>> 第四回 / 道化師





 見知らぬ洋館で出会った、二人の女性。
 渇きに飢える牙が彼女の首筋に甘い口づけをする中で、館の時はゆるゆると流れていく。

 いつあけるかもわからない、夜へと向かって……。





エルヴィン : ぬるっとこんばんは!


ST : いらっしゃいませ! 今日はさんまの握りが美味しいよ! じゃなくて、こんばんは


リック : お茶おいしい。(ずずず)


エルヴィン : (しゅんのしょくざい!?) お腹へったー。



リック : 空腹といえば……(シートを確認しつつ)今のアマランタさんのブラッドプールは2(空腹)だねえ。


アマランタ : どこかに血のたっぷり詰まった死体落ちてないかな……。(真顔)


エルヴィン : これからつくればいいよ! > 血のたっぷり詰まった死体。


リック : うん、死体はちょっと落ちてないから作るしかないかなー。


アマランタ : このヴェントルー貴族院とマルカヴ議会、明らかに邪悪


クラウディア : 軽く「作る」発言。


エルヴィン : 何かでコーーーンとやれば作れるかなぁって。


リック : 人間性判定入りますけどねー!


アマランタ : 人間性も守って!


リック : では……。 「誰かに死体を作らせて」 「自分はやってないけど血はもらう」 こういう犯行計画ですか……?


エルヴィン : 利用しやすそうなあたりにそっと 「狙われているのかもね」 と囁いて…………。 これ以上は怖い! 言えない!(ぶるぶる)


ST : ちょっと目を離したら雑談が悪逆非道!


リック : あはは。(良心1顔)


クラウディア : こわい。(確信)


アマランタ : そう、アマランタがこれを行うことにより、上手くいけば陰謀家として意志力が回復できる可能性もありましてね……犯行計画頑張るか……。(真顔)



ST : では、遅くなりましたが、改めてまいります。


フィオナ
 : リックさんが女性二人をたぶらかしたところでしたね。


クラウディア : たぶらかした。


ST : ですねぇ。では始めましょうか。




 【血と、渇き】





ST : リックさんと、セレナ・アイリの2名のシーンからですね。リックさんがうまいこと言うてしれっとセレナから血をいただいたところからです。

 夜は深く。夜は深く。
 あまき芳醇はあなたの喉を潤せど、その心を潤せまい。


リック : セレナの首筋から自身の痕跡を消し去った後、軽い目眩に襲われているであろう彼女をそっと椅子に腰掛けさせて。ありがとうございました、そう囁くような甘い声音を彼女に投げかけて、軽く髪と頬を撫で、さて、と言った具合にアイリに向き直る。


アイリ : 「……」 気づけば、釣り込まれるように、その姿を見ていた、のだろう。

 「……あ、ああ、何だい」
 眩暈に襲われて座り込むセレナを、いささか心配そうな目で見やりながら。


リック : 「貴女も、このまま血を吸う事を怠れば……人を傷つけてしまう結果を招いてしまうでしょう。ですから……」

 「これは、お礼。そして、貴女が他者を傷つけずにいられるようにという、僕からのお願いを含めたもの……」

 そう呟くと、上着を脱いでシャツをめくり、顕になった自身の白い手首に牙を突き立てた。
 滲むのは真紅。
 溢れてしまわないうちに早く、といった視線と共に、それを彼女に差し出す。


アイリ : 「……」 彼女は少しためらうように、それを覗き込んだ。あまく、やわらかい深紅。食欲をそそって堪らないはずの、それ。

 「……いい、のか、?」
 彼女の声はどこか乾いている。

 「だって、おまえも、腹が減って、いるんだろう」


リック : 「ええ、どうぞ。僕の腕力では、きっと飢えた貴女を止める事は出来ませんので……貴女も、いたずらに人を傷つけたくはないでしょう?」

 「満腹か否かと言われれば、些か物足りなくはあります。しかし、貴女も、同じでしょう。……さあ、どうぞ」
 飢え切りさえしなければ、どうにかぎりぎりの綱渡りをする事が出来る。誰も傷つけずに済めばいい、そんな甘い夢。


