>> 第12回 / 策 【ミーティング】






 塩と香料、そして僅かな油という魔法のような素材を持ち、魔法使いは『敵』の居場所を突き止めた。
 宵闇の中、アマツバメが舞い一通の封書を吸血鬼たちの元へと届ける。

 そこにあるのは、ある場所に至るための道筋であった。

 行くべき道を教えられ、吸血鬼たちは何をするのか。
 朝は間近に迫っていた。





ヴィクター : こんばんは~。


フィオナ : こんばんは。


ST : こんばんはっ! では、問題なければはじめちゃいましょうか。


ヴィクター
 : 大丈夫です~。


エルヴィン
 : 大丈夫です!




 【エルウッド邸にて】




ST : 前回のあらすじ → 本拠がわかった! 突撃だ! …… ちょっと待った朝が近いぞ!

 魔法使いが去った後。今の時間はそうですね、午前3~4時くらいかな。
 突撃するにはちょっと遅いかも。



フィオナ : 何を用意するか確認後、とりあえず各自自宅に戻るという感じでしょうか?


エルヴィン : そうですね。相手はアジト(?)を知られてるのに気付いてないでしょうから、準備は念入りにしていきたい所存。


ヴィクター : 時間も時間ですしね、帰って準備万端な状態にしましょう。



フィオナ 
: 「さて、突撃は明日以降としても何を用意するか考える時間くらいはありそうだ」 とお二人に言います。 「提案があれば言ってくれ」


エルヴィン : 「うーん、相手の場所しかわからないから……せめてどんな建物かとか、人数もわかればよかったのにね……」

 これといって提案はない……爆弾で吹っ飛ばしちゃうとかいいそうだ。


ST
 : 仮面舞踏会の掟を守れるかどうかが問題だね。 >爆弾


ヴィクター : 「確かに……敵地に乗り込むんだ、それ相応の支度はしねぇとな」 と言ってから 「使い魔? みたいなやつでなんか調べておけねえのか?」 そういうのがあればいいんだけどねえ。


フィオナ : 「使い魔か。使えるなら私も使ってみたいものだが、そんなものはないからな」


ヴィクター : 「そうそういねえか……他の提案はねえな」 若干しょんぼりしてフィオナさんに答えます。


フィオナ : 「まあ、仕方あるまい」



ST : かわいいぞ。 >しょんぼり


フィオナ : 現状確保済みの装備……防刃ベスト三着、拳銃三丁。


ヴィクター : チョッキも着て万全で挑みたいところ。


エルヴィン
 : 相手の人数次第な所がありますねぇ……まともな戦闘出来るのはヴィクターさんだけだし。(震)


ST
 : 動物使役はむしろギャンレルのお家芸なんだけど、ヴィクターさんは持ってないんだよね。


ヴィクター : そうでした……使役できるものないのでした……。


フィオナ : 建物の立地は地図を見てわかるとしても、内部構造などはしかるべき調査を行う必要がありますね。



エルヴィン : ST、魔法使いさんから貰った住所周辺の地図や立地、写真なんかをインターネットで調べる事は出来ますか? 建物の間取りがのってるよい不動産屋とか。


ST : ふむ。まず賃貸物件ではないようで、間取りは見つからない。で、それ以外はそうですな……。

 じゃあせっかくだから、 知性+コンピュータ で 難易度6 してもらおうかな。どう調査するか具体的に出してもらえれば難易度減少や判定免除がある。


エルヴィン : 賃貸ではない……! 近隣に住む事を前提に治安や立地を調査する新婚夫婦みたいなイメージで調査します。()

 6b10=>6 知性4、こんぴゅった2 大失敗はしない。(暗示) (ころころ) DiceBot : (6B10>=6) → 4,4,5,6,9,2 → 成功数2



フィオナ
 : 成功ですね。


エルヴィン : 1もないし大丈夫そうですね。


ヴィクター : ダイスがちゃんと仕事していてよいですね。



ST : ふむ。では、エルヴィンくんはス○リート○ューを使うことを思いついた。その住所近辺を見てみると、そこには民家、一軒家だね、が並んでいる。作り付けの印象を覚える、それなりにこぎれいな住宅街だ。

 その一つ、少し他より大きな二階建ての家目的の場所だ。



フィオナ : 二階建てか。住宅地の中となると、銃器の使用も難しそうですね。サイレンサーでもあれば違うかもしれませんが、あれって軍か警察でなければ所持できなかったはず。


ヴィクター : 二階に乗り込んでいく=御用改めである! が脳裏に浮かんでしまう……。


ST : 御用改めであるッ! って窓から飛び込むの?


