>> 第八回 / 紋 【まほう】






 誘われるように訪れたのは、夜の闇に佇む塔のような展望台。
 そこに置かれていたのは、鮮血が注がれた杯と、それを包む布。そして十字架だった。

 これらの「もの」を集めて、いったい何が行われようとしているのか。
 困惑しながら探索を終えた吸血鬼たちの元に、再び「花」が送られてきた。
 今度は花弁が12枚となって……。





エルヴィン : こんばんはですぞい~。


フィオナ : こんばんは。


エルヴィン : 前回までのあらすじは…… あやしい展望台であやしい杯を見つけ、あやしい布とあやしい十字架をもちかえったら、エルヴィンの家にお花が届いた。みたいな感じですかね。


ST : 端的だけどそのとおりだ! ……準備できましたらはじめまーす。


ヴィクター : はい、準備できましたー!


ST : でははじめていきまっす!




 【それぞれの食餌】





ST : 展望台から戻ってきたあなたがたの手には、怪しい布と怪しい銀製品がある。集合した場所はエルヴィンくんの家。

 夜は始まったばかりだ。
 ということで、合流したシーンからスタートです。


エルヴィン : エルヴィンの家は相変わらずネコたちが思い思いに過ごしてる……。そんな中、エルヴィンは昨晩届いた花と、今晩届いた花を並べて 「うーん?」 頭をひねってます。


ST : ニャー。



フィオナ : 食餌どうしましょう。ブラッドプールを減らしたままにはしておきたくないので、どこかのタイミングで行きたいところなのですが。


ヴィクター : 何事もできるのであれば万全でいきたいですよね……。


フィオナ : せっかく合流したので集団で狩り……とかもありとは思うのですがどうでしょう?


エルヴィン : フィオナさんたちはエルヴィン家にくる前に済ませてきちゃっていいんじゃないですかね?(ホットスナック感覚の提案)


フィオナ : ST、食餌を合流前にしてきたということにするのはありでしょうか?


ST : それはOKです。狩りをしてから家に来るなら、集合するのが夜半ごろになるかな。


フィオナ : 了解です。フィオナはヴィクターさんとエルヴィンさんに連絡を入れ、先に食事をしてから合流します。お二人にも食事をしておいてはどうかと提案しておきます。


ST : 「夕メシ食ってから合流しようぜー。0時な!」 って感じ



エルヴィン : フィオナさんから連絡をもらったら 「考えてても気が滅入っちゃうし、そうしよう!」 とウキウキしながら食餌に向かいます。今日はどこに行こうかな……?


ST : やだこのマルカヴィアン楽しそう。




ヴィクター : ふふっ、可愛い。


フィオナ : 起きて最初に摂る食事が夕食……人間の視点で見るととんでもない不摂生だ。


ST
 : 人間でも往々にしてあることですよ。(不摂生)


エルヴィン : 起きたら夕方だったりするのは仕方ない。()


ヴィクター : せやな。(さっき起きた顔)



フィオナ : こちらは教団本部のできるだけ近くで食事を済ませてしまおうと思います。中産階級が集まっていそうな酒場でもあれば、そこに行きます。


ヴィクター : ヴィクターもフィオナさんから連絡貰ったらお家でてご飯行きますね。路地裏とかにいる都合の好さそうなのを食べちゃおう。


ST : なるほど。中産階級が集まる酒場なら、「郊外」あたりかな。難易度は7。教団員もいるでしょうけど、頼る? それとも教団員には手をつけない?


