>> 第十三回 / 陥落






 星の輝く夜空の下、寄り添う二人は語りあう。
 星の輝く夜空の下、電話ごしに少年は人の温もりにふれる。

 それより深い、地下室で。
 そんな人間性とかけ離れた「話し合い」が行われようとしていた……。





アマランタ : こんばんは!


クラウディア : 今日は良心1組のターンかな?


アマランタ : ごうm……尋問パートですねえ。情報をひきださねば。


クラウディア
 : たのしいごうm……尋問タイム♪


エルヴィン : <前回までのあらすじ : 良心1組がなんとか悪漢をとりおさえている最中、エルヴィンはボブを召喚していた>


アマランタ : ボブが欲しいか……ボブが欲しければくれてやる!


クラウディア : またボブで開始だよこの卓。


アマランタ : でも今日はまだボブ度が低い気がしますぞ。


ヴィクター
 : いろいろ酷い。(笑)


リック : こんボブミロ。(挨拶)


エルヴィン : ボブミロー。


クラウディア : もうこれから挨拶ボブミロでいいんじゃないかと思ったけどこの卓ミロ関係ない。


エルヴィン : (ミロと関係の深い卓があるんですか……何それ怖い)


リック : ええ!? じゃあボブガバー


クラウディア : ガバさんも関係ないです!!! ……しかもなんかそれボブがガバーってしてるみたいですごく嫌だ。


アマランタ : 同卓していないのにもかかわらずミロの人とガバさんを理解しつつある。


クラウディア : 全部中の人が一緒っていうのがなんかもう。


リック : これが風の噂かー。


クラウディア : クラウディアのイメージは死守する。(真顔)


ST : 遅くなりました、すみませんこんばんはーッ!


エルヴィン : こんばんはいらっしゃボブ!


クラウディア
 : こんばんミロー!


ST : なんでミロまで(この卓に)感染!?


エルヴィン : (ミロ、恐ろしい子……)


ST : さて、皆さん問題なければ開始しましょうか。


リック
 : あいあいさー!




 【同時刻 地下室】




ST : 一方、地下。

 アマランタさんたちは、ヴィクターさんの手によってしっかりと押さえ込まれた男と向き合っていた。
 「……何を言いたい。中立だっていうのか、そんなに何人も雁首並べて」 男は唸るように言葉を返し。

 というわけで、ようやくまいりました、尋問タァーイム。
 アマランタさんたち、お待たせしました。


ヴィクター
 : 男さんはヴィクターサンドイッチにされていたんだっけ……? 地面>男>ヴィクター って感じですか。


ST
 : ですね。



エルヴィン : 前の流用だけど、一応聞きたい事まとめおいておくね。


 ・カマリリャの犬といったが、カマリリャとは何か。
 ・連続殺人事件の首謀者はお前たちか。誰かの命令か、何か組織があるのか。
 ・なぜえりりんをターゲットにしたのか。
 ・なぜ女性ばかりをターゲットにしたのか。
 (・なぜ今夜は二件の儀式を行ったのか……は、アマランタさんとエルヴィンしか知らない事実だったからアマランタさん任せた!)



クラウディア : きゃーエルエルくんできる男ー!


アマランタ
 : 儀式の目的、対抗勢力の存在、とかもきけそうですなー。


ヴィクター : 名前は必要ないかな?> 聞きたいこと


エルヴィン 
: 一応名前も聞いておこうか。ウィリアムさんとかいうかもしれないし。


クラウディア : ウィリアムやめろ。(笑)


ST : こんなところにまで……ミロが……。



 【ウィリアム解説】

 フルネーム、ウィリアム・ワイズ
 1890年のアメリカにて精神科医として活躍するが、精神科医としてよりも法律家としての知識が豊富で、芸術的にバスケを操る。
 ことあるごとに(1900年代に販売が開始されたはずの)ミロを他者へすすめ、1890年代ではまだスポーツとして確立していなかったバスケをしていた事から後に「未来人」の設定がつき、最終的には2000年代の未来に戻っていった、cocのキャラクターである。
 なお、クラウディアさんの中の人と関係があるとか、ないとか。
 今は(過去からつれてきた)ちょっと天然な嫁と幸せに暮らしているという。
 ちなみに、「ミロ」は彼の通称で、この卓でミロといえばだいたい彼の事である。



クラウディア
 : 確かに時空超越する男だけど多分儀式とか血吸うとかする前にミロ勧めるからね?


