酒場で出会ったのは、男装の血族・ドゥアイだった。
　自らの故郷を追われた彼女は何とかこの地にたどり着き、そしてこの都市が「古の書物」……【ノドの書】を保存、管理しているのだと言う。
　彼女はその予言の書物をしらべ、その内容を故郷の「長老」に告げれば許されると信じていた。

　奇しくも目的が同じ【ノドの書】であった吸血鬼たちは、ドゥアイと共闘関係を結ぶ。

　しかし、長らく吸血鬼であったフィオナは見抜いていた。
　褐色の肌、長老という独自の組織、そして何より血に飢え中毒症状を見せるその仕草……。
　ドゥアイは、同族喰らいを当然として受け入れてきた汚らわしき種族、アサマイトでまちがいないという事に。

　かくして、一見か弱いがその内包された闇は深き少女、アサマイトのドゥアイと共闘作戦が始まろうとしていた。




フィオナ　：　こんばんは。


ST　：　よいしょ、こんばんは！　問題なければ始めちゃいますが、皆様いかがですか？


ヴィクター　：　大丈夫です。


エルヴィン　：　おっけーです！


ST　：　では初めていきましょう、今回は小屋周辺の探索から。




　【町外れの怪しい小屋】




ST　：　──かくして吸血鬼たちは夕闇を抜け、街はずれにつどう。

　次の夜。街のはずれ、昇りつつある月の光を受けて、作物の穂が揺らめく。
　そんな場所で、畑小屋の影に隠れるようにして、君たちはドゥアイと合流した。

　「あれ……、あれなんだ。なにもないように見えるけど……、」　彼女は、一見畑小屋のようにも見える小屋のひとつを指さす。
　影を落とすその小屋の前には、太い筋肉を鎧と布で飾った兵士が二人立っている。もちろん、他の小屋にはそんなものはいない。