エルヴィン : それ全員切り捨てないといけないパターン!


ヴィクター : バリィン! ってやりたいところですが、住民から通報されますよね。(笑)



エルヴィン : 「目的地は二階建てか……思ったより人がいそうだけど……近所は普通の人間さんが住んでる場所っぽいかな……」


ST : チョッキなどを着込んでいくのはよいとして、明らかに武装した格好で押しかければそれなりに目立つだろう地域でもあるね。


エルヴィン : 「夜とはいえ、SWATみたいな装備で乗り込んでいい場所じゃないみたいだね。逆にいうと、相手も普通の生活をしている可能性もあるかなぁ……」

 「案外、正攻法で客人のふりをして堂々と入っても大丈夫かもしれない」 と適当な事を言い出した。


フィオナ : 「ほう。インターネットで調べたのか」 とエルヴィンさんに言います。 「あまり、目立つ行動はできないということか」


ヴィクター : 「住宅街か……周囲に一般人がいるとなると、ちと厄介だな……」 銃を用意するより肉弾戦でいった方がいいのかもしれない。


フィオナ : 「銃器は……使わないほうが良いだろうが、念のため持っていくべきか。防刃ベストは全員着用していって問題ないな」


エルヴィン : 「銃声は控えて、マスターキー(斧)をもっていった方がいいかもね」 どの車にも1つはある! 便利なマスターキー。(斧)

 アメリカでごつい斧のようなハンマーの事をマスターキーと呼ぶそうです。


フィオナ : なんてネーミングセンスだ。


エルヴィン : ホラー映画ではそこそこ活躍してる奴です。



ヴィクター
 : 「さすがにマスターキーは怪しすぎるだろ……いや、むしろ変装していった方が良いのか? 水道局員とかみたいに」


フィオナ
 : 「この三人で一体何に変装するというのだ?」 長身の男性と子供、車椅子の女性の組み合わせっていったい……?



エルヴィン
 : ヴィクターさんは「宅急便です」でいいかもしれないけど、フィオナさんは足が不自由だし、エルヴィンは見ての通りだし……。

 「近所に引っ越してくる夫婦と子供です」 みたいな挨拶のほうがいけるんじゃないかな?


ヴィクター : 「近所に引っ越してきた者です……とかか?」 ……同じことを考えてた。(笑)



フィオナ : それだ!


エルヴィン : フィオナさんが不服でなければ。(笑)


フィオナ : よいのではないでしょうか。


エルヴィン
 : ヴィクターさんはたぶん不服ではないと思うので。()


ヴィクター : 光栄でありやす。



フィオナ : 「……? もしかしてだが、家族のふりをするということか」


エルヴィン  「ぼくが子供で、フィオナさんとヴィクターさんがパパとママ!」 おや、ヴィクターさんがママになってしまったぞ。



フィオナ : ヴィクターさんが母親。(笑)


エルヴィン
 : ビッグマム!


ヴィクター : 私が……ママだ!



フィオナ : 「おもしろい。たしかにそれならば、このメンバーでも不自然ではない」


ヴィクター : 「悪くねえと思うぜ。洗剤とか持っていけばいいんだったか?」


エルヴィン
 : 「相手の出方次第だけど……ぼくが館に勝手に入っちゃって迷子を捜索する……みたいな感じにしていけば館にも入れるよね、たぶん」

 そもそもいなかったら? それは勝手にはいればいい。()


フィオナ : 「例の家に子供が入りこめそうな場所はあるのか?」 とエルヴィンさんに聞きます。


エルヴィン : 「人が出たらトイレ貸してくださいって言う!」 トイレといえば何処でもはいれると思っている子。


ヴィクター : 「よし、それで行けそうだな」 きっと大丈夫なんとかなるさ!


ST
 : では、用意するものと作戦はまとまったかな? 用意するものについては宣言してね。



フィオナ : まとめ 装備……拳銃三丁(持ち込むが使用せず)、防刃ベスト三着

 行動……家族のふりをしてあいさつに向かう。エルヴィンさんが機を見てトイレに突入し、あとの二人が探しに家に入る。


エルヴィン : 念のため、誰も出てこなかった時のために懐中電灯とピッキングツールももっていきましょうか。留守かもしれないし。

 ……何か「新聞勧誘のふりをした空き巣」みたいな提案をしている気がする。


ST : 殆どそれで合ってると思うな。 >空き巣


ヴィクター : 装備は拳銃とベストと……ぐらいでいいかな?


