>> 第2回 / 宵闇の城塞都市





 集められた客人(まろうど)たちに告げられたのは、新たな危機と任務であった。
 カマリリャでもない、だがサバトでもない荒野の集落、そこに予言の書が秘匿されている。
 予言の書、伝説、全ては雲を掴むような物語の話だが世界の終わりもまた、その空想の中に描かれ、そして少しずつ現実へと侵食する。

 予言の書を無視する事は出来ない。
 総判断した宵闇の客人たちは、公子の指示に従いその「集落」へ、予言の書……「ノドの書」の探索に向かうのだった。




ヴィクター
 : こんばんはでーす!


エルヴィン
 : こんばんはでーーーす!


ST : んんん、今日はブラウザ重い。失礼、おまたせしました、始めますぞーい。


ヴィクター 
: んはーい!




 【降下作戦!? 吸血鬼だから墜ちても多少はね?】




ST : ──プロペラの轟音。

 小さな航空機は地を離れ、高い空からあなたがたは街を見下ろしている。
 しばらくすると、街の灯りが遠ざかっていく。

 ──闇。
 荒野の闇に、あなたがたは本能的な恐れのようなものを覚えるだろう。

 あそこは、われらが天敵の支配する地なのだ。



エルヴィン : (これはパラシュートをつけて 「ではいってらっしゃーい」(ドカドカドカ)←蹴り落とし) されるパティーン?)


ST
 : (それもいいかなって思ってしまったSTがいるじゃない)


ヴィクター : (やきたてジャッパンを思い出したぜ)


エルヴィン : 降下作戦はやだー!


フィオナ : 街の中には暗殺者、外には人狼。注意深く行動しないといけませんね。



ヴィクター : (なんだかぞわぞわする気がするし早く降りたいぜ……)



ST : ──街を十分に離れたころ、機体がすぅ…… とわずか、速度を減じる。

 『もう少しだ。降りる準備をしておいてくれ、足下に置いてある』 機内のスピーカーから、ぶっきらぼうな声が響く。


エルヴィン : 窓を見ても真っ暗だー、何処にいってるんだろーと思いつつ、 (足下?) と、確認しますよ。何がおいてあるのかなー。


フィオナ : 足元を確認します。


ST : 『バック・パックを背負ってるやつはその上から着けてくれ。安心しろ、特製の高級品だ。98%無事に着陸できるぜ』 足下のライトがぱっと着く。

 ……確かめると、うん。パラシュートかな? って感じのものだ。

 『ああ、あと…… 車椅子だったな? クッション付きのやつを先に結んであるから、先に落としゃあ十分だ』


ヴィクター : 「…………」 落とすって言ったか? という気配を知り顔をしかめます。まじで落ちるの?


ST : つけ方は説明書きがちゃんとついてるよ。


フィオナ : 「なるほど。のんきに着陸してとはいかんか」 とパラシュートを手に取って、説明書き通りに装着します。車椅子もついでに降下準備。


ST : 『あんた今渋い顔したな? オーケイ、選択肢だ。ちょっと離れた荒野にこいつごと着陸するのと、目的地の近くに降下作戦、どっちがいい?』

 顔をしかめたのを察したように、そんな声が入るよ。


エルヴィン : 「!? スカイダイビングははじめてです!」 ウキウキしながら着用して 「あいきゃんふらい!」 とか言い出すぞ。


フィオナ : 「私は降下でいいぞ。目的地に近いほうが好ましい」


ST : 『それでこそだ。説明書はちゃんと読めよ』


ヴィクター : 「……チッ、わかったよ」 二人の様子を見ながら説明書を読んで渋々セットします。


エルヴィン : ヴィクターさんにそっと 「開かなくてオチルかくりつは2%くらいだって」 と囁きます。()