アイリ : 「だって……それじゃ、結局、彼女の血を……」 もごもごと。彼女は躊躇っている、それが何故か分からないままに。


リック : 「……いずれは、誰かの血を啜らねば我々は生きて……生きてはいけません、よ?」 生きる、その言葉を躊躇ったのは、自分が所詮血を得て生きる真似事をする塵芥だと自覚してしまったからか。それでも、偽りであろうと、生きていたい。


アイリ : 「……」 (シークレットダイス)(ころころ……)

 「……分かった」
 彼女は、そのはて、小さく頷いた。


リック : ブラッドプール1点分差し上げたいところです。


ST : 貴方はその意味を知っている。同族の血を喰らう意味を、耳にしたことがある。


アイリ : 彼女は小さな猫のようにためらいながら、あなたの冷たい流れに唇をつける。

 ―─ぷつり。
 その瞬間精神を襲う恍惚に、あのはじまりの夜を、貴方は思い出すだろうか。
 僅かな脱力感が、その後に残る。


ST : ブラッドプールを1点減らしておいてください。



アマランタ : りっくんがさっそく得た知識を使っている……。(微笑み)


リック : 契りの話なんて聞いたっけな~?(すっとぼけ)


アマランタ : 知識っていうのは武器だな~。(にこにこ)




 【V:tM解説~血の契り】

 吸血鬼は、他の吸血鬼の血を飲むと……何と、その吸血鬼には「逆い辛くなる」ような、呪いのような契約が結ばれてしまったりするのです。
 (その関係で、最初に血を与える「父」たちには、吸血鬼は本能的に逆らい辛かったりします)

 これは血の契りといわれ、一度目、二度、三度と血を飲ませ続けられると、最後には奴隷のようになってしまうとか……。
 よって普通の(知識がある)吸血鬼は、安易に他の吸血鬼の血を受け入れたりはしない、という訳ですね。



アイリ : 顔を上げた彼女の眼が、何処か呆と貴方を見た。その金色の瞳に宿る色は慕情に似て、しかしながらすぐに薄れて元に戻る。

 「……? あ、ああ、ありがとう」


リック : 「……」 目を細め、小さく身体が跳ねる。喉を絞ったおかげか、漏れでたのは吐息だけで済んだ。

 「これで、一晩を越す事は、叶いますね」
 呑んだ快楽、一瞬の恍惚を押し殺し、安堵の表情を浮かべて見せる。


アイリ : 「ああ……」 少しぼんやりとしながら。 「聞きたいことは、これだけか?」


リック
 : 「ええ、これぐらいのものです。少々時間を頂きすぎましたね」 と、自身の腕時計に視線を落とす。二人がある程度落ち着いたのならば、ホールへ戻りましょうか。



アマランタ : さっきまで仔ライオンの画像見ていたせいだと思うんですけど、仔ライオンに初めて食事をやるイメージが重なって可愛い。


リック : 仔ライオンにはじめての食餌かー! かわいいなー!!



ST : では、リックさんは二人の背を促して、ホールに戻る……。


アマランタ : お、多人数チーム側のターンかな?


リック : ターン! バトンターッチ!




 【隠者は語る】




ST : では、折檻ズ──もとい、ホールに集まったヴィクターさんたち。


アマランタ : 「彼女たちはリックに任せて、私たちの現状確認……というか、現状把握をしましょうか。今のうちに、お互いのことや、フィオナ様から聞いておくべきことを知っておいた方がいいと思うの」 ――というようなことを言っていた、そんなあたりでしたね。


ST : 暖炉のそばには薪とたきつけがあり、しかしながら火は入っていない。あたりは静かなもの。



クラウディア : 火コワイ!


