>> 第八回 / 死霊術






 数刻前まで脈をうち赤い血が流れていた肉体は、今は見る影もない。
 まるで藁作りの人形のように軽く、乾いた肉体を運び、虚空を見つめる二つの穴に彼は、彼女は一体何を求めるのか。
 常であれば物言わぬ躯に縋り、ただ嘆く事しか出来ないのだろう。

 だが、彼女は死術師。
 物言わぬ口に言葉を語らせ、現世をうつさぬ双眸に再び光をもたらすもの。






ST : こんばんはー。


クラウディア : こんばんは! (ドライヤーシュゴー)


ST : さて、皆様準備はOK? ドライヤー中でNG?


クラウディア : ドライヤー中だけど進めて大丈夫だよ!


エルヴィン : 今回はヴィクターさんがんばって男を魅せる時だよぉ!


ヴィクター : vsアマ姉さんとのお食事バトルやでぇえ!


エルヴィン : まずヴィクターさんが気を失わせて、アマランタさんが食べて、その後ヴィクターさんがいたわるふりをして食べる。(食べ尽くす勢いだ!)




 【エンバーミング】




ST : さて──一方、遺体を運ぶと申し出た、ヴィクターさん・アマランタさん。


アマランタ : はい。


ヴィクター : ういす。


ST : あなたがたは廊下を行き、突き当りを右に折れてさらに行くことになる。左に折れていくフィオナさんたちとすれ違うでしょう。


ニール : 「申し訳ありません。お客人方の手を煩わせることとなりまして」 ニールは静かな表情を浮かべたまま、そう言ってお二人を先導します。


ヴィクター : 「いいってことよ。オレは汚れてるからいいが、あんたが持つときれいな服が台無しだ。……ええと…」 名前なんだっけ……?


ニール : 「ニールと申します」 と、一言。



エルヴィン : 程なくして「ニール」という名前も漠然とした「おっぱいがない」カテゴリに入れられてしまうのだろう……。


フィオナ : 食料カテゴリかも……。


アマランタ : ヴィクターさんの中に、性別というカテゴリがあるのか不安になるかんじの? < 「おっぱいがないカテゴリ」


エルヴィン : おっぱいカテゴリと食料カテゴリでやりくりしているヴィクターさんメモリ?


リック : ヴィクターさん16bitの世界で生きてそうなレベルで危うい。


アマランタ : ヴィクターさんin野生。


ヴィクター : あるよ! ヴィクターの頭の中では……。

 おっぱい(女性)> クラウディアアマランタフィオナ、エリカ、アガーテ、セレナ
 ない(女性)>アイリ
 ない(男性)>りっくんえるえるくん、ニール
 野郎(男)>ボブ、パディ


 こんなかんじかな!


アマランタ : 野郎(男)がメンバーの問題で別のカテゴリに見える不思議。


エルヴィン : 野郎カテゴリ、何故なら彼らは特別な存在なのです……。


フィオナ : ボブとパディが別枠になってる。(笑)


クラウディア : 選ばれたのはボブとパディでした。


エルヴィン : 別枠。(意味深)


ヴィクター : 二人はどう見ても男ってわかるでしょう!!



アマランタ : 「いえ、とんでもない。それに、あのお嬢さんの様子を見てしまったら……ね」


ニール : 「ルーディア様には、結果として気の毒なことを致しました。よもや、あのようなことが起きるとは」


ST : お二人は歩くうちに、廊下の上のほうからざわめきを感じるでしょう。さきほどまでは静かなものだった空間に、人の動きを感じる。


ヴィクター : 「ニールな。オレはヴィクター・ブラウン。自己紹介はしてたか?」 ヴィクターのメモリ保存領域は狭い。


アマランタ : ちらっと廊下の上に目をやりましょう。

 「この上はなんだか賑やかなようね。上の部屋は今か何かなのかしら?」
 とそれとなく二ールに階上のことを聴いてみましょう


ニール : 「いえ、まだ正式に伺ってはいなかったでしょう。ヴィクター様、このような場で申し上げるのも何ですが、ようこそ……上階は客室となっております。後でご案内致しましょう」


アマランタ : 「ああ、他のお客さんがおいでなのね……ルーディアさんはこちらに来てから長いのかしら? あんなことがあった直後だから、安心して一緒に過ごせる方がいるのならいいのだけど」


