>> 第四十四回 / 大団円
銀の弾丸は影を穿ち、周囲には静けさが戻る。
檻のような館は消え失せ、そこには人と、そうでなき者だけが残された。
人は、これからどうするのか。
すでに人でなきものは、どの道を歩むのか。
全ては月だけが静かに見守っていた。
エルヴィン : こんばんはです~。
フィオナ : こんばんは。
ST : さて、では始めようかと思いますが、皆さんOKですか? 厠は大丈夫ですか? 寝覚めの一杯など不要ですか?
クラウディア : いまいってきました!
ヴィクター : OKです~。
【宴の後】
ST : さて、では ───― 公子との話し合いは終わった。あとに残るのは、その場にたたずむ迷い子たちと、あなたがただ。
あなたがたはこの荒野を出て街の世界に戻ろうと試みることもできるし、その前に、済ませたいことを済ませてもよい。
というわけで、今回は人間たちの処遇が主な回になります。
・従者にする
・公子に表の世界での庇護を要求する
・なにもしない
・その他
……ですな。
ヴィクター : オレサマ ニンゲン マルカジリ
ST : なお ・マルカジリ してもまあ良いっちゃ良い。人間性の値によっては判定要求するけど。
リック : 従僕Lv2でとっているお二方(アマランタ、ヴィクター)は、従者をゲットしてもよさそうですね。
ヴィクター : 従者ゲットチャンス到来。
フィオナ : 「諸君」 と吸血鬼の同胞に対して言います。 「今回、我々が法を犯した件に関しては不問に付されることとなった」
続けて 「ついては、今後の件に関して話し合いたいと思うがどうか」 と今度は人間も含めた全員に言います。
クラウディア : 「取り計らい、ありがとうございます……」 ともう一度お辞儀。
ルーディア : 「…… 話し合い?」 と、真っ先に声を出したのは、ルーディアだ。焦点の合わぬ視線が、フィオナさんを静かにみている。
クラウディア : ルーディアちゃんのおててぎゅー。
ルーディア : (彼女はそっとその手を握り返す)
リック : 知っている人間をあまり野放しにしたくはないですよね…… 人間性の低いパトリックあたりに始末してもら…… コホン。
アマランタ : まあ、いうて吸血鬼の存在を知っているからと言って、敵意のない一般人数人までなら誤差範囲って思っていますけどね。そこらへんつきつめていくとヒースもそうだし。
ST : そうなんですよね。積極的に広めたりバレるのを気にしないような行為はNGだろうけど、敵意のない一般人がぽつぽつと知っているくらいならば、周囲に広めようとしても信じられはすまいでしょうし、誤差範囲になるのではないかな。
アマランタ : 「話し合うもなにも、ほとんど答えは一つではないかしら……?」 ゆっくり首をかしげる。 個人的な各種交渉を除いては、口をつぐんでいなさい、というほかないのではないかな
フィオナ : 「まあ、そう焦ることもあるまい。公子閣下からは判断はこちらに任せるとのお言葉をいただいている」
アマランタ : アマランタとしては、以前RPした通り、アマランタは二ールに従者化を提案(二ールに拒否権あり)するのみで、他は基本的に干渉しません。
フィオナ : 「すでに分かっていると思うが、私とほかの何人かは、いわゆる普通の人間ではない。普通でない以上、その存在を知られることはあまり好ましいことではないというわけだ」
ヴィクター : (従者かあ…………ルーディアとか都合良さそうだけど、そうしたらクラウディアに殺されるんだろうなあ) とおててにぎる二人を見ながら。
フィオナ : 「よって、それを知ってしまった者たちにはこのことを黙っていてもらいたいと考えている。ここまでは理解してもらえるだろうか?」 と、一応、人間たちに秘密を公言して回らないよう釘を刺しておきます。
エルヴィン : エルヴィンとしてはあんまり、NPCの日常をかき乱そうという気持ちはないんだよなぁ……強いて言えば、バンビーナちゃんがこのままだと鉄砲玉にされそうだから、それは回避してあげたいなぁ。くらい。
クラウディア : ルーディア絶対死守。
アマランタ : しってた。 <絶対死守
ヴィクター : 知ってた~。
クラウディア : ニクラウスは中の人の好みであることを重ねて主張しますが、クラウディアからのアクションは特にありません。
ニクラウス : 「えっ、ええ。は、話したら許さんぞ、忘れろってやつですよね……?」
クォート : 「ま、話したところで怪談話のタネがオチだろうけどねぇ」