アマランタ : 火が入ってなくてよかったよかった。


リック : でもみんなレートシュレックしらないから……:寒かったらつけていいんだよ? (にこぉ)



 【V:tM解説~紅の恐怖(レートシュレック)とは】

 吸血鬼は死ぬ事が少ない種族ですが、太陽の光や炎などに対しては極端な恐怖を抱き、それを目の当たりにすると突然暴れ出す、狂乱に陥る……。
 といった、過剰に狼狽えたりする傾向があるようです。
 この手の太陽が苦手な性質や炎に対する恐怖を紅の恐怖(レートシュレック)と呼び、あまり炎や光に近づきすぎた吸血鬼は無事ではすまない場合が多いと。
 そういう訳ですね。
 吸血鬼は「苦手なものが多い」のです。



ST : まあフィオナさんは知っていそうですけど、ほかの皆さんは知らないんじゃないかなア。


アマランタ : 知らないんだよなあ。でも寒くなければわざわざつけなさそう? な。



エルヴィン : ソファーの上で足をぶらぶらさせながら、皆の様子を伺って。誰がどう喋るのか、ニコニコしながら見守ってましょうかね。

 さぁてソファーの上で足をぶらぶらしているエルヴィンの脳細胞はめまぐるしく活動をしているぞ!
 とりあえずフィオナさんに聞きたい事……よりも、フィオナさん「が」聞きたい事にこたえていったほうがいいような気もするけど。


リック : 情報共有をかくしかで済ませるかロールプレイするか?


フィオナ : まず、どんな情報を共有すべきかが問題ですね。


エルヴィン : フィオナさんはどこまで知ってるんだっけ?


アマランタ : そうだなあ、こちらはフィオナさん側の知識制限にもよりますけど、 吸血鬼側の弱点等をるるぶ知識程度に仕込んでもらえればいいかな、くらいですかね。(かくしかしてもらえば良いかなと思いつつ)


フィオナ
 : では伝えるべきは。

 1.カマリリャとサバトについて大雑把に
 2.血族の基本的な能力と弱点
 3.街の(カマリリャ側の)有力者についてある程度 
くらいでしょうか?


エルヴィン : 折檻陣営として話しておきたいのは。

 ・クラウディアちゃん、りっくん、ヴィクターさん、アマランタさんの4人が一度に吸血鬼になった。
 ・共通の友人が、連続殺人事件(サバトの言う儀式)に巻き込まれそうになったので、阻止したところ、後の始末は公子を頼れといわれた。
 ・もう一人の友人「パトリック」が行方不明になってしまった。


 話したくない所は。

  ・パトリックがサバトの吸血鬼だという事 
こんな感じですかね?


アマランタ : ・4人の吸血鬼化については、各自それぞれの父or母とほぼ連絡が通じてない、も? (把握ずみだったかしらん)



クラウディア : 人間の時の、いわゆるお腹がすく…ではないけれど、すっと気が抜けるような空腹の感覚に抗えずにソファにもたれてますよ。


フィオナ : 「とりあえず諸君。暖炉からは距離を置いたほうがいいぞ」  と注意しておきます。

 ST、アマランタさんのスキャパレリ家は薬品商を営んでおられましたね。
 フィオナが面識を持っている、もしくは名前を知っている可能性はないでしょうか?


アマランタ
 : あ。アマランタ側からも。アマランタには「高名な父」の特徴があるので、父あるいは家周辺の名前が知られている可能性はありませんか? と。


ST : ふむ、フィオナさんが存じ上げている可能性かあ……アマランタさん当人は知らないけど、スキャパレリ家の名くらいは知っていてもいいかな。スキャパレリの名は知っていてかまいません。アマランタさん当人を元から知ってはいない、くらいで。


フィオナ : 「火は我ら血族を容易に焼き尽くしてしまうだけでなく、それを見た血族を恐慌状態に陥れる危険もある」


アマランタ : フィオナの警告に何故かしら、という様子で視線を向けていたけれど。 「……火は、人であった時以上に危険なものだと、そういうことですね」 ふむ、と頷いて