ヴィクター : (2%もあるのかあ)「腹……くくるか」



ST : マルカヴィアンしてるぅ!w


エルヴィン : 2%ってほとんどないけど、TRPGプレイヤーだと 「けっこう出るよな」 感ありますよね。


ST : それは思う。


ヴィクター : ガチャだって3%引くときは引くもの。


フィオナ : 50分の1って、結構高い確率ですよね。


ST : でもこいつの98%は雑にもの言ってるだけだよ。


エルヴィン : まぁ49人は大丈夫なんだよ!(ポジティブ)



ST : では、目的地の灯りがわずかに見えてきたあたりで…… ドアが開く。 『グッドラック』


フィオナ : 「貴殿に感謝を」 と飛行士に礼を述べて後、 「私から行くぞ」 とお二人に言います。


ST : 『おう、サンキュ』

 では── ひゅーーーーーーーーーーーーーん。


エルヴィン : 「ぴやーーーー闇の風をその身に受けるがいい!」(?)


ヴィクター : 「……罪はないのかもしんねえが、恨むぜ畜生」 と言いジャンプー!!


ST : ……とすん。


エルヴィン : ふわふわ……バサァ……。 「お、お、おもったより、こ、こわくなかったです」(ぴるぴるぴる)


ST : 無事に着地できたようだ。そうだな…… 真っ暗闇だが、ヴィクターさんあたりになら、近くに車椅子も落ちているのがわかるかな。

 パラシュートは 『そこらに埋めといてくれ』 と説明書に書き足してあったよ。


フィオナ : 「なんだ。意外と楽しいではないか」 と言いつつ、先に落ちたであろう車椅子を探します。


ヴィクター : どすん! と落ちたところできょろきょろ車いすを探して持ってきましょうかね。(とてとて)


ST : 車椅子にも破損はないようだ。


フィオナ : 「ありがとう、ヴィクター。さて、さっさとパラシュートを埋めて目的地に行くか」


ST : 少し目がなれてくると、遠くに集落とおぼしき大きな影を見つける。あれが目的地だろうか。


エルヴィン : (燃やすワケにはいかないもんねぇ) と思いつつ、とりあえずパラシュートはうめておきます。ヴィクターさんの力ならサクサク埋まるはず。


ST : 遠くとはいっても、そこまでの距離はないようだ。はるか頭上を航空機の灯りが去っていくのが見えた。


ヴィクター : サクサク ぽいぽい ポンポン 「こんなもんか」


エルヴィン : 「ヴィクターさんすっごーい」 嬉しそうに手をぱちぱちしている! こう、公子さまに追われ逃げる事になった流浪の吸血鬼って感じをだした方がいいのかな?


ST 
: あたりは闇と砂ばかり。どうやら砂漠のようで、埋めるのはたやすいだろう。さて、長居するのは得策ではなさそうだ。どうする?


フィオナ : 「行こう。悪いがヴィクター、車椅子を押してもらえるか」 と言って杖で目的地を指します。


ヴィクター : 「ああ、いいぜ」 フィオナは軽いからな……楽で良い。


ST : 砂漠で車椅子埋まらない? という問題については、礫が表面に出ているあたりを選んでいけばなんとかなるだろう。


フィオナ : そういえば、装備品ってどうなっていましたっけ?


ST : あっそうか装備品の宣言もらってないのか! もらったつもりでいた…… 今から確認します。

 と、ここで一つ確認。皆さんが持ってきたものは何かな?

 ** もちものかくにん **



フィオナ : ショットガン、持っていきましょうか?


ヴィクター : 強い……でもあると安心


フィオナ : とりあえず、あると便利そうなのは、ショットガン、拳銃、ナイフ、コンパス。あとは防刃ベストあたりでしょうか?


