>> 第九回 / 兄弟愛
夜の闇が深まる。
それと同時に、屋敷が孕む闇もまた僅かずつだが姿を現す。
その先にあるのは光か。
それとも、もっと暗い闇か……。
夕暮れと闇夜をおっかなびっくり渡り歩く子羊たちは、未だわからぬままに広大な館を彷徨っていた。
フィオナ : こんばんは。
エルヴィン : こんばんは~。うわーーーーーーーーーー猫がびっっしょびしょでかえってきたーーーーーーーーーーー!
ヴィクター : 拭いてあげてーー!!
リック : 猫がびみょうににおうパターンだーー!!
アマランタ : ニャーーン。
フィオナ : 雨ですか。猫も大変ですね。
エルヴィン : 何とか猫をふくミッションを達成しましたサーセン!
アマランタ : ファァサァ。
リック : みっしょんこんぷりーと!
エルヴィン : びみょうに濡れた鳥のにおいがする……。
アマランタ : 鳥の匂いなんですか? 偏見なんですけど、猫飼いの人は猫の指の間の匂い嗅いで 「くちゃい!」 って笑顔で転げまわってるし、鳥クラスタは……なぜか口に入れてる……そういう印象。
エルヴィン : インコ飼いは絶対インコ口に入れてるからね。(真顔)
ST : さてさて、そろそろ始めましょうか。
【応接室にて】
ST : さて、始める前にまずは現状をまとめましょう。
フィオナ、クラウディア → 食堂
セレナ → 台所
エルヴィン、リック、アイリ、ルーディア → 応接室
アマランタ → 使用人室
ニール → 洗濯
ヴィクター → 浴槽(ビバノンノン)
ST : というところでしたね。
さて……。
では、夕食時になる前の最後のターン、参ります。
これが終わったら食堂で全員集結という流れになることを予告しておきましょう。
クラウディア : ビバノンノン♪
アマランタ : ふむふむ、あと一行動くらいかあ……アマランタ・クラウディアちゃん・ヴィクターさんの三人は、そろそろブラッド補充しておきたいですね。
ST : エルヴィンくん、リックさん。あなたがたは応接室で、少女の目覚めを待っている格好となる。
アイリは手持ち無沙汰に応接室の扉を眺めていて、ときおり心配そうに少女へ視線をやる。
魘されるでもなく、少女はただ静かに目を閉じている。
上階からは人が往来するような、そんな物音の気配が、ときおりする。
アイリ : 「なあ」 アイリは静かにあなた方の方を振り向いて、投げかけるようにひとこと言った。
リック : 椅子に腰掛け、少女へ遣っていた視線を、声の主へゆるりと向ける。
アマランタ : あ、アイリの立ち絵、今まで気づいてなかったけど、胸に変わったほくろ? があるのかな?
エルヴィン : 栄養が足りなくてあばらがういちゃ(アイリさんに検閲削除されました
リック : そう、それあばr(検閲削除
アイリ : 「もし、さ。……そんなつもりはないけど、もし、もしもの話だ。どうにもならなくなって、最後の一人になるしかないってなったら、あんたらはやるのか?」
それは最初に出会ったときの威勢と異なり、少しばかり弱気そうな声だった。
リック : 「あらゆる策を講じた上で、不可能だった場合、ですか。……そうですね……」
そうはならない、そうはさせやしないさ、ある種の自信の篭った笑みのまま、彼女へ返す言葉を舌の上で転がし、選ぶ。
エルヴィン : 「もちろん、やるに決まってるでしょ?」
含みある笑いを浮かべて、エルヴィンは彼女を見据える。
そして唇を舐めたあと。
「……最後の一人になって抵抗できなくなる前に、首謀者を引きずり出して『やる』んだ。ね、面白そうでしょ!」
そんな会話に割り込むように登場! 今まで小さかったから見えていなかったかもしれないので、思いっきり背伸びをして……コケた。
リック : おこしてあげようね。
エルヴィン : (いててー)(むくり)
リック : 「……まあ、そんな感じですよ」 エルヴィンの言葉に同意するような形で、紡ぐ。
ヴィクター : 兄弟可愛いつらい……。
フィオナ : ちぐはぐに見えて、意外と合ってますよね、この二人。
アマランタ : えるえる兄さんと一緒の時はりっくんの良心が高く見える。りっくんの人間性はきっとここにあるのだ……。
フィオナ : なるほど……。
リック : (言おうとした答えは別だったなどと)(そっと笑みに隠す)
アマランタ : りっくんに<心理学>でダイス振りたい。 #システム違い
ヴィクター : えるえるくんよ……。
エルヴィン : (りっくんが生き残るならそれでもいいのさ……)
リック : (冷笑家だよ彼は)(そして自分の能力は熟知しているから)(生き残れないってわかってるだけだよ!)