ヴィクター : 「ふーん……」 焼肉喰えなくなったし別に火に近づかなくていいかな……と考えながら。そういえばお腹が空いた。


フィオナ : 「そういうことだ……」 といったところでアマランタさんの苗字の件に気付きます。 「スキャパレリ……? すきゃぱれり?」


アマランタ : 「はい、スキャパレリですが」 怪訝な顔で。 ※新しい上司のとの付き合い方・距離の取り方を探っている最中のOLの図。


フィオナ  「えーと、失礼だが、ご職業は?」 とたずねます。


ST  :外は暗い。遠くには葉影。ああ、そういえば、腹が減った。


エルヴィン : ST、フィオナさんは新興宗教の教祖様という事ですが、それを知識としてPCが知っている、という事はあり得ますかね? オカルトと知性とかで。


ST : 教祖はあぁーどうでしょう、フィオナさん、あなたはお名前やお顔を一般に公開しているタイプの教祖さまですか? それとも、一般には姿を知られていないタイプですか?


フィオナ : 名前、顔ともに完全に非公開です。戸籍上は死んだことになっているはず。


ST : ということでして、「意識的に調べようとしたことがある」のでなければ、知っていたということはないでしょう。>エルヴィンくん


エルヴィン : 了解です~。意識的には流石に調べないだろうから、自分はこちらから知らないかな。


アマランタ : 「これまでは薬品の流通会社に。一族会社みたいなものなんですけど、医療メーカーと取引があって」 相手の意図を読み切れず、これはどこまで説明したものかな、と悩みつつ、そんなふうに開示を。 「ですが、それが何か?」 >フィオナ


フィオナ : 「わけあって貴女のところとは仲良くしておきたいのだ。理由はいずれ分かると思うが」 と答えます。「とりあえずこれだけは言っておこう。『お初にお目にかかります。以後お見知りおきを』」


ST : さて、ここは皆様の情報共有などに当ててかまいません。ひととおり終わったらリックさん、合流なさってくださいませ。


アマランタ
 : 相手の言葉を咀嚼するのに一拍をおいてから。 「分かりました。私の意志だけでどうにかなるものだけでもないでしょうが、『こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします』」 >フィオナ


フィオナ : アマランタさんとの会話後、ここにいる全員に対して 「何も知らずにここから出ようとするのは無謀だからな、一応私が知っている基本的な事柄について教えておこう」 と宣言します。

 伝える内容は、①カマリリャとサバトについて大雑把に ②血族の基本的な能力と弱点 です。
 氏族の特長についてはどれくらい詳しく知っているのことにしましょうか?


ST : フィオナさんは元からの吸血鬼ですし、「大雑把な特徴と性格のステロタイプ、どの氏族がサバト・どの氏族がカマリリャ所属か」くらいは知っていてかまいませんよ。ただし、ステロタイプはステロタイプに過ぎず、それ以上のものではありませんが。


フィオナ : 了解です。氏族と氏族固有の訓えについてもわかる範囲で話します。


クラウディア : では氏族知ったよ! でOK? 氏族の弱点なんかも知っちゃいます?


アマランタ : では、フィオナさんからの伝達事項をふむふむと頭に入れて。こちらも自分の使ったことのある訓えや能力を開示しておきましょう。アマランタは死体からしか吸血したことがないので、この時点ではそれっぽい……とまではいってもジョバンニだと確定はしないかな。


ST : 弱点は……フィオナさんは、自分の氏族以外知らないとしてもらおうかな。フィオナさんが全部知っているような公開情報とも思えませんし。


クラウディア : 了解です。



アマランタ : えるえるくんはともかく、他の4人は自分の氏族名知らないですよね?


エルヴィン : えるえるも怪しいモンだけど?


