>> 第一回 / 獣 【けもの】






 かくして汝ら、夜のものにぞなりにける。
 天を舞い、地を這うとも、いずれは塵と去るさだめ。

 しかし。

 それでもか。
 あるいは、それゆえにか。

 汝ら、歩み、さまよい、道を探すだろう。

 それを、史劇という。




ST : V:tM第三話、開始でございます。


ヴィクター : はーい!


フィオナ : すいません。ST、前回の一件の後、新しく入った皆さんを連れて、各氏族の長老たちの所へあいさつ回りを行った、ということにしてもよろしいでしょうか?


ST : お、了解です。フィオナさんの導入で、シーンは設けませんが軽く説明してもらいましょうか。


フィオナ : ありがとうございます。


ST : さて、まずは個別導入と参ります。




 【一ヶ月後】




ST : まず、ヴィクターさん。あなたは前回の一幕のあと、特に問題がなければ自宅に戻って暮らしているかと思われます。


ヴィクター : はーい。おうちでだらだら過ごしているおじさんです。


ST : あなたが抵抗感を抱くことがなければ食事は適当に街で ”摂る” ことができる。それ以外は、夜に限ってならば、人だったころと等しく働くことも、余暇を楽しむこともできる。

 食事はまだ作っているのかな? 作るのはやめた?


ヴィクター : 食べられない物を作るのももったいないので料理は作っておらず、そこいら辺の者を適当に取っていることでしょう。仕事は……できれば夜のお仕事を頑張っていたい。

 夜のお仕事=土建の仕事です、紛らわしくてすみません。



エルヴィン : ヴィクターさんの夜のお仕事(意味深)かと思ってしまった……。


ST : ”そういうおしごと” にも、それなりに紛れ込んでいそうですよね、血族。密室に入ることがおおいし個人の事情を突っ込まれにくそうだし。それに基本夜だし。


ヴィクター
 : りっくんぐらいイケメン♂ならよかったのですが、容姿はそれほど良くないので……残念ですねえ。


フィオナ : 状況によっては血の確保もできそうですし、血族的には意外と良い仕事かもしれませんね。


ST : そう、ちょっと血を確保したところでばれにくそうだし、言いふらされにくそうですしね。


ヴィクター
 : スナック感覚でいけるといいですね。



ST : では、あなたはほかの血族と同様、”それなりに” 暮らしている。夜勤を進んで引き受けるあなたは、体を心配されながらも重宝されるでしょう。


ヴィクター : 「頑張って働きマッスル」 夜の力を手に入れたのでお仕事も楽々! (なのかな?)


ST : ヴィクターさん筋力高いですしねえ。本気でやってしまうと翌日のイエローペーパー(スポーツ新聞的な通通俗雑誌)の一面を飾ることになるでしょうが、人間程度にセーブしたとしても楽々でしょう。


ヴィクター : そこはあまり目立たずそれなりにセーブして……いきたいです。お腹が減ったらひょいぱくーしつつ……ボブは……元気かな?


ST : ボブも元気でやっていますね。突然夜勤に走り始めたあなたの身を案じつつ、時折違和感をかぎ取っているようなそぶりを見せつつ…… 気にするほどのことでもない、と飲み込んでいるようです。


ヴィクター
 : ボブ、生きてたんかワレェ……では、たまにはボブと友好を深めつつお酒を飲んだりしながら、割とその日暮らしで楽しく過ごしております。


ST : シンデナイヨゥ。



フィオナ
 : ボブ……元気そうで何より。



ST : パディは…… あのあと、どうしましたか? 拒否しなければそのまま家にいますし、公子に突き出すなり追い出すなりしてもよい。



ヴィクター : パディ……突き出しちゃいます? そのままヴィクターのもとにおいてもOK?