ニール : 「ルーディア様は……いえ、ジェイ様のほかには頼る者はいらっしゃらないようでした。お二人で行動されておりましたので」


ST : さて、使用人室廊下を折れてトイレの前を過ぎたあたりになります。


アマランタ : おっ、使用人室の扉の前は廊下から見通しにくいってわけですね。


ST : 使用人室の反対側には別の廊下があり、その廊下の横にはガラス張りの、中庭のような場所があります。

 ホールに続くほうの廊下からは見通しにくいでしょうね。
 中庭があるほうの廊下からは見えるでしょうが。

 なお、皆さんがいま歩いている廊下の奥にはこれまた装飾を施された窓があるのですが、その窓の向こうが、フェンスに覆われた庭になっているようです。


ヴィクター : でかい屋敷だなぁ……今の間にしっかり見ておこう。


ST : 庭には、石造りのモニュメント? のようなものがかすかに見える。


アマランタ : ほほう、庭かぁ。


ST : なお、中庭とその庭は繋がっているようですね。中庭の入り口とは別に、もうひとつ中庭から外に出るような扉が見えます。


アマランタ : 初めの部屋にあったような、不気味な感じです? それとももっと一般的な感覚のものでしょうか? <モニュメント


ST : この位置からは詳細は分からないものの、石板を立てたような形の……それがいくつか並んで……そうですね、なんとなく墓石のような印象を受けるでしょうか。


アマランタ : ふむふむ、ありがとうございます。チラッと見たらあんまりいい趣味じゃないわねえ、と内心で思っておきましょう。


ヴィクター
 : 「……迷いそうな屋敷だな。地図とか、見取り図とかないのか、ニール?」


ニール : いえ、とニールは首を振ります。


ヴィクター : 「まぁ、だよなぁ……」



ST : ちょっと補足しますと、いま歩いている廊下から平行に廊下が2つのびていて、この廊下から見て左側が中庭のある廊下。

 右側がホールに続く扉のある廊下。
 応接室が2つの廊下に挟まれている、
という位置関係ですね。


ニール : さて、 「こちらです」 と、ニールは二つ並んだ使用人室の扉のひとつを指します。

 「STAFF ONLY」 的なことが書かれています。
 ニールが鍵を取り出して扉の鍵を開け、お二人を招きます。


アマランタ : では、失礼してご遺体を運び込みましょうか。二ールさんの部屋だろうから、一つ会釈して。


ヴィクター : 「入るぜー」 一応確認してから入りましょう。


ST : きぃ、と小さく扉の音。

 部屋の中には最低限の家具が置かれ、応接間などと比べると質素な印象を受けます。
 遺体を寝かせるならベッドでしょうか。


ヴィクター : 「……ベッドの上でいいか?」 ニールさんに問いますね。


アマランタ : んでは、二ールに安置場所の許可を取ってからベッドに遺体を寝かせましょう。


ニール : ニールは小さく頷いて、お二人が運び込みやすいよう扉を開き、扉の前に立っています。


アマランタ : それではさくさくと。安置。


ヴィクター : よいしょっ、とおいて……手は組ませるのか?


ST : 安置された遺体は死の静けさというよりも、異様さを感じさせる。上階がざわついているのは、さきほどの声や物音を、聞きつけたものがいるのだろう……。


アマランタ : そういえば海外だと(遺体の処置は)どんな風にするんだろう。遺体が傷つくようでなければ、こちらの流儀に沿った形にしておきましょうか。 (血が残ってないって話だったので、下手に手をかけるとパリィンしそうな気がしている)


ヴィクター : (手は組ませておこう……あとは……まぁいっか)


ST : きしり、と動かそうとするたびに軋む遺体の可動範囲に気をつけながら、お二人はどうにか、その姿に死の静粛を呼び戻そうとする。


ヴィクター : 「……こんなもんでいいか?」


ST : 幾分も動いてくれないものではありますが、それでも献身のあとは感じられるでしょう。


アマランタ : 「この状況にしては、うまくいった……かしら?」(血が残らないと、すぐにこんな形になるのね……)

 なんて思いつつ作業を終えました。
 「では、当初の予定通り、私はしばらくここでご遺体番をさせてもらいますね」


ヴィクター : (一応手を組んでお祈り。安らかに~)



アマランタ : 良心1コンビだけど……なんだか今とっても高い人間性を装ってる感じがする……。


ヴィクター : 外面は世話好きだから……。


エルヴィン : ミイラになってるから無理に手をくませるとポキっといくと思うよ。海外の葬儀だとたぶんエンバーミングの処理をすると思うから、りっくんの出番だと思う。エンバーミングは医療従事者じゃないと出来ないのだ……。


クラウディア : 中の人知識だードコドコドコドコ。


リック : どの程度機材が揃って……揃ってないだろうなあ。


エルヴィン : 海外だと エンバーミング→教会でお葬式→そのまま土葬→ウィルスに感染→ゾンビ化 というのが葬儀の主流。


アマランタ : このご遺体、外部にきちんと運び出すのか…? ということが気になりつい(墓石みたいなモニュメントが脳裏にちらついた顔で) ……その葬儀は、最終的にホームセンターで武器を調達してゾンビに対処する感じの奴だ。


フィオナ : ちょ、後半!