エルヴィン : しかも銃もってるから、空き巣がバレたら強盗になる気満々のよりタチが悪いやつだ。


フィオナ : 用意してるものと行動だけ見たら、明らかにこっちが悪党ですよね。(笑)


エルヴィン : 住宅街にある、少し豪華な家に三人組で押し入ろうという計画ですからね……。(笑)



フィオナ : 防刃ベストは一人に一着、拳銃は一人に一丁ずつでよいでしょうか?


エルヴィン : OKだと思います。護身用って事で……。


フィオナ : それと、塔を探索するときに使った懐中電灯も持っていきましょう。


ヴィクター : 確かに、必要ですね懐中電灯。電池は新しいので行きましょう。



エルヴィン : 最悪の場合、マスターキーがヴィクターさんの拳になる。


ヴィクター
 : マスターキー持ってく……の?


エルヴィン : たぶん、マスターキー(斧)よりヴィクターさんのパンチの方が強いよ!


フィオナ : ピッキング用の道具は用意するとして、鍵開けってどの技能でしたっけ?


エルヴィン : 何か技能があった気がする……警戒か、何か警護っぽい技能が……。


フィオナ
 : もしかして、保安技能ですか。


エルヴィン : 保安技能っぽいですね、鍵開け……侵入とか脱出のための技能ってかいてある……。(るるぶぺらぺら)


ST : そうですね、保安かな。>鍵開け



フィオナ : ST、ピッキングツールなどは用意できるでしょうか?



ST : ピッキングツールかあ。日本では法律で販売先などが規制されているようですが、この街はアメリカの地方都市くらいのイメージなので…… 伝手を見つけることができれば入手可能、としましょうか。

 交渉+裏社会 で 難易度6。インターネット経由で探すなら 交渉+コンピュータ でもよい。



フィオナ : 交渉+裏社会か……。


エルヴィン : エルヴィンは交渉関係はちょっと壊滅なんで……。(残念な顔)


フィオナ : こちらは交渉2で、裏社会なし。ちょっと厳しいですね。コンピュータは1なのでそちらでやってみましょうか。


ST : 例によって具体的な提案があれば判定技能の変更・難易度の変更など考慮するよ。


エルヴィン : 交渉1でコンピューター2だから3ならエルヴィンでも出来るかな……。



フィオナ : 裏社会のことはよくわからないのでインターネットを使います。

 ST、知性+保安技能で、それっぽいものをでっちあげることは可能ですか?


ST : んん、でっちあげるというと針金で代用するとかそんな感じかな?


フィオナ : そんな感じです。本物の入手に失敗した場合には、そちらでどうにかしようと思っています。


ST : なるほど、許可しましょう。その場合は 機知+保安 で 難易度6。


フィオナ : 了解です。では、まず交渉+コンピュータを振ります。


ST : どうぞ。


フィオナ : 3b10>=6 交渉+コンピュータ (ころころ) DiceBot : (3B10>=6) → 8,6,2 → 成功数2



ヴィクター : 絶好調ダイス。


エルヴィン
 : 今日は1が出ない日!(フラグ)


フィオナ : 今日はイチメデールさん、お休みみたいですね。



ST : では通販サイトを発見でき、問題なく入手できたね。



エルヴィン : 結構気軽に売ってた! ここはこわいインターネットですね。


ST : 探せばいろんなモノの販売サイトがあるからね。ニセモノも多いだろうから判定を挟ませてもらったけど。



フィオナ : 翌日までには届くということでよいでしょうか?


ST : かまいません。速達コースのある通販だった。


フィオナ : 了解です。


ST
 : では整理するよ。持っていくものは 防刃ベスト、拳銃、懐中電灯、ピッキングツール でいいかな?


フィオナ : はい。……そういえば、懐中電灯って一個だけでしたっけ?