ヴィクター : ヴィクターはナイフ持っていきたいと思います。あると便利


エルヴィン : エルヴィンの装備は、服の下に隠れる薄手の防刃チョッキみたいな感じイメージしてました。


ST : 防御点でいうと1点みたいなやつですね。



エルヴィン : エルヴィンは。

 ナイフ・ロープ・懐中電灯にノート、筆記用具みたいな日用雑貨に、電池で動く携帯ゲームとか、小さいプラモデルとかオモチャもいれつつ……って感じです。
 装備は、薄手の防弾チョッキと子供でも扱いが簡単な口径の小さい銃かな。
 「急に言われて慌てて出て来た」ってイメージの荷物です。

 リュックサックに入るくらいのやつ。リュックサックはこう……ペンギンのやつ?


ST : かわいい of the かわいい! 3DSとか入ってんのだろうか。


エルヴィン : ミニテトリスとかたまごっちかもしれない。(?)


ST : ゲームウォッチかもしれない?


フィオナ : こちらは、ショットガン・拳銃・ナイフ・コンパス・筆記用具に、懐中電灯と予備の電池、防具として動きを阻害しない程度の軽さの防刃ベストを着用しています。


ST : ふむふむ、了解です。お二人とも銃は見える位置に持っているのかな? ショットガンは隠せそうにないけど。


ヴィクター : ヴィクターは靴は履いていて、フィオナさんに貰ってたジャケットきてる感じです。持ち物はウェストバックにサバイバルナイフ、あとはワイヤーと懐中電灯、懐中時計、あとは数本のダーツの矢を用意していきます。



エルヴィン : 毎回靴をはいてる宣言をしないといけないとは……!


フィオナ : 靴を履いている……だと……?


ST : 砂漠だとさすがにじゃりじゃりしそうだもんね足下。


エルヴィン : ヴィクターさんも流石に外に出る時は靴を履いてると思って居るよ!?


ヴィクター : 靴はいてなかったら着地時大事故じゃない!? さすがに出るときはね……履くと思うよぉ。


エルヴィン : これを機会に格好いいコンバットブーツとかはいてると思ってるよ!


ヴィクター : ごついやつ……歩くとゴッゴッなるやつ……。



フィオナ : 拳銃は隠しています。ショットガンは布で包んで 「すぐには使えない=軽々しくもめ事を起こす気はない」 とわかるようにしています。


ST : なるほど。了解です。刀を逆の腰にさすようなもんですな。


フィオナ : YES


ST : では、もちもの宣言はそんなものでいいかな?


エルヴィン : OKです~。


フィオナ : こちらもOKです。


ヴィクター : 大丈夫ですー。




 【吸血鬼の箱庭】




ST : 近づいていくと、それは高い城壁だ。風に削れたような石の雰囲気は、ひどく古いものだと感じられる。元からあった城壁を集落に用いたものか、集落が古くからあるのか。


エルヴィン : 「へぇ……遺跡みたいなのがあるよ?」 ちょっと興味津々。人の気配はありそうですよね?


フィオナ : とりあえず、入れそうな門などないか見まわしてみます。


ヴィクター : 何かいるかな……いないかなて……あたりを警戒して見回しておきます。


ST : 大きな門があり、門番が立っているのが見えるね。鮮やかな色の布を身にまとい、曲剣をはき長い槍を手にした彼らは、あからさまに血族の見た目だ。


エルヴィン : (写真でみていると、城壁の中に集落がある感じだったけど……近くで見るとこう……スカイリムのホワイトランみたいな感じ……だね) とか思ってる。



ST : ホワイトランわかる。


フィオナ : ホワイトランと聞くと、ヘイムスカーの演説を思い出してしまう。(笑)


ヴィクター
 : クスっときた。


エルヴィン : 内戦クエストをすすめると家が焼けちゃうヘイムスカー……でも城壁+集落となると、おおむねホワイトランとか、ウィンドヘルムみたいな街作りになると思うんだなぁ。


フィオナ : 少なくとも、モーサルみたいではないことはわかりますね。


エルヴィン : モーサルとかドーンスターじゃない……! ちゃんと馬車も通ってる感じだし、たぶん執政もいる


ST : モーサル…… モーサルはいいぞ。ああいう話もやってみたいものですな。



フィオナ : では、相手にこちらの両手が見えるようにしつつ、そちらに近づきます。


ST : 「止まれ。何者だ」 誰何が飛んでくるよ。


エルヴィン 
: 飛んでくる!? 人が? 石つぶてとかが!?