リック : >ゾンビ化<


エルヴィン : 土葬の週間があるからエンバーミングが必要なんですぉ! だから海外ではゾンビは案外に綺麗! 日本だとゾンビにはなりませんね。(スケルトン)


フィオナ : ゾンビと同じ理由で西洋には吸血鬼がいますが、日本にはいませんね。


エルヴィン : そのかわり幽霊がいっぱいいますね、日本には。身体がないから仕方ないね。(笑)



ニール : 「何かございましたら、私かセレナにお伝え下さい」 彼は小さく礼をする。


 アマランタ → 使用人室に残る
 ニールヴィクター → 風呂へ


ヴィクター : お風呂だー。


アマランタ : 「ところでこのご遺体は……最終的には、どうなるのかしら。埋葬…運びだしの手筈などは?」

 あっ一応今後のことを聴いておこうか。
 エンバーミングできそうな人がいるし。(りっくんを思い浮かべた顔で)


ニール : 「夕食後に、処遇いたします」


アマランタ : 「分かりました。ありがとう」


ニール : 「それまでは、お手数をお掛け致します」 ということで……ニールはヴィクターさんを先導し、部屋を出ます。




 【仄暗い死者の呼び声】




ST : では……まず、使用人室に残るアマランタさんから参りましょうか。

 安らかさとは程遠い遺体と、あなたは二人きりで使用人室にいる。
 朧な明かりが質素な部屋を照らし、寒々しい印象さえ受けましょう……。


アマランタ : では、廊下に出た二人の気配が十分に遠ざかったところで。まず、扉が内側から施錠できそうなら施錠しておきます。


ST : 簡素な内鍵ですが、施錠できます。かちゃりと錠が落ちる。さて、家捜し? 瞑想? それとも、な・に・か?


アマランタ : よしよし。家探しが真っ先に出てくると、部屋をあさりたくなりますね! まあ、ざっくり部屋を見回して、気になるものや監視の気配がなければ、死体と少々お話しようと思います。


ST : あさるの? 痕跡を残さないですんだか力いっぱい荒らしてしまったかって、何でロールかなぁ……部屋は、ほとんど大したもはないですね。事務用なのか瀟洒な万年筆や便箋がありますが、便箋には特に何も書かれていない。



ヴィクター : ベッドの下からエロ本探そうぜ!


エルヴィン : ニールさん所有のエロ本が出るのはいいけど、セレナさん所有のBL本とか出てきたらショックで寝込むかもしれない!


フィオナ : 机の上に積み上げて 「なんですか、これは?」 ですね、わかります。


アマランタ : 部屋を漁る意味は薄いかなーと思ってるんですけど、見といた方がいいかなあ?(シーフの習性顔)


エルヴィン : ざっと見て変なモノが目に留まらなければ本題でいいんじゃないですかね。アマランタさんがベッドの下とかあさるのはイッメジの問題も。(笑)


アマランタ : ベッドの下から二ールのイッメジに関わるものが出てきても問題ですしね!


ST : 斧を持ったショタとかでてこないよ! ないよ!?


ヴィクター : ニールのベッドの下から百合本とか出ればいいのに。


ST : 女戦士×女戦士のガチムチ百合本ですか?


エルヴィン : ガチムチ好きニールさん……!? ヴィクターさん逃げてー! (なぜ)


ヴィクター : なんでそっちいくんや……!