アマランタ : じわる。 <血を吸うとかする前にミロを薦める


ST : ミロをすすめてから血を吸うの? 吸わないでミロをすすめるの?



アマランタ : さて……相手が女性に対して奇妙なコンプレックス持ちのようだったので。今度は刺激しすぎないように一歩下がっていましょう。尋問が進むにつれて口を出していく姿勢。


リック 
: 「ええ。中立ですよ……そう、“今のところ”は、ね」 主に会話を試みてたのリックだったわ。中の人が記憶でNGしかけてたわ。


ヴィクター : ヴィクターはまた油断して犯人を逃がさないよう、今度はしっかりホールドしておきます。お話はりっくんにお任せ。


ST : 「……ふん」 視線をそらした。


リック : 「これから大事なお話をするんですから、お名前を伺いたいのですが……答えてくださいますかねえ」


ST : 男は口を引き結び、リックさんから視線をそらしている。


アマランタ : あ、ST。アマランタは 「霊媒体質」 の特徴を持っているんですが、この男の周囲に死霊の類がくっついているようなことはないでしょうか。

 連続殺人犯なら被害者の霊がくっついてたりしないかな……なんて。


ST : おや、それは面白い。ちょっとお待ちを、ルールを確認します。


リック : 何度も尋ねていることだけれど、答えてくれないのなら仕方ない。眉尻を下げてやれやれと肩をすくめます。

 「先ほどの質問……僕たちが雁首揃えて貴方の眼前に居る理由ですが、それは極めてシンプルです」
 はあ、と一息吐いて工具箱の上にでも腰を下ろしましょうか。


ST : 工具箱はリックさんの体重をかけられて、ぎしりと鳴った。

 (霊が見えるかどうかは)そうですねえ…… 知覚+交渉、難易度は、8 かな。
 それで成功すれば、死霊の姿を嗅ぎ取れることにしましょうか。

 能力値同士の組み合わせという変則ロールですが、バリエーションを増やすためにこうしてみました。
 「霊がまだそこにいるやいなや?」 という幸運ロールてきなものも含んでいるので、やや難易度高めです。


アマランタ : わーい ではリックさんの言葉が静かに続く中、暗がりに目を凝らしてみましょう。

  (何か、今動いたような) ……(ころころ)…… DiceBot : (6B10>=8) → 8,4,3,8,2,1 → 成功数2 (1マイナスで成功数1



クラウディア : イチメデールさん今日も生き生きしてるね。


リック
 : でも1成功やったね。


アマランタ : 出目1は俺に任せて先に行け! よしよし、犯人さんの情報とこれで聴き比べができる可能性が!



リック : 「貴方、運がなかったんですよ。獲物を間違えてしまったとでもいいましょうかねえ?」

 「ヒース……エリカさん、貴方が今回手にかけようとした黒髪の彼女なんですが、僕たちの共通の友人でして」

 足を軽く組んで、困ったような笑顔を吸血鬼に向けます。


ST : 「ヒーロー気取りか」 ぐう、と小さく唸る。


リック : 「あはは。まっさかあ。 ……彼女に手を出しさえしなければ。少なくとも僕は、下らないゴシップとして流し、世の中物騒ですね、なんて談笑の種にするくらいでしたのに」


ST : 一方、アマランタさん。

 貴方の目はぼんやりと男の周囲にある姿が見えてきます。

 それは「女」という特徴をかろうじて嗅ぎ取れるくらいの、ぼんやりとした煙です。
 煙は怨嗟だか嘆きだか分からない、地の底から響くような声を上げて、男の周囲をぐるぐると回っています。


アマランタ : 死霊がいたらいいなーとは思いましたが、これシステムによっては正気削れるやつだな……。(笑)


リック
 : 「いやあ、しかしあなた、本当に運がないですねえ。足は折られる、腕は刺される、挙句に目まで潰されて……そこは同情しますよ? 痛覚はあるようですしね、ひとまずは治ったようで安心しましたけれども……」

 笑顔は崩れないまま、言葉に伏せられた真意とは裏腹に穏やかな声音が部屋に響く。


ST : 「…………」 男は思わず後ずさろうとして、押さえ込む手足に動きを阻まれた。


ヴィクター : 頑張れりっくん! (※男をべしょーと押さえ込みつつ)



アマランタ : ヴィクターさんが男の上に乗った。


クラウディア : その形容はよくないとおもいます!