フィオナ　：　「一見すると何の変哲もない小屋だが、あれは明らかに怪しいな」　と兵士たちを見て言います。


ST　：　こくこく、と彼女は頷く。


ヴィクター　：　「門番かよ……いかにもって感じだな」


エルヴィン　：　「街の人は、あの建物について何の建物か言ってた？」　と聞いてみますね。ドゥアイちゃんの性格から、しらべてなさそうだけど……。（失礼）


ST　：　「なにも、興味なさそうだった……。　古いものが見つかって、その、調査してるってことは、隠してないみたい、だけど」


エルヴィン　：　「そっかー、この街の人たち、自分が好きに生活してればいい、って感じで……そういうのに興味のある学者さんタイプはいないみたいだもんねぇ」


フィオナ　：　「しかし、やはり見張りの兵がいたか。どうやってあの中に入ったものかな」


ST　：　「うん……」　こくり。


ヴィクター　：　「俺が倒してもいいが……なるべく穏便に済ませたほうがいいんだよなぁ？」　物理で殴る感じはまだ早そう？


エルヴィン　：　「少なくとも、あの小屋のすぐ傍ってのはダメそうだよね、少し移動させて一人ずつ……おびき寄せて、みたいなのが理想かなぁ？」


フィオナ　：　「戦闘は最終手段だ。とはいえ、彼らに見つからずに入るのも難しそうだがな」



エルヴィン　：　プレイヤーの脳内には、天誅で毒団子を投げたらそれを食べに行く見張りの姿が思い浮かんでいた。


フィオナ　：　戦闘はできれば避けたいところ。最悪の場合、町全体を敵に回す可能性がありますし。


ヴィクター　：　毒団子でちょっと笑ってしまいました。


フィオナ　：　毒団子で速やかに無力化したいところ。


エルヴィン　：　何か大きい音をたてたりして、それで油断してくれるといいんですがねぇ。（ゴブリン扱い）


ヴィクター　：　・お色気作戦、お子様作戦、筋肉作戦が使えそうですな。


フィオナ　：　戦闘をする場合は速やかに、かつ姿を見せずに。姿を見られた場合、兵士を始末。でないと後で大変なことになるので。

　一番いいのは、戦闘せずに兵士の気をそらして侵入する方法ですが、どうしたものか……？


エルヴィン　：　やっぱり、あの門のそばからは離したいですねぇ……門のあたりだとこう、次の人に見つかりそう。


ヴィクター　：　誘導作戦とかにしますか？　二人が気を引いてとか？


フィオナ　：　気を引く方法ですが、虚偽の通報とかだと、目をそらすための策略だとすぐにばれて、中に入ったチームが追撃を受けることになります。


エルヴィン　：　ヴィクターさんとフィオナさんが痴話げんかをしていて、とめられなくなったから兵士に助けを呼ぶエルヴィンとか。


フィオナ　：　それだ！


ヴィクター　：　ナイスアイディーア！


エルヴィン　：　門番二人だから、ドゥアイちゃんとエルヴィンが二人で引っ張っていって……そこで……。（キュッ）


フィオナ　：　あるいは、誰か一人がここに残って兵士の気を引きつづけるとか……？　あー、でも、探索時間中ずっとは無理か。


ヴィクター　：　それだと喧嘩の方がよさそうですね？


フィオナ　：　何十分も続く喧嘩……。やるしかない


ヴィクター　：　うう……上手く喧嘩できるか心配。


ST ： 巧く喧嘩できるか心配という文章はなんだかシュール.


エルヴィン　：　ヴィクターさん勢いあまって大変な事にならないよう。（）


ヴィクター　：　頑張るぜぇ……。



フィオナ　：　「さて。そうなると、兵士たちの気を引いてその間に探索を行うというのが無難そうだが、どうだ？」


ヴィクター　：　「どうやって気を引くんだ？　ちょっとやそっとじゃ難しいぜ？」


エルヴィン　：　「痴話げんか……」（ぼそり）

　「ほら、夫婦げんかは犬も食わないっていうし、こういう時に止められなくなるくらい大げさになりそうなのは、やっぱり痴話げんかだよ！」　とか言い出す。


フィオナ　：　「痴話げんか……？　誰と、誰が？」

　「まさかとは思うが、私とヴィクターがか？」　と、そんなはずはあるまい、という顔で言います。


エルヴィン　：　「ぼくがケンカしても子供のケンカになっちゃうよ。止めなきゃいけない、ってなるくらいだから、ヴィクターさんは決定だよね！　あとは、フィオナさんかドゥアイちゃんだけど……」

　二人を見ます……。


ヴィクター　：　「フィオナとか……？　オレぁ、くちでは勝てねえぜ？」


ST　：　「え、あ……　痴話げんか、するの？」　困ったようにヴィクターさんを見るよ。


ヴィクター　：　（殴る蹴るだったら良いんだが、女相手に手を出すわけにはいかねぇしな）　と悶々考えます。


フィオナ　：　「……ドゥアイには、痴話げんかなど無理そうだな」　と彼女のほうをちらりと見て言います。


ST　：　「うう……」


フィオナ　：　「仕方あるまい。私がやろう。というわけでヴィクター、うまく演じてくれよ」


エルヴィン　：　「何かこう、　【あんたまたあの女の胸みてたでしょ！】【女といえばむねむねむね！】【そう思ったら男もつれこむしどういう事よ！】　みたいに女子がまくし立てる所を、ヴィクターさんが　【なんだと、なぐるぞ！】　みたいになってるのを、ぼくが慌てて兵士さんに　【とめてー】　って頼む感じでどうかな？」


