>> 第10回 / 術 【トレメール】
展望台で密かに行われている儀式じみた狂気。
それに 「魔術」 が関わっている事を明らかにした吸血鬼たちは、魔術が使える同胞……トレメール氏族への接触を試みる。
公子の協力を得て、謎多きトレメール氏族へ謁見の約束をとりつけた後。
展望台では、カラスの群れがまるで導かれるように集まっているのを目の当たりにした。
いったい、そこで何が行われているのか……。
この儀式の果てに何があるのか。
謎は謎のまま、新しい夜へと向かうのだった。
ヴィクター : こんばんは~。
エルヴィン : ぬっぷし! こんばんは~。
ST : すみません、お待たせしましたんんんん!!! 問題なければさっそくはじめまーす。
エルヴィン : おっけーです!
フィオナ : OKです。
ST : 今回はようやくトレメールに会える! というところからでしたな。
【夜半・エルヴィン邸にて】
ST : ──夜半。
集合場所というか、面会場所はエルヴィンくんの家でいいのかな? ほかの場所にする?
エルヴィン : 一応、エルヴィンの家でもOKなら準備しておきますよ~。そうだ、今回エルヴィン食餌にいかなかったから、適当な防犯カメラみたいなの買っておこうかな……お花を届ける人用に。
ST : なるほど、構いません。あれってすぐ買ってポン付けできるものなのかいまいちわかってないけど、簡易なものなら大丈夫ということにします。
エルヴィン : 電気屋さんのいう事をほいほい聞いて設置しておきました。役に立つかはさておき、まぁ、お守りみたいな気持ちですな。
フィオナ : エルヴィンさんの家がよさそうですが、どうしましょうか?
エルヴィン : エルヴィンは問題ないですよ~。
ヴィクター : 大丈夫ですよ~。
フィオナ : エルヴィンさんの家で合流することをお二人に提案し、賛成を得られ次第、トレメール側にもそれを伝えます。
ヴィクター : フィオナさんの提案に乗ります。フィオナさんからもらったチョッキ着て、準備万端にして向かいます。
ST : では、エルヴィンくん。お宅にポストはあるかな?
エルヴィン : ポストあるはずです……! まいにちお手紙チェック、エルヴィンがパパにいわれたお仕事!
ST : ではそこに、公子の署名がなされた大き目の封筒が入っている。 「室内で開けること」 との但書がある。
「本日夜半に開けること」 ともあるね。
エルヴィン : (これは、大事な書類……!) 大きい封筒をかかえて、お部屋の……おもてなしする予定だった部屋に向かって……。
「夜半に開ける! ……まだ早いかな?」 時計を見ながら 夜半って何時だろ-? と首をかしげます。
ST : 夜半にトレメールが来るはずだが、特段客の来る様子はない。夜半を0時付近と考えれば、そろそろだ。
エルヴィン : (ヴィクターさんもフィオナさんも来てないけど……夜半はそろそろだよね?) 開けちゃおうかな……。(ソワァ)
フィオナ : こちらは食餌終了後、車でヴィクターさんを迎えに行き、エルヴィンさんの家に向かいます。
ST : では合流したあたりで開ける感じかな?
ヴィクター : 迎えられます。お車GOGO!
エルヴィン : 皆さんが到着したら、さっそく部屋を少し綺麗にした応接間に通して……。
「みて! 公子様からお手紙もらったの! 夜半に開けてって!」 と、封筒をみなさんにみせます。
ちなみに、部屋には 「まほうつかいさんいらっしゃい」 の横断幕(手作り)が。
ST : 応接間は綺麗になっているが、客の姿はないようだ。
フィオナ : (気合が入っているな) と感心しつつ、 「公子閣下からのお手紙か。いったい、なぜ、このタイミングで?」
エルヴィン : 「よくわかんないけど、夜半にあけてって書いてある! ……ここから出てくるんだよ、魔法で!」
ヴィクター : 「飾りつけ頑張ったんだな」 とわしわしエルヴィンくんの頭をなでなでします。
エルヴィン : わしわし撫でてくれるヴィクターさんには 「えへん!」 って嬉しそうにしまする。 えへん!
