ベビーシートが入っていました。
※ベビーシート:新生児〜1歳頃までの専用シート。後向き固定。ベビーラックやキャリーとして使えるものもあります。軽量で比較的安い。とにかく箱をみてびっくり!説明書きは全部英語とスペイン語。おまけに、「Made in Mexico」の文字が輝いてます。どうやら「Century」というアメリカのブランドの「Smartfit」というシリーズのようです。カミさんが聞いた話では、いろいろ調べてこれがアメリカで一番売れてるようだし(事実は未確認です)、比較的手頃なお値段なので購入したということです。で、箱を開けて出てきたものは・・・・・「ポリバケツに布はっただけじゃん!」(←あくまでも喩えです)とにかく、カタログやお店で見たものとはかけ離れた、チープなものなので、とても不安になりました。一応本体には日本語の説明書きのシールが貼ってありますが、説明書はありませんでした(紛失した様子)。 まじでこんなので、赤ちゃん大丈夫なんだろうか・・・? やっぱりちゃんとお金を出してごついのを買わなきゃいけないんじゃないか・・・・・
ちなみに、その後現在に至るまで、そのベビーシートは我が家で「バケツ」と呼ばれるのでした。「バケツ邪魔だから外しとこう」みたいな感じで。
※値段と安全性は関係ないようです。数多くある見解の一つでしょうが、次のリンク等参照してください。
国民生活センター チャイルドシートの比較テスト結果
※センチュリーのベビーシートについては、グレコ社が扱っているようです。同社のページからセンチュリー社のチャイルドシートの取扱説明書をダウンロードできたり、リコール情報が載っていたりします。
病院からタクシーに乗ってこどもが我が家にやってきました。他の子よりも一回り小さく、どこか頼りなさげで、とてもじゃないけどふにゃふにゃのままバケツに乗せる気にはなりませんでした。まだこの時点では重厚で機能沢山のもののほうが素晴らしいのだと思ってましたから。結局、車で出かけるようになるのは生後2ヶ月半過ぎてからとなってしまいました。○ベビーシート卒業
私、えすぷれそは、平成4年式のミラターボ(L200s:前期型)に乗ってました。3ドアの軽自動車です(トップページから来られた方は周知のことでしょうが)。ミラターボの後部座席は2点式のベルトです。台座が取り外しできることもあり、車への取り付けは簡単です。ただぐいぐいと力任せにベルトを締めればいいのですから。おまけに台座には角度調整機能(?)のようなものがついている優れもの。座面の傾きをフォローできるのです(使う機会はありませんでしたが)。そして、車に乗り込むときには家の中でベビーシートの本体に子供を乗せて、車まで運んで「ぽん」と取り付ければいいので、3ドア車でもそんなに不便を感じませんでした。
長時間のドライブは首が据わってからになりました。といっても片道1時間半くらいが限度だったので、車ではあまり遠くには行きませんでした。小柄な子なので、お出かけはだっこひもを使って電車で、というのが多かったです。電車でいい歳の男が赤ん坊をだっこしているのはとっても目立つようで、女子高生からおじいちゃんまで、いろいろな人に話しかけてもらえました。
閉話休題。
このベビーシートは、部屋の中ではロッキングチェアになり、外出時にはベビーキャリーにもなり、となかなか便利なものだったのです。特に子供が車の中で寝てしまい、家に帰り着いたとき、台座からそ〜っと本体を外し、起こさずに部屋まで連れて行くことができたのです。また離乳食の初期の頃は、この椅子に子供を座らせてご飯を食べさせていました。カバーが取り外して洗えるしね。
何よりも、ベビー専用なので、比較的コンパクト。ただでさえ室内空間の少ない軽自動車にはばっちりでした。ベビーシートは運転席の後ろに付けていたのですが、運転席を前に出し気味にして乗って(←短足?)いるのですが、それでもぎりぎりの大きさだったのです。高価な回転式のシートだと、スペース的にはかなり厳しいんじゃないかな、と思ってしまうのでした。