ヴィクター　：　「……善処はする」


フィオナ　：　「なるほど。それでいこう」　とエルヴィンさんに言います。　「それで、探索するチームはドゥアイとエルヴィンの二人になってしまうわけだが、大丈夫か？」


エルヴィン　：　「う、うん、がんばる！」（ふんす）


ST　：　「う……うん。その、頑張る」　ぎゅ、と拳を握る。


エルヴィン　：　「……それともぼくと痴話げんかする、ヴィクターさん？」（急に不安になった）


ヴィクター　：　「……いや、フィオナで良い。上手くするさ」　なんとかなるっしょ。


フィオナ　：　「よろしい。では、こちらで一時間稼ごう。時計は持っているな。時間内に戻ってきてくれ。くれぐれも無理はするな」


エルヴィン　：　懐中時計をブラ下げて、「中は広く無さそうだし……１時間くらいでパッパとしらべちゃうよ。がんばろ、ドゥアイちゃん！」


ST　：　「うん」　こくり。　「あの……、ありがとう」


フィオナ　：　「いいか。くれぐれも無理はするな」　と、言外にドゥアイさん絡みのことで無理をするなという意味を込めて、エルヴィンさんに言います。


エルヴィン　：　「はーい、二人も仲良くケンカしてね！」


ヴィクター　：　（仲良く喧嘩とは？）　と考えつつ苦笑いですよ。


エルヴィン　：　（トムとジェリーみたいなやつー）


フィオナ　：　「ああ。では、始めるか」　と息を吸ってから、　「貴殿はいつもそうだ。何かにつけて胸、胸、胸！　血族として恥ずかしくないのか！」　とヴィクターさんを非難（嘘）します。


ヴィクター　：　「う、るせぇな、どんなものを好きになろうがオレの勝手だろ」（ちょっと驚いたものの罵倒合戦にのります）


ST　：　「ひぇっ」　ドゥアイは近くに姿を隠すようだ。



ヴィクター　：　ぴゃってなっちゃう。


ST　：　フィオナさんの非難は声がよく通りそうだなあ。



フィオナ　：　エルヴィンさんとドゥアイさんに目で合図しつつ　「よりにもよって、わたしのまえでよくもそんなことが言えたな！」


エルヴィン　：　では、小屋の方にぽちぽち走り出します。　「ぴえー」


ST　：　「何者だ」　では、走り出すエルヴィンを見とがめて、兵士が誰何してくる。


ヴィクター　：　「あー、あー言ったともさ！　（えーっと）お前のおっぱいは夢がねえって！！」



ST　：　夢のあるおっぱいとは。


ヴィクター　：　おっぱいには夢と（ゲームなら）魂のボーンが入ってるから！



エルヴィン　：　「たすけてお兄さん！！　向こうで怖いお兄さんがケンカしてるんだよー」　ぴやー、嘘泣きです。


ST　：　「は？」　そこにもう一人の兵士がその場から声をかける。　「なんだなんだ、喧嘩か？　そのうち収まるだろ、放っとけばいい」


エルヴィン　：　「すっごい勢いなんだよぉ！　このままだと、このへんが焦土になるよ、助けて！」（ぴやー）


フィオナ　：　「夢！？　夢だと！？　何が夢だッ！　貴殿の言う夢とは要するに胸囲のことではないか！　そんな即物的なものを指して、何が夢だ！」　怒気と声量を強め、兵士たちにもはっきり聞こえるよう、一触即発の雰囲気に見えるよう努めます


ヴィクター　：　「夢で何が悪い！！　胸は男のロマンだろうが！！　なあ、あんたもそう思うだろ！？」　と兵士に絡みます。


ST　：　そうだなぁ……　兵士にも仕事があるし、子供の言うことなので、交渉+虚言・難易度7で兵士の気を引けるか判定を。RPを追加するなら難易度が変化します。

　「はぁ？　俺は尻派……　いや、あんた酔ってんじゃねえのか。とっとと帰れ」　ぺいぺい。



フィオナ　：　兵士。（笑）


ヴィクター　：　監獄学園の胸尻合戦を思い出すぜ



エルヴィン　：　「ほら、見てよぉ……あんなのボク怖くて止められないよ……普段はやさしい兄さんと姐さんなのに……」

　と、目にいっぱい涙をため、しなだれかかり
　「強いお兄さんだったら、とめられるよね？　……そうしたらボク、とっても嬉しい……」　としなだれかかり、潤んだ目で誘惑するように言います。（）


ST　：　お、じゃあ　魅力+共感難易度6　で成功すれば判定にボーナスあげよう。＞エルヴィンくん


ヴィクター　：　「尻派か……それもいい……。聞いてくれ、兵士さんよぉ……」　とできれば兵士に絡んで気を引きたいところですが可能でしょうか。


ST　：　そうですな、ヴィクターさんのアシストで気を引きやすくなるでしょう。エルヴィンくんの判定後に最終難易度出しますね。


エルヴィン　：　7b10=>6 魅力4共感６ どうだ、お色気攻撃。（）　DiceBot : (7B10>=6) → 10,9,8,8,4,3,10 → 成功数5　すごいきいた。（？）