ST : スイカ、じゃないや誰何の声が。


フィオナ : 「見ての通り、旅行者だ。街に入れてはもらえないか」


エルヴィン : 「さむいよう、こわいよぅ……」 と震えて、子供モード全開で同情を買いに行きますね。


ヴィクター : ヴィクターは特に何もせずおとなしくしょんもりしておきます。 (目立たぬが吉ってな)


ST  「旅行者? ……ここには見る物もないぞ」


フィオナ : 「旅行者といってもまあ……いろいろと訳ありでな。できれば、あまり詮索しないでいただけるとありがたいのだが」


エルヴィン : 「もう逃げるのもつかれたよ……」(グズッ、グスッ) と詮索されたくない訳ありを漂わせますね。


ST : では、門番はあなたがたの格好をしばらく、じろじろと見る。


フィオナ : 「この街に迷惑を掛けるつもりもないし、そうなることもない」 と付け加えます。


ヴィクター : 「少し休ませてほしいんだ……ダメか?」


ST : 「……迷い人か。分かった、来い。迎え入れよう。もめ事は起こすなよ」 門が開かれる。門番二人はあなたがたをサンドイッチするようにして、城壁の中へ導くね。

 ──城壁の中に通されると、外とは雰囲気が一変する。

 窓のない石造りの家々。道の脇につるされたランプ。
 通りを歩く、簡素な服を着た人間たち。その中に当然のように混じる、牙をそなえ青白い肌をしたものたち。
 家畜の肉を、野菜を売る店。店主と客の談笑。他愛ない騒めき声。少し猥雑なくらいの熱気。


エルヴィン : キョロキョロしながら、漠然と……。 (人間と、吸血鬼が、共存? している?) 目をぱちくり。


ST : 人々は門番と同様、めいめいに鮮やかな布で着飾り、頭にもまた布を巻く。


フィオナ : 「ほう。これはなかなかに良い街だ」


エルヴィン : (ジプシーっぽい人かな? 水煙管をやってる呪い師とかいそうだ……) なんか、急にファンタジー、異世界にきた気分でキョロキョロする、ちょっと楽しい!


ヴィクター : 「不思議な雰囲気の町だな」


ST : 血族の男にしなだれかかる女。血族が歩くのを避けるように、人間同士で話に興じる者ら。血族の様子をみるように、彼、彼女と談笑する人間。

 道ばたで賭博らしきことをしている連中。
 血族らは牙を肌を隠すことはなく、むしろ大きな牙を誇るように飾り立てているものすらいる。


エルヴィン : 「なんか、お祭りみたい!」 歩き疲れたフリをしてたけど、急に元気になってしまった。 「色々あるっぽい! 見てきていい?」 と今にもチョロチョロしそうだ! どうする!

 > つかまえる   ほっとく


ST : 門番にとっつかまえられるよ。 「おとなしくしろ」


エルヴィン : 「ぴやーーー」(ぐい)


フィオナ
 : (任務がなければ、ここに定住したいくらいだ。血族が人間とともに暮らしているとは……実に素晴らしい)


ST : ちなみに門はちゃんと別の門番と交代してきた。

 さて、感慨深く見ているフィオナさん。
 あなたの視線の先にはなんとなく、店に列を作る人間たちが見えている。


フィオナ : 「あの店はなんだ?」 と門番に尋ねます。


ST : 「あれか? 賤み…… 人間の食糧を売る店だ」 そんなあなたの視線の先で、そこにちょっとした事件が起こるよ。

 そこを通りかかった血族が、列に並ぶ人間たちの間から女を一人ひょいと捕まえて…… がぶり。
 女が目を見開いた。人間たちはいっせいに目を背ける。


ヴィクター : 「?!」


エルヴィン : 「きゃー!」 エルヴィンも目を背ける。


ST : 血族が女を投げ捨ててどこかへ去ってしまうと、列に並ぶ人間たちは何事もなかったかのように、他愛ない話を再開する。


フィオナ : 女性がどうなったのか、今いる場所から見てみます。生きていますか?


