>> 第二回 / 名 【ビアード】
闇に、誘われるように向かった廃れた路地。
そこに居たのは傷つき痛みに耐える巨躯の「狼」だった。
人語を解す狼は、何を語ろうとするのか。
一方その頃。
カマリリャの掟を遵守する闇の民が前にも、新たな事件が起ころうとしていた。
ヴィクター : こんばんは~、ご無沙汰しております。
ST : こんばんは! では、問題がなければ始めたいと思います。準備OKですか? れっつぱーりー?
エルヴィン : 準備OKです~。
フィオナ : OKです。
ST : では、はじめたいと思います。
【下水道にて】
ST : では──フィオナさん。
フィオナ : はい。
ST : あなたは指定の日時に、指定された場所へ向かった。そこは夜なお明るい都市においても薄暗い、下水道の入り口だ。
あなたが入れるほど大きく破れた金網をくぐると、地下への階段のすぐそばに、背曲がりの男がひとり立っている。
フィオナ : この人物とは面識がありますか?
ST : わずかな灯りを背にし、襤褸布を深く被り、闇にその顔立ちを沈ませた男は、あなたの知っている情報屋だ。 ……わずかに血の臭いがする。食餌の後でなければ、手負いなのだろう。
「来てくれたか」 男はしわがれた声で言う。
フィオナ : 「その恰好は一体どうしたのだ?」 と尋ねます。
ST : 「獣と交戦した。もちろん直ぐに退いたが、少しやられてね……」 男は優れた情報屋だが、戦闘は得手でないことをあなたは知っている。
あ、補足しますと襤褸布かぶってるのはいつもの恰好です。
フィオナ : 了解です。 「無事で何よりだ」 と安堵します。 「ケガは大丈夫なのか? ここで話をするのに支障はないか?」
ST : 「支障ない。じきに癒える」
フィオナ : 「よろしい。では、詳しい経緯を説明してくれ」
……ST、荒事になる可能性は予期できていたと思うので、防刃ベストを着用してきたことにしても大丈夫でしょうか?
事前準備について失念していました。
ST : ふむ、フィオナさんなら用意できるでしょうし、かまいません。血族の刃や爪を防げるようなもの、となるとちょっと動きにくくなるでしょうが、かまいませんか?
フィオナ : 問題ありません。
ST : 男は一拍置いて話し始める。 「分かった。まず、文に書いた獣は、獣の姿をした見知らぬギャンレル族だ」
フィオナ : 「ギャンレルか。相手をするとなると相当に危険だな」
ST : 「同じ姿のギャンレルが、版図で一度だけ目撃されている。そのときは捕捉する間もなく版図を去ったが、どうも今回は去る様子がない」
フィオナ : 「以前にも来たと? それはいつ頃の話だ?」
ST : 男が告げたのは、時期的に第一話導入の頃ですね。
フィオナ : 「そうか……続けてくれ」
ST : 「あれは人の姿を取れる部族のはずだが、獣の姿で路地裏をうろついていたのを鼠が見た。……公子への謁見を求めると、拒否した」
「ならば去れと告げれば、それも拒否した。……しばらく対話していると、突然我を失って暴れだした。この傷はそのときのものだ」
フィオナ : 「相手は獣に屈服したということか」 とあきれ果てた顔で言います。
ST : 「いや、そのあと我を取り戻したようだった。堕ちているというより、むしろ、何かの影響下にあったようにも…… ああ、これは己(おれ)の推測だ」
「再び暴れられては己の命がない。己はその場を去ってあなたに文を打ち、その足で公子に報告した」
フィオナ : 「なるほど。貴殿の推測なら信も置けよう。ところで、そやつは話の通じる血族に見えたか?」 後半の質問は、そんなことはないだろうが一応確認する、といった口調で言います。
(公子閣下には通報済み。必要と判断されれば、適切な処置がなされるだろう。問題は私がどう動くか、だが……)
ST : 「公子は平和的な解決をお望みだ。己は、まあ、追い出してしまうのが一番得策かと思うよ。あれは野の血族の中でも獣じみている、我々とは相いれまい」 と、男は肩をすくめる。
「公子からあなたへの”依頼”だ。あの獣を説得して謁見させるか、版図から追い出せと。かなわねば殺しても良い」
フィオナ : 「平和的な解決か」 と考え込みます。 「まずはそやつとの対話を試み、不可能であれば武力をもって追放する、という方針で行くか」
ST : 「ああ、そうしてくれ。己は引き続き、ここ(下水道)で網を張っておく」
フィオナ : 「私としては、その無礼者なぞ初めから叩きのめしてしまいたいところなのだがな」 と冗談めかして笑ってから、 「貴殿も気を付けるようにな。せっかく拾った命だ。間違っても獰悪なギャンレル相手に無理はせぬように」
ST : 「ああ、そうするよ。鼠の牙では、あの毛皮に通りそうにない」 男は肩を揺らして苦笑する。
そのとき、男の肩へ小さな溝鼠が走り登ってくる。男は鼠を慈愛をもった手つきでひと撫ですると、鳴き声に耳をそばだてる。
フィオナ : 「そのネズミも大変だな」 とネズミの労をねぎらいつつ、最後にギャンレルが現れた場所と以後現れそうな場所、ギャンレルの体格、能力について確認しておきます。
ST : 栗色の毛皮の、熊のような狼のような獣だったこと。体長2mと少しほどで、分厚い筋肉をそなえていること。鋭い爪を振るってきたこと。そして最後に目撃された場所を聞くことができます。
フィオナ : 確認する内容ってこれくらいで大丈夫でしょうか?