ヴィクター : えへんエルヴィン君がとてもかわいいぞい。
エルヴィン : えへん! (※中身はオッサン)
ST : エルヴィンくんの顔がバリィってなって中からちっちゃいおっさんでてくるの想像した。
エルヴィン : その小さいオッサンは腹巻きをまいているオッサンなのまで想像してしまった……。
フィオナ : 「よし。エルヴィン、それでは開けてみるか。全員そろったことだしな」
エルヴィン : フィオナさんに言われ、その封筒を開けてみますよ。約束通り「夜半頃」のはずなので。べりべりべり……。
ST : では、べりべり…… すると、手元で パキッ という小さな音と、手ごたえ。
中身は二つに割れた、骨のような大きな板だ。 開封すると割れるような仕掛けとなっていたらしい。
そして、その割れ目から、濃い色の煙が舞い上がるように出てくる。
ヴィクター : シャウエ○センかと思ったら違った。
エルヴィン : (シ○ウエッセン!?)
フィオナ : とっさに身構えます。
ST : 塵の混じった濃い色の煙がわだかまり、その中に人…… 物語に出てくるような古めかしいローブをまとった、青年らしき人影の上半身を映し出す。
「やあ。こんな形ですまないね、私は出不精なんだ」
その人影は、はっきりとした声色で喋った。
ヴィクター : 「な、なんだ……?!」 驚いて煙から(封筒から)離れます 幽霊……じゃないよな?
エルヴィン : 「わぁー……おばけみたい! ……あなたが、魔法使いさんですか?」
エルヴィンの脳裏には (30才まで童貞だったらなれるという魔法使いだ……) という言葉が浮かんだが、これは偽の知識だ。
フィオナ : 「……?」 理解の追い付いていない顔で呆然と魔法使いを見ています
ST : 「ああ、君たちがあの公子の下で動いているという者たちだね? いかにも、”魔法使い”は私だよ」
エルヴィン : 「スゴイスゴイ! これ、魔法なんですか!? ……遠くても顔が見えて話せちゃうやつだ! スッゴォーーーイ!」
ヴィクター : 「本当に魔法使いかよ……」 ごくり、と息をのみます。
フィオナ : (……すごい!これが魔法か!)
ST : 「ああ。最近は賎民でも同じようなことをやるからね、あまり威張れはしないかな」
エルヴィン : 確かに、機能としてはテレビ電話みたいなものだからそっちの方が楽だろうけど、この方法なら一目で 「魔法使いのトレメール」 がアピールできるんですわな。(笑)
フィオナ : こうして登場したことが、最高の身分証明になるというわけですね。
エルヴィン : テレビ電話とかだと 「私が魔法使いだよ」 っていっても信憑性ないですからね~。魔法も手品に見えちゃうし。
ST : ルールブックのトレメールはテレビ電話で出てきそうな顔してるけどね。
エルヴィン : スマホとか使いこなしてそうな、キャリアウーマンみたいな外見なんですわなぁ、るるぶのトレメール。
ヴィクター : るるぶのイラストはどれもじわじわ来ますなあ。
フィオナ : 日本人からすると、結構独特のセンスに見えますからね。服装とかポーズとか表情とか。
ST : 「私ははじめ、あれを見たときは賎民が魔法を盗んだのだと思ってね、それはそれは驚いたものだけど」
フィオナ : 「えーっと……失礼いたしました。私はフィオナ・フィッツジェラルドと申します」 と自己紹介します。
エルヴィン : 「こっちの方がスゴイですよー! だって形あるし! カッコイイ-」 キャッキャしつつ……。
「あっ! ぼく、エルヴィン・エルウッドです。はじめまして、魔法使いさん!」 あいさつ!
ヴィクター : 「ヴィクター・ブラウン……」 疑いのまなざしでジロジロみつつ自己紹介します。
ST : 「ああ失礼、話がずれたね。フィッツジェラルド氏、エルウッド氏、それに…… ブラウン氏? 知らない名前だね。私は……名前は勘弁願おうかな。”魔法使い”で構わないよ」
「よろしくね」 と、柔らかく笑う。
エルヴィン : (きっと、魔法使いは 真名 を知られると力を失うんだ……!) と勝手に納得して 「わかりました、魔法使いさん!」 力強く頷きます。
ST : 「さて、杯と布のことだったね。話を始める前に確認するんだけど、取ってきてしまったんだよね、あの布?」
フィオナ : 「はい。こちらです」 と現物を出します。
エルヴィン : ちなみに、杯に書いてあった記号? 模様? も写真にとってあるから、それも出しておきます……スマホプリント!
