20 years with Mira TR-XX
◎えすぷれそのチャイルドシート記・・・・その3 

その1その2に、今のチャイルドシートに至る過程を綴ってあります。ただの子供の成長記録ですが。


 HPの更新に手をこまねいている(?)間に、子供が更に増えました。
 我が家の車も、それにあわせて、いい父親の虚像を演出するためにVOXYやステップワゴンに買い替え・・・なんてことをするはずは、もちろんありません。子供が増えれば将来のお金もかかりますし、新車を買うなんて余裕はありません。そもそも四角い車には乗りたくない!
 そんなことから、これまでの話に出てきたチャイルドシート3つ、「バケツ」「フィックスマックス」「ミリブ」の3個をマーチに取り付けて、家族全員で出かけるときは車2台、もしくはレンタカーを使うという生活をしばらく送っていたのでした。
 チャイルドシートを左右につけた後席中央の隙間は20cmくらい。ぬいぐるみを座らせるのがせいぜいです。

 何事も「当面そのまま」というのが我が家の「家風」でもありますし・・・・せっかく扱える車が2台ありますので、それでなんとかやっていったところでした。

 そんな折、知人からジュニアシートをもらうことになりました。上の子も大きくなってきたので、なんといいタイミング! 譲り受けたのが、なんと、憧れ(?)のレーマー。ズーム&コンフィという、車の3点ベルトを使うタイプのものです。側面衝突対応なのか、しっかりしたヘッドレストがついていながらも、軽い!そして、全体的に細身。幅は40cmを切っています。

 実際マーチの後席に取り付けてみると、何か真ん中の隙間が大きいです。そこで、左右のチャイルドシートを窓の方に少しずつオフセットしたら、真ん中にカミさん座れるじゃん。かなり窮屈だけど。

 ということは、

 家族5人が1台の車に乗れる!!!

 まさかこんなにボディの小さいマーチでは絶対そんなことないだろうと思っていたから、嬉しいの、驚いたの。この「ズーム&コンフィ」の横幅は38cm。それまでその位置にあったタカタのミリブ3500に比べると、横幅が6センチ狭いだけなんだけど、その数センチで、5人乗車が可能となったのでした。
 K11マーチの車幅は1585mm。5ナンバー枠よりも10cm以上狭いです。最近の肥大化した車に比べると、コンパクトさがいい点なんですが、いかんせんこの幅で後部座席にチャイルドシートを左右につけて、 真ん中に一人大人が座るなんて、無理があります。

私が細いからよ〜♪

なんて言う人もいるかもしれないけど・・・上の子が6歳を過ぎて、お巡りさんの前ではチャイルドシートをしなくてもいい年齢になっているんだけど、ただ座らせておくだけだと飛んでいってしまいそうだし、お尻だけ(背もたれのない)の椅子だと、ベルトの位置がイマイチ心許ないのです。

 片側のチャイルドシート、レーマーのズーム&コンフィーが細身なことから可能になった5人乗車なのですが、同じシートが手に入れば、もっと真ん中が広くなるじゃん、と思い、Bなんとかとかいう中古品のお店を見てみました。

 すると、目当てのレーマーはなかったのですが、レカロスタートっていう、レカロのチャイルドシート版(最近の、日本製チャイルドシートにレカロのマークを付けたのではないです)が、他の多くの「ベビー用品系チャイルドシート」と並んで、それ以下の値段で置いてあります。

 レカロが5千円?

 棚から取り出し、ひっくり返したり表皮をひんむいて見たりしてみましたが、どうもたいした難点はなさそうです。連れて行った子どもを座らせてみますが、いい感じのようです。
 中古のチャイルドシートだと、前車で事故にあったりしてたかどうかわからないので、リスキーなんですが、このタイプだと、車のシートベルトに力がかかるから、そんなに神経質にならなくてもいいのかな、と、自分勝手な理屈をつけて、レジへ。
 ついに5個目のチャイルドシートです。

 で、これでは終わらない・・・6個目のチャイルドシートに手を出してしまいました。

 レカロスタートもそんなに幅広じゃないのですが、小さい車の限られたスペースです。両脇にチャイルドシートが食いこんでくるようでして、やっぱり窮屈です。もう少し幅がほしいなぁ。