ヴィクター　：　出目が強い！


フィオナ　：　１０が二つも出てる！？


エルヴィン　：　これで兵士を目覚めさせてしまったかも！？


ヴィクター　：　ショタの目覚め。


フィオナ　：　なんと業深い！


ヴィクター　：　合法ショタ、罪が深いですぞ！



ST　：　兵士がごくりと唾を呑む音が聞こえた。何かの目覚めを誘引してしまったのでは？


エルヴィン　：　「助けてよぉ、お兄さん……」（うるるん）


ST　：　ヴィクターさんのアシストも含めて、判定を免除しよう。　「んんん、おう、分かった。あんた、話を聞いてやるから大人しく帰れよ」　兵士の一人が、ヴィクターさんの話を聞く態勢に入る。


フィオナ　：　（もう一人は動かないか……）


エルヴィン　　：もう一人のお兄さんにも……　「兄さんはすごく強いから一人だと心配だよ、きてー」　と押したりしてみるけど、ダメかな……？

　もしダメなら、一人では手に負えない事をヴィクターさんに遣って貰わないとダメかも……？


ST　：　それはさすがに承諾しないかな。もう一人は動かないようだね。

　と、エルヴィンくんは不意に視線を感じるよ。　（どうする？）　という、ドゥアイからの問いだろう。


ヴィクター　：　「良かった！　聞いてくれるか！　ああ、話を聞いてもらったらちゃんと帰るさ！　こいつがだな、俺のおっぱい好きにケチをつけるんだ！　おっぱいには！　夢があるってことを！　わかってくれねえんだ！！！」


フィオナ　：　「ふざけるな。貴様、コイツのほうに加担するつもりだろう！」　と、いまにも暴れだしそうな気配を出しつつ、尻派の兵士に怒鳴ります。


ST　：　「ああ、分かるさ。俺だって尻の曲線には夢があると思う。だがあんた、それを直接言うのはあんまりにもデリカシーがないだろう」

　兵士の一人はヴィクターさんとフィオナさんに気をとられているようだ。


エルヴィン　：　（どうしよう……どうしようかな？）　オロオロ。


フィオナ　：　尻派でないほうの兵士に　「貴殿も何か言え」　と目の据わった顔で凄みます。


ST　：　「俺は仕事がある。こいつに聞いてもらえ」　話を聞いているほうの兵士の頭をつかみ、エイヤと二人のところに押しつける。　「いでえ！」　エルヴィンくんは特に動かない？


エルヴィン　：　オロオロしながらもう一人の兵士を見て　「お兄さんは助けてくれないの？　お兄さんは助けてくれないんだ！　ぴえー」　します。ぴえー！


フィオナ　：　「仕事か……。ずっとそこで突っ立っているのは大変そうだな。私はこの男に悩まされ、貴殿はやりがいのなさそうな仕事に時間をつぶされる。本当にこの世は間違っている！」　と天を仰ぎ、大袈裟に嘆いて見せます。その際、男の表情に変化がないか確認します


ST　：　めんどくさそうな顔してる。さすがに二人いるところで、二人とも気を取られるようなことはないね。だが、そこで動きがある。


エルヴィン　：　なん……だと！？（オロォ）


フィオナ　：　（さすが、即席の見張りでなく訓練された兵士だけのことはある。そううまくはいかんか……）


ST　：　ドゥアイの隠れているあたりから、がさりと物音がした。ドゥアイの頭が建物のあいまから覗く。もうひとりの兵士は、「何者だ」　と誰何を投げ、返答がないと見るやそちらを確認しに行く。