アマランタ : ふふっ この兄弟のすれ違い。ごちそうさまです。
リック : アマランタさんがご飯(?)にありついている!
アマランタ : きょうだいもぐもぐ。
アイリ : 不思議と息が合って見える二人に、ぷっとひとつ笑う。
「威勢がいいこと言うじゃないか。エルヴィン、だっけ? 気が合いそうだ」
そうやって、獣のそれに似た笑みを浮かべる。
弱気はまだすこしばかりそこにあるものの、それは確かに笑みであって。
エルヴィン : 「ありがとう、アイリさん。ボクもね、強気に振る舞ってるけど、たまに弱いところを見せてくれる可愛い女性は美しいと思うよ」(にっこり) どこまで本気か、からかうように。
アイリ : 「ふうん、あんたらなんだか似てるな。女たらしな所までだ」 そうやって笑う彼女。
リック : 「それは心外です」
アイリ : 「へえ。よく言うじゃないか、あんな……」
リック : アイリにはふたりだけのヒミツにしましょうよ、とでも言いたげに目を細めて微笑み、首を傾げておこうね。
アイリ : その微笑みには、ちょっと顔を赤くしてぷいっと返す。
エルヴィン : 「あはは、そりゃどうも……あぁ、やっとアイリさんの最初会った時見た、威勢のいい笑顔になったようで安心したよー」 くすくす笑いながら。
「そういえば」
と話しをかえる。
「外に出ちゃいけないって言うセレナさんの話だけど……あれ、どうやら本気みたいだ。この外を包む森には、狼憑き……ワーウルフが、潜んでいるって」
声を潜めて。フィオナさんから伝えられたワーウルフ知識をアレコレと二人にも伝えておきましょう。
アイリ : 直後のエルヴィンくんの言葉に目をまるくする。 「狼憑き、だあ?」
リック : 「ワーウルフ、ですか……」 さてでは我々はどうやってこの場所にやってきたのやら? 謎は深まるばかりだなあ。
アイリ : 「正気の沙汰じゃない。なんで、そんな所に連れてこられ……じゃないな。そうじゃなくて」
「なんで、そんな所に、血族が出るんだよ」
その血族、というのがあなたがたを指すのでも、彼女を指すのでもないことを示す口ぶりだ。
リック : はて、誰の事を示しているのか。外に出て行ったあの青年か、はたまた最初に出会った得体のしれないモノか。
エルヴィン : 「んー、何かワーウルフより重大な秘密を二人して抱えている気がするーけどー。寂しいなー、なかまはずれ。(いじいじ)
ま、それはともかく。どうして血族(ぼくら)がここに居るのか、それはボクらにもわからないんだよね。
アイリさんも、どうやってここに来たかわからないんでしょ?
誰かを追いかけてきたとか……何かを探してたとか、ここにたどり着いた理由、思い出せないんだよね?」(ふぅ、とため息一つ)
アイリ : 彼女は少し考えて、そして首を振る。
リック : 「生命の危機ほどではありませんよ」 エルヴィンをよいしょっと抱きかかえるとそのままぽすん、と椅子に座って、そのまま頭をなでくりまわして笑う。
エルヴィン : (ぐりぐり)(ぷにー)(ぷくー)(にゃー)
リック : (よーしよしよしよし)
アイリ : 「……なんだかいちいち微笑ましいな、あんたら」
エルヴィン : 「えへー」 照れたように、アイリさんに向けて笑う。自慢のりっくんです!
ひとしきりなで回された後は、
「そういえば、あの女の子はまだ寝てる?」 って女の子の様子を見にいくます。(そろり、そろり)
リック : 「ふふ」 同じく照れたような、満足そうな笑み。自慢の兄です! 女の子の方に意識を向けて、おなじように伺おう。
ST : 良いタイミングです。少女はあなたがたが視線を向けたまさにそのとき、微動だにしなかったのを緩やかに身じろがせて、ゆるやかに目を開く。
リック : 「おや、気が付かれましたか」 驚かせないように、そっと声をかけましょう。
ルーディア : その視線はさだまらない。数度、不思議そうに、寝ぼけたように目を瞬かせる。
エルヴィン : 「あっ……オハヨウゴザイマス!」 とりあえず、挨拶。
「具合はどう? 大丈夫?」
背は同じくらいかな……? エルヴィン的には小さい女の子に背丈は負けたくない所存。(アツ底靴で)
ルーディア : 「…………?」
あなたがたの声を聞いて、不思議そうにそちらへ首を傾ける。
「誰……?」
エルヴィン : 「そういえば、自己紹介がまだだったかな……ぼくは、エルヴィン・エルウッド。あっちのお兄さんが、リックさんで、お姉さんがアイリさん……君は?」
まだ名前聞いてなかったなぁって。
「君は、ニールさんに連れられて屋敷のお客様としてやってきたんだよ……覚えてる?」
リック : 「僕はリック・J・レイン、医者です」 簡潔に伝えましょう。役職って大事。あまり詰めて聞いてしまわないように、質問は兄さんに任せようか。
エルヴィン : (そういえばりっくんお医者さんだった!!!!) とエルヴィンは思っていた。りっくん=りっくんという認識でりっくんの存在はエルヴィンにとって肩書きより大事なのだ! だが世間では肩書きが大事である。
リック : 兄さん!(ひしい)
エルヴィン : りっくーん!(ぷに)
アマランタ : 兄弟がまたいちゃついているわ!