これとは別に、クーハンという「網かご」のようなものもいただいたのですが、こどもを持ち運ぶにはこのシートの方がコンパクトで全然持ちやすいので、全く活躍の場はなく、オモチャ入れとなってしまったのでした。クーハンは籠の左右のヒモを合せて持って歩くのですが、ぼ〜っとしてると片方のヒモがするっと手から抜けて、オモチャをばらまいてしまったことも。これが子供だったらと思うと、ぞっとします。
※センチュリーのベビーシートで、1991年〜1997年に製造されたものについて、ベビーキャリーとして持ち歩く際問題があり(車に装着している状態では問題なし)、リコールになってるとのこと。英語なのでよくわかんないよ〜。よって、気になる方はこちらのリコール情報(U.S. Consumer Product Safety Commissionという機関)を確認してください。我が家のは2000年製造なので大丈夫なようですが・・・・
親子ともだいぶ車にも慣れました。つかまり立ちが出来るようになった頃には、富士山周辺までドライブに出かけられるようになりました。とはいえ、ただでさえ暑いミラターボ、背中がものすごい汗になってしまう(とうぜん「なんとかサーモシステム」みたいなものはついていない)ので、1時間毎に休憩し、着替えしながらのドライブです。一日後向きで乗っているのはどういう気持なんでしょうか? 見たところ満更でもなさそうです。一度聞いてみたいのですが、この時期では、まだ言葉は出ません。ただ、次の日にバテている様子を見ると、かなりドライブは疲れるようです。○自我と向き合う
後向きのベビーシートは体重が9キロまで。それより大きくなったら別のシートが必要となります。そろそろ次のを買わないとなぁ・・・・ この頃、子供の方は床や家具の角に頭をごつんごつんとやってます。家じゅうに「エッグ○ョック」を貼っておきたい気がします。きっと貼った端からはがされるんでしょうけど。。。。。
出回っているチャイルドシートの主流は新生児〜4歳くらいまでの、ベビーとチャイルド兼用。まぁ、兼用とはいえ使えないわけではないので、これはいいのですが、問題はミラターボのリアシート。国土交通省の2003年新基準を前にして、チャイルドシートの主流は3点ベルト専用になってしまっているのですが、ミラターボのリアシートは2点式なのです。かと言って、助手席に付けてしまうと後席の乗り降りができなくなってしまいますし、危険だと言われているので、ちょっとできません。話題は外れますが、そんな危険な助手席に、これまた大切なカノジョなりカミさんなりを乗せるのもどうかと思ったりもするのですが・・・・
ベビー用品のカタログを見ていたとき、「ジュニアシート」「2点・3点兼用」という、まさに探していたものを見つけました。それがコンコルド・フィックスマックス。哺乳瓶の(?)ピジョンで取り扱いしている輸入モノのシート(現在は取り扱いはありません)です。ヨーロッパ基準なので、なんとなく安心そうだし、ちょうど始まったばかりのチャイルドシートアセスメント(国土交通省)でもなかなかの好成績。お値段もリーズナブルなので、もう迷うことなくこれに決めてしまいました。
ところが、当の本人、フィックスマックスを使える「体重9キロ」になかなか達しません。歩き出すようになり、お誕生日も来たのに・・・・・・ 結局14ヶ月、「四捨五入で9キロ」の状態で、前向きに座らせるようにしたのでした(本当はいけないんでしょうけどね・・・)。
フィックスマックスはリクライニングもない単純な作りでしたが、軽くて、取り付けもしやすく、いいシートです。実家でも車を使っていて、チャイルドシートを外す機会が多かったので、これは助かりました。3点ベルトの座席に付けるときでも、ロッキングクリップ不要、シートベルトの肩のところを、チャイルドシートの内臓クリップにひっかければOKなのです。また、ミラのリアシートはバケット状になっているのですが、その窪みにぴったり収まるような感じでした。ただ、取り付けしやすいというのは、後日他のシートを使った時に実感したハナシで、そのときはこれが当たり前だと思っていたのでした。