フィオナ : 「よほどのことをしない限りは大丈夫だ。しかし、話さないに越したことはないだろうな」 とニクラウスさんに答えます。
アマランタ : 「さもないと墓場の方から歩いてやってくるかも」 はんなり笑って肩をすくめる。
リック : 「あんまり脅しちゃ可哀想ですよう」
ヴィクター : 「話したらオレが食ってやるよ……へっへっへ」
ルーディア : 「……黙っていれば、それで良い?」 不意に、ルーディアが声を出す。少しだけ強い声は、言外に、忘れることはできない、という意図を含んでいる。
アマランタ : (ちらりと横目でクラウディアを眺める)
ニクラウス : 「ひょえっ、話しません! 忘れます!」 ニクラウスが近くの木に抱き着いた。
クラウディア : 「……ええ。私達を脅かさなければ、私達もあなたたちを、脅かさない」
ST : クラウディアさんの発言にルーディアは、そう、と少し複雑そうな、でもどこか安堵したような顔で頷く。
バンビーナ : 「まあ怖かったし、わざわざ話す気起きないなー……」
リック : そんなニクラウスさんににこにこ近づいていって そういえばお勤め先は何処ですか? とか先行名刺入力しつつ聞く。
ニクラウス : 「へっ?」 目を白黒させる。
アマランタ : 突然医者の交流を始めるのはやめるんだりっくん。(じわじわ)
アルカージ― : 「へ? ニコ兄になんか用事? 普通こういうのってもう会うことはないだろうってなんないの?」
ニクラウス : 「僕もてっきりそんな展開かと……」
リック : 「え? 僕ふつうに現役ERなので、会おうと思えばサクッと会えますよ」
アルカージ― : 「それはそれこれはこれってやつ?」
クラウディア : ニクラウス「ぼくはこの医者に逆らえない、弱みを握られている」
リック : 「はい。種族? の違いはまあ別として、おつきあいがあって悪いとは、僕は思いませんし……」
ニクラウス : 「そんなものなんですね……、あ、ええと僕は」 リックさんのお勤め先とは少し離れた、とはいえそんなに遠くない中規模な病院の名が挙がりますね。そこの呼吸器科医としているとのこと。
アマランタ : >>>わりと近所<<<
ST : >>せやで<<
フィオナ : ルーディアさんの様子やニクラウスさんたちの会話を見つつ 「忘れることができない、あるいは、戻るべき場所がないという者もいるだろう。そういう者は我らに保護を求めることもできる」 と付け加えておきます。
クラウディア : フィオナさんの発言を聞いてもう一回ルーディアの方を伺う。決めるのは本人であってほしいのと、この手を放したくないのと。
ST : そしてニールは、そんな皆のやりとりを静かに、少し迷いを残した眼で見ている。
アマランタ : 「いい恋がした~~~~い♥」 っていうのと同じ発音で 「いい従僕が欲し~~~~い」 とボヤくアマランタが頭に浮かぶのをどうにかしたい。
リック : 「ああ、ここ僕の大学時代の友人が勤めてるんですよー! 偶然だなあー!」 にこにこ。そんな平穏な会話の最後に、困ったことがあれば頼ってくださいね、と加える。超常に悩まされる事がなければ良いが。
ST : ニクラウスはまだちょっと目を白黒させながら、は、はい、とうなずく。
アルカージ― : 「やったねニコ兄、友人増えたじゃん」 とか言いながら、ニクラウスの勤め先を手帳にささっと記載している。押しかける気のようだ。
リック : 「アルカージーさんは何処にお住まいなんですか? またニクラウスさんをつつける距離だと良いですね」
「勤め先はやめてあげてください(迫真) 押しかけるならせめて自宅に、ね?」
アルカージ― : 「んー、ちょっと遠いんだよねん。でも行けない距離じゃないよ」 版図の隅の方ですが、ぎりぎり版図内くらいですね。
「え、病院はだめ? じゃあニコ兄家教えてー」
ニクラウス : 「うわっ」 アルカージーにとびかかられた。ぴょいん。
リック : 「激務ですし、何より患者さんのことを考えると勤め先はおすすめできませんねー」
アルカージ― : 「んー、なるほどなあー」
リック : 「僕もお伺いしたいですねー」 悪ノリモード。
ST : そんなリックさんたちの様子を見て、バンビーナが警戒しつつちょっとずつ近づいてきている。
バンビーナ : 「んー…… 今はしょうきにもどったってやつ?」
クラウディア : それは正気に戻ってないやつやで!(笑)
リック : いい従僕を手に入れるのです。
エルヴィン : 正気に戻ったからといって、良心が高い訳ではないのだ……。
リック : そう! 良心1!!