エルヴィン : ボブ悲しむよ……あんなに心配してたのに!


ヴィクター : ヴィクターの熱い胸板にはさまれる男の人かわいそうやでぇ……。


リック : 描写的になんやらひょろそうですしねえこの男性。


ヴィクター : ボブだと大きいから難しそうだけど、ひょろそうな男性なら包めるね。


アマランタ
 : 包容力がありますからね、ヴィクターさん。



リック : 「いやはや、吸血鬼の再生能力っていうのは凄いんですねえ……あ、そうそう。もうその再生能力を活かしての荒事は勘弁願いますよ? 貴方を取り押さえている人はともかく、そちらの淑女の役割はブレイン、僕に至っては掠り傷も治せやしません」

 ね? この通り。
 と首をかしげて持っていた拳銃をくるりと回す。非戦闘員アピール。見ようによっては唯の人間だ。



クラウディア : りっくんがえろい。


アマランタ : 貴重なりっくんの黒幕顔シーン。



ST : 唯の人間、のように見える青年のアピールに、男は気圧された。青年が何を言いたいのか、まあ、分からないわけがない。


リック : 取り押さえられている吸血鬼が何かを気取ったようならば、満足そうに目を細めて口端を吊り上げた。


アマランタ : 「……貴女、声は聞こえるかしら。その男に恨みがあるのね?」

 男に気取られないように霊を招きよせてみたいですが。
 女の幽霊に会話や交渉が成立する相手だろうか。(汗)


ST : 煙はあなたの声を聞きつけ、身体をぐるりとあなたに向ける。顔を向けたかったのだろうが、それは叶わない。女には首がないからだ。



アマランタ : ヒッ! こわいよおおおお!


クラウディア
 : SANチェキおめでとうございます!!!



アマランタ : 男が嘘をついているようだったら指をたてる、真実を語っているようなら指を折る。みたいな感じでやってもらおう。(震え) ない首は振れない。


ST : 大丈夫、あなたの正気は守られますよ。その煙が輪郭を備えていたのなら、どうなっていたか想像しなければね。煙ですもの。


アマランタ : PCの正気は守られているかもしれませんがPLの正気度が緩やかに下降を。



クラウディア : ボブを思い出して保つんだ……!


エルヴィン : あるいはミロを飲んで正気を保んだ!


アマランタ
 : ボブを飲んで正気になった! よしおれはまだいける。


クラウディア : 混ぜるな危険。


リック : ボブを飲んで。(笑)


クラウディア
 : 混ぜていいのはミロと牛乳だけです。


ヴィクター : えっ、ボブに牛乳かけるの?


クラウディア
 : えっ?


エルヴィン
 : えっ?



リック : 「……さて? 彼女に手を出したのは偶然ですか? それとも。誰かからそそのかされでもしましたか?」


ST : ……男はひくりと手足を引きつらせ、いちど、明らかな恐怖をその歪んだ顔に浮かべた。


リック : 「さあ。質問にお答えください?」


ST : 「ぐ、偶然だ。偶然だ! こまっしゃくれた女だったから狙っただけだ!」


リック : 「偶然にしては、随分と用意が良いのですねェ……」


ST : そこでアマランタさん、あなたは気づくのですが、煙はなにかを手に持っているようです。


アマランタ
 : おや、なんでしょう。煙の女性の手を見てみましょう。


ST
 : 煙の手には、まるいものがあります。まるくて、両手でかかえるくらいのもの。


アマランタ : それはなんだか、人の頭を連想してしまうのですけれど。ですけれど。


ST : それは不思議と、煙に抱えられて輪郭を保ち……。

 想像通りのものですよ。

 まるで眠るように目を閉じた、きれいに化粧した女の生首が、そこに。
 アマランタさんがそれを目の当たりにした一瞬あと、首は何もなかったように、煙にまぎれてしまいます。



