>> 第四回 / 家 【アジト】






 父なる獣は去り際に、奇妙な気配を残していった。
 まとわりつくような狂気を帯びたその気配は、嘲笑うかのように闇の迷い子を挑発する。

 挨拶にも似た気配を辿り行き着いた先にあるのは一つの小屋だった。
 街の中、忘れられたように存在する狂気に満ちたその小屋に、いったい何が待ち受けているのか……。





エルヴィン : こんばんはですぞ~。


フィオナ : こんばんは。


ST : こんばんワバジャック! では、問題なければさくっとはじめていきましょうか。 Are you ready?


エルヴィン : イェーーーーーーイ! OKです!


ヴィクター : いえええーーい!!


フィオナ : OKです。




 【小屋の前にて】




ST : 「狂気」を塗り固めたかのような、ひとつの小屋…… その前で、エルヴィンくんは二人との合流を試みる。


エルヴィン : 皆さんが来る前に、念のため 「へんな声が聞こえるかもしれない、注意して」 とメール? をしておきます。自分が来た時にした変な声、何かちょっとおかしかったな……と思うんで。


ST : なるほど、了解です。

 二人がその場に到着したところからの開始となります。フィオナさん、ヴィクターさん、あなたがたもその「狂気」を目にするだろう。
 弱さを抱えた人間が集まる宗教集団の主であり、弱き人の子を導く牧童たるフィオナさんなら、そういうものにも慣れているかもしれませんが……。



フィオナ : 車椅子だとたぶん音が出ますよね。降りたほうがいいかもしれません。


ヴィクター : 手伝ったほうがよいかな?


フィオナ : 助かります。


エルヴィン
 : ヴィクターさんがフィオナさんをお姫様だっこ?


フィオナ 
: あるいはシールドのように構えながら移動。


ヴィクター : お姫様抱っこがよいなあ。



フィオナ : ある程度近づいたら、音を立てないよう車椅子を置いて杖で移動します。


ヴィクター : 到着したら怪しい気配? がするっぽいので警戒します。


フィオナ : ST、現場付近についた時点で、お互いの姿が確認できてもかまいませんか?


ST : 問題ないでしょう。入り組んだ通りなので、小屋がある通りに出るまでは確認困難ですが、その通りに出れば確認できます。


フィオナ : ヴィクターさんの姿を確認できたら、可能なら移動を手伝ってもらいます。


ST : そして、【変な声】 ですが、お二人には何も聞こえません。

 たまに下級住宅街の住人たちが何か噂する、か細い声がぼそぼそと聞こえてはきますが、珍しいものではありません。


フィオナ  (何も聞こえんな……。気付かれたのか?)


ヴィクター : フィオナさんの姿を見つけたら 「移動めんどいだろ、担ぐぜ」 とお姫様抱っこをしたいと思います。拒否されたらしょんぼりしてそのままです。


フィオナ
 : では、ヴィクターさんに抱えられた状態で周囲を警戒しつつ、 「何も聞こえんな」 と小声で言います。

 「エルヴィンは妙な声が聞こえると言っていたのだが……」


ヴィクター : 内心ガッツポーズ! 「声って何だろうな……人か? それとも……」 おばけだったりしないだろうな。


エルヴィン 
: もし、二人を見つける事が出来れば、エルヴィンは慌てて駆け寄ろうと思います。 ひとりは こわい!


ST : 見つけてかまいません。>エルヴィンくん


フィオナ : エルヴィンさんに 「こちらでは奇怪な声の類は確認できない。そちらではまだ聞こえるか?」 と小声で確認を取ります。


エルヴィン : では、二人に駆け寄りますよ。 「ぴやーーー!」 フィオナさんの問いかけには 「今は聞こえないけど、ぼくが来る時にはへんな声が聞こえたんだ……」 とこたえます。 「こわかったー」


ST : エルヴィンくんにはまだ聞こえるよ。


エルヴィン : おっと、まだ聞こえてた! 訂正します。 「あれ? みんなには聞こえないの? 何かずっと聞こえるんだけど……」(困惑) 「こわいよー」


ヴィクター : 「オマエの妄想とかじゃねえのか……?」 エルヴィン君も乗る?


エルヴィン : 「も、妄想なのかな……!?」 ちょっと自信がなくなってきた……!



フィオナ : エルヴィンさんは後ろに乗るのだろうか?