エルヴィン : まだ分かってる事もあまり無いですからね~。大丈夫だと思いますよ~。
フィオナ : 了解です。
ST : 「ありがとう。あなたは己らを忌まずにいてくれる、それが嬉しい」 痘痕と出来物だらけの顔に、男がふっと笑みを浮かべたのが見えた。
フィオナ : 情報屋の許可が得られれば、ネズミを撫でさせてもらった後、 「ではな。私の無事も祈っていてくれ、誰に、とは言わんがな」 とその場を後にします。
ST : 彼は快く許可してくれます。下水くさかったが、鼠の毛皮はふさふさしていた。
では、方針を聞いておこうかな。最後に目撃された場所へ向かう? それ以外のことをする?
フィオナ : まず、公子もしくはこういった事柄を担当するしかるべき血族に、自分が情報屋から公子の命令を受け取ったこと、および、これからすぐに件の血族が最後に目撃された場所へ移動する、ということを伝えます。
あちらからの指示については、移動しながら対応します。
早く現場付近に到着するのを優先する形で。
ST : 了解。情報屋に言えば伝えてくれますし、そうでなくとも他の血族を通じて公子に伝えることができます。
では、フィオナさんが現地への移動を開始したところで、シーンはヴィクターさんとエルヴィンくんに戻ります。
ヴィクター : はーい。
【裏路地にて】
ST : ヴィクターさん。あなたは獣を捕えようと手を伸ばした。獣は抵抗する様子はなく、あなたの腕におさまる。
ヴィクター : もふもふ ……じゃなくて。
「……でかいな」 逃げないようにがっちりつかんでおきたいところ。
獣に腕を回して逃げないように抑えた後 「それじゃ、洗いざらいはいてもらうぜ」 と一言。
エルヴィン : 背後でオロオロしてます。 「ヴィクターさん、どどど、どうするのそれ!? もふもふ! 喋ってるし! ひゃー!」 一人で錯乱!
ヴィクター : エルヴィンくんはケツから出てたっけ?
エルヴィン : 出てるよ! >ケツから
ヴィクター : 出てたね。
エルヴィン : 「ただし魔法は尻から出る」 みたいな反応をしてしまった……。(顔覆い)
ヴィクター : 「……どうするのがいいか……こういうとき、フィオナとかがいればいいんだが……」 どうにも頭の回らないヴィクターなので、お話上手な人が欲しいところ。
ST : 「おまえから、彼らの臭いがする。……彼らはおまえの身を食わない。食わないが、言葉を弄しておまえを彼らのものにしようとする」 獣は重く、どこか哀しそうな声で続ける。
ヴィクター : 「?? 彼らって誰だよ? オレぁ、難しい話はわかんねえぜ?」 獣もふもふ気持ちい……撫でたらおこるかな?