アマランタ : えるえるくん。(笑)


エルヴィン : ほら、自分の血液型知らなくても大丈夫な人っているじゃない? マルカヴィアンってそういうタイプ。


クラウディア : 氏族の特徴まで知ってたら教えてほしいけどそこまではさすがに知らんよね。


アマランタ : よく考えたら実質「こういう性格だからA型じゃない?」くらいでしたねこれ。やらなくても十分かもと思えてきた。


フィオナ : 使うことの出来る訓えとかにもかかわってきますから、知っておくことに一応意味はあるかもしれません。誰かの氏族を知っていれば、それを後々利用できるかもしれませんし。


クラウディア : 利用(良心1)?


フィオナ : 良心1の方々なら、きっと有効に利用してくださるはず……!


エルヴィン : んでは、フィオナさんから一通り吸血鬼知識をもらったら、こちらからも現状の情報をお話しておきましょうかね?


アマランタ : ですねー。


クラウディア : クラウディアはなんにも知らないんだよなァ……。(たしか)


ST : さて、他に話したいことがおありでしょうか?



ヴィクター : ああ、フィオナさんの胸のサイズを聞きたいぐらいですね。いくつでしたっけ……?


クラウディア
 : そこ大事なの!?


フィオナ : (考えてなかった)


エルヴィン : 実は胸のサイズに恵まれた女性の多い卓なので逆にナイチチワンチャン。


クラウディア : 確かに、逆にないのもありかも。(笑)


アマランタ : 「セクハラを理由にしてこちらにみんなを引っ張ってきたわけだけど、どうやら本当に折檻をしなくてはいけないのかしらね……」 という顔をアマランタがしている。



フィオナ : 弱点の件了解です。

 最後に付け加えて、
 「私がこうして知識を伝えたのには理由がある。ひとつは私のみが情報を独占するのはフェアではないから、もう一つは諸君らの生存率を上げるためだ。決して相互の争いに利用させるためではない。その点は肝に銘じておいてもらいたい」

 あ、もちろん自分の氏族がヴェントルーであることも開示しておきます。


アマランタ : 「……胸に刻んでおきましょう。知識を伝えて下さったことに感謝します」 一つ目の理由に、吸血鬼という存在としては少々意外な印象を受けつつ、ゆっくりと頷いて。


クラウディア : 「もちろん……誰かを傷つけるなんて、嫌……」 もう、生きる……果たして生きていると言っていいのかわからないけど、そんな状態である必要はあまり感じていない。このまま朽ちるのも悪くはないななんて。……ただ、あの笑顔に未練がないなんてことはないし、……渇いている。求めている。血を。


ST : ぽたり、と。どこからか、紅い雫が落ちる幻を見た気がした。


エルヴィン : 「さぁ、さぁ、それじゃぁ次はボクらの話をさせてもらっても良いかな、フィオナお嬢様」 恭しい礼をしながらゆっくりと立ち上がるエルヴィンの動作は、それがかえって何処か軽薄さを感じさせる。


フィオナ : 「そうだな。私も諸君らの話が聞きたかったところだ」 と了承を示します。


アマランタ : 「……」 こちらの秘密を、どこまで話すことになるかしら。腹の読み切れないところのあるエルヴィンに任せつつ、ちょっと傷が重いので、たったままソファの背中に身を寄せておきましょう。


エルヴィン : 「まず、語りますはボクを除いた4人の若人……その4人が一夜にして、全く別の吸血鬼から抱擁を受けたという話は、貴方はもうご存知かな? ……こんな話、よくある事なのかなぁ?」


フィオナ : 「さあ? 私の記憶にある限りでは『ない』はずだが」 血族を増やしすぎることがご法度なのは、すでに先ほど話してあります。



エルヴィン : 「つまるところ『異常な何か』が彼らと彼女を宵闇の糸でたぐり寄せ、深淵へと引き込もうとした……と。 それでは、そう……この屋敷、さっきまで劇場にいたボクたちが突然この屋敷へと招待された。こういう事は……今回が初めてかな?」