エルヴィン : (ぴゃぁー)



ST : 「し、知るか」 男の声は不自然なほど引きつっている。リックさんに最初の問いを発されてからだ。


リック : 「上手な嘘をつくすべを持たない者が、ごまかしに走るのはよい判断とは言えませんね。もう一度同じ問いをしましょう。彼女に手を出したのは、偶然ですか? ……違いますよね」


ST : 「……」 男は口を引き結ぶ。


アマランタ 
: 冷徹な良心1だけど、煙の彼女には情を揺さぶられたかもしれない。 

 「ねえ貴方……もし知っているなら教えてくれない? これから、この男が嘘をついているのかどうか。もし教えてくれるなら、かなう限りこの男に何らかの裁きが与えられるようにするわ」
 と死霊に交渉をもちかけてみましょう。


ST : あなたの呼びかけに、煙は一度身を震わせました。少しばかり時間があいて……。

 「わかる、なら」
 それは、くぐもった中からどうにか聞こえた声でした。


アマランタ 
: シャベッタァァァァ!


リック : 「……あまりだんまりが続くようなら……僕の、“好奇心”に付き合っていただくことになりますが……」

 ねえ、吸血鬼って、丈夫なんですねえ。そんな含みのある目線と、銃をゆるりとなぞる青年の指。


ST
 : 男はぎゅっと目を閉じて下を向く。あなたの視線を、声を追い出そうと。


アマランタ : 「ありがとう。辛いかもしれないけれど、少しだけ、お願いね」 死霊の彼女にゆるりと頷いて。

 男の背後に歩み寄ります。 
 「……先の彼女、とてもきれいな子だったわね。どうして首を取ってしまったのかしら?」
 先ほどちらりと見えた死霊の彼女の顔、それについて見た人しかわからない情報を付け加えて。男に話しかけましょう。


リック
 : ゆっくりと腰をあげて立ち上がり、革靴でしっかりとコンクリの床を踏みしめ……足音を聞かせてあげましょうね。

 「人間の場合、失った部位を取り戻すのは難しい。さて、では、吸血鬼の場合はどうなるのでしょうか。くっつけると戻るのでしょうか?」
 「それとも、新しく生えてでもくるのでしょうか……ね?」
 銃口を吸血鬼の左手の小指の付け根にごり、とあてますよ。



クラウディア 
: りっくんが黒い。


アマランタ
 : びくたさんも格好いいいことやっていいのよ! 黒いことやってもいいのよ!



ST : 「ヒッ」 あ、背後からいきなり話しかけられて驚いた。


アマランタ
 : 「私たちは何も知らないわけでもない。あんまりだんまりが続くと、彼が気を短くしてしまうわね」 少々脅迫をくわえましょうか。


ヴィクター
 : 「で、どうするんだ? 話すのか? 話さねぇのか?」 男の身体をギュっと押さえつけながら。殺さないように気をつけながら力を加えて言いましょう。


ST : 「……顔のいい女だったからだ。見せびらかしてやりたかったんだ」

 加えられた力に、男は苦痛の声を上げる。人間ならば脂汗のひとつでも流れていようもの。
 それでも男は、リックさんの問いに口をつぐむ。


リック : 淡白な笑みのまま、顔色ひとつ変えずに引き金をひきます。接射ですから判定はいりませんよね?


ST : 判定はいりませんよ。この状況で失敗するはずがない。銃弾に貫かれ、男の絶叫が響く……もっとも、その傷も治ってゆくのですが。


リック : 骨が砕けているうちに、指をひきちぎってもっておこうかな。なんて。


ST : ぶち、ぶち、ぶちぶちぶち。 ……男の小指は爪が伸び、皺がよっている。


アマランタ : 「……あまり好奇心と激情に走らないでね?」

 (またさっきみたいに暴れられたら厄介よ)

 と折を見て耳打ちはしておきましょう


リック : ここからどう治るんでしょうかね! なんて好奇心。アマランタさんの耳打ちには すいません と眉を下げて頭をぺこぺこしておきます。



クラウディア : りっくんマジ良心1。


アマランタ : りっくんは手加減がない。(震える)


リック
 : こ、小指なのですごい手加減しているのですが。


ヴィクター : 普段おとなしい人が起こると怖いよね……。


ST
 : たぶんダメージの大きさの問題じゃないYO。>りっくん


リック 
 あるぇ~?