　さて、尻派の兵士がそれに気づかないよう、全力で気を引いてもらおうか。RPでいいよ。


フィオナ　：　「あの男！　私の話を無視したな！　よくも！」　とエキサイトします。

　「ヴィクター」　と向き直って言います。　「貴殿もいつだってそうだ。私と何を話していても、心ここにあらず。頭の中は胸のことばかり。そんなに男の胸がいいのか？」



ST　：　男！？


エルヴィン　：　おとこのむねがいいのか。



ST　：　「へぁ！？」　ステン！　予想だにしないワードに兵士Aがずっこけた。


ヴィクター　：　（こやつめ……）　と思いながらも　「やっぱり女は信用ならねえ！　それに比べて、どうだ、あの胸、たくましい胸！　この兵士たちの胸を見てみろ！！　素晴らしいじゃないか！！」



ST　：　ヴィクターさんノッた。


エルヴィン　：　乗ってしまった！


フィオナ　：　乗るのか。（笑）


ヴィクター　：　ヴィクター・ヤレバ・デキルコダカラ



フィオナ　：　「貴殿はこういう男が好きなんだろう！」　と尻派の兵士を指さします。　「一生懸命気を引いたりして！」


ST　：　「そうか、あんたそっちか……　苦労するだろうが、頑張れよ。あと俺は男はNO」　


フィオナ　：　（時間は稼げたかな……）


ヴィクター　：　「はぁ？！　んで、男がダメなんだ！？」


ST　：　「俺は！　男はNO！　女の柔らかい胸がいい！」

　さて、そうやって兵士の気を引いていると、もう一人の兵士が音のしたほうを確認しに行く。　


ヴィクター　：　「男もいいとおもうがなあ……ごくり、なあ、あんた、少しでいいから触らせては……」


ST　：　「NO！」　「男に触られるのは嬉しくない」


ヴィクター　：　「そうか……しゅみがあわないのはざんねんだぜ」　ほんとうにざんねんだなあ（棒）


エルヴィン　：　ヴィクターさん棒読み！


ST　：　シークレットダイス　（コロコロ）　……シークレットダイス（コロコロ）


ヴィクター　：　おっぱいだいすかな？


ST　：　建物のかげに兵士の姿が消え……　エルヴィンくん、知覚単独で難易度6。


エルヴィン　：　5b10=>6 知覚５。いけるかな。　DiceBot : (5B10>=6) → 4,9,1,7,7 → 成功数3　成功２です。


ST　：　では、面白いものを見るよ。

　建物のかげにはドゥアイがおり、その手にはぬらりと光るナイフ。兵士は声を上げようとしたが、なぜだか、君のところまで声は届かない。
　ヴィクターさんのちょっと棒読みな声がそばから聞こえる。と、するりとドゥアイの影が目的としている小屋のほうへ移動し、ひらりと手招きする手が見えた。