ST : 傷に触れなければ、撫でても獣は怒りません。少し心地よさそうにしている。
ヴィクター : 「へへ……」 もふもふ、なでなで。
フィオナ : おっさんギャンレルのモフモフを撫でようとするヴィクターさん。
ヴィクター : 犬とか見つけるとやたらテンション上がって赤ちゃん言葉で話してくるおじちゃんだよ。
ST : か、かわいいぞ。
エルヴィン : 大きい犬にテンションがあがるオッサン。(喜)
ST : 「石の城に籠る、黴臭い血族。自ら定めた掟に縛られ、内に籠って朽ちてゆくものたち」
ヴィクター : 「……エルヴィン、わかるか?」
エルヴィン : 「う~ん……? たぶん、カマリリャの事を言ってるんだろうって思うけど……でも……?」
だとすると、このギャンレルさんはサバトの一味で、自分たちからすると「敵」という認識になるのかな……と思うと、ちょっと言い出せないかな。
ST : 「カマリ……リャ。ああ、彼らは己(おのれ)をそう呼んでいた」
ヴィクター : 「んん……。……それで、獣の--ええと、オマエ、名前とかあるのか?」 名前がないと不便ですものね。
ST : 「名は……、ない。我は群れをつくらなかった、父は我を呼ばなかった、だれからも呼ばれたことがなかった」
ヴィクター : 「そうか……じゃあ俺がつけてやる。『ビアード』でどうだ?」 こいつって飼えるのかなーなんて目をキラキラさせて思いながら。
ST : 「ビアー、ド」 噛みしめるように、獣はその言葉を繰り返す。
「我は、ビアード。おまえの父、ビアード。ああ、呼んでくれ、わが仔。いとしきわが仔」
ヴィクター : 熊と髭をかけてるんやで。(うまくない)
エルヴィン : ベア+ビア-ド……なるほどぜよ!
ST : エルヴィンくんが世界を掴みそうになっている。
フィオナ : すごくモフモフしてそうな名前だ。
エルヴィン : (群れをつくらない……? 野生で生活していたギャンレルさん……かなぁ……?) なんて考えながら、もふもふを抱きしめてるヴィクターさんを見てますよ~。親子の対面?? なのかもしれないし、邪魔したらいかんぜよ。(ぜよ?)
ヴィクター : 「子……子かあ……うん、まあいいか。それで、ビアードはオレにどうしてほしいんだ? ここまで来たのは、忠告(?)だけか?」
フィオナ : 今のところ判明していること。
1.この正体不明(?)のギャンレルは、カマリリャについても名前すら知らなかったほど世情に疎い。
2.群れに加わらず、個人としての名前さえ必要ないほどに他の血族や文明から孤立していた
サバトではなさそうですね。
エルヴィン : 自分のルールに準じてる野良(?)ギャンレルでしょうか……?
ヴィクター : 野良ぎゃんれる。
ST : 「おまえを、連れに来た。おまえは獣の仔だ。おまえは、彼らが治めるこの石の城のものでは、ない」
「呼んでくれ、わが名を。共に生きよう」
エルヴィン : (それって……ヴィクターさんを、野良ギャンレルにするってコト?) とか考える…… (たいへん! ボブとかパディのお世話が行き届かなくなる!)
ヴィクター : 「今の生活、割と気に入ってんだけどなあ……このままじゃダメか、ビアード」 こいつと一緒に行くってことはボブやエルヴィン君たちとも別れるってことかな。
ST : そうなりますね、少なくともボブとは別れることになりますし、エルヴィンくんとも彼が野原についてこない限りお別れになるでしょう。
フィオナ : 突然、正気を失う可能性があるということを除けば、話し合いの余地くらいはありそうな相手ですね。(合意に至れるとは限らない)
エルヴィン : 正気を失っている時は誰かに操られてるのか何なのか……ってのも探らないとダメみたいですねぇ。
フィオナ : それも探りたいところですが、果たして、フィオナが現地に到着して質問し始めた時も正気でいてくれるかどうか……。
ST : あなたは”父”の声にどこか惹かれるものを感じるが、それはあなたの判断を決めてしまうほどではない。
ヴィクター : どうするべきか悩むなあ……ついってって操ってるの探るのもアリか。
フィオナ : ついていくとすると単独行動になり、危険も増します。誰かを連れて行くことにしても、相手がそれを歓迎してくれるかが問題です
ST : 「我は…… おまえを、あるべき場所に戻したい。我はここでは生きられない、おまえもまたそうだ」
さて、ここで── フィオナさん。
フィオナさんがこの場所に到着します。あなたは手負いの獣と、それを抱きしめて対話しているヴィクターさん、その傍にいるエルヴィンくんを見る。
フィオナ : 見た目は情報屋から聞いていた通りのものですね?
ST : はい、一致します。
フィオナ : ではまず、 「ヴィクター、エルヴィン。ここで何をしている?」 とお二人に声をかけます。
ヴィクター : 「何って……ビアード……こいつがオレを誘いに来た」 チラッとエルヴィン君を見て説明よろしく!
エルヴィン : 「えーと、変なにおいがするなと思ったら、ヴィクターさんが吸い寄せられるようにこの路地に来て、そしたらしゃべるデッカい狼がいて、それが、ヴィクターさんの親で、カマリリャはダメだから野原に帰ろうって!」 断片的な! 情報でかくかくしかじか!