ST : 「これだね。ううん……、これ自体は、そこまで大したものではないんだけどね。別のものの臭いや気配を隠して……効力を内部にとどめる、便利な日用品みたいなものかな」
布を見ながら事も無げに言うが、君たちにとっては十分に”大したもの” である。
エルヴィン : 「だから、この布をとるまで部屋に血の臭いがしなかったんだ……!」 ほえー、と感心したみたいに口を開けます。ぽかん。
ST : 「ただ、これが外にあったっていうのが問題かな。あと、その杯と一緒に使われてたっていうのが──しかも、サバトの連中がそれを使ったっていうのが、もっと問題だ」
フィオナ : (トレメール氏族にとって、こういうものはありふれているのか……) 「どのように問題なのでしょうか?」
ST : 「まず一つ。便利な日用品って言っても、もちろん基本は門外不出だ。ほら、賎民ときたら、持ち込まれた一丁のマスケットを丸々コピーして量産してみせたりするだろう。血族はそこまでできる連中いないと思うけど、まあ怖いからね」
「次に二つ目。その杯はちょっと厄介な代物でね、私たち、まあカマリリャと一緒にやっていく気のあるトレメールにとっては、正直役に立たない失敗作なんだよ」
「最後に三つ目。私たちはサバトに組しない、知ってるだろ? いけすかないツィミーシィの連中が、あっちにはいるからね。ただ、ちょくちょく細かいことを気にしない奴がいてさ── 研究ができりゃあなんでもいい、みたいな隠遁家気取りが」
「そりゃあ私たちも本当はそうしたいよ。仮面舞踏会なんて正直どうでもいいし、面倒くさい社会なんて放っといて好きなだけ魔術の神髄を目指したいんだ。でもそれじゃあ今回みたいに、研究の結果がサバトに流れて変な使い方されたりするだろ。それで困るのは僕らなんだよ!」
テンションが上がってきたらしく、あったかい顔でまくし立てる姿はちょっと幼く見える。
フィオナ : 「なるほど。やはり、この品とこれを持ち出した血族は、トレメール氏族にとっても厄介な案件ということになるわけですね」 と話題をもとの所に引き戻そうとします
エルヴィン : (わぁ……) エルヴィンは「魔法使いさん」のイメージを「マッドサイエンティストさん」に書き換えた。
ヴィクター : 話を聞きながら (ちっともわかんねぇけど、こいつは信用していいやつなのか?) などと悶々考えてます。
ST : 「あー、うん、そうだ。そいつを横流しした、まあ流したつもりじゃないんだろうけど、流した同胞は早晩 ”私たち” によってどうにかされるだろう。問題は流れた先が何者かと、使われ方と対処法、だよね?」
フィオナ : 「はい。これを何の目的で使っていたのかということと、これを使っていた者の不敬な試みを打ち砕く手段をお教えいただきたいと思っております」
(氏族の裏切り者は氏族で片付けるということか。聞いていた通り、厳しい規範を持った氏族のようだ)
ST : 「じゃあ、そいつの使い方の話から。そいつは血族の力を増幅するものなんだよね。十三氏族の血を一日に一度、一人分ずつ注ぐことで、”始祖”の生誕に際する神の呪いを模擬する── 半分宣伝文句みたいだよね、こういうの」
「で、最後の日を日食の日に合わせることで、一時的にだけど”訓え”の力を極端に引き上げられる」
エルヴィン : 「えーと、つまり……13氏族の犠牲のもと、一人の吸血鬼が……始祖と同等のスーパー吸血鬼になる?」
フィオナ : 始祖って、もしかしてカイン?