エルヴィン : 腕にフィオナさん、肩車でエルヴィン……影だけ見るとちょっと怖い気がするー!


ヴィクター : 三身合体!


フィオナ : ヴィクター(完全体)


ST : ブレーメンの音楽隊!



フィオナ : 「貴殿には聞こえて我らには聞こえない、か。これはヴィクターの言う通り化け物の類かもな」 と半分冗談で言います。


エルヴィン : ぴぃー、って泣きそうな顔をして 「やだー……お化けにとりつかれちゃったのかなー……」 耳をぽんぽんたたいたりしてます。ずっと聞こえてるのかな。


ヴィクター : 「おいおい……お化けとかやめろよ……」 ちょっと後ずさり。 「声ってなんだ……なんか喋ってたりするのか?」 おとこだとかなんだとかわかるのかな?


ST : 強くなったり弱くなったりしながら、声は途絶えない。声を振り切ろうとしているあなたにとって、その強さ弱さに耳をそばだてることは、あまりよくないだろう。


エルヴィン : 「今は気にしないつもりだから何いってるかわからないけど、ずっと誰かにぶつぶつ言われてるみたいで……楽しくないよ~……」 面白い話だったらよかったのにね。声にはあんまり集中しません……。

  「あんまり聞くと、あたまおかしくなっちゃいそう……」(しょぼん)



フィオナ : (小屋に)突入するべきか否か。


ヴィクター : いけいけGOGO


フィオナ : この声をエルヴィンさんが長く聞き続けるのはあまりよくなさそうですし、聞き耳を立てて何か妙なことになる危険は避けたいので、突入してしまいたいところ……。

 とはいえ、中の様子や出入り口の数、位置がわからないうちに突入し、思わぬ反撃を受けたり逃げられたりするのは避けたい。
 ジレンマです。


エルヴィン : そもそも、何の建物なんですかね……周囲にも怖がられて距離を置かれてそうですが。


フィオナ : 元から根城にされているような建物なら、危険はさらに高まりそうですね。


 「エルヴィン。出入り口の位置や数はわかるか」

 と聞きます

 「小屋の中にいる人数に目星はつけられるか」

 と続けます。


エルヴィン : 「まだそこまで調べてないの……ごめんなさい。何か怖くて……」 館に近づきたくない気持ちが勝ってしまった。


ヴィクター : 「このままここにいるのも良くねえし……入ってみるか? やばけりゃ、逃げればいいだろうしよ」


ST : では見てわかる情報を。

 小屋はそう大きなものではありません。
 壁によりかかるように建てられた掘っ立て小屋で、背面が壁である以上、見えているひとつ以外に出口もないでしょう。

 なお、窓はありません。


エルヴィン : 窓がないのを見て、漠然と (やっぱり、吸血鬼が住処にしてるのかな……) とか考えます。


フィオナ
 : 「見える限りで出入り口は一つ。この小さな建物では多人数で待ち伏せもありえない、か」 と少し考え込んでから 「突入するべきか」 とお二人に向かって言います。


エルヴィン : 「ひとまず、近よってみて……室内の様子とか探ってみる?」 と提案します。突入するかどうかは中の様子をうかがってからで……。

 「館の印象から、周囲の人や情報やら、正攻法では何もつかめないような気がするんだ……」



ヴィクター : 誰かひとり外に待機してた方が良いかな?


フィオナ : そうですね。できるだけ中が見通せるような位置で待機している人がいたほうがよさそうです。


エルヴィン : 退路はつくっておきたいですね。


フィオナ : エルヴィンさんを出口のすぐ外に配置。ヴィクターさんはフィオナを抱え(いざという時の肉盾)、突入という感じはどうでしょう?


エルヴィン : 退路の確保了解です。戦闘になったらあんまり役に立たない……!(しょんぼり)


ヴィクター : 意義ありません。エルヴィン君は何かあったら叫んでほしい。


フィオナ : いざという時は救援要請もお願いします。



ヴィクター : 「だな」 こっそり近づいて……。


ST : まだ突入はしない? となると、聞き耳を立てる感じかな。


フィオナ : 「待てヴィクター」 と制止します。


ヴィクター : 「はい」 しゅん。


エルヴィン
 : (おおきいわんこみたいだ……) とか思いつつフィオナさんとヴィクターさんのやりとりを見てます。


フィオナ : 「声の正体が不明である以上、下手に聞くと敵の術中に陥りかねない。現に、貴殿の父君は狂気を植え付けられてしまったのだ。一気呵成に突入し、敵に何かする暇を与えず即時制圧する……というのが良いと思うが、どうか?」