フィオナ : 肩書きって大事ですよね。医者ならばNPCからの信頼度も高いはず。(一方こちらは新興宗教の教祖……)
リック : 新興宗教の教祖じゃなく、聖職者っていえば聞こえはいいはずですよ!!
アマランタ : しかし、兄弟揃ってひとたらしですねぇ。
リック : この兄弟揃うと女心が揺れそう。
ルーディア : 「ルーディア……。リックさん、あなたは、医者なの? わたしは、ジェイと一緒に……」
どこかまだ夢見心地に、ぽつぽつとそう語りながら、空中に手を伸ばす。
「ジェイは……?」
リック : 空中に伸ばされた手をやんわりと取って。 「彼は……覚えて、いらっしゃらない?」
ルーディア : 取った手が、一瞬恐れるようにぴくりと震える。
エルヴィン : すかさず、彼女の傍に向かって……その身体をしっかりと抱き留めて差し上げましょう。
「……無理しなくていいから……辛かったら、今思いっきり吐き出して、思いっきり泣いて」
「ぼくが傍にいるから……」
「悲しいのはぼくが少しだけ、引き受けてあげるから……」
ルーディア : 「…………」 思い出すように一度、目を閉じる。目を閉じて……彼女の手を取ったあなたの手に、弱い力が伝わる。
彼女はぎゅっと目を閉じる。つよく目を閉じ。強張った感触がエルヴィンくん、あなたの腕に伝わる。
「ジェイ……」
リック : 「……だいじな、ひとだったのですね」 弱々しく力を伝えてくる手を、両の掌で包んで。
エルヴィン : 「ガマンしなくていいよ、ガマンなんてしちゃいけないんだ……悲しい時は思いっきり泣いていいんだよ。そうしないと駄目なんだ……そうしないと、貴方の大切な人の思い出が嘘の笑顔で塗り固められてしまうから……」 さらに優しく抱きしめて。頭を優しく撫でてあげよう。
ルーディア : 小さく、子供がむずかるように振られる頭の動きが、エルヴィンくんの手に伝わる。
「ジェイ……」
しばらくしばらく、そのまま時間が過ぎた。
エルヴィン : 彼女の心が落ち着くまで、しっかりと身体を離さないようにして…………。ところで、吸血鬼じゃないですよね? >ルーディアさん
リック : 診察したした!(笑)
アマランタ : ここで輝くえるえるアイ<先覚>?
エルヴィン : えるえるアイ!(りっくんの前では激しく鈍る)
アマランタ : えるえるくんはりっくんのまえでは律くんばかり見ているから……?
リック : 兄さん前! 前!!
エルヴィン : 「えるえるアイ!」(きゅぴーん) 「りっくん今日も格好いい!」(兄バカ) ……ガツンッ!(何かに激突)
リック : 兄さーーん!!!(応急手当)
エルヴィン : (でかいばんそうこ)(ばってん)
アマランタ : 兄バカと弟バカがあわさりさいきょうにみえる……単体だとそれぞれこわい吸血鬼感もあるのに、二人一緒だとほのぼの!
