>> 第1回 / プロペラ機と秘密の相談
一つの物語の終わりは、次の物語の始まりでもある。
しばしの休息の合間も、闇はうごめき、貪り、肥え太って安寧に包まれた世界に爪と牙とを光らせていた。
いつまでこの平穏が続くのか。
砂の上に築かれたかりそめの居城が一日でも長い眠りにつけるように、吸血鬼たちは暗躍する。
来たるべき「終末」に立ち向かうために。
エルヴィン : こんばんはー、早めにきてみました……はやいかな?
ST : こんばんはー!
リック : こんばんは~!
ST : むっちゃお久しぶりですが、よろしくお願いします。
※この日、4幕の初日は実に数ヶ月ぶりのセッションになります。
ST : それでは、問題なければチャキッと始めようかと思います。
リック : チェキッ!
ヴィクター : じゅんびだいじょうぶですちゃき!
ST : チェキッ! ジーッいうてフィルムが出てくるやつや。
エルヴィン : 地下アイドルが1枚1800円で売ってるやつやな……。(闇)
ST : そうなの……?(闇)
エルヴィン : どうだろう……。(すっとぼけ)
【第4幕~序】
──世界はいまだ揺籃の闇のうちにある。
──さて、
──彼らに夜明けは来たもうか?
ST : Vampire:The Masquerade 第四夜、開始いたします!
さて、ではまず忘れませぬうちに、システム的な処理を。
前夜より、また少しばかりの時が過ぎております。ブラッドプールを全員5にそろえてください。
リック : はい。
エルヴィン : たぽん。ゲフー。
ヴィクター : ぱくぱく。
ST : 四名とも、それなりに血族としての日々の暮らしを送っております。
リック・J・レイン、あなたは第二夜の終わりで願った、日常の模倣を── それがようやく、あなたの心に日常として馴染んできた頃でしょう。
そんなところに、あなたがたのもとに公子から手紙が届きます。
リック : なるほど、ようやく日常を理解しはじめた、と。手紙は全員にですか?
ST : そうですな、全員にそれぞれ来ます。内容は、 夜半零時に空港に来るように、 とのこと。版図の一角にある小さな地方空港ですな。
小さなプロペラ機がうろちょろしているような規模ではありますが、そこから大きな空港へ乗り継ぐこともできる、それなりに交通の要所です。
エルヴィン : 公子さまからの手紙を見て…… 「にひー、公子さま直々のお願いとか、ボクって実はすっごくえらくなったのかも!」 とご機嫌に、お洒落して……といってもバッジがいつもよりレアなバッジになる程度のお洒落をして、時間通りにお出かけしますよ。TAXIか何かにのっていくかな?
リック : 自家用車で向かいましょうかねぇ。
ST : そうですな、TAXIを捕まえれば問題なく空港へやってくれるでしょう。酔っ払いどもに混じってメトロを使ってもいい。
フィオナ : 指定された空港に行きます。皆さんの都合が良ければ、車で送りたいと思います。
ヴィクター : 「厄介なことじゃねえといいんだけどなあ」 とか思いながらしばらく出かけることを告げ、フィオナさんのお迎えをお待ちしたいと思います。
エルヴィン : TAXIを頼んだら 「子供は夜に出歩いちゃダメだよ」 と言われたので、フィオナさんのお車に乗せてもらいます……。(しょんぼりあんハムスター)
リック : ヴィクターさんとエルヴィンくんはフィオナさんの車だね。
ST : かわE。では、あなたがたは空港の駐車場で顔を合わせるでしょう。リックさんが車を降りたら、ちょうどフィオナさんの車から三人が降りるところだった。
エルヴィン : 車から転がるように飛び出て 「わーいりっくーん」 と飛びついてくるのが兄です。
フィオナ : 「久しぶりだな、リック。貴殿も呼ばれたのか?」
ヴィクター : 「おう、久々だな」 と軽く挨拶して兄弟の仲良し姿を眺めます。仲いいなあ。
リック : 「ああ、どうも皆さんおひさしぶりです」 と言いながら兄をたかいたかいする弟です。
ST : とても微笑ましいが、たかいたかいされている方が兄なのである。
エルヴィン : 「わぁいわぁい」(キャッキャ)
リック : 「そうなんですよー、久しぶりにお呼ばれしました」
ST : 空港からは時折プロペラ音を響かせて、飛行機が飛び立つ。客の姿は多くないが、駐車場には数台の車がある。
エルヴィン : リックさんに降ろされてから、空港の飛行機を見る……飛行機は夜だからライトの点滅ばかり目立ち、その機体は輪郭だけしか写してないだろうか。
「それにしても、空港に来てくれって何だろうねー? ……すっごい要人の警護だったりして」
プロペラ機とはいえ、飛行機を間近に見られるのは珍しい。何だかワクワクしながらエルヴィンはしきりに空港を眺めていた……。
ヴィクター : 「こんなとこへ呼び出しってことは、旅行の案内か?」 いったい何の用だろう。
ST : さて、あなたがたのもとに空港スタッフの服を着た男がやってくる。
「ご予約の方々ですね。こちらへ」
と、案内する男がちらりと見せた紋が、あなたがたの手紙に入っているものと同じであることに気づくよ。
リック : 「はい、そうですよ。案内をお願いします」
フィオナ : スタッフ(?)についていきます。
エルヴィン : スタッフさん? に言われるがままついていきましょう。フィオナさんの車椅子は押していきますぞー。(ごろごろ)
ヴィクター : じゃあ一番後ろを歩きますねー。大きい男は邪魔なのだ
エルヴィン : ヴィクタールッキングガイはかさばるから置いていかれちゃうんかな……?