エルヴィン : 一つ大ぶりのをもって、あとは個々にペンライトみたいなのをもってればOKじゃないですかね。


ヴィクター : はい。あと、ヴィクターは靴を履いていきたいと思います。


ST : お、了解。



フィオナ : ヴィクターさんが靴を履くとは……。


エルヴィン : 靴をはくという宣言をしなきゃいけないのじわる。(笑)


ヴィクター : ほら、引っ越してきた人が靴はいてないと 「やべえな」 って印象あるじゃないですか……。


フィオナ : 確かに……それはやばい。


エルヴィン : 確かに……。(笑) >引っ越しの挨拶にきた人が裸足だとやべぇと思う



フィオナ
 : 懐中電灯は人数分持っていきます。足りなければ買い足します

 分断される可能性も考えると、一応小さいのを一人一つずつ持っていったほうが安心な気がします


エルヴィン : 各自小さいライトは持参でOKだと思います。



ST : ちょっとまってね、拳銃はデータがあった気がするな。

 ポケットに隠せるサイズのピストルは、(軽)、9mmグロック17(239ページ)相当でいいかな?
 ベストは2級の防弾チョッキ相当か、1級の強化服相当(238ページ)を選んでね。3級以上は選んでもいいけどちょっと目立つだろうね。



フィオナ : ベストは1級と2級どちらにしましょうか?


ST : 2級は防具値が2あるけどダイスプールペナルティが1ある。1級は防具値1だけどペナルティがない。


フィオナ : 防御を取るか動きやすさを取るかですね。


ヴィクター : ヴィクターは動きやすさを取りたいです……もともと動き遅いので。


フィオナ : これからやることを考えると、動きやすいほうがよさそうですね。


エルヴィン : そうですね。スピードはイニシアチブにも影響あるし……ヴィクターさんは軽くて動きやすい装備でOKだと思いますぞ。

 エルヴィンも1級にしておこうかな……スピードは大事な気がする。


フィオナ : あと、拳銃はあくまで保険なので、呼び弾倉は持ち込まないということでいいですよね。


エルヴィン : そうですね。実際、吸血鬼に拳銃あんまりきかないし。サイズも9mmだと本当に「お守り」くらいの気持ちだし。



フィオナ : 拳銃はOKです。予備弾倉などは持ち込まないでおきます。ベストは軽量な一級にします。


ST : 了解。では、今日はその準備でつぶれるだろうね。

 君たちは各々の準備を整え、そして朝の気配を感じて眠りについた……。




 【翌日・それぞれの夜】




ST : …… 翌日。エルヴィンくん、君の部屋にはまた花が届けられている。花弁の数はまた1枚を減じている。

 そして、誰か日々のニュースがわかるようなものを見る人はいるかな?


フィオナ : 起きてすぐに確認しています。


ヴィクター : ヴィクターは特に見ないです。


エルヴィン
 : エルヴィンはネコにエサをあげてます。(


ST : では、フィオナさん。テレビニュースであれば最後の数分に、新聞であれば地方新聞の最後の小枠に、小さく 「犬猫や小鳥の類が異常な狂乱を見せている、災害の前触れか」 といったニュースが出る。この街の話だね。


フィオナ : 「メディアに取り上げられるほどになったか……急がなければ、我らの存在が露見する危険も大きくなる」 お二人に電話して、このことを伝えます。


ST
 : 災害予知の専門家だとかいうコメンテーターが何やら言葉を連ねているが、君はそれを的外れに感じるだろう。


エルヴィン : 電話をきいて、ニュースを確認します。新聞とかを広げて 「あ! ほんとだあった! 驚きと、自分の家のネコはまだ大丈夫で安心。


フィオナ : また、今日は食餌なしでエルヴィンさんの家に集合しようとも提案しておきます。体血には余裕がありますが時間はなさそうなので。


ヴィクター : フィオナさんの電話を聞いて 「ま、それも今日でなくなるだろうよ」 と笑い、電話を切って支度をします。


エルヴィン : そういえば、昨日仕掛けておいた防犯カメラ? 的なものには何かうつってますかね?


ST : シークレットダイス(ころころ)



エルヴィン : シークレットダイス……だと……!?


フィオナ : 花を届けている血族の判定でしょうか?