 と言いつつ、用意しておいた防刃ベストと拳銃を素早く配ります。


ヴィクター : 「そうするか。突入して相手が一人なら取り押さえて、複数なら死なない程度に痛めつければいいな……」 フィオナさんをおろしますよ。


エルヴィン : フィオナさんから受け取った防刃ベストを着て…… 「まんがでみたやつ! かっこいい」

 拳銃を受け取って…… 「ゲームで見た奴だ……かっこいい……!」 とか言いつつ密かに装備してます。
 がちゃがちゃ。ちょっと大きいよー。


フィオナ  「突入時は私を片手で持って行ってくれ。いざという時の盾にはなる」 とヴィクターさんに言います。

 「貴殿はここにいる中で最強の戦力であり、切り札だ。怪我をさせて動きを損なわせるわけにはいかない」
 「エルヴィンは、万が一の際は敵への反撃よりも脱出と応援の要請を優先してくれ」 とエルヴィンさんがベストを装着できているのを確認しながら言います。


ヴィクター : ベスト着たくないけど、フィオナさんの行為を無下にするわけにもいかぬので着て……拳銃は適当にズボンの隙間に挟みます。


エルヴィン : 「うん、わかった……」 自分が戦う能力がないのは心得てるので。

 「……何かったら、すぐに誰か呼びにいくよ! だけど……無事に帰ってくるって信じてるからね!」
 ベストはちゃんと着れました。(たぶん)


ヴィクター : 「気持ちはありがたいが、いざってときは一人の方が良い。オレが飛び込んで、オマエが状況によってはそれ(拳銃)使うじゃダメか?」 流石に女の人は盾にできないのですよ。


フィオナ : 「それでは、足の遅い私が突入できない。中の様子は私も確認したいのだ。盾としての役割を担うのは、手間をかける礼だとでも思ってくれ」

 「私を女と思って遠慮しているなら、そんなことは気にしなくともよい。血族である以上、性別で背負うべき義務の軽重が変わることはないのだ」


ヴィクター : 「チッ……わかったよ」


フィオナ : 「すまんな」



ST : フィオナさんかっちょいい。


エルヴィン : さすがに吸血鬼歴が違う……!



ヴィクター : それでは、こちらは準備OK.フィオナさんの合図があれば一緒に飛び込んでいきますよ。


ST : では確認。フィオナさんとヴィクターさんが突入、エルヴィンくんは外で待機であっていますか?


フィオナ : はい。


エルヴィン : はい~。


フィオナ : 「二人とも準備はできたようだな」 と最後の確認。 「私の合図とともに突入だ」


ST : 了解。ではフィオナさん、合図をどうぞ。


フィオナ : 「突入!」




 【小屋へ突入す】




ST: ── 二人は一気に突入する。


ヴィクター : 「了解!」 バーンと扉をけ破って突入ーッ! 状況確認、人は誰かいるのかな?


ST : 室内は…… 蛻の殻。いや、痩せこけた血族がひとり、ぶつぶつと何かを呟いている。呟いているにも関わらず、二人には何の声も聞こえない。

 室内にはテーブルがひとつきり。木製の古いテーブルの上に燭台があり、蝋燭が一本燃えている。
 蝋燭に照らされながら、血族はあなたがたに注意を払うこともなく、何かをつぶやき続けている。


フィオナ : 「動くな! 直ちに口を閉じ、両腕を頭の上にあげろ!」 と命令し、ハンカチを取り出してさるぐつわの用意をします。


ヴィクター : 相手が動けないように取り押さえようとします。抵抗……されますかね?


ST : 血族は抵抗しません。抵抗しないが、何かをつぶやく口も止めない。猿轡をされれば、もごもごとなおも呟き続けようとしますが、声は不明瞭になるでしょう。


ヴィクター : であれば、ヴィクターは身柄を抑えます。ヴィクターホールドです。


フィオナ : 「ヴィクター。これで奴の口を閉じろ、今すぐに」 と言ってハンカチを渡します。


ヴィクター : 「わかった」



フィオナ : 目も閉じさせてしまったほうがいいでしょうか?


エルヴィン : こいつがエルヴィンの耳で囁いてた奴の正体かな……?