フィオナ : ヴィクターさんが監視しているなら大丈夫ではないかと。もしなんでしたら、こちら(教団)で引き取ってしまうのもありです。


ヴィクター : よし、ならば手元に置いておきたいです。便利そう(意味深)なので。


フィオナ : 便利そう(意味深)


ST : 便利そう(意味深)。


エルヴィン
 : 便利そう(意味深)。



ヴィクター : パディは……ヴィクターのお家で一緒に仲良く(?)住んでいることでしょう。家事とか手伝ってくれると嬉しいですね。


ST : 家事はちょっと手元がおぼつかないものの、ちょこちょこと手伝うでしょう。小ネズミのようだ。

 さて、そんな風にパディと一緒に暮らしつつ、”それなりの”日常を送るヴィクターさん。


ヴィクター : はい。エンジョイライフ。一体何がおこるというのか……。(ドキドキ)


ST : あなたは餌を探すべく、夜の街をひとり歩いている。酒の臭い、男や女の体臭、料理の匂いなどが入り混じった路地は、今日も混沌とした気配をあなたの感覚に運ぶ。

 そこで…… 知覚+生存術 で 難易度6 を振ってください。


ヴィクター : 知覚が4、生存術が3、合計7で判定。 7b10=>6 (ころころ) DiceBot : (7B10>=6) → 6,1,7,10,4,1,10 → 成功数4


ST : 1が2つほど「こんにちは!」しているので、2成功ですな。それでもお見事。



ヴィクター : 1がいっぱいこれくしょん。


フィオナ : 1が2つに10が2つ……しょっぱなからなんだかすごい。



ST : では……。

 あなたは路地の向こう…… あるかないか程度の細い路地のひとつから、あなたを呼ばわるような気配を感じる。

 声ではない。
 肉声ではないのだが、その気配は、確かにあなたを呼んでいるように感じられる。

 あなたはそれに危険を嗅ぎ取る。あなたの肉体が警告を発しながら、同時に、呼ばれていると強く感じる。
 どうする?


ヴィクター : (なんだかヤベエ気もするが……行ってみるか) ここで放置してしまうと、夜中に見つけたゴキブリのように気になってしまうかもしれないので、警戒しつつ向かいたいと思います。


ST : では、あなたは路地を曲がる。不思議と曲がりくねった路地を辿ると、次第に強くなってくるのは…… 獣の臭いだ。何か大きな獣の、毛と、汗と脂の臭い。

 その臭いは、不思議とあなたに近しく感じられた。


ヴィクター  (んだぁ……どこかで嗅いだことある……のか?) 気になりつつもすんずん進みます。


ST : 獣の臭いは、ますます強くあなたの鼻に届く…… というところで、シーンを移ります。




 【一ヶ月後・2】




ST : エルヴィンくん。


エルヴィン : はい。(しゃきっ)


ST : リックさんたちとのお泊り会の翌朝、いや、翌夜。あなたはまた、あなたの小さな箱庭で目を覚ます。


エルヴィン : (きのうは、楽しかったな……) 少し浮かれた気分のまま目を覚まします。


ST : 少しやさしく、浮かれた気持ち。あなたの冷たい胸に、小さく明かりのように灯るのを、まだ感じていられるころ。

 あなたはふっと空腹を感じる。空腹は…… いつも、どうやって満たしていたんだったか?


エルヴィン
 : (そろそろ、ご飯を食べないと……) 繁華街に出向いて、人には言えない少年趣味のおじさまを引っかけていたような気がします。()



フィオナ : ある意味、夜のお仕事(意味深)?


エルヴィン : 夜のお仕事(意味深)! 脛に傷アル人は秘密を守る……!


ヴィクター : 夜のお仕事。(意味深)



ST : あなたは夜の街に出かける。いつものように ”優しい大人” から血を頂き、喉を潤した、その帰り道。

 あなたは不意に異臭を嗅いだ。

 それは獣の臭いである。野良犬や野良猫といったものではない、こんな街中で嗅ぐはずのない、重たい野の獣の汗と脂の臭いである。
 そちらへ目を向ける?向けない?


エルヴィン : 気になるので見てしまうでしょう。 (何だろう……) 少しわくわく。好奇心が恐怖心より勝っている感じです。



ヴィクター : 獣…… (U^ω^) わんわんお!