フィオナ : 今回は教団員にも頼ります。(たぶん、今回が初)


ST : では、<餌>のLvを判定のダイスに加えてOKです。技能は<知覚>になります。


フィオナ : 了解です。 4B10>=7 知覚+餌 (ころころ) DiceBot : (4B10>=7) → 9,2,3,8 → 成功数2


ST : お見事。ダイス1個ぶんの血を得られる。


フィオナ : 1d10 (ころころ) DiceBot : (1D10) → 1 安定の最低値。


ST : フィオナさんの獲物は貧血気味だったようだ。おいしくない。


フィオナ : ブラッドプール 4→5  「参ったな。この人間は体調を崩している」 と今回はとりあえずここで食餌を終え、エルヴィンさんの家に行きます。


ST : ヴィクターさんは路地裏あたり……とのことですが、「ダウンタウンの倉庫街」か、「浮浪者の溜まり場」あたりかな。一般的な労働者がウロウロしているあたりなら難易度6だし、もっと治安の悪い地域なら5。


エルヴィン : エルヴィンはちょっと賑やかな繁華街に行こうかな。居酒屋につれてこられた子供みたいな顔していよう。()


ヴィクター : 了解です。あまり物騒なところに行って厄介なこと起きても困りますし、一般的な労働者がウロウロしてるあたりでご飯を食べようと思います。


ST : なら、「ダウンタウンの倉庫街」あたりかな。難易度は6。エルヴィンくんも同じ難易度で。お二人、なんだかにたような地域で食餌をしていそうだ。


エルヴィン
 : 5b10>=6 知覚5 (ころころ) DiceBot : (5B10>=6) → 6,9,1,3,5 → 成功数2 (成功数1) 1が出ているから成功1……ヴィクターさんと顔あわせたら恥ずかしいかもしれない。


ST : エルヴィンくんはちょっとうさんくさい目で見られてしまったようだ。なんでェここは子供の来るとこじゃねェぞ。でも成功。ダイス1個ぶんの血をえられる。


エルヴィン
 : 1d10 血もぐもぐ (ころころ) DiceBot : (1D10) → 5


ST : ワァーオ。エルヴィンくんはつやっつやですな。


エルヴィン : 元々のブラッドプールが5だから、5点入るともう満腹かな。 「ありがとうおなかいっぱい!」 で、笑顔。 の前に生気吸われたみたいな人間が倒れているオチ。()


ST : 一人から5点とると病院送りまったなしだから、二人以上に手をつけたかな。 >エルヴィンくん


フィオナ : エルヴィンさん、もしかして満タン?


ST : うん。>満タン


ヴィクター : つやっつやしてそう。


エルヴィン : これで満タンだと思います~世代的に10が最高のはずなんで……ツヤッツヤだぞ!


フィオナ : いつになくつやつやのエルヴィンさん。


ヴィクター
 : 恐ろしい子……!



エルヴィン : 二人に絡まれて、二人とも生気吸われたみたいにしてポイ……すごい! あくじょみたいだ!()


ST : あくじょだ!


ヴィクター : 知覚が4……頑張ろう。 :4b10>=6 (ころころ) DiceBot : (4B10>=6) → 1,3,9,2 → 成功数1 (成功数0) 1が出とる。


ST : ヴィクターさんは…… 路地裏で酔っ払いにケンカを吹っ掛けられてしまい、どうにかしようとしているうちに人が集まってきた。致命的なことにはならないが、逃げているうちに集合時間だ。



フィオナ : 失敗か……。


ヴィクター
 : 1がよくデール。



ST : 判定失敗なので血を得られませんな。


ヴィクター : 「ちくしょう、覚えてやがれ……!」 とすたこらさっさと逃げましょう。


エルヴィン : その喧噪を見にいってたかもしれない。 「何だー喧嘩かなー? こわーい」 と今日の獲物にすり寄ったりして。


ST : 「ここいらも治安が悪くなったなあ。さ、向こうに行こう」 だなんて背景で会話してるんですね。


ヴィクター
 : ヴィクターもエルヴィンさん家に行きます。さっさ。


ST : では、再度狩りに挑みたいとかがなければ、集合かな。


エルヴィン : ツヤッツヤの顔をして待ってます。(笑)




 【エルヴィン・エルウッド邸にて】




ST : 改めてエルヴィンくんの家。時は夜半。なんだかすごくつやつやしている部屋の主。

 ……そうだフィオナさん、ひとつ教えてください。
 <狩り>に出るとき、は持っていた? どこかに置いていましたか?