アマランタ : ほむほむ。引っかかるものはなさそうですね。まあ、この部屋の利用はイレギュラーなものだし、このまま本命にいってしまおう。

 霊術Lv1の≪洞見≫をご遺体に試みます。
 ミイラ化しているようですし、目はおそらく開いたままだと思うんですよね。難易度によってはやめるかも、なんですが、どんなものでしょうか。(こわごわ)

 ※成功すれば死の直前の風景が分かるはず……。




 【V:tM解説~霊術とは】

 ジョヴァンニ氏族特有の【訓え】である死霊術の、基礎にあたる訓えです。
 いわゆる「死霊を呼び出す」「死者の見たものを再生する」等……その術は死者と密接な関係を築く為に使われます。
 この訓えを操るものは、すでに死んだものの魂と対話する事も勿論、極めれば死体を動かすような事すら可能だとか……。
 一般的に言われる「降霊術」などが、この霊術のイメージに近しいかと思われます。

 死者との対話……とは、大事な存在を失った人にとってみればこの上なく甘美な響きでしょう。
 ですが、この術は失敗すると自身の精神に危険を及ぼすため、使う時は慎重さが必要だったりします。




ST : そうですね……乾いた眼窩は開いたまま、残滓を中にとどめている。あなたがその眼を覗き込み、魂の記憶を知ろうとするのなら……難易度は8。


アマランタ : 8かー……ンンン、オカルトと知覚で……うん、判定してみようと思います! 大失敗しないといいなぁ……(ころころ)ご遺体に≪洞見≫します……DiceBot : (5B10>=8) → 4,7,2,6,9 → 成功数1


ST : あなたは乾いた眼窩を覗き込む。こびりついた残滓が色を湛えている姿を想像する。

 果たして幻の輝きがあらわれ出で、その中に霧のような揺らめきが現われ始めた。

 その揺らめきの底に、あなたはを感じる。
 存在しないはずの傷口が、激しい喪失感と痛みと恍惚を、同時にあなたに伝える。

 あなたはそれを与える誰かに激しく抵抗しようとした。
 あなたの爪はその誰かを引っ掻いたろう。だが抵抗は成らなかったのだと、今のあなたには分かるだろう。

 あなたは意識の底で別の誰かを想った。ひとり遺すことになっただろう誰かのことを。
 声にならない無念の慟哭が、あなたを包む。

 ……あなたが辿れたのはそこまでだった。


アマランタ : 「……!」 死の追体験から現実に戻ってきて、冷や汗を拭ったりしたかな。

 (あのルーディアという少女のことを心から思っている、というのは分かったわね……さて)

 「霊媒体質」 の影響で周囲にご本人がいたら、そちらでの交渉を試みたいです。
 そして、やっぱり気配がないようであれば、「ジェイ」という名前と、死者が接触を持っていたものとして、本人のご遺体そのものを使って、死者ジェイの≪召喚≫を試みたいと思います。


ST : 気配は見当たりませんね。召喚は、認めましょう。難易度は……7。


アマランタ : よーし。呼吸を整えて、と。 ジェイさんかもん! ルーディアさんに未練があるはずだッ!(ころころ) ……DiceBot : (5B10>=7) → 5,8,10,2,8 → 成功数3 よっし。


ST : あなたの周囲に、赤くうすぼんやりとした揺らめきが見え始める。

 その揺らめきはやがて人のような形を取る。彫像を彫るように、次第にそのディテールは細かくなっていく。
 短い髪の、中年の男性の上半身、といえる形に、その赤は落ち着いた。



アマランタ : 今のアマランタは、かつてなくネクロマンサーっぽいな。


リック : アマランタさんの腕の魅せどころ!


エルヴィン : 魅惑の死霊術師! 衣装もそれ系にしておきます!?


ヴィクター : 仕事のできる女アマ姉さん! 素敵! そこにしびれる憧れる!


アマランタ : 黒は似合いそうだな、とは常々! 中年のおじさん(故人)たぶらかしてきますね!!!


リック : 喪に服したような黒ドレスでお願いします。(こごえ)


アマランタ : そういうのがお好みですか?(こごえ)


リック : アマランタさん絶対似合うと思います。(こごえ)


アマランタ : 吸血鬼度を上げてゴシック未亡人ファッションにしよう。(こごえの決意)


リック : (ぐっ)(やったぜ!)