フィオナ : (コイツ、トレアドールか? それともマルカヴィアン?) と思いつつ、「私が知る限りはな」



リック : あ、だいぶ前から補足し忘れてたんですが、リックの弱点<人違いは氏族が <トレアドール> や <ケイティフ> に間違われやすい、というものだったりします。(表現をピアノやバイオリンに使う気満々の顔)(そして傷が治りにくい)



 【V:tM解説~ケイティフとは】

 血が薄くなりすぎて氏族の特性をもたない吸血鬼たちの事です。
 父の事を全く知らず、力も立場も弱いために、吸血鬼たちからは軽視されがちな存在でもあります。
 ケイティフでありながら高い地位、実力を持つものはほとんどいないようですが、特殊な立場を利用して高い地位にあるものも僅かながら存在するようです。



エルヴィン : 人違いというか氏族違いですね。


ST : リックさん全身からヴェントルーの香りがするのになあ。


アマランタ : トレアドールに誤解された結果、美しいものを見せられて卒倒することを期待されるりっくん、という可能性?


リック : ルルブの人違いの欄にもありますが 「別の血族に似ている為、人違いされることがある」 ですから。実際ダイスは振りませんが美しいものに見とれはしますよ!


アマランタ
 : その表記、 「別の吸血鬼」 と勘違いされる かなって思ってましたけど、氏族勘違いも面白いですなあ。


リック : 氏族勘違いに振ってみました。なんにせよなんか勘違いされればいいんだ!



エルヴィン : 訝しげな視線を受けて、満足そうに笑う。 「そういう事が出来る吸血鬼に……心当たりは無いかな? 力ある吸血鬼なら、こんな戯れもやってみせるものかい?」


フィオナ : 「少なくとも、こんなことをやってのける血族にはお目にかかったことがないな」 といった後で少し考え直し。

 「いや、単にそうした力を披露することがないだけで、公子や長老たちならば可能なのかもしれないな。いずれにせよ、今回の件を仕組んだのはきわめて強力な、そしておそらく高い地位にいる血族だろう」


エルヴィン : 「ふぅん、そうか……」 そこで少し爪を噛むような仕草を見せて。

 「貴女ももう気づいてるだろうけど、劇場からこの場所にくるわずかな間で、
ボクらの仲間が一人だけ姿を消した……。
  彼はね、そこにいるヴィクターさんと
熱い一夜を共にした間柄で……。 ボクたちの中で一番『今回の事件』の核心に近い所にいる。
  ひょっとしたらもう……高き血族とやらの手中にあり、命もないのかもしれないけれども……もし、彼が生きてたら、助けてあげて欲しいんだ。
  彼はボクたちの大事な仲間で、ヴィクターさんの大事な
思い人だから……」

 そう言いながら小さな頭をペコリと下げる。その態度は、最初に見せた道化芝居と違い、真に迫ったものだった。



アマランタ : >>>熱い一夜を共にした間柄<<< ※暴力的な意味で


エルヴィン : 思い人 ※撒き餌的な意味で


クラウディア : 熱い一夜。(笑)


アマランタ
 : NG「そうね、たしか、リックとも、一晩の間、とても激しい関係を持っていたわ」 ※拷問的な意味で


クラウディア
 : この卓もそういうあれなの?


ST : ※どうしてそうなった※


フィオナ : なんという誤解を招く表現!