フィオナ : 布は持ってきました。


ST : 了解。では…… <狩り>をしてひとつ気づくことがある。布の模様がほんのりあたたかい。その温かさは、エルヴィンくんの家に着くころには消えている。


フィオナ : 直接触らないようにしつつ、ちょっとだけ暖かくなっているときの布を見ておきます。視覚的変化などはあるでしょうか?


ST
 : 模様がぼんやり光っているように見える。


フィオナ  (なんとも面妖な) と思いつつ、すぐにしまって合流します。

 合流し次第、お二人には布のことを伝えます
 妙につやつやしているエルヴィンさんを気にしつつ 「先ほどまでは光っていたし、暖かくもなっていた。今はこの通りだがな」 と布を見せます。


エルヴィン : 「? この布光ってたの? 不思議……そういえば、杯にかけてあったし、血に反応する仕組みなのかな? ……オカルトっぽいけど」 自分の存在がオカルトなのはさておいて。そんな事を言いますね。


ヴィクター : 「光るって……なんか……あれか、血で反応する薬っぽいやつとか?」 ヴィクターの頭ではちんぷんかんぷんです。


フィオナ : 「ルミノール反応だったか。もしかしたら、これは人間にのみ反応するのかもしれん。今は何も起こっていないわけだからな。用途はわからんが」


ST : 明るいところであらためて布を広げてみると、その模様は刺繍によって刻まれたものだとわかる。規則的な、自己相似的な模様だ。


フィオナ : ST、その刺繍部分の材質はどのような感じでしょうか?


ST : 固い糸……金糸と、黒い糸が交互に使われている。黒い糸はさらに細くつややかな糸をより合わせたもので、糸としては奇妙な質感だが、何か見覚えのある材質のような気もする。


フィオナ : まさか、髪の毛とかでしょうか?


エルヴィン : 「ぼく知ってる! こういう時は乙女の髪の毛が強いってまんがで読んだ!」 エルヴィン、謎の自信満々。


ST : 刺繍されている布そのものは、、ビロードのような細かい織物だ。


フィオナ : 「だとしたら、恐ろしく悪趣味だぞ、これを作った者は」


ヴィクター  「女の髪とかやめろよ……どんなホラーだよ」


ST : 髪の毛? と思うと、納得できる質感だ。細く、つややかで、強靭。一本引き抜けば確信できるだろう。


エルヴィン : 「でも女の人の髪の毛って光らないよね? 何かこの模様が、魔法とかなのかな?」 しげしげと、布を眺めます……魔法だったら知識がない……古代語は習得してないのだ。


ヴィクター : 「こういうのって呪いがあったりするんじゃねえのか? オレはごめんだぜ……」 と言って一歩後ずさります。よくわからないの怖い。


ST : 少し前に出たばかりだからね、呪い。


フィオナ : 「まあ、この悪趣味な布のことはとりあえず置いておこう」 と話題を変えます。 「エルヴィン。また、例の花が届いたのだろう」


エルヴィン
 : フィオナさんにいわれて 「そうだ! 見て見て!」 と、二本の花を取り出します。一本が昨日ので、一本が今日の。 「やっぱり色が塗られてて、花びらの枚数が減ってるんだ!」


フィオナ : 「昨日の時点で儀式の実行まで二週間。血族の数は13。花びらも13枚。一日経過して1枚減った……か」


エルヴィン : 「あの器に、血族の血を入れていく儀式とかなのかな……?」 とりあえず、憶測を述べますが……そうなると、どうすればいいんだろう……。


フィオナ : 「一日経つごとに血族を一人生贄にし、それに合わせて送り付ける花びらを減らしているのか」


ヴィクター : 「なんのまじないだよ……んん、血族の血を入れてくとなると、オレらも狙われる可能性があるのか?」



エルヴィン : 本当に犠牲者がいるのかもわかってないし、幾度かおこっていればその繋がりから辿れそうですが……。

 今、こっちにあるヒントは謎の布と遺留品?の十字架くらいですから「先手をうつ」には材料が足りない感じ……ですな。

 のろいの小屋(?)で捕まえた男が正気に戻って何か白状してないか……この布が魔法の品なのか確認するか……十字架の持ち主を探すか……昨日と変化ないか、また展望台にいってみるか……。
 みたいな感じでしょうか?