また、座面が低いので、子供がちゃんと歩けるようになってから意外と早くに、ドアを開けれやれば自分でシートも乗り降りできるようになったのです。こちらは本人が座るのを待ってから、ベルトを締めるだけでいいので、他の荷物を持っているときには助かります。
※ピジョンのホームページ→チャイルドシートの取り付けについて
来るべきときは、やはり来てしまいます。○子供を乗せるために、新しい車を買う
前向きのシートになって数ヶ月後、チャイルドシートを嫌がるようになりました。家から出るときは喜んで自分から椅子に座るのですが、途中でいったん車から降ろすと次がいけません。背中をそらし、泣きわめき必死に抵抗します。でも構わず力づくでシートに押さえつけ、ベルトを締めてしまいます。走り出してしまえばもう機嫌が直ってしまうのですから、いいかげんなものです。もう少し大きくなると、子供にも知恵がついてきます。抱っこをせがんだり、「痛い、痛い」と叫んだり(その頃しょっちゅう子供に叩かれたり髪を引っ張られたりして、その都度「ひとが痛いっていうことはやめようね」と諭していたのを逆手に取ったんでしょうか)と、あの手この手で抵抗を試みていました。
親としては(・・・と言えるほどエラくはありませんが)ベルトをしなきゃ車は動かさんぞ、くらいの気持ちで接していたのでした。「一度くらいはいいかな」と、ここでカミさんがだっこして走ったりすると、もう二度とチャイルドシートに座ってくれないような気がしました(抱き癖みたいなのね)。こちらだって必死なのです(笑)
ある日、あまりにも抵抗されたので、根負けして仕方なく運転席に戻りました。シフトを「D」にしてクリープで車を走らせ、ブレーキをガツン! 助手席とリアシートの間に立っていた子供は驚いて、あわてて自分からシートに座りました。「ほら〜、ベルトしないと痛い痛いしちゃうよぁ〜」とカミさん。ちょっと乱暴なやり方でしたが、それ以来は割りとすんなり座ってくれるようになりました。
決定的だったのが、テレビ。ちょうど2歳くらいのとき、何気なく見ていたテレビで衝突実験の映像が流れてたのですが、かなりショックだったらしく、それ以降は一切いやがらなくなりました。それだけでなく、車庫でのほんの2m程の車の移動でも「おとーちゃん、ベルトしないと、ごっつんこすりゅよ!」とこっちが怒られるくらいに・・・
こんな感じなので、「全然座ってくれなくて〜」などと嘆いている他のお母さんたちと比べると、ずいぶんラクしてるんだな〜と思います。
子供が二人になりました。ミラターボに2つのチャイルドシートを付けて、上の子を乗せて病院へ行き、ベビーシートを取り外してベビーキャリーにして迎えに行きました。助手席の後がフィックスマックス、運転席の後がスマートフィット("バケツ"ですね)にしました。○チャイルドシートを頂いちゃいました。が・・・・
さて、車に乗せるか・・・・ ミラは3ドアなので、運転席を倒して・・・あれ?入らないなぁ。一度地面に子供を置いて、運転席を一番前に出して、ようやく背もたれとの隙間をとおして、カチャンと台座にはめることができたのでした。あれ〜上の子のときはこんなに苦労したのかな〜?思い起こせば、上の子だけのときは助手席の後は空席だったので、いったんそこに座って子供をのせることができたのです。でも今は後部座席はチャイルドシート2つ入っているので、そのワザは使えません。カミさんは、「買い物の荷物抱えて、下の子を抱えて、上の子の手を引いて、こんな風に車に乗せるなんて、やっぱり無理だ」と言ってます。
ミラターボは子供の「コ」の字どころか結婚の「ケ」の字も全然関係なかった頃から乗っている車です。子供の乗り降りのことなんてちーっとも考えてません。12年前には、こんなに長く乗るようになるとは予想だにしなかったのです。
こうなることは既にある程度予想していたので、ちょっと前から「後部座席にドアがある」「できればAT」という条件(たったそれだけかよ・・・)で車を探していたところでした。その条件だと個人的には「フィアットプント」とか「ミラCRターボ」とか「アルファ156」とかがよかった(MTでよければストーリアX4・・・)のですが、どれも高い・・・