エルヴィン : ヴィクターさんのフラグを折るのに余念のないマルカヴィアン。



アマランタ
 : 「公子、長老…そのレベルで強力な血族…ね」 厄介だなあ、始めてやって来た部屋だったかな、あそこに置いてあった奇妙な石像のイメージが頭をよぎって。


ヴィクター : 「ちょっと待てエルヴィン。熱い一夜ってなんだ」 真顔です。


アマランタ : (解釈によるけれど、まあ、あんまり間違ってないかなー……)


フィオナ : 「なるほど。仲間で、思い人か……」 とヴィクターさんのほうを見ます。


エルヴィン : 「名前はパトリック。もし彼を見かけたら、フィオナさんも保護してあげてよね。ヴィクターさんの同棲相手なんだ」(しれっ)


クラウディア : 「……(エルヴィンくん……楽しんでる……)」 ちょっと好感度が下がった。


エルヴィン
 : (てへぺろ)(でも……これでフィオナさんも現状はボクたち以上に把握してないって事か……皆の『父』について、カマリリヤではわからない……サバトが主犯ならちょっと厄介そうだよなぁ) 脳味噌コネコネ。


アマランタ : 「ヴィクター、隠さなくてもいいのよ」 そっと近づいて、肩に手を置きましょう。フィオナさんから見えない位置でちょっと胸を当てておくか。 (これで、ヴィクターなら余計なことは言わないで済むはずよね……) アマランタは色仕掛けを覚えた。


リック : 胸をあてて秘密厳守。(笑)


クラウディア : あててんのよ!



フィオナ
 : 「わかった。最大限の配慮をしよう」


ヴィクター : 「……オレは女が好きなんだよ。あまりごちゃごちゃ言ってると おっぱい揉むぞ」(キリッ)



クラウディア : >>台無し<<



エルヴィン : 「ありがとう……」 感謝の笑顔は、まるで邪気のない少年のそれそのものだった……。

 といったあたりで、一通り情報共有した、という形でOKですかね?
 ヴィクターさんの発言に被るように笑って、ヴィクターさんの発言がフィオナ嬢にぼけて聞こえるようにしておこう!


アマランタ : こちらからは特に追加する共有内容もありませんですー。


クラウディア : 同じくー。ただえるえるくんへの好感度がちょっと下がった


エルヴィン : ごめんねクラウディアちゃん、でもボクはマルカヴだから、自分の楽しみたい狂気に逆らえなかったんだ……!


フィオナ : こちらも追加することはありません。ヴィクターさんがそっち系だと確信を得たところです。


ヴィクター
 : ひどい! 誤解だー! ということでこちらもOKです。



ST : エルヴィンくん本当にマルカヴィアンだな!


アマランタ : フィオナさんが確信してしまった。これが長老も恐れるマルカヴィアンの≪悪戯≫……。



リック : アイリとセレナが丁度 「熱い一晩をあの人は男と過ごしてた」 あたりが聞けたタイミングでホールに入っていました。何か大事な話っぽかったので静かーにしてただけですよっ。

 アイリとセレナにはばっちり 「あーあのガタイのいい男色の人ねー」 って認識を植え付けました!(ばちこん)(ウィンク)


クラウディア : 空気読める男だ。


エルヴィン : 率先して折られるヴィクターさんのフラグ……!


アマランタ : エアマルカヴィアンの多い卓ですね!


クラウディア : 中の人たちがマルカヴィアン。


リック : はははヴィクターさんばっきばきィ。


アマランタ : ヴィクターさんは男性とツーマンセル状態の時が一番格好いいからな……。


ヴィクター : みんなひどいよ。おじさんに冷たいよ。(´・ω・`)



ST : がちゃり。

 リックさんが扉を開けて、二人を伴いホールに入ってくる──。
 ──そこに、激しい音が鳴り響いた。

 重いガラスの割れる音が、空気を切り裂いた。

 と、今日は以上です。:お疲れさまでした!



エルヴィン : 全然お疲れさまでした! はい撤収ー! って言えるような状態じゃないヒキなんですけど!!!!


ST : HAHAHA!


アマランタ : お疲れさまでした! 引きが不穏すぎる!


ヴィクター : お疲れ様でした! ガラス割れるといえばバイオ思い出した……。(ケルベロスぱりーん)



ST : 次回どうなるか、ご期待ください!








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