ST : あなたが見たのは、見たことのあるものだった。

 曲がりくねった臭い路地の向こうに消えていく、ヴィクターさんの、大きな背中。


エルヴィン
 : 見覚えのある背中を見て、すこし警戒を解きますね。ほっと一息しつつ 「ヴィクターさん!」 と声をかけます。


ST
 : では、あなたはその背中に向かって声をかけた…… ところで、シーンを移ります。




 【一ヶ月後・3】




ST : 最後に、フィオナさん。


フィオナ
 : はい。


ST : 前回の出来事から一か月。あなたは今日も羊の群れを導く牧者として夜を往く。

 あなたは思い起こしている。
 前回の出来事のあと、各氏族の長老たちへ挨拶に向かった時のことを。

 というわけで、回想という形でかるく描写をおねがいします。>挨拶回り


フィオナ : 了解です。

 (ひとまず長老の皆様方に、新しく入った者たちの顔と名前を覚えていただくことはできた……) と安堵の表情を浮かべます。

 (これで彼らは何か事が起これば、私を介さず自分たちで長老たちを頼ることができる)


ST : ともすれば人の世よりも古めかしい、血族の世。ひとまず、彼らは無事に仮面舞踏会の天幕をくぐることができたのだ。



ヴィクター : フィオナさんの華麗なる挨拶。



ST : そのときの安堵の心持を思い起こしながら…… フィオナさん、あなたは普段自分から街に出ることはありますか? それとも、教団の中に座している?


フィオナ : 教団内にいることが多いですが、血を分けてくれる信者のローテーションの都合で、外に血を摂りに出かけることもあります。


ST : なるほど。では…… 教団内でひとり思索に耽っているあなたの足元に、ちらりと灰色鼠が一匹じゃれついてくる。

 灰色鼠は同じ版図の血族、あなたに情報を届けるノスフェラトゥの使いだ。
 灰色鼠は鋭い歯に、くしゃくしゃになった染みだらけの紙を銜えている。


フィオナ : 手元に餌があれば、ねぎらいとしてあげます。……なでてもOKでしょうか?


ST : 構いません。撫でられると灰色鼠はふるふると心地よさそうに首を振り、ヂュッと嬉しげに鳴く。


フィオナ : 「よしよし」 とネズミをなでてから、紙を受け取り読みます。


ST : ぴるぴると尻尾を振って餌を食う灰色鼠の傍らで、あなたは紙を広げる。



フィオナ : ネズミって案外かわいいですよね。


エルヴィン : 慣れてるとかわいいものです……が、うちではもっぱら猫がくわえてくるので……。(沈痛)


ヴィクター : 新宿のネズミはでかいぞう。



ST : まず目に入るのは、紙の中に数本の毛が挟まれていたこと。栗色のそれは人の毛ではなく、獣の毛と思われる。

 そして紙には、短い文章がしたためられている──。

 「路地裏を狼ならぬ獣がうろついている。獣は手負い。公子との顔合わせを要求したが応じず。助言求む」

 さて、あなたはこの文章からいくつかのことを読み取れる。

 、とは”人狼”、われらが天敵ワーウルフ
 狼ならぬ獣とは、獣に堕ちた血族か、あるいは野の血族たるギャンレルのこと。
 助言求むとあるが、その後に日時と場所が指定されているところからすると、もっと具体的な助力を求めている。