ヴィクター : かさばるので。(笑)
ST :案内された先には一台のプロペラ機。タラップが下ろされている。中へ導かれるよ。入るなら、車椅子は男が機内へ運んでくれる。
リック : フィオナさんを抱える権利をヴィっくんにあげよう。
フィオナ : では、車椅子を押してもらい、機内に入ります。
ヴィクター : 一応体に触れることを断り入れてからフィオナさんをよっこいしょと抱きかかえて機内へ行きましょうか。
リック : すこし紳士度があがっているぞ。
フィオナ : あ、では、車椅子と分離して運ばれます。
エルヴィン : パトリックと生活していて紳士度を身につけたヴィクターさん。(?)
ヴィクター : 紳士度上がったやったー! (でも女性を持ち上げるときによっこいしょは失礼)
フィオナ : 防護点が高いので重いのかもしれません。
エルヴィン : ヴィクターさんが自然と女性を抱きかかえる姿を見てにこにこしている。 (ちゃんとお姫様だっこだ……!)
リック : (殴られたりしていない……!)
ヴィクター : (にっこり)
ST : では、機内に入ると…… 機内の座席に、公子が腰かけている。 「突然呼び立てて、失礼致しました」 と、彼は立ち上がり静かに会釈する。
「健勝のようで何よりです、夜の子たちよ」
リック : 彼が腰掛けているのなら、立ったままお辞儀をしますよ。
エルヴィン : わーい、って勢いでダダダダっとタラップを上がって機内もパタパタ走ってきたから、いきなり座席に公子さまがいてビックリした顔になる。
で、悪い事してません、いいこです! って顔して。
「公子さま、良い夜にお招き頂きありがとうございますっ!」 バタバタしたのをごまかしつつ深々お辞儀します。
ヴィクター : フィオナさんをおろして軽く会釈する程度です。
ST : では、エルヴィンのその様子を見て、公子は微かに笑みを浮かべる。
フィオナ : 「我らの安寧は閣下の治世のたまものです」 と言って会釈します。
(こうして、直々にお呼び出しを受けるということは、何か重大な問題が起こっているということか?) と不安を顔に浮かべます。
ST : 「まず、ここに呼んだ理由と、背景について話しましょう。フィオナ、ヴィクター、エルヴィン、彼ら三名が、この版図で活動していたサバトの血族を捕縛して下さいました」
エルヴィン : (リアニさんの事だ……) と、前回の事件について振り返る……。
<第3夜の事件・その顛末>
そう、全てのはじまりはヴィクターの「父」が街に現れた事だった。
生まれついて人狼に近い生活をおくってきた吸血鬼であるヴィクターの父は、奸計に陥りヴィクターという子をもうけたという。
そしてその穢れた計画を持つものが街で暗躍している事を、ヴィクターの父は告げるのだ。
かくてサバトが暗躍している事に気付いた吸血鬼たちは、その同行を探る。
そしてフィオナ、ヴィクター、エルヴィンの3人はついに一人のマルカヴィアンが全ての黒幕だと突き止めた。
そのマルカヴィアン……リアニは、来たるべき「ゲヘナ」において、血族としてどのように対処していくか……そのような思惑により動いていた。
カマリリャにとっては敵であるサバトに属してはいるが、リアニの行動は「吸血鬼全体」としてみると必ずしも「悪」ではなかったのだ。
かくしてリアニはその知識を提供する事によりカマリリャの管轄におかれ、事件は幕を閉じたのだった……。
フィオナ : これはいい要約。
エルヴィン : 色々巡る思い出もありましたが……ようやくしました!(色々な思い出 ・ マスターキー、毎日届く花、やたら強いハゲ)
ヴィクター : ハゲ……。
エルヴィン : ハゲがヴィクターさんを傷物にした……。
フィオナ : 彼は強かったですね。
リック : 語弊。
ヴィクター : もう少しで落ちるところだったんだぜ……危ない危ない。
エルヴィン : ハゲに落されるヴィクターさん……。
ST : 「我々はその血族より、その血族の行動理由について、情報を得ました。我々の聖書たる”ノドの書”に記されし、我々カマリリャにとっての重大な危機、”ゲヘナ”の到来── 彼はそのために行動していた、と」