アマランタ : 「はじめまして、ね、ジェイさん。ご気分はいかがかしら」 目を細めて術の成果を見定めよう。


ST : 「……ルーディ?」 女の声を聞きつけたのだろうか。迷うように手を伸ばしながら、それはあなたに呼びかけた。


アマランタ 
 「ごめんなさいね、ルーディアさんではないの」 相手の手から少し身を引いて。

 「お話を少し、して頂けるかしら?」
 話が通じそう・友好的そうな様子なら、いくつか彼とルーディアについて尋ねて行こうと思います。


ジェイ : 「……ルーディは、どうなった?」 影はときおり不安定に揺らめきながら、おおよそ静かにその場にとどまっています。


アマランタ
 : 「彼女は生きているわ。貴方の様子を見て失神してしまったけれど、私の友人の医師がきちんと看護しているわ。――貴方の質問に答えたのだから、いくつか私にも話をしてもらえるわね?」


ジェイ : ああ、とひとつ頷いて、気配が少し柔らかくなる。


アマランタ
 : 「この場所について、貴方は何か知っているかしら? 脅威を感じている存在や、信頼できると思っているものなどがあったなら、教えてちょうだい」


ST : 霊への質問は……。召喚判定には成功しているわけですし、1つ目の質問は答えておきましょう。他の質問は別で判定しますね。


ジェイ : 「…………」 あなたの質問に対して、影は少し考えるようなそぶりを見せる。


アマランタ : ルーディアについての質問を素直に教えたことで、霊の印象がよくなってボーナスがつかないかな!


ST : ざんねんそれはない! どちらかというと、召喚された状態を維持していられるかどうかの判定だと思いますし。


アマランタ : あーですか、次に召喚するときにルーディアの話を用意しておけば来てくれるかも、と思っておこう。(笑)


ジェイ : 「……俺とルーディは、彼女の兄の死を追いかけていた。追ううち、ああ、どうしてだったか、気づいたらここにいた……、彼女は兄が吸血鬼に殺されたと、思っていた」

 霊の言葉はやや断片的なものの、聞き取れはする

 「ここに来るまでは……ああなるまでは、吸血鬼なんて存在するだなんて思っていなかった。彼女の兄は変な犯罪に巻き込まれたと思っていた。
  だから警戒していたのはあの召使で、
あの召使が、庭で──」 

 ザザッ……ザザッ。 
 影が不意に、受信状態の悪いテレビのように揺らぎ始める。


アマランタ : 「庭で――どうしたの?」


ST : ……そして、影は霧と散った。あたりはただ静か。



エルヴィン : チャンネルの悪いラジオみたいな感じに……!


リック : 肝心な事言うまえにきえちゃいましたね……。


アマランタ : アマランタは霊術を使役まで伸ばしてなかったからなあ……次の成長チャンスでは霊術を伸ばそう……今回は大失敗するとロートシュレックの可能性があったり、遺体が壊れたりしそうでどれもアカン奴でしたしね。


フィオナ : 危ない橋を渡りきれたわけですね。


ST : 洞見は紅の恐怖の可能性、召喚は悪霊を呼ぶ可能性がありましたね。


リック : そんな危ない橋渡ってらしたんですねえ……。



アマランタ
 : 「……死者との応答はなかなか難しいのね……」 答えを胸に、考え込む素振り。

 そうだなあ。
 ジェイの遺体から、彼とつながりの深そうなもの(指輪とか、愛用の筆記用具)みたいなものは見つけられないでしょうか。
 遺体運搬中に落としそうなものだったら特にありがたいんですが。

 (今後必要があれば、召喚するチャンスを確保しておきたいのです)


ST : 指輪はないなあ……ごそごそ探すなら知覚+調査で難易度7。7なのはうっかり遺体を破壊しないために気をつけながら探すからです。


アマランタ : 「それでは失礼して……(召喚の触媒に出来そうなものをさがしてご遺体ごそごそ)」 (ころころ)……DiceBot : (5B10>=7) → 9,3,10,4,2 → 成功数2


ST : やわらかな飴色の万年筆が、トレンチコートの中から出てきます。握りには主の手の跡が残っており、大きくて逞しい、温かみのある手を思わせる。


アマランタ : おお、いいご趣味だ。それでは失礼して、ハンカチに包んでお借りしよう。ボタン付きポケットとか、揉み合っても簡単には落とさないようなとこにしまいますね。


ST
 : では、それくらいかな?


アマランタ : この部屋での目的はこんなものかな。連続で召喚することは出来ないと思うので、後は静かに死体番。鍵は外しておきますね。


ST : はい。




 【ドキッ! 男だらけのお風呂シーン。(ぽろりもあるよ?)】




ST : では……ヴィクターさんに移りましょうか。



エルヴィン : ヴィクターさんの濡れ場ですか?


クラウディア : 濡れ場(物理)かな?