フィオナ : 「可能性は否定できんな。罪人を追うだけではなく身を守る必要もあるというわけだ」


エルヴィン : 「次に誰を狙っているかわかれば守れるし……どの血族をターゲットにしているか狙いがわかればおびき出せるかもしれないけど……」 うーんと唸るばかりです。


ST : では、うーん、ってなってるエルヴィンくんとフィオナさん。エルヴィンくんが 「魔法なのかな?」 と口にしたとき、血族の一般知識として思い浮かぶことがある。

 ……ある、あるのかな? エルヴィンくんはちょっとズレたこと教えられてそうでもあるけど。



フィオナ
 : 魔法はトレメール氏族でしたね



エルヴィン : トレメール氏族……魔法の癖で誰がつくった魔法だかわかればいいんですが、そこまでファンタジーじゃないかな……。



フィオナ : まずは公子の宮廷に連絡し、男が何か言っていないか聞く。布の正体については魔術の知識が必要かもしれません。十字架の持ち主を探すのは現時点では難しそう。


ヴィクター : 相手の数がわからないなら、下手に動くと危なそうですね……。


エルヴィン : 十字架は難しそうですよね。せめて布の正体は明らかにしておきたいところですが……。


フィオナ
 : 展望台は待ち伏せの危険もありますし、あまり頻繁には行きたくないところ。こちらが逆に待ち伏せできるなら絶好の場所なのですが



エルヴィン
 : 「そういえば魔法といえば……」 知っているような顔をしてみた!


フィオナ : 「なにか思いついたのか?」 とエルヴィンさんに聞いてみます。


ST : ……13氏族の中に、魔術の使い手として名を馳せる氏族がある。彼らの魔術は、”真の魔術”に血の力を合わせて編み出された、血の魔術だ。

 彼らの魔術は一種の芸術にも似たもので、その階級は厳格に束縛されているが、その様式は細かい”流派”や”家”と呼べるものによって分かれるという。


エルヴィン : 「魔法の得意な吸血鬼がいるんじゃなかったっけ? その人たちに聞けば何かわかるかな……と思って」 ちなみに、エルヴィンの中では 「トレメール氏族はほうきで空を飛んで移動してる」 という事になってます。


ST : なんだか黒い猫を連れていそうなトレメールですな。居てもおかしくないのがこわいところ。


ヴィクター : 「まほう? そんなのあるのか、この、現代に?」 目をぱちくりエルヴィン君の方を見ます。魔法……あるんだあ。


フィオナ : 「トレメール氏族か。私も詳しいことはわからんが、彼らの氏族は流派によって儀式などのやり方が細分化されていると聞く。問い合わせてみれば、この布に文様を刻んだ者を特定できるかもしれんな」


ST : トレメール自身はカマリリャに協力的…… というか、かなり厳格にカマリリャとの相互扶助体制を敷く氏族です。公子を通すなら協力を得ることはできるでしょう。

 ただし、”あやしげな妖術使い”が取引の対価を求めてくることはあるかもしれませんが。


エルヴィン : 「ほうきにのって移動しているらしいよ!」 とヴィクターさんに教えておきます。()


ST : トレメールいないんですよね、このメンバー。


フィオナ : 「なんと。彼らはほうきも使うのか」 と実はそこまでトレメールに詳しくないのでうのみにしてしまいます。


ST : フィオナさんまでうのみにした! (笑)


ヴィクター : 「ほうき! 魔女かよ!」 まじかーという顔でエルヴィン君をみます。



エルヴィン : トレメール秘密主義すぎて吸血鬼の間でも噂がふくれあがる。


ヴィクター : トレメールは魔法使いである。


ST : ザ・秘密結社ですからなあ。 >トレメール



フィオナ : 「よろしい。では宮廷にさっそく問い合わせてみよう」 と心なしかわくわくした顔で言います。


エルヴィン
 : (おとうさんが言ってたから間違いないだろう) という顔をしてます!