 狼ならぬ獣がどちらを意味するのか読み取れるような文章は、走り書き故にか、ない。


フィオナ : 「不敬な畜生が公子閣下の版図に入り込み、あまつさえ、謁見すら拒否した、と……」 と、不快そうに顔をゆがめます。


ST
 : 指定されている日時は翌日の夜だ。メタな視点から付け加えると、ヴィクターさんとエルヴィンくんの導入とほぼ同じ時間帯だ。

 さて、あなたは人をよこしてもよいし、自ら向かってもよいし、無視してもよい。
 このノスフェラトゥはあなたが重宝している情報屋であることを付け加えてはおく。


フィオナ : では、その日時に指定された場所に出かけられるよう準備しておきます。


ST : では、あなたはその場所に向かうべく準備を整える…… というところでシーンを移る。




 【路地裏にて】




ST : では、再びヴィクターさんの視点から。


ヴィクター : はーいっ。


ST : あなたは路地を歩いている。曲がりくねった路地は迷路のように続き、呼ばれる感覚をたよりに歩いていく。横の建物まで、曲がっていくように感じられる。

 知らぬうちに速足になる。鼻をつく獣の臭いが強くなる。
 呼ばれている、行かねば。行かねば。

 一方、エルヴィンくん。あなたは路地に消えていくヴィクターさんの背中に声をかけたが…… 返事がない。


ヴィクター : 「ハァ……ハァ……」 大地を蹴り、思わず走る。行かねば。行かねば。


エルヴィン : 首をかしげます。あるぇ~、人違い? ……こんな大きい人を人違いするはずがない! 「ヴィクターさぁーん」 もう一度声をかけて、追いかけますよ。


ST : エルヴィンくん、あなたは大きな背中をたよりに追いかけることになる。 あちらを曲がり、こちらのくねった道を進み、見失いそうになる背中だが、あなたはどうにか追いすがることができる。


エルヴィン : 「ヴィクターさん!」 と、こう、抱きつくようにして捕まえます。捕まえられるかな?


ST : ふむ、そうですな。 敏捷+運動 でいつもの通称:対抗判定をしてもらおうかな。 難易度6 で互いに判定を。



フィオナ : エルヴィンさんとヴィクターさんが追いかけっこ……はたから見るとほほえましい光景ですね。



エルヴィン : 4b10=>6 運動はないから敏捷4で判定です~。 (ころころ) DiceBot : (4B10>=6) → 1,9,7,9 → 成功数3 (1が出てるから)成功2かな?


ST : 2ですな! なんだかイチメデールだなぁ。


エルヴィン : いっぱいふるから多少はね? >イチメデール


ヴィクター : 敏捷が2、運動が3、合計5で判定。 5b10=>6 (ころころ) DiceBot : (5B10>=6) → 8,2,9,5,2 → 成功数2



フィオナ 
: ヴィクターさんがイチメデールを退治した。


ヴィクター : にっ。



ST : 同値か! 防御側優先ということで、…… エルヴィンくんはヴィクターさんの上着の端をつかみかけたが、つんのめった拍子に手からすり抜けてしまった。


エルヴィン : 伸ばした指先は一瞬、服の裾をつかんだかに見えた。だがそれもつかの間、エルヴィンの指をすり抜けて、ヴィクターさんはさらに奥へと進んでいった……的な?

 (つかめなかった……というか、気付いてない?)
 不思議に思いつつ、追いかけますね。


ST : そうですな、そんなかんじ。

 では、追いかけっこを続ける二人だが…… 突然ヴィクターさんが立ち止まる。


ヴィクター : ピタッ。


ST : 当然の帰結として、エルヴィンくんはヴィクターさんの背中にぶつかる。そこで、ヴィクターさん。あなたは突然我に返る。ぶつかってきた相手にも気づく。


エルヴィン : 「きゃん!」 ぼすん。



ヴィクター : おしりにHIT。 (推測)


ST : 位置的にそうなるよね。


ヴィクター : 残念! おじさんの硬いおケツはエアバックにはならない。挟まっていると嫌だなあ。


エルヴィン : 「ふわふわしてなーいー」(?)


フィオナ : ヴィクターさんの尻に挟まるエルヴィンさん。(笑)



ST : 前を見てもよいし、なんだか足元が痛いことを気にしてもよいし、後ろにぶつかってきたもののことを気にしてもよい。


エルヴィン : 「まえがみえなーいー」(じたばた)



ST : エルヴィンくんかわいーいー。


エルヴィン : こう、急にぶつかったから 「急に暗くなった!」 って感じなんですよ……!