エルヴィン : 全ての始祖ならカインになっちゃいますねぇ……。
フィオナ : 十三氏族の血を使うわけですから、そうなりそうですよね。それにしてもスーパー吸血鬼って。(笑)
エルヴィン : 脳裏にマッチョで金髪になったスーパーな吸血鬼がイメージされていた……。
ヴィクター : スーパー吸血鬼……。
ST : 「あ、そうそう。同等ってのは言い過ぎだけどね、結局その血族がもともと持っていた”訓え”以外の力は扱えないんだもの」
「で、これが本来どういうものかっていうと、その状況を使って別の儀式を──高次の存在を喚んだりとか、そういうことを意図されてた。ただ失敗作だったのは、引き上げられた力が制御できないことなんだよね。無差別広範囲になっちゃう」
フィオナ : 「制御不能な能力とはまた、何と危険な」 と呆れ顔で言います。
ST : 「あと問題はそれだけじゃなくて、注いでる最中から”訓え”の力が漏れてくる。まあ、これはさっきの布で塞いどけばいいんだから、欠点とも思われてないけどね」
エルヴィン : 「あ! きのう、展望台ですっごいカラスの群れが集まってたの……注いでる最中から「訓え」の力が流れ出て、動物をあつめたとか、そういう事なのかな?」
ST : 「うん、そうだろうね。集めたというよりは、狂ったんじゃないかな? 力に当てられて狂ったカラスが仲間を呼び寄せて、呼び寄せられた仲間も狂っちまって輪に加わる。それを繰り返すとああなるんじゃないかな」
なんとなく見ていたような口ぶりで彼は言う。
ヴィクター : 「おいおい、そんなのほっといていいのかよ……」
ST : 「よくないだろうね。放っておけばどんどん漏れてきて、そのうち賎民から先に狂ってくるんじゃないかな」
エルヴィン : 「少なくても、杯を使っている奴は力が漏れて誰が狂おうかは関係ないみたいだから……布はまた、元の場所に戻さないとダメみたいだね……」
ST : 「まあ、相手にしても軽い想定外だと思うよ。誰かが布を取ってっちまうなんてのは」
「日が満ちる前に事を荒立てられるのも、最後に一度に使うべき力が漏れちまうのも、まあ普通の神経ならよくはないよね。奴らが普通の神経してるのか分からないけど」
「そういえば、なんで展望台に行ったんだい? 何かでそのことを知ったりした?」
エルヴィン : そういえば何でいったんだっけ。(震)
フィオナ : 例の狂人がいた部屋で文書を発見、その文書の記述から場所を絞った感じだったかと。
ヴィクター : 怪しいので行ってみよ~。って感じだったよね。(たぶん)
フィオナ : ログを見たところ「街を見下ろせる場所にある建物」を調べた結果、件の塔に絞り込まれ、実際行ってみたら当たりだった、という流れでしたね。
エルヴィン : 「えーと……最初は、たぶんぼくが呼ばれたというか、誘われたんだと思う……へんな気配を辿ったら、小屋で、儀式を示唆するようなものがあって、のろいの言葉を話す人がいて……」 話せば長くなっちゃう気がする!
ST : ふんふん、と彼は話を聞いている。
「ふうん。 ……ふうん。そうだ、この部屋、そいつからから何か干渉されてない? 変な気配がするんだよね」
エルヴィン : 「あ! まいにち、お花が届いてます!」 と、花びらが減っている花を取り出します。
フィオナ : 「しかも、毎日部屋の中に侵入されているのだったな」 と付け足します。
ST : 「……ふうん。どうしてこっそりやらずに、君たちにばれるような愚を犯したのかと思ったんだけど、ふうん」
魔法使いはすうっと真顔になり、エルヴィンくん、君をその金の両眼で見る。
エルヴィン : 「?」 じーっと見つめ返します。うっかり発狂の訓え出さないように気をつけないと!
ST : うっかり出しちゃうの!? >発狂
エルヴィン : いつもの癖で……?
ST : やな癖だなあ!
エルヴィン : マルカヴ共通の癖……。(?)
ST : 「君、そいつに気に入られてるね。杯がもたらす力自体は無差別広範囲だけど、そのとき、君にその中心にいてほしい理由があるらしい」
エルヴィン : 「えー……顔も見た事ない人なのに好かれてるのー……そういうの「HENTAI」っていうんだ……!」
ヴィクター : 「エルヴィンが狙われるってことか……?」 もしそうなら守ってやったほうがいいんだろうなーと漠然と考えます。
ST : 「そうだね。狙われるといっても、襲われるとかじゃなくて、ちらちら干渉されるくらいだろうけど。自由意思で来てほしいんだろうから」
フィオナ : 「迷惑にもほどがある。そもそも、エルヴィンがあのような輩に与するようなことなどありえんだろうに」
ST : 「まあ、人の迷惑を考えるサバトって珍しそうだよね」
エルヴィン : 「そ、そうだよ! ぼくがそんな事するわけないよ!」
そう述べたエルヴィンの脳裏には、混沌に沈む世界を玉座の上で眺め悦に浸る自分のビジョンがあったりなかったり……。
マルカヴィアンだから多少はね?() エルヴィンオルタ……!
フィオナ : エルヴィンさん……!?
ヴィクター : ショタ帝王エルヴィンくん……?