ST : ……少しすると、女はよろめきながら立ち上がって、壁に寄り掛かりながら歩いていった。生きてはいたようだ。


エルヴィン : 「び、びっくりした! 死んじゃったのかと思った……あの人、自分の血を売って生計を立てているのかな?」


ST : 道端からてきとうに捕まえてひょい、という感じだったね。


エルヴィン : もっとカジュアルに軽食を食べる感覚だった! インスタ映えしない食事だ。


フィオナ 
: 「…………さて、人間どものことはさておき、我らの泊まる場所を探さねばな」 と不快さに顔がゆがみそうになるのを隠しながら言います。


ST : あなたがたは通りの向こうに見える、巨大な邸宅の、その片隅にある離れへと通される。


ヴィクター : 「……どこか泊まれるところはないのか?」 血で会計はいやだな。


ST : ちなみに邸宅が近づいてくると、兵士と思しき筋骨隆々の男女の姿も増えてくるね。

 「ここで寝泊まりするといい。主の意向により、我々は迷い人を歓迎する」
 「後で餌を運ぼう。だが、街の人間には手をつけるな」




フィオナ : 筋骨隆々の男「女」……? アマゾネス的な何かだろうか?


ST : 女兵士もおるで。洋ゲー女兵士的なあれを想像していただきたい。


ヴィクター : 強そう。(イメージ)


フィオナ : フォースウォーンやノルドにいる感じをイメージしました。


ST : そうそれ。 >ノルド



エルヴィン : 「街面白そうだなぁ……」 しょんぼりしつつ、言われた通りに動きます。 「ところで、主ってどんな人ですか? 挨拶しなくてもヘーキ?」


フィオナ : 「案内していただいたこと感謝する。街の人間については承知した」


エルヴィン : 「パパに、はじめていく所ではちゃんと家族に挨拶しろって言われてるです。家族? 違うからきっと主さまに挨拶したほうがいいと思うのです」


ST : エルヴィンくんがそういうと、門番はしばらく考え、うなずく。 「ここで待っていろ」

 門番のうち一人が報告に行くようだ。ほどなくして戻ってくるけど、その間になにかする?


ヴィクター : ヴィクターは街並みを見ておきたいけど動くと怒られそうだしじっとしてます。


フィオナ : 窓などがあれば、そこから街を見渡してできるだけ把握したいと思います。


ST : ないね、窓。というか、基本どの建物もノー窓らしい。


フィオナ : では、門番が帰ってくるのを待ちます。


ST : 門番はほどなくして戻ってくると、 「主がお会いになるそうだ」 と、あなたがたを連れ出すね。またサンドイッチ態勢だ。


エルヴィン : ホコリを落したりして、一応主にあうまえの身だしなみを整えておきます。ぱたぱた!