「我々はそれを危機とみなし、ゲヘナの阻止についての糸口を得るため、”ノドの書”の散逸した記述の探索を強化しました。 ……神話に縋るなど、と思われるかもしれませんが、そもそもゲヘナの到来をはじめに予言したのもまた、その書なのです」
「そして、とうとうある荒野の遺跡にて、新たなる一節を見出したとの報を得ました」
リック : ほう、と顎を擦る。
ST : 「しかし、我々はまだ、その一節の内容を回収できていません。 ……その遺跡は、カマリリャに属せず、サバトでもない血族らの版図のうちにあるのです」
フィオナ : 「中立の血族、ですか」
ST : はい、と彼は頷く。 「カマリリャへの帰属を拒みながら、サバトにも隷属することのないものらです」
リック : 「……交渉をしなければ手に入らない、といったところでしょうか?」
ST : 「彼らは他者の介入を拒み、版図のうちで独自の生活を営んでいます。私には、公にそこへ人を── 兵を遣る理由が、いまだ欠けている」
「あなた方には、潜入をお願いしたいのです。……潜入といっても、入るまではこちらでお膳立てをしましょう。しかし、入ってからは、こちらから助力を行うことができません」
「入ってからどういう手を使うかは、お任せします」
フィオナ : 「閣下。相手方の規模や戦力、行動方針などについてはどの程度判明しているのでしょうか?」 (相手の内情次第で潜入の難易度は大きく変わる。平和的な連中ならばよし、そうでなければ、戦闘も考えねばならない……)
ST : 「規模としては大きくはありません。血族の数が確認できている範囲で百人と少々、それから餌。彼らは恐ろしき荒野を天然の城塞とし、斥候によると── その中で街を築き、血族が街路を闊歩する生活を行っているとのことです」
エルヴィン : (ちょっとした要塞じゃないかなぁ、それ) とか思いつつ、何故か水滸伝が脳裏に過ぎるえるえるである。108人の好漢が梁山泊に集うのだ……。(虚ろな目で)
ST : 「版図の一角に支配者のものらしき邸宅が見られた、とのことです。そして…… 一つ、懸念すべきことが伝えられています」
「曰く。版図内でアサマイトの姿を見た、と」
さてアサマイトについて、フィオナさんだけ知っています。
ヴィクター : 物騒だぜ……。
エルヴィン : ぴやー! 本来は東国を拠点にしている同族喰らいも合法な一族だっけ……。
ST : ですな。 カマリリャ「やだこわい」 サバト「やだこわい」 アサマイト「カマリリャにもサバトにも興味ないね」 みたいな立ち位置です。
エルヴィン : ヴァンパイア:ザ・マスカレードには「中立」の氏族ありますが、アサマイトの「中立」は何か他の氏族の「中立」と意味が全然違う気がしますねぇ。
フィオナ : 中立(自分以外全員が潜在的な敵)っぽい印象ですね。
エルヴィン : 中立(お、見たな殺す)くらいの勢いありそうでもう。(震)
ヴィクター : 中立(喧嘩両成敗)
フィオナ : 「よりにもよって、あの血族がですか……」
エルヴィン : 「? アサマイトの血族さんは、何か怖い人なの?」 小首をかしげてそれなぁに? ポーズ。
ST : 共食い、”同族喰らい”を抵抗なく行う残忍な暗殺者。本来は中東の砂漠を拠点とする異国人たちですが、西洋人の中にも手腕を買われて彼らの氏族に入るものがいます。
かつてはエリュシオンの中にも、彼らを手駒として扱う長老、公子らが多くいたのですが、あるときに発生した事件──
アサマイトが同族の血を呑めぬよう、カマリリャの長老らによって呪いをかけられ、しかしながら彼らはとうとうその呪いを打ち破った、という一幕。
フィオナ : 「一言で言えば、殺し屋だ。おまけに血族の血を吸うような邪悪な氏族でもある」 と説明します。フィオナとしては個人的にもあまり好ましく思っていない血族のため、苦々しい表情をしています。