ヴィクター : 説明できる人物が不在すぎる!(笑)
ST : 説明できる人物ーーー! お客様に説明できる人物様はいらっしゃいますかーーーー!
エルヴィン : 理解力が求められる吸血鬼。()
フィオナ : 大丈夫。情報屋からの事前の情報と突き合せれば、混乱せずに理解できます、たぶん。
ヴィクター : さっすがフィオナさん!
エルヴィン : クイズのようになってしまったが、大丈夫だった!
フィオナ : 「そうか。なるほど、事情はある程度把握した」 と肯いてから、今度はビアード(仮)に話しかけます。
「ビアードとやら。野生の世界にも掟(ルール)はあるのだろう? オオカミにオオカミの、タカにはタカのルールがあるように、カマリリャにはカマリリャのルールが存在する。他者のルールにはしかるべき敬意を払うべきとは思わないか。ましてやここは、カマリリャの版図(縄張り)だ」
ST : グルッ、と小さく唸って、フィオナさんから身を引こうとしますが、ヴィクターさんに捕まっているのでできない。
フィオナ : 「貴殿はまずはじめに、公子閣下にご挨拶すべきだったのだ」
ST : 「我は、わが仔と共にゆきたいだけだ。お前たちとは相合わぬ」
フィオナ : 「ならば、公子閣下にご許可いただけるよう行動するべきだ」
ヴィクター : ちょっと怪しい雰囲気を感じたのでビアードをぎゅっと押さえつけます。フィオナさんと戦ってほしくはないし。
フィオナ : 「公子閣下は平和を望んでおられる。貴殿の振る舞いやヴィクターの意思次第では、話し合いの余地はあるのだぞ?」
ST : 「ここはお前たちの縄張りと、そう言うか」
フィオナ : 「そうだとも。自明のことではないか」
「それとも貴殿は、カマリリャの正当な支配権に異議を唱えるのか?」
ST : 「お前たちは常にそうだ。主でないのに主を名乗り、治められなくともよいものを治めようとする。そうしてすべてを箱に入れて朽ちていく」
「お前たちの縄張りは大きすぎる。 ……我はわが仔と共にゆきたいだけだ。それ以外のものを望まない」
獣はどこか急くように饒舌になる。金色の眼に焦りの色が浮かぶ。
フィオナ : 「では、公子閣下に謁見せよ。そうしない限り、ヴィクターがそちらに行くことなど決してありえない」
相手の焦りの色を見て不審に思います。
「どうした? 具合でも悪いのか?」
ST : 「なぜ、おまえがそれを告げる? おまえはわが仔ではない。……我には時間がない。はやく、ここを出なければ」
フィオナ : 「ヴィクター。貴殿からも言ってやってくれ」 と促します。
(時間がない? どういう意味だ?)
ヴィクター : 「……——ビアード、悪いが、オレはお前と一緒に行けない。人は急に生活を変えられねえ……面倒みなきゃいけねえやつらもいるしな」 それに、ビアードについていっても楽な生活は送れそうにないし。
エルヴィン : 確かに、荒野で野良ギャンレルとしてくらす生活に、ヴィクターさんの望むおっぱいがあるとは思えない。(笑)
フィオナ : モフモフとそれを天秤にかけて、モフモフが負けたわけですね。
ヴィクター : 他人の金で焼き肉喰いたい奴だし……おっぱいないし。
エルヴィン : 父が豊満な巨乳美女だったらワンチャン……?