フィオナ : 正気に戻った。(良心的とは言っていない)
ヴィクター : 良心なんてないんや……。
リック : 「ええ、」 先程までの行いを思い起こし、一瞬あっ……という顔をする。 「そのう、さきほどは大変な失礼を……」
アマランタ : 「心配なら間に入っていてあげてもいいわよ」
バンビーナ : 「んんん、正直今もちょっと怖い、けどさ、でも正気に戻ったんだよね? だよね?」 だいじょうぶ? だいじょばない? って木の陰からチラチラしている。
リック : 「さきほどのような無体、普段はやる度胸なんてありませんからね!?」 おろろろ……。 バンビーナの視線におろおろするポーズをとってこちらはニクラウスさんの影からちらちら。
バンビーナ : 「そういう奴に限って実はすごかったりするんだってば、まあああいうのもいるけど」 アルカージーとじゃれるニクラウスを見ながら。
ST : 互いにチラチラする不思議な図になっている。
リック : アマランタさんが間に入ってくれるらしいのでサッとアマランタさんの背中側に身を隠した。若干バンビーナとの距離が詰まった。
アマランタ : 「…………貴方たち気が合うわね」 リックとバンビーナをそれぞれ見やって嘆息。 「気になるなら出て来なさいな、バンビーナ」
りっくんは大人なので言葉ではフォローしません。大人でしょう?
リック : ええ、大人です。わざとですし。
アマランタ : (スッ) バンビーナ側へ三歩進んだ。
リック : ススス。
バンビーナ : 「にゃう」 ぴょいんと出てきた。 「そりゃ気にはなる、なるよ! こっちだけ怖がったままなんて癪だしさ……」
アマランタ : (スッ) 両者の間から一気に離れる あとは若い者同士でなかよくなさい
リック : バンビーナさんが出てきたのでこっちもアマランタさんの影から出てきた。 あまらんたさんそんなぁ~!
ST : バンビーナはぐいっと背筋を伸ばしてリックさんを見上げている。
リック : すっと屈んで目をあわせた。
バンビーナ : 「うっ。 ……なあ、あー、ええと。うん、怖くない。怖くない。怖がってなんかないからね!」
リック : 「……、……はい! そうですね。あんなことがあったのにこんなふうに話せる貴女は、とても勇敢なおひとです」
バンビーナ : 「ん、うん! ああ、えっと、……、たぶん、会えて、よかった。もう会わないだろうけど、ありがと」 ぐっとあなたを見上げながら、どうにか話しきる。
リック : はい、と名刺を握らせた。
バンビーナ : 嬉しそうに、宝物を手に取るように彼女はそれを仕舞い込む。
リック : 「会おう、と思ってくださったら、いらしてくださいね」 しれっと撫でた。
エルヴィン : そんなバンビーナちゃんや、アルカージ-たちと距離をおいて見ているよ。
(友達になりたいっていったら、迷惑かけちゃうよね……吸血鬼だもんね……がまんがまん)
リックさんより夜を長く生きてるから……こういう時はじっと見ているのだ。
バンビーナ : 「うん……、ありがと。もし、会いに行くことができたら、行くかも」
リック : 「バンビーナさん怪我多そうなので会いそうな気もしますけどねー」 ははーと笑いつつ、兄さんに気付いて手招きムーヴ。
エルヴィン : 「!?」 りっくんの手招きに気付いて、ちたちた。おそるおそる近寄ってきますよ。
アルカージ― : 「お、気になる視線もう一つ発見ー。アルカージー探検隊の一員がこっちをみてるぞー」 ぴょいんっとエルヴィンくんに駆け寄ってくるよ。
リック : 「友人は多いに越したことはありませんよ! 特に知っていながら怖じないひとはね」
エルヴィン : ぴぃ! バレた って顔をして……照れたように顔を覆ってます。
「うー……あの、あのね」
一生懸命言葉を選んで……。
「友達に……なってほしいって、図々しい事はいわないから……時々思い出して、気が向いたら遊びにきてね……!」
といいつつ、アルカージ-くん&バンビーナちゃんに、自宅の場所をこっそり教えます。
バンビーナ : 「う、うん。行けたらになっちゃうけど……、行けたら、行く! また、一緒に探検隊しよう!」
アルカージ― : 「アルカージー探検隊再結成だ!」
リック : 「バンビーナさんは行けない距離にいらっしゃるんですか?」 んー、と少し考えてから手をぽん。
「ひとところに集まってお泊り会とかどうでしょう!」
今で言うオフ会であるな。遠方からでもいける。
バンビーナ : 「ああ……、えっとね、遠くはないんだ。家はないけど、そんな遠くないとこの裏通りでだいたい寝てるからさ。遠くはないんだ、けど……」
リック : バンビーナさんのほっぺを挟んでムニッとしよう。
「夜しか歩けなくなったのは、つい先日のことですが。僕はもう陽にあこがれを抱いています。もし戻れるのなら、と」
「バンビーナさんにとって、今がその分岐点じゃないでしょうか──なんて、お節介ですかね?」
その気になれば堂々と表通りを歩かせてあげることも不可能はないよね! ねっ兄さん!!