リック : 単体だとわるいかおがにあうのにね……。
エルヴィン : トレアドールの好きそうなタイプの娘さんだから一応確認しておこうかなと思ったけど、診察したのならいいか……。(笑)
「……落ち着いてきた?」
彼女を気遣うように、顔をのぞき込んでみましょう。
ルーディア : こくり、と彼女は小さく、どうにか頷く。
どうして、とあえかな声がどうにかあなたがたの耳に届いた。
エルヴィン : ぎゅっとその手を握って。
「辛くなったらいつでもボクを頼っていいよ。そばにいるし、呼んでくれればすぐに行くから……」
この寄る辺ない様子が、どうしても吸血鬼になりたての自分を思いだしてしまい、他人事に思えない……。
「……どうしたの? 何か……伝えたい事、ある?」
リック : 「もうすぐ、夕食です。食べるような気分ではないかもしれませんが、身体が弱っては心も同じく弱ってしまいますから」
「……心細いでしょう、けれど、僕達は貴女の味方です、だからどうか、頼ってくださいね」
どうして、という声を聞き取ると、その続きを聞き取るべく、耳を傾ける。
ルーディア : どうして、あんなことに、という、あなたがたの耳に届いたのは、凡庸で痛切なつぶやきだった。
エルヴィン : 「……」 しばらくその言葉を噛み締めるように抱いて……。
「ルーディアさんは、どうして……この場所に? 彼に……ジェイさんといっしょに来たの……?」
彼女の様子を伺いながら問いかけます。
ルーディア : こくり、と小さく頷いて。
「ジェイに……彼に手伝ってもらって、兄さんのことで、手がかりを探して……」
そこまで言って、悲しそうに目を伏せる。
エルヴィン : 彼女の頬にそっと手を振れて……。 「兄さん? 貴方とジェイさんは、兄さんを……捜していたのかい? 兄さんに、何が……?」
ルーディア : 彼女の口からすべりでたのは、果たして、「吸血鬼」 という、言葉だった。
エルヴィン : 「吸血鬼…………?」 思いがけない言葉に思わず復唱。
これは 「ボクも吸血鬼をぶち殺しに来たんだぜヒューマン!」 とか言う方がいい世界?
リック : ど、どうだろう!? NPCから吸血鬼って言葉が出るとドキーとしますね。
アマランタ : そもそも彼女はPCたちが吸血鬼を知っていると知ってるんだろうか?
ヴィクター : ヴァンパイアハンターとかいるのかね?
エルヴィン : イギリスにアーカードさんと楽しいヘルシングチームがある?
ルーディア : 焦点のさだまらない眼が、不安げにあなたの方を向く。
「兄さんは吸血鬼に殺された。でも、誰も信じてくれなかった……、ジェイは、ジェイは信じてくれたから、それで」
「それで、手がかりを追いかけて、気づいたらここに来ていて」
「それで……」
その後は、辛そうに口がつぐまれる。
リック : 静かに手をなでましょう。大丈夫、ひとりじゃないですよ。
エルヴィン : 「……信じるよ、ルーディアさん。それならぼくも、君を信じる……きっとここに来たのも、君の探している吸血鬼と関係あるかもしれないから……お兄さんの仇を捜すの、ボクも手伝うよ」
彼女を勇気づけるように笑って……それからまた彼女の頭をよし、よしと撫でて差し上げましょう。
(身長届いてるかな?)
ルーディア : 震える手が、心細げにリックさんの手を握る。
エルヴィンくんの笑顔に向けられた、焦点の合わないその眼は感情に揺れ、奥底には複雑な色が篭る。
彼女はその色を眼に宿したまま、またひとつ頷いた。
エルヴィン : これで吸血鬼バレしてたら 「こいつ吸血鬼なのに何いってやがんだ」 って顔して見ているんだと思うと胸アツだね……。
アマランタ : (笑)
エルヴィン : 「……でも今は、無理しないでね。もう少し休んでるかい? 頼んでホットミルクでも……あぁ、でももうすぐ食事かもね……」 精一杯、彼女に寄り添いましょう……。
ST : さて、彼女に対してすることが他になければ、食事のシーンへ移ろうかと思います。お二人とも、それでよかですか?
エルヴィン : ぼくは特には無いでする! 何か格好いい事をいってスチルを出そうと思ったけど無理だった。ヴィクターさんのようにスチルを出しまくるプレイは難しいな!
アマランタ : えるえるくんももっとスチル出してこ?
ヴィクター : えるえるくんポエム入るところに全部スチルつけてこ?
エルヴィン : それをニコ動で流すと、弾幕みたいに流れてくるんですかポエムがやだー!
アマランタ : コメント職人がきっとついてくれるよ。
ST : さて、では軽く描写を入れてきりますね。
さて、そうしておのおのの時間を過ごしていた皆さんの所に、めいめいとニールとセレナがやってきて、夕食の支度ができたことを告げます。
もちろん入浴中だったヴィクターさんには服も渡してくれました。
残念ながらヴィクターさんの格好に似合う服はなく、寸法こそ合うものの、ニールの服装に似た礼服です。
上階から降りてきたニールは見慣れない顔を連れていました。
それが何ものかは、食堂で明らかになるでしょう。
エルヴィン : ヴィクターさん礼服…………。
ヴィクター : 胸でかくてぱっつんぱっつんになっていないことを願おう……。
アマランタ : 礼服ヴィクターさん。ヴィクターさんたらエア立ち絵が増えたな。
ST : というところで、本日はここまで!
ヴィクター : お疲れ様でした! ありがとうございました!
フィオナ : お疲れ様でした。
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