ST : 防犯カメラを確認してみると、黒い…… 黒い、時代錯誤的なローブかコートのような服装と思しき、男のような人影が映っている。


エルヴィン : (目立つ…………!!!! まさか、首謀者本人……?) と思いつつ映像を確認します。


ST : だが相手はカメラの存在に気づいたらしい。マスターキー(斧)が振るわれる映像を最後に映像は途絶えている。カメラ本体を確認するなら無残なことになっているよ。



フィオナ : マスターキー、まさかの登場。


エルヴィン : やっぱり英語圏の世界ではマスターキーみんな持ち歩いてんだ。()


ヴィクター : マスターキーはすべてを解決してくれる。(物理)


フィオナ : 英語圏怖い。



エルヴィン : マスターキー(斧)を常備しているとは……。 壊れたカメラを取り外しつつ 「まぁいいか、パパのカードだったし」 と、しょんぼりします。

 映像に映っていた人物について 「正体不明の黒いローブの男の人で、マスターキー(斧)を常備しているアブない感じ」 と皆さんにメールして知らせておきます。


ヴィクター : 「わかつた」 とだけ軽くメールをして準備を急ぎます。


ST : わかつた かわいい。


フィオナ : メールを確認後、準備を整えてヴィクターさんを迎えに行き、エルヴィンさんの家に車を走らせます。


ヴィクター : ST、日付が変わったのでヴィクターサイコロフルヒツヨウアリマスカ? ……ゼンブカタカナナッチャッタ。


エルヴィ
 : ヴィクターさんがカタコトに……。


ST : あ、そうだね。失礼、食餌がなかったのでうっかりしてた。お願いします。


ヴィクター : 5b10>=7 (悪夢を見る判定) DiceBot : (5B10>=7) → 7,2,5,4,5 → 成功数1 セーーフ!



フィオナ
 : やはり出ない1。今日はダイス運がいいですね。


エルヴィン : 今日は1出ない! 大丈夫そうな日だ!



ST : 危ないなあ。いやな夢を見た気がしたが、起きたらきれいさっぱり忘れてしまった。




 【エルヴィン邸 ~ 住宅街へ】




ST : では、エルヴィンくんの家で合流した。


エルヴィン : 壊れたカメラを前にしょんぼりしているエルヴィンの上に、ネコがいっぱいのって待ってます。


ST : にゃうにゃう。


フィオナ : 「マスターキー(斧)を持った変質者が映っていたそうだな」 とエルヴィンさんに言います。



ヴィクター : 猫まみれエルヴィン(合法ショタ)!!


エルヴィン : 壊れたカメラの臭いをかいだりするネコとかに囲まれてます。合法ショタ! 違法おじさん!



ヴィクター : 「荒っぽいやつだぜ」 やれやれだぜ。


エルヴィン : 「途中まで男の人みたいなのがうつってたけど、顔もわからないし……カメラに気付いたら斧でばーん! だよ……乱暴な人だなぁ」 怒りショボーン。


フィオナ : 猫たちに見とれつつ 「まあ、顔はわからなかったが、敵が少なくとも斧を所持していることは判明したわけだ」

 「武器を常備し、その使用をためらわない相手となると、それなりに気を付けていかねばならんな」
 「さて、二人とも用意はできているな」 と確認します。


エルヴィン : 「……変装して潜入作戦も、最初から乱戦になるかもね」 小声でそうつぶやきつつ…… 「準備は出来てるよ! いつでもオッケー!」


ヴィクター : 「オレも準備はOKだ! 前線は任せてくれ!」 とエルヴィンくんに続きます。


フィオナ
 : 「よろしい。では出発するか」 問題なければそのまま敵のアジトに向かいます。

 ……そういえば、相手にこちらかの顔って割れているんでしょうか?


エルヴィン : エルヴィンの事は知ってるような気がする……。(震) 首謀者だけが執着していると思いたい所存。


フィオナ : 知られているとして、アジトにいる全員が知っているのか、特定の誰かしか知らないのか……だとすると、扉が開いた瞬間、荒事開始の可能性も高そうですね。


ヴィクター : もっと変装した方が良かったのかもね。


フィオナ : 相手が玄関先でいきなり戦闘を始めるような連中でないことに賭けましょう。



ST : では、悪党ども…… もとい、あなたがたは車に乗り込むと運転手に指示をひとつ。車は一路住宅街へ向けて走っていく。

 ……。
 …………。
 …………しばらくして車は夜の住宅街に着いた。辺りは早くも静かになりつつあるが、家々の中からは団欒の声が聞こえ、家路を行く人の姿もまだ街路にある。

 さて民家にパーキングサービスは無い。車はどうする? 