エルヴィン : ほっぺムニムニしているりっくんと、バンビーナちゃんを横目に、その思いをくんだように黙って頷いた。おかねなら あるぞ!(?)
バンビーナ : 「えっ? え?」 あわあわしている。
リック : 「バンビーナさんにその気があるのなら、ね? それにほら、アルカージー探検隊再結成のために必要っぽいですし」 遠慮しないでくださいね、と。
バンビーナ : 「えっ、で、でも、そんな。そんなの、みんなにも迷惑がかかるし……、その……、」 バンビーナはあわあわしている。
「あたし、人殺し、だし。鉄砲玉だし……」
リック : 「頼って良いと言う相手がいるうちは、迷惑がどうとか考えなくて宜しいのです」
バンビーナ : 「……」
リック : 「人殺しだとか、鉄砲玉であるとかいう前に、貴女はバンビーナ、でしょう?」
バンビーナ : 「いいの……?」
リック : 「はい。良いんです」
バンビーナ : 「そんなこと、初めて言われた、」 ぐずぐずと彼女は泣き出す。
「いいのなら、一緒に遊びたい。明日も生きてたいし、普通に暮らして、みたい、」
リック : 「よしならば決定です!」 バンビーナさんをこう、抱きかかえてくるくるしたあと兄さんとアルカージーくんにぽーい!
バンビーナ : 「わーっ!」
クラウディア : バンビちゃんかわいいかよ。
リック : ええこや……。
アルカージ― : 「いらっしゃーい!」
エルヴィン : 「わぁー……!」 嬉しそうに手を伸ばしましょう。
バンビーナ : おずおずと、彼女はエルヴィンくんの手を取る。
リック : 「ではどうやら医者の出番のようなので」 アデュー、みたいなポーズをとりつつ、バックでクォートさんの容態を見てるよー。必要ならうちの病院で診るよって言いつつな。
ST : あ、ごめんクラウディアさん、従者化についてルーディアに明言してたっけ? 明言はしてなかったように思うんだけど……。
クラウディア : してないですね。というか、その選択肢はもとよりクラウディアの中にないので提案することはなかったのだ。
いやな事件は忘れて穏やかに暮らしておくれ…(でも離したくないよぉジタバタ)っていう状態
ST : なるほど。では、ルーディアの方を伺っているのは 「庇護を求めることもできる」 にかかっているのかな?
クラウディア : そうです! 吸血鬼を頼って暮らすか、完全に吸血鬼のことを忘れて生きるか、みたいな!
ST : 了解! ありがとう!
リック : クラウディアちゃんのもとで幸せにくらすルーディアちゃんまだ?
ヴィクター : 3人で仲良く百合百合して暮らすんだ……。
クラウディア : まだあわてるような時間じゃない。(画像略)
ST : さて、ルーディアですが……クラウディアさん。ルーディアは、あなたの顔を静かに見ている。あなたの視線の意図を、明言する言葉を欲しているのだ、とわかってもよい。
クラウディア : 「……ルーディア、もう、悪い夢は終わったのよ」
ST : 一応、「一緒に来てほしい」的なことを表で言葉にしてほしいかな。その意図であれば。婉曲でもいいから。 >クラウディアさん
クラウディア : きてほしいとはいわないよ!
ST : いわないか了解!
クラウディア : 来たいというのなら拒まないけど、意思を誘導する発言は今までしてなかったと思うし、しないよ!
ST : わかった!