ちょうど、新婚さん(♪)だった(別に過去形にしなくてもいいか・・)知人の奥様が乗っていたマーチ(K11)が、主を失って放置されているというので、アップリカのマシュマロなんとかよりだいぶ安いくらいで売ってもらえることになったのでした。
マーチはリア左右3点式ベルトで、固定機能が付いています。ベビーシートはロッキングクリップを使用した2点止め、フィックスマックスは普通に3点止めで取り付けました。心持ちシートが少し滑りやすい気がします。
この車、他にも後席は中からドアが開かないようになっていたり、前席はパワーウィンドうなのに、後席はくるくるまわして窓を開けるタイプだったりと、いたずらっ子対応されているのです(←安い車だからか。。。。)。その後席に、二人仲良く座っています。
二人目の出産に先立ち、近所の方がチャイルドシートのお古をくれる、と言ってくれました。もう上の子は小学生なので、もう数年前のだと思います。ちょっと古いし、安全基準なんかも当然旧基準(ミラ自体の安全基準を言われてしまうとしかたがないのですが・・・)なので、あまり気乗りしなかったのですが、とりあえずもらっておくことにしました。とてもきれいに使っているし、説明書もロッキングクリップもきちんと残っています。○チャイルドシートのレンタル
頂いたものは、コンビのレクシオというチャイルドシートでした。
ミラで子供と出かけるときに、マーチについているものをわざわざ外して付け替えるのも面倒なので、使ってみることにしました。
ところが、シートの上に両膝をのせてベルトをぐいぐい締めるのですが、なかなか固定しません。このチャイルドシートの台座はちいさくて丸っこいので、頑張って取り付けてもぐらぐらしてしまうのです。柔らかいシートならうまくつけられるんでしょうか? かれこれ30分程格闘し、結局最後には取り付けたチャイルドシートを思いきり持ち上げ、隙間にクッションを押し込んでようやく「固定した」という感じになりました。後向き固定のケースを考えての型なんでしょうが、実に不安定な形をしています。座面が少し高いので、子供は外が見えてよさげです。
さて、子供が乗ってみます。。。あれ?ベルトがするすると動いて止まりません。贅沢にもシートベルトと同様、力が掛かるとロックされるようです。これでは、子供は勝手にベルトをゆるめて抜け出してしまうのではないか、と思います。フィックスマックスだって、ちょっと気を抜いていると片方の肩を抜いてしまっていますから。。。。
取り付けにくさと、固定しないベルトのことを考えると、常日頃から使おうという気にはなりませんでした。頂いた方には申し訳なかったのですが、1回使用したのみでした。
とはいえ、ロッキングクリップは、ベビーシートをマーチに取り付けるのに使っているので、それだけでも頂けたのはラッキーでした。たったの550円なんだけどね。
「取り付けのしやすさ」なんてものは、実際実物を取り付けてみないとわからなそうですね。これには考えさせられました。いままではホント、テキトーに買ったものがしっかりと取り付けできたものですから。
そんなわけで、これから、下の子が1歳になったら使うチャイルドシートを探さないといけません。
旅行に行くのに、「ダスキンレントオール」から、タカタのミリブ3500とコンビのプリムベビーを借りてみました。どちらも1ヶ月で2000円程度です。
借りた車にはシートベルトのロックがついていないようでしたが、どちらも割と簡単に固定できることができました。特にミリブのベルト固定は、fixmax以上にやりやすく、1分くらいで車に取り付けできたのでした。シートベルトをシート裏に通しやすいし、肩のベルトを止めるところが、fixmaxだとバネのついたクリップなので、ゆるめているときはずっと手で押さえてなければいけないのですが、ミリブは「くさびを打ち込む」イメージ。ぐいぐいシートベルトを引っ張って、最後に「くさび」をぽん、で固定(読んでる人はこれじゃ何もわからんかも)です。う〜ん、次のチャイルドシートはこれでもいいよな、などと思ってしまいます。
・・・・以下 つづく(いつのことやら)