ST : フィオナさんちょっとたのしそう…… かわいい……。


エルヴィン : やっぱり魔女はみんなの憧れ……。



フィオナ : 問題がないようなら、宮廷に連絡を入れます。


エルヴィン :連絡お願い致します。(平伏) ……偉い人との会話は苦手ですぞい。


ST : 了解、ちょっとまってね。

 では、あなたが宮廷に連絡を入れると、前回も出てきた参議の女性が電話を取り、公子に繋いでくれる。
 「フィオナよ、あれから何か分かりましたか」 と、電話の向こうから声が届く。


フィオナ : 「はい、閣下。敵が行おうとしている儀式について、場所の特定といくつかの物品の回収確保に成功いたしました」 これまでに入手した布と十字架、送られてきた花などについて説明します。


ST : 「それは、よい働きを感謝します。 ……場所の特定、ですか。本来ならば、先んじて制圧してしまいたい所ではありますが」 彼はそこで少し言い淀む。


フィオナ : 「どうなさいましたか?」


ST : 「いえ。ただ…… 少し、心苦しく思っただけです。今の段階ではまだ、目立った行動を取る訳にはいかないので」

 言外に引き続き頼む、と告げられているとわかるだろう。
 公子のその言葉は、教祖として人をまとめる立場であるあなたからすれば、どこか人間的なものを感じるようにも思う。


フィオナ : 「閣下にお手間を取らせるまでもありません」 と返答します。

 「エルヴィンとヴィクターは非常に優れた血族です。私と彼らならば、閣下の手を煩わせることなく敵に痛打を与えることでしょう」
 「ですから、どうかご安心ください」



ST : 「あなた方の働きに、感謝します」


フィオナ : 「もったいなきお言葉です」

 「ところで、件の布なのですが、魔術が施されておりました。つきましては、布に掛けられている魔術から敵の特定を行うため、その分野に詳しいトレメール氏族の協力を得られれば、と思うのですが」


ST : 「分かりました、手配しましょう」


フィオナ : 「ありがとうございます」 といったところで、例の捕獲して護送された男のことを思い出します。

 「閣下。先日宮廷に護送されたあの狂った血族は、今どうしているのでしょうか?」


ST : 「あれは何も覚えていませんでした。路地裏を歩いていた所、背後から声が聞こえ、以後記憶がない、と。あれ自身はただの中継地点であろうとの見解が出ています」


フィオナ : 「そうでしたか。それは残念です」



エルヴィン : 思った以上に巻き込まれた人だった小屋にいた人……。


フィオナ : 純粋な被害者でしたね。


ヴィクター : かわいそうに……。


エルヴィン : 一般人を巻き込むなんて悪い吸血鬼だなぁ。(棒読み)