ST : それ以後彼らは暗殺の契約がなくとも血族を喰らうようになり、カマリリャの血族たちは彼らをもはや手駒としてより、”恐ろしいもの”と見ています。
ヴィクター : 「殺し屋……ねえ。よくわかんねえが、ずいぶん物騒じゃねえか」
エルヴィン : 「殺し屋100人以上が済んでる岩の居城! ……それは……集落というより最早要塞じゃないかなぁ……でも、それだけの殺し屋さんがいて、近隣に特に……事件とか、ないの?」 無いんだとしたら不思議だ……これだけの血族をどうやって養ってるんだろ……。
リック : 「物騒ですねぇ……」 のんびり。
ST : 「ああ……、すみません、語弊がありました。”アサマイトの姿を見た” という伝えがあったのみで、それ以外の多くは他の氏族の血族らだったのです。彼らは版図の中で、餌を飼って暮らしているようでした」
「そのアサマイトの挙動については、分かっていません」
エルヴィン : 「あぁ、ビックリした……えーと……100人くらいの、色々な氏族が集まって生活しているっぽい居城で、アサマイトらしき存在を見た……で、そのアサマイトが集落に所属する血族なのか、その集落に何らよからぬ事をするため斥候にきた存在なのかわからない……って感じかな?」 ……そこまでいって 「難しい事をいっぱいいった気がする!」 プシューってなった。
ST : 彼は頷く。
フィオナ : 「かしこまりました。ところで、そのアサマイトはいかがいたしましょうか?」 排除しますか、というニュアンスを込めて。
ST : 「目的はノドの書の一節の回収です。必要であれば排除しても構いませんが、無用な危険となるようであれば、捨て置いても構いません」
リック : 「平和的解決、とやらができればいいのですがねえ」
フィオナ : 「承知いたしました。可能な限り平和的に使命を遂行いたします」 と答えます。
エルヴィン : (今回は大冒険の予感!) ちょっと元気。遠出はいつも楽しみだ……!
ST : 「最後に、斥候がもたらした情報をあなた方へ。……一週間後に、こちらからあなた方を回収に向かいます」
差し出されるのは、航空撮影したらしき版図の写真だ。
城壁がひと巻き、乾いた印象を受ける石造りの家々と街路、それから中心にある大きな邸宅。遺跡らしきすがたは、その写真からは見えてこない。
リック : 「いやあ、けっこうな旅行ですねえ」
エルヴィン : 「一週間! ……お弁当(血液)は……どうしよう……」 輸血血液はまずいのだ……。
「ヴィクターさんはお弁当(ボブ)があるからいいね……」とか思って居るえるえるである。(
ST : ボブ連れて行くの……?
ヴィクター : ええ……ボブはお留守番でいいよぉ。
リック : 「……同族はちょっとねえ」
ヴィクター : 「ま、たまにゃあいいか」 たまには気分を変えてどこかに向かうのも悪くない。ロマンスチャンスがあるかもしれないしね!
ST : 果たしてヴィクターさんにロマンスの神様は微笑むのか。
エルヴィン : 新しいヴィクターさんのファンが増えてしまうのか。(※同性喰らいの可能性)
ヴィクター : おっぱいの大きい女性でオネシャス!!!
エルヴィン : 何か場所が場所だからおっぱいの大きい蛮族みたいに逞しい女性とかいそう!
フィオナ : アマゾネス的な何かとか?
リック : アマゾネス範疇じゃない?
ST : ルールブック94ページみたいな女性がいるかもしれないよ。
ヴィクター : 素敵なロマンスが欲しいです。(真顔)
エルヴィン : アマゾネスおっぱい大きいもんな……ヴィクターさんをかかえて 「アタシの嫁にしてやるよ!」 ってロマンスあるかも……。(錯乱)
ヴィクター : そこにロマンスはあるのだろうか……?
フィオナ : 嫁……?
ST : yome。
エルヴィン : アマゾネスの嫁(大男) という女性が狩っていく肉食系ロマンス……。
ヴィクター : ちょっとマイノリティ過ぎませんかねえ……肉食系ロマンス。
エルヴィン : Twitterでバズるような作品にはならないかー!
ST : 肉食系ロマンスワンジャンルだと思うけどな……?