リック : 召使を警戒してて、召使が墓場で何か……がノイズで途切れたところで、このシーンですよ……。(ヴィクターさんと召使・ニール)


フィオナ : しかもニールさんは、ルーディアさんを起こすときに何かしていた可能性がある。(※ルーディアさんのそばにニールが近寄った時に判定が入った事を警戒しているのです)


エルヴィン : ここでヴィクターさんがニールを懐柔すれば当面の障害は省かれますね!(えがお)


リック : なるほど男たらしの本領発揮ですね!


アマランタ : ヴィクターさンに寄る二ールさんへの熱いちゅう。(比喩表現)


ヴィクター : ちょっとー! ヴィクターも女性からご飯いただきたいんですけどー!?


リック : ヴィクターさん、ずばり今吸血したい女性は!


ヴィクター : おっぱいのでかいセレナちゃん!


アマランタ : 安定のおっぱい重視であられた。


リック : おっぱい重視で安心しました。



ニール : 「こちらへ」


ヴィクター : 「おう」 ぺたぺたついていきます。


ST : ニールはあなたを先導しながら、中庭の前を通り過ぎます。中庭の向こうにはもうひとつ扉と、奥にも扉が見える。奥の扉には 「STAFF ONLY」 とある。


ヴィクター : (そういえば、エルヴィンと別れるとき何か合図してたか……?) ふと思い出すえるえるくんの顔。


ST : 廊下の途中に中庭・別の扉と扉が並んでいるかんじですね。で、ニールさんは中庭への扉の、もうひとつ向こうにある扉の向こうで立ち止まります。


ヴィクター : (なんて言おうとしたんだ……?) 「ん、ここか?」


ニール : 扉を見て、使用中のプレートがかかっていないことを確認して。 「浴室となっております」 とヴィクターさんを促しますね。


ヴィクター : 「着替えはあるか? …さすがに、この服をもう一度着たくはないからなぁ」 お洋服欲しい!


ニール : 「ご用意しておきます」



アマランタ : ここで二ールさんが後ろを向いた時にガツンとですね。(?)


ヴィクター : いきなり食べるのもありですねー、たしかに。


リック : ガツンと。そして人間性判定を。


エルヴィン : 個人的には、用意された服がどういう系統なのかちょっと気になるなぁ。


リック : きっちきちの召使服?


フィオナ : ニールさんと同じ服だったり。


エルヴィン : 礼服っぽいのしかなさそうだよねここ! ヴィクターさんの体格にあう服があるのか……!?


アマランタ : ヴィクターさんなら 「フン!」 ってやるとボタンが飛び散る感じが。<きっちきち


エルヴィン
 : 世紀末の覇者!


ヴィクター : っょぃ。(確信)


エルヴィン : っょぃ。普通のカッターシャツとズボンだけでもいいんだよぉ……。



ヴィクター : 「たのむ。あとは……ええと—……」 としていると都合よくお腹が鳴ったり……。


ニール : ニールはヴィクターさんが浴室に入るまで、促すように扉の前に立っています。



エルヴィン : 浴室に入るのを廊下でまっているんだよね? お風呂場にいくのを脱衣所でまっているニールさんを何故か想像してまった。(笑)


ST : それはなんか! ちがう!(笑)


ヴィクター : 脱ぐのを待っているのかと……。 orz


アマランタ : 脱衣所待機。(笑) それは……警戒するな……。


フィオナ : それはコワイ!(笑)


エルヴィン
 : 脱ぐまで見守る召使い。(直立不動)


ヴィクター : ヴィクター貞操の危機!!


エルヴィン : ヴィクターさん煽っていくスタイル。



ヴィクター : 「……悪いんだけどよ、使い方教えてくれねぇか? どうも、勝手が違うと……な」


ニール : 「浴槽とシャワーがございます。シャワーは赤で表記されている方が湯、青で表記されている方が水となっておりますので、混ぜてお使い下さい」


ヴィクター : ぐぬ、中に来て説明してくれるかと思ったらそうでもなかった……。



ST : 風呂にそんな中に入って説明するようなギミックは NAITO 思うのだが。 >ヴィクターさん


ヴィクター : ヴィクターとしては中に連れ込みたいんだよね。


アマランタ : ヴィクターさんは訓えも誘惑・支配系がないものなあ……。


ヴィクター : たしかに……ここはダイレクトにいくか。


アマランタ
 : 浴槽の様子をガラッと見て、「うわっなんだあの虫!(適当なでまかせ)」とかで確認させると装って誘い込むことは出来る……かもしれない。


ST : そして(浴室の)説明してたらいい旅館とかじゃなくてビジネスホテルの部屋を思い出してさみしい気持ちになってしまったST。


リック : いい旅館はわんぷっしゅとかだね……。



ニール : 「ボディソープとシャンプーは備付けの品をお使い下さい。後で清掃致しますので、浴室が汚れてもお気になさらなくて結構です」


ヴィクター : 「わかった、ありがとう。……なぁ、ニール。お前に話しておきたいことがあるんだが、ちょいといいか。なるべく人に見られたくない」 と、脱衣所来いよクイーと誘います。