クラウディア : 「夜が明けたら、あなたは、自分で進む道を決めないといけないの……」
「……ひとりで、生きていける?」
ルーディア : 「難しい、かもしれない。でも、見つけないと」 兄さんと、ジェイのために。そう、ぽつりと落とされた言葉から、彼女の生の目的が、変わっていないのだと知れる。
クラウディア : 「……困ったら、ここを頼って」 メモに自宅の住所書いてですね、なんか妹とお揃いのアクセサリーとかあるかな。一緒に渡します。
「私のことは話さないでほしい、けど。見せたら、わかると思う……
ルーディア : 彼女はアクセサリーの形を手でたどって、大事そうにしまいこむ。住所は……彼女が少し困ったような視線をどこかへ投げかけたところに、クォートがひょいっとその紙を取り上げる。
クォート : 「~~~、~~、~~~、 だとさ」
アマランタ : く、クォート! いきていたのか。(しんでない)
クラウディア : 勝手に殺すのをやめなさい!
アマランタ : なんかね……気持ちの中ではめっちゃ重傷を負って壁に背を預けて崩れ落ちた、くらいのイメージでしたね。( ˘ω˘)
リック : 失血多量で廊下にゴロンしてたけど生きているわ! でもなぜ今立っているの!
アマランタ : まさかおまえ……體血を使える存在……。(違います)
ST : ルーディアは驚いたような顔でクォートを見上げて、紙を取り戻そうと手を伸ばす。
クラウディア : 「……ありがとう、ございます」
クォート : 「へいへい、おじさんまだこの調子だから手荒なことはやめてくれ。ああ、いいってことよ」 木にどうにかよりかかって、ずりずりずり。そのまままた崩れ落ちていく。
フィオナ : 「誰か、適当な布を持っていないか? 上着でも何でもいい」 とクォートさんのほうを見ながら言います
ヴィクター : 「無理すんなよおっさん」 肩ぽんです。
クォート : 「人には無理したい時ってのがあんのさ……」 寝ころんだままサムズアップする。
ST : 布、というかニクラウスが上着を差し出します。
アマランタ : いじってごめん! ごめんよクォート……! PL的にはクォートに適切な看護を与えてやりたいとは思っているんだ……! (ぢっとてを見る)(吸血鬼)
エルヴィン : クォートが親指を立てながら沈んでいった……!
ヴィクター : 惜しいやつをなくした。(死んでない)
クラウディア : いいやつだったよ。
フィオナ : (この男は誰かが送ってやらねば途中で倒れかねんな) と思いつつ、ニクラウスさんから上着を受け取り、クォートさんに掛けてあげます。
ST : そんな様子を、ニールは静かに見ている。ただ沈黙のうちに、深く、深く考え込むように。そして、アマランタさん。彼はひとつ靴音を響かせて、あなたのもとへ歩んで来る。
ニール : そして、 「宜しくお願いします」 と、あなたに向かって一礼した。 ……それが、彼の返答である。
アマランタ : 「……決めたのね?」
ニール : 「ええ。 ……空白をこそ、いつかは愛せるのかもしれない。ただ、その前に」
アマランタ : おお……この流れは来ないかと思っていた……。(二ールは普通の生活に戻ろうとするのではと思っていた)
クラウディア : ニール……良い。
リック : 女吸血鬼と執事…… 良い。
クラウディア : 主人がいないと生きていけないタイプの人間だ……良さしかない……。
ニール : 「この夜に得た、この繋がりをこそ愛したいと思ったのも、私の願いなのでしょう」 そして、彼はほんの一瞬にだけ、僅かに笑みを浮かべた。
アマランタ : 「愛。吸血鬼の主を失うなんて、稀有な経験を越えた割に、随分と陳腐な言葉を使うのね」 苦笑というには随分したたかな笑み方をして。
「でもいいわ--今夜はきっとそういう夜なのね。だから、貴方には後で返しましょう」
だって、笑う口元から覗くのは牙であり、「--貴方には、既に貰っていたものね?」
ST : ニールは、あなたの牙を見つめて…静かに頷いた。
クラウディア : ン~~~~~~良い~~~~~~~~
アマランタ : 二ールありがとっしたーーーーー。
リック : アマランタさんの言動ひとつひとつにフフッとなるわ。
ST : セレナはそんな彼を少し不安そうに見やって、それから、リックさんに向けて歩いていく。
そしてそんなニールの姿を何度か振り返りながら、あの、とリックさんに呼びかける。
リック : 「はい」 そう言って彼女に振り返る。
セレナ : 「あのっ、……家の掃除、がんばります。よろしく、お願いしても、いいんでしょうか」
リック : ぱあっと顔を綻ばせて、彼女との距離をつついと詰める。 「僕からよろしくとお願いしたのです、お受けして頂けるとは……とても嬉しいです」
セレナ : 「あの……、よろしく、お願いします!」 そう、彼女は元気よく礼をする。
クラウディア : りっくんがどんどん攻略していく。
アマランタ : りっくんのソーシャルスキルがカンストした回 #いろいろな回
クラウディア : 色々な回botかな? ……既視感があると思ったらコレ実質ペルソナ4じゃない??