フィオナ : 「それでは引き続き調査をおこなってまいります」


ST : 「ええ、頼みます」


フィオナ : 挨拶の後、電話を切り、お二人に会話の内容を伝えます。


エルヴィン : 「布の正体、何とかわかりそうだね~魔法使いの知り合いがいるなんて、さすが公子さまだよ!」 ほっと一息。


フィオナ : 「ああ、トレメールに会うのが楽しみだ。これで、魔術を掛けた者も判明するかもしれんしな」


ヴィクター : 「公子サマってのはすげえんだなあ」 ほー、っと感心しながら聞いています。



エルヴィン : あとこっちでする事は何ですかね? 情報屋さんはまだ何か探ってるのかな……昨日は会えなかったハズですよね。


フィオナ : 情報屋は今はフリーだっかかも。十字架について情報収集を依頼するのもアリですね。


ヴィクター : 情報屋に聞いてみるのありですね。



エルヴィン : (魔法使いの知り合いが出来たらすごい! りっくんに自慢できるかも……) とワクテカしてます。実際ツヤツヤ。



ST : 今回のみんなはかわいいな。


フィオナ : エルヴィンさんがワクテカしている。


エルヴィン
 : 十字架は情報屋の情報網のなかで、ちょっと気にかけてもらうだけでも違いそうですからねー。



フィオナ : 「公子閣下のお力添えを無駄にしないためにも、何としても黒幕を捕まえねばな」

 「ところであの十字架なのだが、情報屋に調査を依頼しようと思うのだが、どうだろう?」


ヴィクター : 「餅は餅屋、情報は情報屋ってか。いいと思うぜ」


エルヴィン : 「ぼくも賛成~、情報屋さんに会いに行きたいし!」 そういえばスイーツは無事届いたんだろうか。



フィオナ : それと、エルヴィンさんの家の玄関や窓に監視カメラでもつけてみるのはどうでしょうか


エルヴィン : セ○ムしたほうがいいよこのおうち……。()


フィオナ : うまくいけば何か映るかもしれません。誰かを見張りに立たせるのもアリではありますが、それはそれで危険がありそうです。


エルヴィン : 何か繁華街でかって、隠しカメラとかセットしようかな……侵入許しすぎだし、下手すれば死んじゃう!(嘆)

 でも不思議と、こっちが起きるより先に行動してるんですよね……吸血鬼じゃなく、人間の手下とか操ってるのかな……。


フィオナ
 : 情報屋にそれとなくおすすめとか聞いてみましょう……あ、人間の下手人の可能性もありますね。


ヴィクター
 : 下手人……。


フィオナ
 : 下手人だと殺人犯の意味になってしまう。(慌ててググってみた)


エルヴィン : こっちが起きるより先に来てるから、人間の協力者とかも可能性ありそうで……エルヴィンもべつに寝坊してる訳じゃないと思うんだ! すごい早起きの吸血鬼ってのもあるかもしれませんが。(笑)




 【情報屋の元へ】




フィオナ : 「ではそうするとしよう」 と情報屋に電話を掛けます。


ST : 電話というか連絡を取るのかな? いつもの手段で連絡を取ると、了承の旨が返ってくる。どこかで落ち合うことになるでしょう。


フィオナ : では、いつもの方法で連絡を取ったのち落ち合います。十字架は引き続きヴィクターさんに持ってもらいます。


ST 
: どんなところで落ち合う?


ヴィクター
 : はーい。ちゃんとポッケにないないしましょうねー。


エルヴィン : 情報屋さんが指定した場所がいいんじゃないかな? 彼が行ける場所、限られてそうだし。


フィオナ 
: カマリリャの支配の行き届いた場所で、人目に付きにくいところが望ましいです。


ST : なるほど。では、ダウンタウンの人気の少ない路地裏になるかな。血族の店主が経営する、穴蔵のような酒場を彼は選ぶ。客はいないというか、客が来ることを目的とした場所ではないのだろう。

 「まだ調査中だが……、糸口は、幾つか見つけている。その前に、話を聞こう」



フィオナ : とりあえず、今わかっていることは一通り共有しておきたいところ。


エルヴィン
 : こちらから話すのは、展望台に行った事、そこで何か儀式が行われている形跡の杯がある事、杯にかけられた布の事、布に魔法のような模様があり、トレメール氏族に逢う予定がある事……。

 展望台で、被害者か誰かの遺留品らしい十字架を見つけた事……くらいですかね?
 あぁ、花が毎日きて、その枚数が減ってる事もつたえておこうかな?