フィオナ : 人通りの多い離れた場所に待機させます。公子の宮廷への連絡も行っておきます。(忘れるところだった)


エルヴィン : oh……あやうく路上駐車。


フィオナ : アジトから見えないところでおり、そこからは徒歩で向かいます。


エルヴィン : ちゃんと挨拶の手土産ももっていきます。洗剤つめあわせ!


ヴィクター : 偽装はバッチリ!


ST : 連絡についてはOKです。ルミノサが連絡を受けるでしょう。


フィオナ : 「ああ、そうだ」 と思い出したように言います。 「一応、偽名を考えておかねばな」 「苗字は……適当にライアンあたりで口裏を合わせるか」


ヴィクター : 「偽名か……じゃあオレは『ロルフ』で頼む。ロルフ・ライアンだ」


エルヴィン : 「じゃあぼくは…… パトリック・ライアン にしよう!」 


フィオナ : 「ロルフとパトリックか。では、私はケイトリンとでも名乗っておこうか」


ヴィクター : 「了解した」



エルヴィン : パトリックは犠牲になったのだ……。


ヴィクター : パディよ……。


ST : パディ……。


フィオナ
 : パディ……。


ST : そしてあんまり本名とかすらないところ来たね。


エルヴィン : 設定を忘れて次回には普通に 「フィオナさん!」 とか呼ばないよう注意しないと……!



ST : フィオナさんの車椅子に道行く人が一瞬目をやるものの、君たちはそれ以上の関心を引いていないようだ。


エルヴィン : 「ロルフさんと、ケイトリンさん……パパとママの方が自然かな……」 一人シミュレートしてます。ぶつぶつ。


ST : さて目の前には目的の家の扉がある。家は二階建て、駐車スペースには車が一台。家の裏側に庭があるのか、木の枝が覗いている。


フィオナ : 「挨拶は私がやろう」 とお二人に言います。 「呼び鈴を押してよいか?」


エルヴィン : 「了解!」 元気にいってから……慎ましい少年っぽくもじもじしておきます。


ヴィクター : 「いいぜ、頼んだ」 にっこりスマイルしてフィオナさんに答えます。


ST : 呼び鈴を押す前に一つ確認だ。エルヴィンくんも姿を見せておくのね?


フィオナ : 機を見てトイレに行くまでヴィクターさんの後ろに隠れていてもらったほうがよさそうですね。


エルヴィン : ヴィクターさんの影にかくれてる感じです。顔はすぐ視認できない場所にいたいかな……。

 ヴィクターさんのうしろならきっと大丈夫。(謎の安心感)


ヴィクター : 顔を見せてはいけないよ……。


ST : なるほど、了解。


エルヴィン : 姿形や、におい、雰囲気でエルヴィンだとわかるレベルの変態紳士だった時は諦めてください。()


フィオナ : レベル高い変態紳士だなぁ……服にフードがついていれば、それもかぶっていてもらったほうがいいかもしれませんね。


エルヴィン : フードついてたっけなこの服……ついてたらそれも被りますスポ-。ついてなければずっとうつむいてる感じで。


ST
 : かわいいからついてるということでいいよ。スポー。

 では、フィオナさんは呼び鈴を鳴らす。電子式のインターフォンなのだが、カラン、コロンという軽快な鈴の音が再生される。
 しばらくして中から足音が聞こえ、カチャリとチェーンのかかった扉が開く。

 「どちらさまですか?」 と、青年の声が問うね。


フィオナ : 「はじめまして。私はケイトリン・ライアン。この度、近くに引っ越して参りましたので、ご挨拶に伺いました。こちらが夫のロルフ、それに息子のパトリックです」 と笑顔であいさつします。

 隠れてしまっているエルヴィンさんについては 「すいません。この子はとても人見知りなもので」 と苦笑して見せます。


ST
 : では、君の笑顔を受けると扉が開く。中から姿を見せたのは、スウェットを着た細身の人間の青年、のように見える。

 「やあ、それはどうもありがとうございます。こんな格好で申し訳ありませんが、よろしくお願いします」
 言いながら扉を開く仕草はちょっと不精だ。


フィオナ : 「いえいえ、こちらこそ、こんな時間にお尋ねしてすいません」

 「それとよろしければこちらをどうぞ」
 と洗剤を渡します。


ST : 「どうも、助かります」 と一礼して彼は洗剤を受け取る。


フィオナ
 : 「それにしても、とても素敵なお宅ですね」 とこの家のことに話題を振ります。


ST : 「そうですか? はは、それは嬉しいな。恥ずかしながら、子供ができたら部屋を与えてやりたいと、家内と相談しまして」


フィオナ
 : エルヴィンさんにはいつ突入してもらいましょうか?