アマランタ : うむ。
リック : 「いやあ、ファミリー向けの大きな物件が下手な独り身用の家より安くて……多分地価の問題なんでしょうけど」「広すぎる家というのは案外と寂しさを煽るものでして……けれど、これからは大丈夫ですね」 礼をした彼女の手をとって、いたずらっぽく指先にキスをした。
ST : セレナはぽわっと彼女は顔を赤く染めた。
リック : アイリさんも一緒に来てくださいますよね? みたいな視線をしれっとアイリにも投げた。
アイリ : 「へ?」 って視線を投げられて不思議そうな顔をした。直後、その意味に気がついてあわあわしはじめた。
ST : NPC女性陣があわあわする回だな今回は。
リック : なんだこれ……?
アマランタ : これがりっくんの特化交渉火力!
リック : 交渉なら任せろ!(バリバリィ)
クラウディア : りっくんが全員攻略するタイプのゲーム。
リック : 「最初に交わした言葉を、守ろうとしてくださった貴女のことを、僕は信頼しているのです」 いけませんか?とすこし目を細めてわらって、首をかしげる。
アイリ : 「えー、ああ、ううん…… 街の中って、どうにも過ごしにくいんだけど、さあ」「ええい、分かった! 行く!」
リック : 「わあー!ありがとうございます!」 いかにも無垢そうな笑顔で彼女に親愛のハグをした。
アイリ : ううー、と顔を真っ赤にしている。
フィオナ : (リック……此奴、アイリに何かしたな)
ST : 全員察知はついてると思うけど、アイリは物理的に(下ネタじゃないよ)既に攻略されてるからね……。
ヴィクター : りっくんを敵に回してはいけない。
リック : 2点の血の契りがあるからね。
クラウディア : 性的な意味ではない。
ST : それが無かったら彼女は森に姿を消していましたな。ギャンレルの中でも野生系なので。
アマランタ : うむ……。
ST : ネコ飼うつもりで頑張って。 >リックさん
アマランタ : 狼が番犬に……? いや、山猫が猫になっていた。
エルヴィン : 家にかえるとトイレットペーパーをびりびりに破いているアイリさん?
ST : わりと猫科のイメージあります、アイリ。壁で爪とぎされるかも。
リック : とっちらかしても良い狭めの部屋を用意してあげよう……。爪研ぎは、セレナさんが修繕してくれるので大丈夫です。
フィオナ : 「クォート、貴殿はどうする?」 一応、まだ今後が決まってない人にも声をかけておきます。
クォート : 「ん? ああ。あっちの病院で診てもらうさ、その後は適当にやるよ」
リック : あっちの病院(サムズアップ)
フィオナ : 「わかった。無事に暮らせ。もう、こんな厄介ごとに関わることがないといいな」 とクォートさんに言います
クォート : 「ああ、全くだ。今度こそおっさんは平穏に暮らしたいね」 と、フィオナさんに返す。
ST : さて、これ以降ですが…やり残したことやRPがなければシーンを切ります。
クラウディア : OKです。言葉はもういらない……。
アマランタ : そういえば……ルーディアと少しだけお話をしたいというか一方的に渡しておきたいものが。
ST : お、了解です。
アマランタ : 二ールの礼を受けた後、クラウディアちゃんとのやりとりがひと段落したところを見計らって、足音を少しだけ響かせながらルーディアに声をかけるよ。
ルーディア : 「?」 足音と影に気づいて彼女は振り向く。
クラウディア : 「アマランタさんよ」
アマランタ : 「実はね? 貴方に返さなくてはならないものがあるの」 許しを得たら、その手に一本の万年筆を握らせる。保険として、召喚の触媒に"借りた"ものなのだけれど。 「……彼は、最後まで貴方を慈しんでいたわ、ルーディア」
ST : 彼女はそれに手を触れて、撫でて…… 驚いたように目を開く。
ルーディア : 「ジェイ……」
アマランタ : 実際のところ、ジェイから有効な助言を引き出していたかというと、そうでもないような気がするのだけれど、今夜はそういう夜なので、ならばこれはあるべきところに帰るべきだろう、と。
ルーディア : こく、とうなずいて、彼女はそれを手に抱く。そして、思い出すように静かに目を閉じて、開いた。
クラウディア : そんなルーディアちゃんを撫でながら 「……貴方は、独りじゃないわ」 とだけ声をかけようかな!