フィオナ : 「贈り物はどうだった?」 と聞いたのち、 「乗り込んだ先で興味深いものを見つけた。できれば、その物品についても調べてもらいたい」

 「ヴィクター。例の十字架を彼に渡してくれ」 と促します。


ヴィクター : 「ああ……ほらよ。……なるべくフィオナの目に見せないようにしてくれ」 怖いしね。


エルヴィン : フィオナさんとヴィクターさんが十字架のやりとりをしている横で、エルヴィンが 「展望台でこんな事があったよー!」 と冒険譚のように語り聞かせてましょうぞ。


ST : 朝一で手配したんでしたっけね。 >贈り物


フィオナ : 「エルヴィンの言うようにあの展望台は奇妙なことばかりだった。あの場所で見つけた布については、現在、公子閣下に手配していただいたトレメール氏族の協力待ちだ」


ST : 贈り物について聞かれると、ぽわっと顔が赤くなった。ぼそぼそと、満足した、ありがとう、と口にする。十字架を見つけた経緯についても話すのかな?


フィオナ : 話しておきます。


ST : しかし、展望台で起こったことを聞くと、すっと真顔になった。

 「鉄の大杯…… 魔術が関与しているとすれば、その血は何らかの魔術で保存されているのかもしれない。サバトに直接協力するトレメールがいるとは考え難いが、”正当な取引”によってその品がサバトに流れたのなら、ありえなくはない」

 「布は…… 現物を持ち帰ってきたのか?」



フィオナ 
 「取引だと? トレメールはサバトどもと取引するといういうのか」 と驚きを隠せない顔で言います。 「ああ、布は持ち帰ってきた。今も持ってきている」


エルヴィン : 「そういえば、杯の写真もあるよ」 スマホで写真をとったのを思い出した。



ST : トレメールの行動については個人的解釈が大幅に入っております。


フィオナ : 対価を差し出されれば、サバトとの取引に応じる者もいなくはない、ということですね。



ST 
: 「トレメールはサバトに与しない。不倶戴天の敵たるツィミーシィがそこに所属する限り、だったな。……だが、己が魔術の”結果”にあまり頓着しない一面を持つ探求家もまた、彼らの一面としてそこにいる」



エルヴィン : 資本主義に適応したトレメール……?


ヴィクター
 : なんか…魔法から急に現実味が……。


ST : 資本主義というより、神秘の探求家としての中立的な側面を持った一派もいそうだな、という感じですね。


フィオナ : 古めかしい魔法使いというよりは現実主義的な学者、みたいな感じの血族ですね。


エルヴィン : 研究に行き詰まってしまった研究者がついに敵対者と交渉する……みたいな感じかな。資本主義ではなかった!



フィオナ : 「彼らにも様々な立場の者がいるということか」


ST : 「ああ。厳格な秘密結社とはいえ、な」 ちょっと渋い顔をしながら、彼は杯の写真をよく確認している。

 トレメールってルールブックを見ると相当ガッチガチな秘密結社みたいですが、そこはこう、PCトレメールをやるときの自由度のためにも、もう少し幅があってほしいというGMの考えです。


フィオナ : 確かに。完璧に一枚岩の組織ではドラマも生まれにくいですからね。


ST : 十字架についてはそれを確認しながら、珍しいものではないな、と呟く。だが確認はしてくれるそうだ。


フィオナ : 「こちらの調査も安全第一で頼む。この礼は……また、件の店の品でいいか?」


ST : こくん、と頷く。 「……新作のフルーツマカロンのチラシが入っていた……」



ヴィクター : 情報屋が可愛い。


エルヴィン : 情報屋さんはスイーツチェックをかかさない……。


フィオナ : 「よろしい。後日届けさせよう」 と答えます。


ST : では、そのあたりで情報屋と別れて今日は以上かな?


エルヴィン
 : 了解です~! 次回はトレメール氏族と会える?


ヴィクター : お疲れ様でした! どうもありがとうございました!







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