エルヴィン : 「アタイがアンタを嫁にしてやるよ!」 みたいな事をいうアマゾネスを女にしていくヴィクターさんっていうあらすじだけだとエロそうじゃない?
ヴィクター : ああ~でも確かに姉御肌な女性は好きい……あらすじはエロスを感じます
エルヴィン : 「お腹いっぱいにしてから出かけないと……!」 いつもご飯の事を考えているえるえるである。
ST : ブラッドプールの件については、出立までに旅支度ついでに1回狩りを行うことができます。
リック : ふむ…… 折角の空港だし制服のお姉さんをたらしこむのも悪くないな……。
ST : あと、写真にはひとつ×印のつけられている箇所がある。「目撃」とだけきたない字で記載。
フィオナ : 「閣下。この印は一体なんでしょうか?」 とそれを指さします。
ST : 「それが、斥候がアサマイトを目撃した場所です」 大きな街路沿いで、「隠れる!」って感じの場所ではあまりないね。
フィオナ : 「なるほど。ここですか」 この近くは避けたほうが無難か、と考えます。
エルヴィン : 「ふぅん……」 写真を見て……。 (これだと普通に、生活していると考えていいんじゃないかな……何らかの形で氏族から漏れたアサマイトをこの集落で受け入れたとか……?)
ヴィクター : 「じゃあそのあたりには近づかねえほうがいいな。君子なんとかってやつだ」
フィオナ : 「武器やその他装備などの持ち込みについては、何か制限などはあるのでしょうか」 と公子に質問します。 つづけて 「電話などの通信機器は使用可能ですか」
ST : 「護身用、旅行用の範疇を超えるような武器、武装は持ち込まない方がよいでしょう。通信機器の利用は、場所がら困難です。 ……その版図は時折、荒野からの迷い人を受け入れている。あなた方は迷い人という体で、その版図に潜入して頂くこととなります」
エルヴィン : (コンパスを失った旅行者のようなていで……? いや、この距離になると……街を追われた脛に傷持つ身、のほうが……それっぽいかもな)
なんて、広い荒野を眺めながら考えます。
(案外、ガソリンをケチって歩く事になった……みたいな計画性のない旅行者はいいかもしれないけど、それだとフィオナさんの足が……怪しまれるかもしれない……何かこう、言いにくそうな理由を考えておきたいかな……)
リック : 「非常食を連れて行くのも……ねえ」(ヴィクターさんを見つつ)
ヴィクター : 「非常食ね……」(つれてきてもなんだか面倒そうになりそうだし、やっぱりあいつは留守番だなあ)
ST : ちなみに 「なんで旅支度が必要なのにいきなり機内?」 っていうと 「密談したかったんだYO」 ってことですな。
エルヴィン : 意外と密談できる部屋が少ないんだ公子プライベートがない……!
ヴィクター : NOって言ってもそのまま連れていかれると思ってたぜ……。
フィオナ : 毎回同じ場所に同じメンツが集まると、それはそれで怪しまれそうですからね。
ST : (それもありだったなと思うST) > そのまま連れて行かれる
エルヴィン : 「では今から出発します」 とかいわれて、途中でパラシュート降下作戦されちゃうのやだー!
フィオナ : (拳銃はともかく、防刃ベストなどは迷い人に不自然か)
ST : 血族にとっての荒野=スゴイ・アブナイ・プレイスだから、防刃ベストくらいまでならありかもしれませんな。
フィオナ : あ、そういえば、町の外にはワーウルフもいましたね。
ST : そうそう。コワイ。たださすがにバズーカ砲しょって 「迷い人です」 ってやっても 「なんだそのデカブツ」 ってなりそうという。
フィオナ : ショットガン程度なら、アメリカではそう不自然でもなさそうですね。
ST : ですな。
エルヴィン : 「公子の怒りを買い、逃げるように版図から車を走らせ、ガソリンの限界まで何とか来たが車が動かなくなり歩いてきた、追われる旅人……みたいな感じなら、簡単な武器くらいもってても大丈夫じゃないかな? ……流石にRPGとかはダメだろうけど」 といいつつ、クスクス笑う……。
ST :さて、ちょうど時間なので、他に質問がなければ 「旅行の荷物なんにしようかな」 ってところで以下次回にしようと思います。
エルヴィン : 了解です~。おおまかには……OKかな? 斥候もそんな解ってないみたいだし……。
フィオナ : こちらもOKです。
ヴィクター : ヴィクターは特にないです。
リック : 手ぶらでいこうかなあと思います。どうせ戦えない……。
エルヴィン : 次回! 荷物なにもっていく、カメラとか? の巻!
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