フィオナ : 車椅子を置いて、杖で歩いて付いていきます。


ヴィクター : その後ろについていきますね。一応しっかりしておきます。


ST : あなたがたは大きな広間に通される。美しい柄のタペストリーが両側に下がり、奥には玉座のように一段高くなった場所。


エルヴィン : (おうさまのへやだ!) キンチョウ。


ST : そこに置かれた椅子に、ひとりの血族が腰かけていた。精悍な顔つきの男が、鷹揚に微笑む。

 「やあ、よく来た。迷い来られたそうだな、災難であった」


フィオナ : 「この度は街に迎え入れていただき、まことにありがとうございます」 と感謝の言葉を述べます。


ST : 「気にすることはない。きみたちの旅路の上に丁度この街があって、よかった」


エルヴィン : 「快く招き入れて頂けた事、とってもうれしく思います」 と、子供らしくなく恭しい礼をして……

 「ぼくは、エルヴィン・エルウッド……あの、この街は? まるで賑やかなおもちゃ箱をひっくり返したみたいに活気があって、人と吸血鬼が入り交じって生活している……ぼくは、こんな所初めてみました! あの、あなたは王様ですか? あぁ、すいません、あまりの事に興奮して……」
 矢継ぎ早に質問してしまった非礼を詫びつつ、ガスガス質問入れていきますね~。


ST : 「そう言ってもらえると嬉しいね。私かい? 私は王様なんてものじゃないよ、この街がよくあるよう、治める仕事をしているだけさ」

 「一段高いのはすまないね、こうしていると何かあったときにやりやすいんだ」


エルヴィン
 : この人も吸血鬼です?


ST : Yes。血族です。この町の人々のものを豪華にしたような、独特な衣装に身を包んではいるが、身体的特徴や言動から推測することはできる。


フィオナ : 服装や身体的特徴などから、氏族を推測できそうでしょうか?


ST : そうですな…… 知性+礼儀作法で難易度6。


フィオナ : 6b10>=6 知性+礼儀作法 (ころころ) DiceBot : (6B10>=6) → 1,2,4,10,6,3 → 成功数2 (成功数1) さっそく1が出ている……。


ヴィクター : 1からは逃れられない。


ST : ぎりぎりだなあ。でもわかるよ。トレアドールだ。


フィオナ : (少々わかりにくいが、トレアドールか)



エルヴィン : トレアドールかぁ……美しいものが好きだから、箱庭的な街作りに目覚めちゃったのかな?


フィオナ : 容姿のレベルも高そう。


エルヴィン : 最も、「カマリリャの枠に囚われたくない」「かといってサバトは無粋」という考えをもつ氏族で、一番平穏に街をまとめられそうな氏族はありますね、トレアドール。



フィオナ : (この街も彼の美意識に沿ったものということになる、か)


エルヴィン : 「あの、ぼくはよそ者だからあの、街を見に行ってはいけませんか……」 おずおずと聞いてみます。


ST : 「ああ、構わないよ。好きに歩いてくれていい」


エルヴィン : 「やったー! ありがとうございます! ……こんなに楽しそうな賑わい、生きている頃もなかったから」 と、本当に嬉しそうにジャンプする!


ST : ほほえましそうにその姿を見ている。


フィオナ  「寛大なご処置に感謝いたします」 とこちらも頭を垂れます。


エルヴィン : 「ヴィクターさん、街の人には手ぇだしたらダメだからね、おっぱい大きい人がいても、色目つかったらダメだよ!」 と何故かヴィクターさんを注意した。


ヴィクター : 「……善処する」 まあでもおっぱいがおおきくて相手の了承があればワンチャン。


ST : 「ははは、それくらいは構わんよ。手を出すなというのは、勝手に食うなということさ」



エルヴィン : 街へはいけるようになったけど、目的の「ノドの書」に触れるのはなんか……難易度高い!


フィオナ : 自由行動が可能になってからが本番ですね。


エルヴィン : ブラブラっと街を出て、ひとまずこの街を確認して、手の届く存在だったらそこでゲット! 無理げなら、ここの長に「一宿一飯の恩義」として仕事を受けてから、ノドの書を見せてもらうみたいな流れ……をイメージしてますが、はてさて。



ヴィクター : 「おっぱいがでかければいただきたいものだが……」 でかいものはいいものだ。


エルヴィン : 「でもヴィクターさん男女の別なく性的に召し上がっちゃうから……」()