エルヴィン　：　「……！？」　驚きつつも、手招きする方へ走っていきます。ちょこちょこ。


ST　：　「（ありがとう、一人なら……、大丈夫だった。ばれないうちに行こう）」　ドゥアイが小声で君にささやく。小屋の中へ入れそうだが、どうする？



フィオナ　：　さっきのシークレットダイスの時に、兵士を倒していたっぽいですね。死体を隠しておかないとまずいかも。


ヴィクター　：　強かった……。


ST　：　あ、それは一応ドゥアイが隠しているよ。ドゥアイの隠すスキル依存だけど。　＞死んでないけど死体


フィオナ　：　良かった。生きてた。


ST　：　この兵士血族だからね。真の死はなかなか与えられない。



エルヴィン　：　早速入りますよ。　「す、すごい……強いんだね」　と小声で。


ST　：　「みんなが、気を引いてくれたから」

　そうだな、ドゥアイの顔から少し血の気が失われていることに気づいてもよい。
　もともとあんまり血の気ないけどね血族。


エルヴィン　：　「……ご、めん。無理してたよね……すぐしらべてきちゃおう」　小さく頭を下げて、とりあえず。小屋があくかしらべます。カチャカチャ。


ST　：　小屋自体には鍵はない。簡素な畑小屋で、内部には農器具がいくつか置かれてあり……　その一角に杭と紐で囲われた場所がある。


エルヴィン　：　では、開けて中をしらべ始めましょう。　「きっとここにあるはずだから……」　と。


ST　：　そこは簡素な蓋で閉じられているが、容易に開くことができる。地面が掘られており、穴が続いている。なお明かりはない。


エルヴィン　：　懐中電灯はもってきてると思うので、つかいます。　「……小さめのペンライトだから目立たないと思うから、あかり」（ぱち）


ST　：　では、わずかな明かりが周囲を照らす。地面を掘った穴をシャベルの先で補強したような、素朴な通路だ。通路はゆるやかに下りながら続いている。


エルヴィン　：　（うーん、大事なものを隠してるわりに思ったより雑）　と思いながら　「ドゥアイちゃん、足下気をつけてね」　と手をさしのべて奥を目指します。


ST　：　「うん、ありがと……う、」　ちゃん付けで呼ばれたことにちょっと動揺したようだ。

　少し進むと、石造りの壁に行き当たる。壁の側面には唐突な木の扉があり、鍵がかけられている。壁の側面を破壊したあとに、むりやり扉をつけたような感じだ。



エルヴィン　：　ここに重要なものがあるって思わないね。


フィオナ　：　小屋と入り口が粗末なのは、目立たないようにするためかも。大々的に補強工事などすれば、「ここに何かある」と教えてしまいかねないので。



エルヴィン　：　鍵は開くかな……鍵開けに挑戦してみるます。


ST　：　鍵開けか……　ちょっとまってね。


エルヴィン　：　鍵開けの技能、なんかこう警備系の技能だったから難しい気がするんだよなぁ～。


ST　：　知性+保安で難易度6。


エルヴィン　：　4b10=>6 知性４、保安はなーい。ないない。　DiceBot : (4B10>=6) → 2,9,1,2 → 成功数1　成功zero！　カチャカチャ、バキ。　「うーん、これはまほうのとびらだ！」



フィオナ　：　１が出ている……。


ヴィクター　：　イチデメールサンガ……。


エルヴィン　：　ギリギリ大失敗じゃない！



ST　：　開かない！　ついでに言うと鍵が変な風に曲がったね。



ヴィクター　：　大失敗になるのか。（笑）


エルヴィン　：　失敗でも多少潰れる事はある！　「むぅ、これは魔法の扉だね、うん。蹴破れるかな？」　鍵が潰れた気がする。


ST　：　むりやり感のある扉だから、破壊を試みることもできる。

　筋力+格闘、武器を用いるなら近接武器でもよい。難易度は6、成功度は所要時間と音の立ち具合に影響する。
　ドゥアイと二人がかりなら時間短縮できるだろう。


エルヴィン　：　武器らしい武器は流石にもってきてないかな……銃はまずそうだし、キック？　先人を見習ってマスターキーもってきておくんだったけど、流石にそんな準備はない……。

　筋力１……。　1b10=>6 やればできるやればできるきーっく　（コロコロ）　DiceBot : (1B10>=6) → 8 → 成功数1


ST　：　やればできた！　ドゥアイにも協力を頼む？


エルヴィン　：　ボコン。　「ど、ドゥアイちゃんて、手伝って……」（足がジンジンしてる）



フィオナ　：　お見事。


エルヴィン　：　大失敗の危険が１／１０なのに頑張った！


ヴィクター　：　ちっちゃい子が扉と戦う姿を想像するとだいぶんかわいい。



ST　：　ドゥアイは頷いて、大振りのナイフを取り出すね。

　シークレットダイス（コロコロ）　……では、少し音が立ったが、十分程度の格闘ののち扉は壊れた。


エルヴィン　：　俺にまかせろー（バキバキバキ－）　「あいた！　……先を急ごう」　と、小さいあかりを手に先導します。


ST　：　「う、うん」

　壊れた扉の先は、明らかに人工物と分かる石造りの通路だ。壁に飾り模様らしきものが刻まれているのがわかり、それは街の意匠とは異なるものだ。
　通路は直線になっており、その側面を壊す形で扉が作られていたようだ。