フィオナ : 周囲に適当な布や縛るものがないか、目で見て探します。

 「ヴィクター。できるだけそ奴を直視しないようにな。用心に越したことはない」


ヴィクター : 「見ちゃダメなのか、了解」 ぎゅっと押さえつけて怪しいことができないようにしておきます。


ST : 隅にぼろ布がわだかまっている。布団代わりだろうか。あとはその血族が着ている服くらいだろう。


ヴィクター : 「おい、エルヴィン! 『声』はまだ聞こえるか?」 外にいるエルヴィンくんにかくにんしてみよう。


ST : エルヴィンくんには分かる。「声」が聞こえなくなった。


エルヴィン : 「あ! 声……声が、聞こえなくなった! 声が聞こえなくなったよ、ヴィクターさん!」 部屋に届くように声を張り上げます。


ヴィクター : 「ってことは変な声の正体はこいつか……」 でも、なんで俺たちには聞こえなかったんだ?


フィオナ : 二人の会話で件の声が消えたことを確認。 「ヴィクター。いったん降ろしてくれ。あの布でこ奴の手足を縛り、目を塞いでおきたい」


ヴィクター : 「わかった」


フィオナ : 降りたら布を持ってきて、血族を縛っておきます。

 あとは探索でしょうか。
 怪しい血族を抱えた状態であまり長居するのもなんですが、短時間で切り上げてカマリリャに血族を引き渡す、というのが良いと思いますが、どうでしょうか?


エルヴィン : そうですね、この部屋はあんまり居たくない……!


ST : では、布を剥ぐとあなたがたはその下に数枚の紙束を見つける。

 油の染みたきたない紙束だが、何か書かれているようだ。


フィオナ : 今は読まずにおいて、読むのはここから離れてからにします。


ヴィクター : 面倒ごとはとっとと片付けてしまいたいですね。


フィオナ : 「この紙は重要な証拠品になるかもしれん。持ち帰ろうと思う」


ヴィクター : 「ほかには、なんかねえかな……」


ST : テーブルの上で蝋燭が燃えている。蝋燭の光が窓のない部屋を照らしている……。


フィオナ : 「こちらは正体不明の血族も抱えている。短時間で切り上げたいところだな」 と言って、小屋の中を軽く探ろうと思います。


ヴィクター : フィオナさんが探っている間は敵? を捕まえておきますね……何かあったら怖いい。


フィオナ : 「エルヴィン。こちらの状況と発見したものを情報屋に伝えておいてくれ。公子閣下にも報告するようにと言い添えてな」


ST : エルヴィンくんは入らないのね?


エルヴィン : いちおう、外で待機を言われてるので待ってます……呼ばれたら入ると思いますが。

 フィオナさんの指示通り、発見したもの……謎の紙束について報告はします~。
 「たしかこうやって伝える……!」



フィオナ : 中の安全は(たぶん)確保。もう、エルヴィンさんが入っても問題ないでしょうか。あ、扉の外からでも中は見えるので、このままのほうがいいのかも。


エルヴィン : 外から、中を確認する感じですかね? 入らないで、そうやって確認したいと思います~。


フィオナ : お願いします。



エルヴィン : そして、中には入らないまま、ドアから見える範囲で室内を確認したいと思います。


ST : 了解です。では…… エルヴィンくんが中を覗くと、ヴィクターさんが敵? を捕まえていて、フィオナさんが紙束を持っている光景のほかに……。

 テーブルの上で、蝋燭が燃えているのが見えた。ゆらゆら、ゆらゆら、小さな炎が揺らめいている。



フィオナ : あ、炎……。


ヴィクター : 消した方が良かったかな?


エルヴィン : ウェーン! 照明はLEDにして~~!


ヴィクター : LEDとか最先端すぎる~。


フィオナ : 血族なのに、わざわざ明かりを電気ではなく炎にするというのは、もしかしたら何か理由があったのかもしれません。


エルヴィン : 吸血鬼、文明にうといからまだ白熱灯つかってる~~!