ST : 「ははは、元気でよいことだ」



エルヴィン : 新たな土地でも誤解を受けつけマルカヴ。 でも 「それもそれでアリ」 なのが彼らの美的センスなのかも。


フィオナ : 元気でよいことだで済ませてくれるあたり、この街の長はかなり寛大。



エルヴィン : あとは何か聞く事ないかな? まだ本題(ノドの書)については触れないでおいたほうがいいよね。


フィオナ : とりあえず、まだ触れないほうがいいですね



エルヴィン : では…… 「この度は、わざわざお時間を頂きありがとうございます……えぇっと……あ、あの、お名前をお聞きしてもよろしいですか、寛大なる主さま」 名前はだいじ。


ST : 「シェストという。よろしく頼む」


エルヴィン : 「はい、シェストさま! では、良い夜を……」 これで一回下がっちゃっていいかな? 街の移動も認められたし。


ST : 下がるなら問題なく下がれるよ。離れは寝泊まりする場所として使える。


エルヴィン : では、シェストさんに向けて、子供ながら優雅に礼をしてエルヴィンは下がりますぞ-。下がったらきっと街ダッシュ。


フィオナ : では、 「もし何かありましたら、お申し付けください。微力ではありますが、ご恩に報いたいと願っておりますので」 と言ってから退出します。


ヴィクター : ぺこりと会釈して退出します。


ST : 「ああ、離れに餌を運んでおくから、戻ったら食べておくれ」

 では、皆は街に戻ってきた。主の居所などの大事そうなところには兵士がおり、館の周辺には兵士がうろうろしているね。


エルヴィン : 「ふー、堂々としてた立派な人だったねー、『王』とか『帝』って印象だよ。うん、これならここの兵士たちが名誉ある騎士として、この要塞を守ろうという気持ちもわかるよねぇ」 と呟く。


フィオナ : 「あの指導者にして、この街ありといったところか。それはさておき、どこを見て回るのが面白いだろうか? 私としてはこの街の地図を買って店などの場所を知っておきたいのだが」


ST : エルヴィンくんの声に、たまに兵士が 「ん?」 と振り返るが、それ以上の反応はないね。


ヴィクター : 「オレはああいうタイプのヤツは苦手だな……いつも上手く掌でもてあそばされてる気がする。それより、街行こうぜ。できれば酒場が良い」 お酒は飲めなくとも情報は酒場で!


エルヴィン : 「兵士さんに、この街の地図みたいなのあるか聞いてみる? あと、はいっちゃダメな所とか……そういうのは、新参者だから入念に聞いておかないとね」 といいつつ、ニヤリ。はいってはいけないところは! いいところなのだ!()


ST : さすがえるえるくんだ!


フィオナ : 「そうだな。それは確認しておかねばならん」 と近くにいる兵士にこの街の地理について尋ねます。

 「あとは」 とヴィクターさんのほうを見てから 「酒場なども紹介してもらえると助かる」 と付け加えます。


ヴィクター : 可愛いおねえちゃんのいる店を教えてくれるのでもよい。


ST : では、大まかにどこになにがあるかを教えてくれるよ。畑、牧場、商店、住宅の多い場所、酒場。入るべきでない場所には兵士がいるからわかるらしい。


フィオナ : 「ほう。畑や牧場までしっかりと備えているのか」 と感心します。 「さて、では、とりあえず酒場にでも行ってみるか」


ヴィクター : 「おう、とっとと行こうぜ」


エルヴィン : 二人が歩き出すから、 「まってー」 ってついていきますよ。便宜上子供だから 「ぼくもいくー」 とはいえない!


ST : さて、今日はこのへんかな?


エルヴィン : 次は、この街の「シェスト」さんについて、街の人がどう思ってるのか……とか、この街をどう思って居るのか……とかも聞いてみたいな。不穏分子があるなら煽っていきたいし、平穏ならそのまま静かに暮してもらいたい。


フィオナ : 町の住民の視点も重要ですからね。支配層とは別のものを見ているかもしれませんし。


エルヴィン : 街を内部から攪乱するのが策謀よ……。()


ST : では、次回まで、おつかれさまでした!







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