フィオナ : 父(母)
ヴィクター : 母ならワンチャンあったかもなー。
エルヴィン : 父(乳)
フィオナ : 「ということだ。残念だが、お引き取り願おう。できれば、その前に公子閣下に謁見してもらいたいのだがな」
ST : 「……」 ヴィクターさんの言葉が落ちたあと、獣は悲しそうにしばし沈黙する。
フィオナ : 「ところで、貴殿は何を急いでいる? 時間がないとはどういうことだ?」
ST : 「……我は…… 狂っていた。なにものかが我に狂気の血を啜らせ、我を狂わせた」
「我は狂気のうちにおまえをわが仔としてしまった。故に、せめて、父としておまえをあるべき場所に導きたかった」
「狂気が……、来ている。その前に、おまえと…… 狂気の届かぬ野へ、戻りたかった」
獣は喘ぐように手足をばたつかせる。
エルヴィン : わんわんが手足をばたばたさせてると思うとかわいい。
フィオナ : (参ったな。こやつも被害者か……) と困惑しつつ、 「貴殿に血を飲ませたものに心当たりは?」 とビアードさんに聞きます。
ST : 獣は応えない。
フィオナ : 「ヴィクターを渡すことはできないが、貴殿を苦しめた元凶にしかるべき処置を下すことはできる。わかることならどんなことでも構わない。教えてもらえないか」
ST : 「わからない……、なにも見えなかった。なにも。なにも、なにも、なにも。ただ、臭かった。あれは穢れていた」
静かに抱かれていた獣が、逃れようと手足をばたつかせる。まだ本気で力を込めてはおらず、それは放してくれという意思表示とわかる。
ヴィクター : 「……ごめんな、一緒に行けなくてよ」 手を離し、エルヴィンくん、フィオナさんがいる位置まで戻ります。
フィオナ : 警戒しつつ、 「場所は覚えているか? それはいつのことだ?」 と質問します。
ST : 「飢えて……、いたときだった。ここに入らなかったが、近くで餌を捕った。いつ……、いつはわからない。我は時を数えない」
フィオナ : 判明したこと。
1.ビアードも被害者であり、協力の余地はまだあるかもしれない。
2.ビアードは今回の黒幕と何らかの形で接触している。
彼からは情報を聞き出す必要がありますが、今は狂気のスイッチがいつ入るかわからないので、後日どこかで待ち合わせることができるなら、そうしたいところ。
ST : 「……ああ…、時間が、ない。わが仔よ。我と共に行かなくとも、野は、おまえの傍にある」 のそりと獣は身を持ち上げ、あなたがたから離れようとする。
フィオナ : 「そうか。わかった。またどこかで会えるなら会いたい。よければ、都合の良い場所を指定してくれ」 とビアードの移動を妨げないように話しかけます。
ヴィクター : 「なんか……連絡手段とかねえのか……?」 あればいいのに、笛とか。
ST : 「我は……、行く。我は戻らない、もうここには。戻れば……、おまえをまた、連れて行きたくなる」 さて、エルヴィンくん。ここでビアードに対し、<オーラ知覚>を行うことができます。
エルヴィン : オーラ知覚! やりたいと思いますぞ~。普段からオーラを見る癖がついているはず。(忘れていた訳ではない)
ST : 少し変則的ですが、オーラ知覚の成功により情報を得ることができます。 また、フィオナさんとエルヴィンくん。それぞれ、<知性>単独で難易度6の判定を。
エルヴィン : 4b10=>6 ひとまず、知性の判定をしまうす。 (ころころ) DiceBot : (4B10>=6) → 3,2,3,3
→ 成功数0
フィオナ : えっ!?
ST : おっぷ!(ふいた)
エルヴィン : えーーーーー。(がっかり)
ヴィクター : ちょっとおお!
エルヴィン : 新年初しっぱいです。(えへん) 大失敗ではないけど、判定6で成功しないとかさい先いいなぁ。 ※この日は年明けで最初のセッションでした。
フィオナ : 4b10=>6 知性 (ころころ) DiceBot : (4B10>=6) → 7,4,10,2 → 成功数2
ヴィクター : フィオナさんつよおい。
フィオナ : あ、見てなかったけど成功してた。
エルヴィン : オーラ知覚のダイスもエルヴィンがふった方がいいですかね? 何か今の自分がふると大惨事になりそうだ。(震)
ST : あ、失礼しました、こちらが振ります。
エルヴィン : お願いします~。>オーラ知覚
ST : シークレットダイス (ころころ)
では…… エルヴィンくん、あなたはビアードの薄暗い灰銀色のオーラのうちに、まとわりつくような気配を見る。
マルカヴィアンのあなたにはわかる、それは<マルカヴィアン>の気配だ。
あなたはこの気配を覚えていることができる。今の段階ではまだ、覚えていることができるだけだ。
エルヴィン : (何だろうこの気配……) 魂を振るわす奇妙なオーラを、心に刻みつけて、一度身震いをします。
ST : 次に、フィオナさん。
<穢れている>
あなたはその言い回しに既視感を覚える。宮廷での言い回しにまったく無知と思われるこの獣が、意図してその言葉を使ったかはわからないが。
<穢れている> 血族。穢れている血族といえば、最大の罪を、<不涸花>同族喰らいを犯した血族、をして呼ばわる名。
フィオナ : (奇妙だ。なぜ、この粗野な男がこのような言い回しを?)
ST : あなたがその不整合に思いを馳せているうちに、獣はその場を去っていた。
フィオナ : 「とりあえずは、公子閣下に報告か」 と言います。 「貴殿らも災難だったな。そしてどうやら、今回も我らは面倒ごとに巻き込まれてしまったようだ」
ST : では、本日は以上。
エルヴィン : お疲れ様でした~!
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