ヴィクター : しまったーこれは何か起こるパティーン。



ST : 灯りでしかない程度の炎だ。君たちの方を向いてもおらず、恐れるほどのものでもない。少なくとも、戦闘をも覚悟していた君たちにとっては。

 ──不意に、ジジッと不明瞭な音を立てて、その炎が消えた。
 扉を開けて中を伺っていたなら、真っ暗にはならないが…… エルヴィンくん。

 君はふと疑問に思う。捕まっている血族は、この狭い室内でずっと炎と相対していたのだろうか。


エルヴィン : (そんな事をしてたら……正気じゃいられない……吸血鬼だったら……紅い炎はとても怖いもの……) そんな事を考えます。


フィオナ : 「明かりがなくなったか。これでは中を調べることもできんな。撤収するぞ、ヴィクター」 と声を掛けます。


ヴィクター
 : 「ああ、早く出よう」 (不審者を)わきに抱えて……出る準備です。


ST : さてエルヴィンくん。撤収前に、<知覚+【発狂】>難易度6で判定を。


エルヴィン : 6b10=>6 知覚5、発狂1 (ころころ) DiceBot : (6B10>=6) → 6,2,3,7,1,9 → 成功数3 イチデテール! 成功2です。



フィオナ : 無事成功ですね。


ヴィクター : よかった。


エルヴィン : でも1が出始めた……だんだん1が増えていくのかもしれない……。(怖)


ヴィクター : こわいよー、いちこわいよー。


フィオナ : どうせ出るなら、こちら(フィオナ)に来てくれればいいのに……。



ST : では…… あなたは不意に、消えようとした炎の中に幻を見た。それは巨大な蝙蝠の翼、それは赤い血の色、それは…… 引っ繰り返る世界。

 それらがどんな寓意を含むのかは、まだわからない。


エルヴィン : (……幻覚? 予兆?) 不思議に思いつつ、気にとめておく事にします。


ST : 全員問題なく撤収できる。



フィオナ : 血族どうやって移動させましょう? 目と口を塞がれ、手足を縛られた人物を連行する男女と子供……。どう見ても怪しすぎる。


ヴィクター : 巨大な袋に入れるとか……? なんかいい手があるのかな。


フィオナ : それはそれで、かなりヤバい光景ではあります。


エルヴィン : 袋に入れるとか完全に、人身売買している系のヤバい人だ……。(震)



ST
 : さて、小屋は異様な佇まいのままそこに佇んでいる。捕らえた血族だが、少し待つならば使者が回収に来るだろう。


フィオナ : よかった。回収しに来てくれた。


ST : 待たないのならば場所を移動してもよい。


エルヴィン : 使者をまって、そのまま回収してもらいましょう。回収しにきたは、それはそれでちょっとヤバい人っぽさありますが。(笑~


フィオナ : では、血族を引き渡したのち、情報屋のもとに移動します。


ST : シークレットダイス (ころころ)


フィオナ : 使者には、小屋の中で拾った紙のことも伝えておきます。


ST : 紙そのものはどうする?



フィオナ : 例の紙はこちらで調べましょうか。


エルヴィン : 安全なところで中身を確認したいですね。意味が分からなかったら、情報屋さんに預けてもいいし……。

 情報屋さんに預けたら、次には狂気に満たされた情報屋さんと会う事になるかもしれない?(危険フラグ)


フィオナ : いずれにせよ、いったんこちらで持ち帰って調べるのがよいかもしれませんね。


ヴィクター : お持ち帰りか……。


エルヴィン : 謎の紙テイクアウトで~~す。謎のオッサンもテイクアウトで~~す。


ヴィクター : おっさんもテイクアウトしちゃうのおお。



フィオナ : 使者の許可が得られれば、紙の束はこちらで持ち帰って調べたいと思います。


エルヴィン : 引き渡される男に見覚えがないか、遠目で確認しておきたいです……じっくりは見たくないけど。


ST : 見覚えは……ありませんね。ついでに…… あの気配。自身の部屋に残されていた気配も、その血族からは感じない。


エルヴィン
 : あの気配がない事に、一人首をかしげます。 (あれ~?)


ヴィクター : 問題なさそうならパパッと引き渡しちゃいます


ST : 紙をそちらで調べることについては、了承が得られます。内容について報告するようにとのこと。


フィオナ : 「調査をお任せいただき感謝いたします」 と使者に言います。


ST : 使者は一礼を返して、捕らわれた血族と共に去る。


フィオナ : それを見送ってから 「これから情報屋と合流し、例の紙の調査を始めたいが、問題ないか?」 とお二人に言います。


エルヴィン : 「了解~」 素直に受け入れます。


ヴィクター 
: 「おうよ。ただ、難しいことならオレは役に立てねえぜ」


フィオナ
 : 「よろしい」 と答えてから 「できれば、現場の保全とさらなる探索も行っておきたかったが、我らだけでは手が足りず、安全も確保できんからな」 と少し名残惜しそうに言います。

 「協力に感謝する。早速移動しよう」 情報屋にも連絡を入れておきます。


 ……しまった。
 情報屋にお礼の品を用意するのをすっかり失念していた。


ヴィクター : スイーツ!