ニール : 「……何か、不都合でも?」


ST : ヴィクターさん……言ってはなんですがその誘い文句をヴィクターさんがやるとシャレにならないよ……。


ヴィクター : 「……まぁ、嬢ちゃんたちにあまり聴かれたくない話なんだわ。……念のため、な」



クラウディア  アッー!


アマランタ : アッーー!


フィオナ : 浴室に召使を誘い込もうとするヴィクターさん……。


リック : ねえヴィクターさんその誘い文句は完全にあの。


ST  アッーに見えてきたじゃないですかーッ!


リック : 彼にそっちのケがないと無理じゃないかなあ!?


クラウディア : クラウディアが見てなくてよかったね。


ヴィクター : 普通やで! 誘うときはこうやってみんな誘うでしょ!!


エルヴィン : またクラウディアちゃんの好感度が下がる所だった……。


リック : ニールさんに今どんなお気持ちですか? ってマイク押し付けたいきもちでいっぱいです。


フィオナ : だめだ、 「あまり聞かれたくない話」 がそういう意味に見えてしまう!(笑)


ヴィクター : ドラマとかでも 「ここではちょっと……」 って部屋誘うやろ!


リック : 部屋と浴室はハードルちがうかな!?


エルヴィン : そうだね。(笑) > 部屋と浴室はハードルが違う


ヴィクター
 : 浴室の前に脱衣所あるからセーフやで。(たぶん)


クラウディア : #アウト


フィオナ : アウトですね。


ヴィクター : 「背中流してくれ」 とかでもいいけどそちらのほうがアウト臭かったので……。


アマランタ : どう考えてもアウトですよ!!!!???!


エルヴィン : 背中流してくれはアウアウ!


クラウディア : 完全にアウト!!!!



ST : アーッ! ではなくて、まがりなりにも殺人? 事件があったあとですし、そうですねえ……交渉+演技を難易度6で振ってもらいましょうか。これは対抗ロールです。



エルヴィン : 今、ニールの理性との戦いが始まる。


リック : ニールさん頑張れ!(笑)


ST : アーッな下心を疑っているわけではなく、なく、まがりなりにも殺人事件があったあとなので、普通の警戒心だよ! 普通の! KENZENな!


アマランタ : STのすごいフォローがきた。


ST : だってそういわないと間違いなく尻を守る戦いだと思われそうなので。


リック : 思いますよ。


アマランタ : 誰が……能動的に尻を攻めるの……?


フィオナ : 平時なら、それ以外には見えませんね。


アマランタ : まあ尻はさておいて、演技と交渉だとヴィクターさんきついねえ……。


ST : あ、アプローチの方向を変えるなどがあれば、ロールに使う技能が変わる可能性はあります。今は言いくるめっ! な感じだったのでこうなっております。


エルヴィン : いきなり壁ドンして「わかるだろ坊や」とか言って、魅力アピールにしたりとか? >ロールにつかう技能


アマランタ : oh.....。



ヴィクター : (ころころ)DiceBot : (1B10>=6) → 1 → 成功数0


ST : (シークレットダイス)(ころころ)……ええと、失敗というか 大☆失☆敗 というやつですね……? 1ダイスしかないのに1を出すとはある意味やりますね。



ヴィクター : 逆に掘られるの? :ファンブルだと掘られるの?


ルヴィ : えーーーーーー?


アマランタ : ど、どうなるの? ヴィクターさんの人間関係がまた男方面で泥沼になる!!!