エルヴィン　：　（うーん、思ったより……ちゃんとしてる！）　扉がいくつかあったりします？


ST　：　見える範囲にはないけど、明かりが小さいからね。進んでみないとわからない。


エルヴィン　：　「とりあえず、もっと探索してみよう」　と、奥へ進みます。　「灯り、小さいから気をつけてね」　と声をかけつつ……。


ST　：　扉から見て左右どちらへ進む？


エルヴィン　：　ファリスが左だから、右で。



ヴィクター　：　扉が出るたびに　「せっかくだから俺は赤の扉を選ぶぜ」　がちらつくゲーム脳。


エルヴィン　：　最近PPTPでも使われたネタだから現役。（笑）


フィオナ　：　デスクリムゾンでしたよね？


ヴィクター　：　ですですですくりむぞんです。


エルヴィン　：　デスクリムゾンですね。ちなみにその扉は青いんだ。（笑）


フィオナ　：　「せっかくだから」　も何がせっかくなのかわからないし、他にも突っ込みどころ満載なんですよね。


ヴィクター　：　そうなんですよね……越前って本名なのにコードネームにつけちゃってコードネームとはとなるゲーム。


エルヴィン　：　ゲーム会社じゃない会社がゲーム作ったから仕方ないね。ただ、ゲーム会社の真摯な対応が話題になって人気の出た「人柄のいいクソゲー」だよ。


フィオナ　：　その辺、「４８（仮）」とは違いますよね。


エルヴィン　：　ヨッパチさんは「クソゲーの概念をかえた」から……「最強のひよこ決定戦で、狼をつれてきた」から……。（この表現的確すぎて好き）


ヴィクター　：　48（仮）もなつかしい。



ST　：　出たなファラリスの右手。では、右へと進んでいくと、少しして通路が曲がっている。曲がった先をさらに進んでいくと、分かれ道があるね。


エルヴィン　：　（思ったより迷路みたいになってる……！）　分かれ道、左右をてらして……より整備されている方とか確認します。


ST　：　では、そうだな……　知覚+隠密または保安で難易度6。


エルヴィン　：　6b10=>6 知覚は５，隠密１。これなら……。（ころころ）　DiceBot : (6B10>=6) → 3,5,7,8,6,3 → 成功数3　１なし！　成功３ですね。


ST　：　イチメデナカッタ！　では不意に、明かりに照らされて床に落ちている砂粒がきらりと光ったことに、君は気づく。


エルヴィン　：　「なんか光ってる？　……砂？　……だれかここに来た？」


ST　：　君は砂っぽい地上の街を思い出す。外から来たものがそこを歩いたのだろう。分かれ道のほうに砂粒は続く。


エルヴィン　：　では、その砂を追いかけるように進みます。　「こっち、外からきた人の痕跡あるよ、ドゥアイちゃん」　と……。


ST　：　「あ……、本当だ」　ドゥアイの唇が、かすかに震えている。


エルヴィン　：　「早く目的のものを見つけて、元の場所に帰らないとね」　と笑って……先を急ぎますよ。


ST　：　進んだ先にはそこそこ大きな部屋があり、緑青をふいた古い青銅の杯や杖といったものが飾られている。その奥に下り階段がある。

　ここでヴィクターさんたちに戻ろう。


　さて、兵士に絡んで気を引いているお二人。
　「ああ、ったく、俺は男はNOだって……　ん？　あいつ戻って来ねえな？」　
　二十分くらい経ったころだろうか。兵士がそう言って顔を上げる。


ヴィクター　：　「おい、オレと話しているのに他の男の話をするのかよ？！」　と、なんとか注意を引こうとします。



エルヴィン　：　注意の引き方が取り返しが付かない！


ST　：　それな。　＞取り返しがつかない



フィオナ　：　「知ったことか。それよりも貴殿はどう思う？　赤銅色の肌と膨れた大胸筋がそんなに良いものだと思うか？　ん？」


ST　：　「その話はもういいっての、あんたら落ち着けよ。ちょっと俺は向こうを見てくる」


フィオナ　：　（あと４０分ばかり粘らねばな……）


ST　：　腰を上げて君たちに背を向け、兵士はそちらを見に行こうとする。


フィオナ　：　「待て」　と言って兵士の服を引っ張ります。


ST　：　ぺいっと振りほどく。



ヴィクター　：　とてもつらい感じ……何をすれば興味を引けるのか…？


フィオナ　：　どうしましょう？


ヴィクター　：　ここまで来たら殴って気絶させるとか？


フィオナ　：　ヴィクターさんが逆上したという形をとって、やってみるとか？


エルヴィン　：　無理矢理でも俺のものに？（違）


フィオナ　：　ＹＥＳ.