エルヴィン : 今はさすがに閉まってますかね……。


フィオナ : 朝一で用意しよう。


ヴィクター : そうしましょう。


エルヴィン : 吸血鬼、スイーツのお店が開いてる時間は寝てますからね……。(笑)



ST : では、どこに移動しますか? 情報屋のねぐら? 誰かの家?


フィオナ : 情報屋の都合がつけば教団に移動します。この時間帯ならば人もいないはずなので。


ST : 了解。ちなみに教団はどんな場所なのでしょうか? 豪華な礼拝堂? 質素な宿舎?


フィオナ : 教団は小さめの市民会館のような建物です。



ヴィクター : ヴィクターのおうち来ますかね、それともほかの誰かのおうち?


エルヴィン : フィオナさんのおうちかな?


フィオナ : ヴィクターさんのねぐらのほうがいいかもしれませんね。


エルヴィン : ヴィクターさんの愛の巣にはボブとパトリックがついてくる!


ヴィクター : ボブは追い返しておこう。(笑)


フィオナ : しかし、下手をすれば二人を巻き込む可能性がある、と。


エルヴィン : パトリックは壁になるから便利ですよ。(鬼)


フィオナ : パトリックさんなら、血族ですし大丈夫ですね。ヴィクターさんの家でいいでしょうか。


ヴィクター : よいです。



フィオナ : 訂正。いったんヴィクターさんの家に移動します。


ヴィクター : 「んじゃ、ここでこうしてるのもなんだし、家来るか? 大したもてなしはできねえけどよ」


フィオナ : 「そうだな。とりあえずはそうしよう」 とヴィクターさんに言います。


ST : 情報屋も一緒に連れていく?


フィオナ : 情報屋が来れそうならば、来てくれるよう頼みます。それと教団の従僕に、明日になったらすぐ情報屋への礼の品を用意するよう命じておきます。


ヴィクター : 「じゃあ行くぜ」 フィオナさんは車いすかな?


ST
 : 途中まで車で来ていたはずなので、車かな? >フィオナさん


フィオナ : 車椅子を置いていくわけにもいかないので、離れた場所に待機させておいた車を呼ぶことにします。


ST : では、車に全員乗り込んで、途中で情報屋を拾う感じかな。 >フィオナさん


フィオナ
 : はい。


ヴィクター : ドライブだ。


ST : 情報屋は車で来たフィオナさんを見て少し驚く。車に乗せるとそわそわしはじめるが、来ること自体は拒まない。

 車の中では、人目を避けるように襤褸布にくるまっている。


エルヴィン : 車の中で 「捕まえたあの人……ぼくが、感じた【気配】の人じゃ、なかったかも……」 と皆さんに伝えておきます。


フィオナ : 「別人ということか。最悪単なるおとりということさえありうるが、貴殿はどう思う?」 と情報屋に話を振ります。


ST : 「単なる囮なら……、その紙束も虚言にすぎない。そうでなければ、何か意味があったはずだと己は考える」

 「何かの儀式の中継点か、そうでなければ、君たちに情報を渡すことそのものが目的だったか……」
 布饅頭のようになりながら、襤褸布の中から答える。


フィオナ : 「そうか。おとりなどではなく、メッセンジャーの可能性もあるということか」


ST : ああ、と彼は頷く。


フィオナ : 「ヴィクター。もしかしたら迷惑を掛けることになるかもしれんが、本当に大丈夫か?」


ヴィクター  「別に、問題ねえよ。それに、何かあった場合あいつがいると色々役に立ちそうだしな」


フィオナ : 「パトリックか。あやつも運の悪いことだ。前回に引き続き今回も巻き込まれかねないのだからな」

 例の紙はヴィクターさんの家に着くまで見ないでおきます。


ST
 : では、車はヴィクターさんの家に向かって走っていく……。

 では、少し早いですがちょうどいいので、ここまでとしましょうか。


フィオナ : お疲れ様でした。


エルヴィン : 次回もよろしくお願いします。お疲れ様でした~!







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