 何気なくオークションサイトを見てみると、レーマーのズーム&コンフィが出ています。それも、かなり安く。おまけにメルセデスベンツ純正ということで、いすの横にはベンツマーク。まぁベンツマークはどうでもいいのですが、後席左右をレーマーとすると、中央に大人一人が普通に座ることができるのです。マーチですらそうなのですから、他の車ならもっと余裕があるんでしょうね。
 この「ズーム&コンフィ」は、付け外しは簡単なので、子連れで試乗をするときに大活躍ですし、大きな紙袋に入れて電車で持ち運びもできるのです。子どもも持ち運びできるくらいの重さです。BMWでM3の試乗をさせていただいたとき、僕の後を二人の子どもが、それぞれ自分の椅子を抱えてよちよち付いてくる姿が微笑ましかったのでしょうか、その様子を見ていた自動車評論家の久実さんの素敵な笑顔が忘れられないのでした。

 こうして、5人悠々、というほどではありませんが、1台の車に乗ってちょっとした遠出もできるようになったのですが、一つ、問題。

 後席ベルトも義務化されたことだし、とはいいつつも、K11マーチの後席中央は2点式です。頻繁に5人乗車がありますし、チャイルドシートが3つ付いてます。後席左右のジュニアシートに挟まれた場所に大人が座るのですが、腰だけのベルトはやりづらいです。でも、これからはそうも行きませんので、義務化対策もふまえて席替えをしました。

 上の子は小学生になったので、チャイルドシートの義務はなくなったので、中央に座らせるというのも手なのですが、体格を見てるとまだまだジュニアシートを使わないと。後席中央は2点式対応可のチャイルドシート、フィックスマックス(廃盤)を、左右に細身のジュニアシート、レーマーのズーム&コンフィを取り付け。そして、ジュニアシートと干渉する後席右ドアの室内肘掛を取り外して、10cmほどスペースを広げ(たぶん広げなくても大丈夫)、後ろに子ども3人。

 そして、運転席と助手席はオトナの世界・・・(違)

 という感じで5人全員がきちんとベルト着用可能になりました。



 さて、後席シートベルトが義務化されてもなお、日本車の2列目中央はまだまだ2点式ベルトの車ばかりです。たかがベルト1本取り付けできないで散々乗員の安全を謳われてもなぁ・・・

 2008年、ちょうどミニバン探しをしていました。大本命の307SWには7人分の3点式ベルトが付いていました。そんな中新たにデビューした「7シーターパノラマツーリング」なんていうスバルのエクシーガに期待していたのですが、残念ながら2列目中央は実質飲み物置き場のようで、やはり3点式のシートベルトは付いていませんでした。トラヴィックにはあったのに・・・
 ということで、日本車が勝負の土俵に乗ることはありませんでした。

 2列目に3つのジュニアシートを並べて乗っていましたが、子どもが4人になったので、2列目中央席を取り外し、ウォークスルーの6人乗りにしてしまいました。結局2列目中央の3点式シートベルトはなくてもよくなった、というオチですが・・・・

 本当は小学校の高学年くらいまでジュニアシートに座っていてほしかったのですが、上の子は暑いとか背中が痛いとか文句ばかり言うようになってしまったので、ブースターシート(背もたれのない、ケツだけかさ上げする安いの。つまりこれで7個目ですね・・・)にしてしまいました。

 で、結局今持っているものは・・・・
  1. センチュリー・スマートフィットクラシック(乳児用)
  2. コンコルド・フィックスマックス(幼児用〜ジュニア)
  3. タカタ・ミリブ3500(乳・幼児用)
  4. レーマー・ズーム&コンフィ(ジュニア)
  5. レカロスタート(幼児〜ジュニア)
  6. メルセデス純正レーマー・ズーム&コンフィ(ジュニア)
  7. リーマン・ブースターシート(ジュニア)
 コレクションしている訳ではないけれども、まぁよく集めたものだと・・・・  今使っているのは、1、4、6、7。4人目が大きくなったら、2→4と使っていくことになります。さすがにもう自分も歳なので、これからは子ども達の成長にあわせて、役目を終えたチャイルドシートを一つ一つ片付けていくことになりそうです。

 そして、このたび、新生児から4歳くらいまで続けて使え、取り扱いも楽なミリブ3500が旅立っていくことになりました。こんなしょうもないページを作るきっかけとなったのもこのシートでした。何年か前に、チャイルドシートは何を買おうか、あれこれ迷っていた時期でもありましたから・・・

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