アマランタ : 「お話はそれだけ。貴方の銀の弾丸になるといいわね」 目の見えない彼女には、それは使えないのだろうけれど。そういうものなのだろう、と。
そして彼女に背を向ける。 アマランタからは以上です。
ルーディア : 彼女はわずかな涙声で、小さく、ありがとう、と呟いた。
アマランタ : 万年筆かえそうと思って忘れるところだった(だいなし
フィオナ : では最後に 「我らは、人間という羊の群れを守る牧者でなければならない」
アマランタ : 夜の牧人イイヨイイヨーーーーーー。
クラウディア : 今日もフィオナさんがイケメン。
フィオナ : 「牧者である我らは自らを律し、常に自制して行動するべきだ。人間に危害を加えるべきではないし、彼らが我らの領分を侵犯しない限り、その自由意思を剝奪するべきでもない」 と、人間に対してふさわしくない行動をしないよう促しておきます。
「ましてや、友誼を結んだ相手にはいっそうの敬意をもって接するべきであろう。そのことを決して忘れないように」
と、公子の意を汲んだ発言を最後に述べておきます。すいません。以上です。
ST : では、これに対する皆の返答があってシーンカットということになるかな。
アマランタ : 人間性の高い人の発言だ……。(しみじみ)
ヴィクター : フィオナさんの言葉格好良い……。
ST : 高潔かつ、「血族」としての立ち位置を持ってる人の発言ですよなぁ。よいコントラストだ。
リック : 人間性というか良心が高い高い……。
クラウディア : 「誓います。今度こそ、この夜で……生きるために」
アマランタ : 「……ええ。良き羊飼いとして」 もしかしたら、誰かは僅かな冷笑を拾ったかもしれなかったけれど、ゆっくりといかにも穏便な様子で笑った筈である。だって、(どんな時も仮面をつけて踊ることこそが吸血鬼の一つの本質なのだものね)
エルヴィン : 「だいじょうぶ、友達だもん護るよ!」 その目はアルカージーくんとバンビーナちゃんの方を向いていた。
ヴィクター : 「ま、適当にやるさ」
リック : 「良き牧者であろうと勤めましょう」 アマランタが浮かべる笑みを見ては僅かに口端をあげ──間違いなく穏やかな微笑みを青年は浮かべて。(ただ、アベルのようになるのは御免ですけれどね)
ST : さて、街に戻ってからのエピローグとかをやりたいという方がいなければ、今話はこれで終了となります。いかがでしょうか? >総員
リック : あ、ちょっとやりたいです。兄さんにも登場してほしかったり。
ST : では、ひとまずリックさんとこから始めようかな。
【エピローグ】
一ヵ月後──。
リック : セレナさんにスーパーへのお使いを頼むのも慣れてきた頃合い。
バンビーナさんには裏社会から足を洗えるだけの金銭も援助も与えたことでしょう。
もしも雨風を凌ぐ場所がないというのなら、きっとリックは彼女に部屋のひとつを与えたことでしょう。
ST : セレナはあなたの家で動くのに慣れてきた頃合いであり、バンビーナは無事に生き延びて時折顔を出すだろう。銃を手にしていた彼女の手は、スクールの宿題とペンを手にするようになっている。
リック : (よかった……学校行かせてあげたかったんだ……)
ST : スクールに通ったことのなかった彼女の勉強は遅れているかもしれないが、この摩天楼の都市のこと、そういう生徒も全く珍しくはない。
リック : 様々な事柄の合間を縫って、きっと彼女に勉学を教えているのではないかな。
ST : なるほど。では彼女は少しずつ分かるようになっていく物事に達成感を覚えつつ。貴方に勉学を教わっているでしょう。
リック : そんなふうに落ち着いてきた頃合いに、自身の兄であるエルヴィン、バンビーナ、アルカージーを自宅に招いた。なお、ニクラウスにも当然のように招待状を送った様子。
エルヴィン : 夕暮れもすぎ、日の光が落ちた頃、真っ先にリックさんの家へ向かいます。 「わぁ……みんな、もう、来てる?」
ST : アルカージーが、ニクラウスの手を引いて飛び込んでくる。バンビーナもその場にいる。
アルカージ- : 「ニコ兄おそーい」
ニクラウス : 「うわったった、し、失礼します」
リック : 「兄さんのほうが一足早かったですよ」
バンビーナ : 「いらっしゃーい」
クラウディア : こんなに人を集めて……食うのかな???