ヴィクター　：　やるか。（）


エルヴィン　：　（大変な事になってしまった、という顔をしているだろうがこの場にはいないのだ）



フィオナ　：　（さて、どうするか）「さっきからずっと気になっていたのだが、貴殿はずいぶん親身になって話を聞いてくれるな」


ST　：　「あんたらが勝手に絡んできたんだろ」


フィオナ　：　「違うな。貴殿はこの男に興味があったのだ」　とドヤ顔で決めつけるように言います。　「つまり貴殿もこの男の同類だ！」


ST　：　「なんだよそりゃあ！？」　この男ツッコミ気質である。


フィオナ　：　「でなければ、こんなヤツ（失礼）の話なんて聞くわけがない。そうだろう？」


ST　：　「無茶言うなよ！　仕事の一環だ仕事の一環！」


ヴィクター　：　「まじかよ？！　すげーうれしいぜ！」　といいながら抱きつこうとしてできればそのままギュっぎゅと羽交い絞めでなんとかできたらなあとか思うのですが、できますか？


ST　：　そのまま絞め落すのかな？　＞ヴィクターさん


フィオナ　：　「素直じゃないな。受け入れろ。それが貴殿の運命だ」　ヴィクターさんに目配せします。


ヴィクター　：　出来ればそのまま締め落としたいです。　


ST　：　では、戦闘処理だと大変なので、筋力+格闘で難易度6を。対抗判定で処理しよう。


ヴィクター　：　了解です。唸れオレの筋肉！！　筋力が5、格闘が5、難易度が6……　10b10=>6　（ころころ）DiceBot : (10B10>=6) → 1,8,6,10,8,5,6,9,6,5 → 成功数7（成功数６）


ST　：　シークレットダイス（ころころ）


ヴィクター　：　1があーる。


フィオナ　：　（それでも）なんだかすごい成功度になってる。


ST　：　うなった拙僧の筋肉！　では、兵士はしばらく苦し気な声を上げたかと思うと、身を震わせて気絶した。



フィオナ　：　兵士、哀れ。（笑）


エルヴィン　：　こうして数々の男を手込めに……。（違）



ヴィクター　：　「……よし、なんとかなったな」　ふう、と息をついてフィオナさんへ　「……後で覚えてろよ」　とぽそっといっておきます。男好きジャナイノヨォ？


フィオナ　：　「……？」　何のことかわからない様子。

　「まあいい。それより、この男は小屋の中に入れておこう。通りかかった者に見つかると厄介だからな」


ST　：　兵士は小屋の中に放り込まれた。お二人はこれからどうする？


ヴィクター　：　「わかった」　と言って小屋の中へズルズルと……さて、どうしましょう？


フィオナ　：　「見張りは一人は無力化し、もう一人は……どこへ行った？」　少し周りを見回します。


ヴィクター　：　「エルヴィンたちの方へ行ってみるか……？」　きっと何かわかるかもしれない。


ST　：　もう一人の兵士を探すなら、建物の影で倒れているのを見つけるだろう。鋭利な刃物によって殺……されてはいないが、休眠状態に陥っている。


ヴィクター　：　「何があったか知らねえが……こいつが倒れてるってことは…エルヴィンたちは中か？」


フィオナ　：　「ああ。兵士はどちらも我らの邪魔にはならなくなった。実力行使になってしまったのは不本意だが、これもちょうどいい機会だ。我らも向かうとしよう」　とヴィクターさんに同意します。


ヴィクター　：　「おうよ」　見張りいなくていいかな、と思いつつも進みます。


ST　：　では、お二人は小屋の中へ向かった……　というところで、以上。


エルヴィン　：　お疲れ様でーす、次回もよろしくお願いします！