リック : ファンブルだと(真面目に考えると)犯人扱いされて逃げられそうな。


フィオナ : 警戒度は上がりそうですね。



ヴィクター : 交渉下手だからなー。これは逆に掘られる……いや、怪しい人ってなるんですかねぇ。


ST : そうだな……自制、難易度6でひとつ判定してください。


ヴィクター : 自制……5だっけか……(ころころ) DiceBot : (5B10>=6) → 8,10,5,6,4 → 成功数3


ST : では……あなたが言葉の奥に隠した吸血欲。瞳の奥で牙を剥くその空腹を、あからさまに見せてしまうことだけは、あなたは避けられた。

 ただ、あなたは目にした。青年の整った顔に、一瞬……明らかな警戒が浮かんだのを。
 青年はすっと身をひいた。奥の扉の前に立ち、あなたを浴室に入るよう促す。


ヴィクター : 両手を挙げてなにもしないよ、と。意思表示。

 「OK.で、この汚れた服はクリーニングしてもらえるのか?」
 持ってる服は少ないのでポイされたら困る。


ニール : 「洗濯しておきます」 と頷きます。


ヴィクター : 「じゃあちょっと待ってくれ」 と服をパパッと脱いでポイッと渡しましょう。

 「よろしく~」

 と言い残し風呂場へGOします。

 あ、”扉を半開きにして服を脱いで”です。目の前では脱ぎません。



リック : (いきなりストリップかとおもいました)(はらはら)


エルヴィン : ニールのけいかいしんが 5 あがった!


ST : いきなりストリップを私も想像したけど。


クラウディア : 想像した。


ヴィクター : さすがに目の前で脱いだらゲームオーバーなりそうです。(笑)


フィオナ : 別の意味でも警戒されるところでした。


エルヴィン : ウィッシュルームだったら確実にゲームオーバーですな。


ヴィクター : や ら な い か 。



ST : ではニールは服を受け取り、扉に使用中のプレートをかけて。

 ヴィクターさんがかけていなければ扉に鍵をかけ、その場を立ち去るでしょう。
 なお、内鍵もあるので出られなくなったりしないからそこは大丈夫です。


ヴィクター : きっと鍵かけずに行くでしょう。眼鏡外して、髪留めおいて、いざ風呂です!


ST : では……シャワーが備えられ、中央には白大理石で飾られた大きなバスタブがしつらえられた、清らかな印象の浴室。ふと一方の壁に目をやれば、衝立の向こうに中庭の様子がうすらと見えるようなつくりになっています。


ヴィクター
 : 別に誰もいないし、一人だし、前隠す必要ないし、ふら~っと入っていきいますよ。ふんふん。スリガラスかなにかですかね。


ST : 衝立二つとガラス張りの壁で中庭との距離を確保しながら、開放的な風景を演出するようなつくりになっているようですね。


ヴィクター : ……目を細めるとなにか見えるかなー……女の人の肌かとか……いや、裸なのは自分か。……逆に見られてたら嫌だな、と思うのでタオル腰に巻きたいです。


ST : 脱衣所にタオルはそなえてあるのでそれはOKです。裸同然の女性は……いま部屋にいるからここにはいないなあ。


ヴィクター : じゃあ腰にタオルを巻いて、と。怪しいものがないか確認できますかね?


ST : なんとなく影が見えないか、くらいなら、特にそのような影は見えませんね。すりガラスの向こうに目をこらすなら、判定してもらいますが。


ヴィクター : なら問題ないです。今は早くお風呂に入りたいので……!



ST : 東洋のロテン=ブロみたいな意匠を取り入れてる感じですね。<風呂


アマランタ : ヴィクターさんが危険な知識を入手したぞ。


ヴィクター
 : ほほう……この風呂は覗ける、と。


エルヴィン : 外に危険な生き物がいる理性がかつか、のぞけるという本能に従うか。


フィオナ : 自制判定?


アマランタ : 中庭みたいですからねえ 外と言えど比較的安全なのでは?


エルヴィン : いけない、その情報は本能が勝る!



ST : 入浴!


ヴィクター : カポーン。


ST : シャワーからは温かな湯が溢れいでて、あなたの身体に絡みついた血を洗い流してくれる。


ヴィクター : 「あ"ー…生き返るわ……」



エルヴィン : たっぷりと張ったお湯につかるー。バスボムとか入ってるのかな?


ヴィクター : 海外の人ってつからないよね、あまり。


ST : むしろシャワーをバスタブで使ってボディを洗う感じですっけね。


リック : ここは薔薇の花びらで。


ヴィクター : バラの花びら。(笑)


エルヴィン  ……いかん雑誌の表紙みたいになる!


アマランタ : バラの花の漂う風呂に入るワイルドな男性……。 #スゴイ情景


エルヴィン : このままだとヴィクターさんの入浴スチルが増える。



ST : 湯煙があなたの視界を、ひととき和ませて……特に何もなければ今回はここで終了です、お疲れさまでした!


エルヴィン
 : お疲れ様でした!






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