リック : 最後の最後に食うって選択肢はないかなあ!?
クラウディア : えっちがうの?(?)
リック : ヒースと先日共有したばかりのメニューを、セレナと共に厨房に立って作ったのであろう、いい匂いがする。レートシュレックはどうしたのかって? オール電化だよ。
バンビーナ : 「いい匂い……」
アルカージ- : 「うわ、うまそうなにおいがする」
エルヴィン : 「そっか……これが、 【いいにおい】 なんだね、うん!」 自分が食べられなくても、皆で共有できるのが嬉しいエルヴィン。
リック : 兄さんは食べられなくても、目に楽しいように盛り付けを頑張りました!
ST : ニクラウスはあの夜のことを思い出しているのか、厨房のほうとリックさんの顔を交互にきょろきょろ見ている。
アマランタ : なんかまぜてない???? だいじょうぶよね???? 具体的に言うと血液とか混ぜてないよね?????
ST : 具体的だ!
クラウディア : 鉄の味がするよ~りっくん~~。
ヴィクター : ひええ~。
リック : ぐたいてき。(笑)
アマランタ : これに一瞬黒りっくんをみちゃったんだよ! < リック : 最後の最後に食うって選択肢はないかなあ!?
クラウディア : 食わないっていうならそっちだよね……。
リック : 料理に混ぜても、加熱したらあんまり意味がなさそうな……?
ST : 加熱したら普通に変質しちゃいそうよね。 >血族の血
フィオナ : 血のソーセージ的な風味になりそうですね、加熱したら。
ST : 血族の血のソーセージ…… シュールだなあ……。
リック : 冷製トマトスープやオムライスにかけるトマトケチャップに混入すればいけなくもないか……?
ヴィクター : 味でわかっちゃうよぉ……。
アマランタ : 異物混入、ダメ、絶対。
リック : そんなに警戒しなくとも、と、手招きをしている。暖かな食事と、元気な子どもたちと、あの夜と違うのは、そこに裏のない笑顔があることと、窓の外に数多の人の営みが見えることか。
ニクラウス : 「ああ、いえ、なんだか不思議な感じだな、と思ってしまって」 わーい! と駆け出す子供たちの後ろからやってくる。
リック : 「いやあ、まあ、僕自身も何をやっているんだろうと、ちょっとは思っているのですけれども」
着ていたエプロンの結び目を解いて、するりとそれを脱ぎ、畳みながら、表情を綻ばせる兄や子供達を眺めている。
ST : 子供たちはさっさと食卓につき、ニクラウスもそれに従う。
エルヴィン : 席に着いた皆を見て、自分も食卓へ向かいましょう。食べられなくても一緒に居たい!
リック : 「自分に無いものを他者に見て、得たような気になろうとしている……のかもしれませんねえ」 そんなふうにひとりごちて、食卓を囲んで、夕食を取り終えたなら少し皆で遊んで、ひょっとしたらお泊り会なんてするのかもしれない。
ST : 快活な声が室内に満ちる。それは、あなたが運命を負わねば、あるいはあったかもしれない団欒の再現。
リック : そう。あの館で予感した通り、自身は間違いなく 『敗北』 したのだ──ならば、今度こそ縫い目が綻ばぬようにしましょう。
感情の模倣を、上手な取り繕い方を、今一度。
青年はそう考えをまとめたが、その瞳に映した皆の笑顔を見てふと微笑んだ自分に気がつけば、やはり。
『自分は敗北したのだろう』……と、彼は自身へ向けて呆れたように眉を下げて笑った。
ST : さて、カットOKであれば宣言をください。>リックさん
リック : カットしたってください!
ST : シーンカット。エルヴィンくんはほかにやりたいシーンはないかな?
エルヴィン : エルヴィンは特にありません~。皆幸せそうでよかった!
リック : ということで、最序盤に張っていた意志力の布石を回収しました。
ST : では、今話は以上! 皆様、長くなりましたが、お付き合いありがとうございました!
クラウディア : おつかれさまでした!!
リック : ありがとうございましたー!!
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