ヴィクター : 後ろは気にせず、警戒しながらも目的のものを見ます。いったい、何が、いるというのだ


ST : ………… そこはちょっとした広場になっていました。まるくぽっかりと、建物の間に石畳の空間がある。

 そこに何もなかったならば、テーブルでも出して憩うのもよいだろう。そんな空間。
 だが、そこには街に似つかわしくないものがいた。

 エルヴィンくん、あなたにも感じ取れるし、見える。
 鼻を刺す強烈な獣の臭い。脂と、汗と毛と、 血の臭い。それらをすべて、広場の中央に蹲るものが放っている。

 それは手負いの獣だ。
 体長2mと少しほどだろうか、背に分厚い筋肉を備えた、熊のような狼のような体躯の獣が、栗色の毛皮を赤く染めて蹲っている。

 ヴィクターさん。そして、あなたは、それを知っている。見たことがあるし、嗅いだことすらあると悟る。
 それは…… あなたと「同じ」ものだ。


ヴィクター : 「オマエは、もしかして、あの、ときの……!」


ST : グ、ルゥ。それが僅かに唸りをあげて首を持ち上げる。それの赤い眼が、あなたを見る。

 あなたは確信してよい。あなたを呼んでいたのは、それだ。


ヴィクター : とびかかりたい衝動をぐっとこらえて、それを凝視する。相手が飛び掛かってきたり攻撃してきそうでなければいいんですけど。


ST : 相手はそのまま動かない。代わりに、首を持ち上げて、グ、ルルウ、と、数度唸りを発する。ルル、ルル、と唸って、少しずつその唸り声が人間の声のトーンに近づいていく。



エルヴィン : 緊張感のあるシーン、エルヴィンはじっとして様子をうかがうのだ……ひょっとしたら尻に挟まったままかもしれない。()


ST : 尻に。(笑)


ヴィクター : 思い浮かべてすごくシュールだなあって。


フィオナ : エルヴィンさんを尻に挟んだまま謎の獣と対峙するヴィクターさん……。


ST : エルヴィンくんをしりに挟んだまま獣を凝視するヴィクターさん……。


エルヴィン : (もぞもぞ)(シリアス時空に突入して挟まったままのエルヴィン)(?)


ヴィクター : エルヴィン君を……尻から離さなければ。



ST : 「ルル……、ルゥ、ウウ、ウ、うう、……うう、わがこ、わが、仔」

 それは獣の姿のまま、人間の声を発する。


ヴィクター : 「なんだ……オマエ喋れる、のか、子、子……オレのことか?」 こちらも少し威嚇するよう、うなりながら反応します

 その様子を見ながら……尻に当たったものを捕まえ、横に置きます。


エルヴィン : (ぺいっ) (……! 獣がしゃべってる!) 横にぽいされました。



ST : 尻に当たったものでたまらず吹いたSTである。


フィオナ : ヴィクターさん、すごく冷静だ。


ヴィクター : ヴィクター、エルヴィンくんのことは割と好きよ。


エルヴィン : エルヴィンはヴィクターさんの事だいすきだよー!


ヴィクター : わーい、すきー!



ST : 「わが仔……、おまえを、待っていた。狂気に浮かされても、おまえの匂いが、わかった」 獣は赤く濡れた毛を揺らしてうなずく。


ヴィクター : 「オレに、なんの、用だ。また、オレを、襲うのか……?」 でも今のヴィクターには力があるから対抗できる……はず!


ST : 「おまえに、会いに来た。おまえは、わが仔。野と獣の仔。なのに、石の城に籠る黴臭い血族が、おまえを取り込もうとしている」


ヴィクター : 襲ってきそうであれば、迎撃を。そうでなければ少しずつ近づいて……捕まえたいと思います。


ST : 襲ってくる様子はありません。捕まえる…… ベアハッグかな? 

 そしてエルヴィンくん、獣の言葉から、獣が言っているのがカマリリャのことかな? となんとなくわかります。
 前回の一件もあったしわかる…… はず。


エルヴィン : 町中ではあり得ない情景を前に混乱しつつも、理解しようと一生懸命になります。 (えー、カマリリヤじゃない獣なのかな? ヴィクターさんが、仔?) さくらん!



ST : さくらん!


ヴィクター : 「獣……獣、か。…………取り込む、って、なんだ? オレを、食うって、ことか?」 ケガをしているなら捕まえて……洗いざらいはいてもらおうかと。


ST : なるほど。では、ヴィクターさんが獣を捕まえようとしたところから次回かな。さくらんしたところで、今回は以上! お疲れ様でした!


エルヴィン : お疲れ様でしたー!







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