ST : 似合うのが問題である。
エルヴィン : 「……それで、儀式をとめる方法とか……そういうの、無いんですか?」 悪の自分のビジョンはとりあえずおいておいて、正義のエルヴィンとして質問するのだ。
ST : 「それで、だね。止める方法はまあ、血を注ぐ行為をやめさせればいいよね。その日が来てしまったら無理だけど」
「どうやってやめさせるかだけど、方法は二つあってね」
「一つはさっき言った通り、そいつにとっても今の状況は想定外だから、まあ布がないのにどうするのかと思うけど、どうにかして対処しに来ると思うんだよね、早いうちに。そこを捕まえる」
「もう一つは、この部屋にそいつが気配を残してるからね、辿れるよ。横流しした同胞から突き止めれば確実だけど、それは日数がかかるから今回はなしかな」
「どうやって捕まえるかは任せるよ」
エルヴィン : 「ぼくらが持ち帰った布をエサにしておびき出すか、この場所に残っている気配を辿って捕まえるか……って事かな?」
ST : 「ああ、それいいね。そんな感じ」
エルヴィン : (想定外の状態も楽しめるような奴だったら、布をエサにしても引っかからないかもしれない……この気配を辿る方が「近い」気がするけどどうかな……)
フィオナ : 1番目は待ち伏せ、二番目はこちらから攻め込むという形になりそうですね
①は相手がいつ来るか正確な時間がわからない代わりに、事前の準備をして有利な体制で待ち伏せが出来そう。
②はこちらが攻め込む時間を選べる代わりに、敵の陣地に飛び込む必要が生じるかもしれない。
ヴィクター : 相手の数がわからないのであれば、待ち伏せて自分たちに有利な陣形を選びたいところですが……悩みますね。
フィオナ : ただ、敵の気配をたどって突き止めてもらえば、もしかしたら正体をある程度つかめるかもしれず、そうなれば情報面でこちらが有利になるという利点もあります。
エルヴィン : 運が良ければ奇襲にもなりますし……気配を辿るってどこまでできるか解らないけどどうだろう!?
フィオナ : とりあえず、②の方針を取って気配をたどってもらい、うまくいきそうならそのままこちらから攻撃を掛ける。ダメそうなら①にプラン変更というのでどうでしょうか?
ヴィクター : OKです。攻撃あるのみですね。
エルヴィン : 布に関して、もってきたのが我々だという事を相手の耳にいれるための情報を流す時間もありますからね……すぐにできるのがプラン2かな?
フィオナ : 「ここはいったん敵の気配を調べていただき、居場所や正体等について可能なら割り出したいのですが」 と提案します。
ST : 「いったんってことは、他にも考えてるのかい?」
フィオナ : 「はい。情報をそろえ、それでこちらから攻め込めそうならば攻め込み、困難ならば待ち伏せに計画を変更すべきかと考えております」
ST : 「ふうん。じゃあ、やってみよう。送られた花は取ってあるかい?」
エルヴィン : 「とっておいてあります!」 花びらがへっていくやつ、全部出します。3つかな?
ST : 「よし。じゃあ辿ってみよう。塩借りていいかい? あと月桂樹の葉があればいいんだけど、なければ適当な香草と油。オリーブの油が一番いいけど、なければ適当な油でいいよ」
フィオナ : 「この場にあるか?」 とエルヴィンさんに聞きます。
エルヴィン : 「塩くらいならあるけど、香草とかはどうだろうな~?」 ごはんを食べる人がいない家だった……。台所にひょっとしたらあるかも。幸運判定?(システム違)
ST : システム違うけど幸運判定って何で判定になるんだろう? んーそうですな、エルヴィンくんが 資産で難易度6。成功すればこの場で用意できていいよ。
エルヴィン : 4b10=>6 資産は4……高級食材あるかな? (ころころ) DiceBot : (4B10>=6) → 3,3,4,1 →
成功数0 【大失敗】 これは!!!!!!!!
ST : こんなところで大失敗を出されても処理に困るYO!!!
フィオナ : え?
ヴィクター : ご用意できませんでした!
エルヴィン : これは塩もないですね……。(震)
ST : では、時間なので、大失敗処理から次回にしましょう。
エルヴィン : りょ、了解です……くっ、こんなに何もない家だったとは……!
フィオナ : 大失敗した台所……どうなってるんだろう?
エルヴィン : まさかの大失敗によりエルヴィン家のすさんだ様子が明らかに! ……カリカリしかない!
ST : カリカリしかない! そりゃごはんたべるひといないけど!
ヴィクター : 悲しい現実……!
ST : Gが出るのか、Gすらいない寒々しい台所なのか、そもそも台所などというものはないのか。
エルヴィン : 次回それが明らかに! よろしくおねがいいたします~!
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