エルヴィン : フィオナさんが注意を引いてくれたら…… 「トイレ!」 っていきなり突入する形でいいですかね。

 トイレ行きたいとかいうと……案内されてそのままエルヴィンは帰らぬ人に……。()


フィオナ : 了解です。注意をひきつけてみます。



ST : 青年は照れくさそうに頭を掻く。


エルヴィン : 出て来た青年の様子をうかがって……隙間があったら部屋に入りたいと思います。 「トイレ」という名目で……。


フィオナ : ST、青年の気を引き付けたいと思うのですが、よろしいでしょうか?


ST : 会話で気をひきつける感じかな? 構いません。ただ気をひきつけられているかどうかはわからない。


フィオナ : さしあたって、青年が話している妻については本当にいるのか。子供は本当に欲しいと思っているのか共感で見てみたいと思うのですが、よいでしょうか?

 妻と子についての話題が本当なら、この青年は巻き込まれただけの被害者ということもあり得てきます。
 嘘なら黒。敵でほぼ確定です



エルヴィン : オーラを見れればいいんでしょうが、明か様に凝視とかちょっと出来る雰囲気じゃないので……お願いします!


ヴィクター : お願いしまっす!


フィオナ : 彼が被害者であるなら、怪我させないよう気を付けないといけないですからね。



ST : ふむ…… その内容だと、知覚+虚言かな。知覚+共感でも判定できるけど、感情面から探ることになるので、結果が少し違ってくる。難易度は6

 ……あ、ちょっとまってね。
 クトゥルフで言う心理学の内容、本当に探れたかどうかが分からないほうがそれらしいものになるから、これはSTが振ろう。

 どちらで判定する?


フィオナ
 : では、知覚+共感でお願いします。


ST : シークレットダイス (ころころ)


フィオナ : さて、どうなったか……。


ST : んー、これシークレットダイスだと成功数出してくれないんだ。それはいいとして……。

 あなたは気づく。青年の声が驚くほど平坦であることに。軽やかに動く表情がどこか芝居じみていることに。
 どうやら青年は役者だが、君の前には大根役者でしかなかったようだ。


フィオナ : (おそらく、黒か)「まあ、それは素敵ですね」 と青年の言葉に相槌を打ちます


ST : ……時間が過ぎているので、今回はあなたがたの行動宣言で締めよう。どうぞ。



フィオナ : 青年の気を引くとしたらやはり、最近動物が異常行動をしている、という件について話題に出すのが良いでしょうか?


エルヴィン
 : では、フィオナさんが青年と会話をしている脇を見て、チャンスだと判断し……。

 「おシッコ! トイレ行きたくなっちゃった~ 漏れちゃうよー」 と、室内に勝手に突入したいと思います。
 おっとこれも大根司馬懿(誤字)だ。


フィオナ : と思ったら、エルヴィンさんが素早かった。


ST : すごい誤字だ。ヴィクターさんは何もしない?



エルヴィン : ヴィクターさんは、エルヴィンを捕まえるふりをして青年の行動を妨害してくれると嬉しいです!(


ヴィクター : はあーい。


エルヴィン : 青年の反応をもっと見てから動いた方がよかったかな? と思いつつ……心がぴょんぴょんしちゃったんだ!



ヴィクター : 「おい、こら、パディ!」 と止めようとしつつ、できれば青年とエルヴィンくんの間に入って 「仕方ないやつだ……どうもすみません」 ぐらい言いたいです。



ST : 通称もパディになっとる!(笑)


エルヴィン : パディは犠牲になったんだ……。


ヴィクター
 : 愛称ぐらいは言っておかないと不自然かなあって。(笑)


ST : エルヴィンくんを止めるふりをして青年を妨害する、ということでいいかな?


ヴィクタ
ー : はい、そうです。


ST : 了解です。では、エルヴィンくんはしなやかな脚をバネのように伸ばし、青年の横をすり抜けて室内へ突撃を試みた──

 というところで、本日はここまでです。


ヴィクター
 : お疲れ様でした! 楽しくてあっという間だった……。


ST : その言葉はうれしいな。ありがとうございます。では、次回よろしくお願いします!


フィオナ : よろしくお願いします。







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