ヴィクター : オトシマエツケテモラオーカ。


クラウディア
 : ジャパニーズヤクザ。(笑)


エルヴィン
 : オー、ジャパニーズゴクドーネ。



ヴィクター : そんなりっくんのようすを見てちょいとびっくり。でもすぐニヤリと返しておこう。 『なかなかやるな』 みたいな目線で。


リック : 答えてくれそうな雰囲気はあるものか。


ST : 男は口の端を震わせながら、苦痛のままにかみ締めることで口をつぐもうとする。


リック : あと9本。男にだけ聞こえるように囁いておきましょー。ちょっと楽しくなってきちゃったってわけじゃあないですよ、ええ。



アマランタ
 : やだあああこの地下室コワイ人しかいないよおおおお。


リック : やだあああ こわーい!(女子高生ノリ)


ヴィクター : ふぇぇ、こわいよぉお。


エルヴィン
 : 「りっくん……なんて……なんて立派な吸血鬼に……!」 良心が高いお兄ちゃんもりっくんの吸血鬼としての意識の高さに脱帽です!


リック : お兄ちゃんに褒められて嬉しくない弟がいるはずがない!



アマランタ : (お嬢さん この男の仲間の姿を見かけたことはある? きっとこの男はごく末端のような気がするのだけれど) > 死霊さん


ST : 煙はふるふると首を、ない首を振ります。


リック : (ん……アマランタさんやクラウディアさんが遭遇したっていう不審者は……はて、関係ありますかねえ)

 (同一人物だとすると移動が少々早すぎるような……関連性の有無は今の段階では如何とも言えないか)

 複数犯の可能性もあるかな?
 という意味でちらりとアマランタさんを見つつ、さっきからなんだかあの人空中の何かを見ているような……気のせいか。


アマランタ : さすがに知らないか。揺れる断面に視線の焦点を合わせないようにしつつ。


リック : 「まあ、ひとまず質問はまだありますので、先に進みましょうか」

 「また事件関係の質問になりますが、ああ、まあ、これは好奇心なんですけども……」
 「何故女性ばかりをターゲットになさったので? エリカさんは今は、置いておいて、ね」
 「そうそう、壁に描かれていたという模様についても興味をそそられます。何かの儀式のように思えるのですが?」



ST : 「……悔しかったんだ。女どもは俺を馬鹿にする。思い知らせてやりたかった」 呻くように男は口にする。

 「模様はサバトの模様だ。俺もサバトの一員だと……」
 何かを言いかけたのに気づいて、男は口をつぐむ。



アマランタ : かまかけに入った方がいいかな?


リック : そうですねぇ……まだしぶるなら……。


ヴィクター : おかま掘るに空目して爆死しました。良いと思います。>かまかけ



アマラン
 : 男の方に、背後からぽんと手を置いて。

 「そうね、そうやってだんまりをしたいのは分かるわ。サバトはとても恐ろしく、強力な存在だものね? 
  でも、こうして失敗した貴方を、それは見逃してくれるかしら?
  貴方を吸血鬼にした人はどう思っているかしらね」


 先日、自分が変容したことを思い出しつつ。かまかけ。
 こんな形でうまく情報が引き出せるように交渉技能で誘導できないでしょうか…! >ST


リック : 「カマリリャの件も、ありますし?」 かまかけ追い討ち。



エルヴィン : サバトといっても今のぼくらでは 「あー、あの魔女の儀式みたいな?」 くらいにしか思わないだろうけどね!


クラウディア : 今の僕には理解できないアンインストール。


ヴィクター : サバトというと魔法陣描いてズンドコダッターって踊るイメージしか……。


ST : 皆さん(PC)がお持ちのイメージもそれくらいだろうから、気にしなくていいのですよ。


アマランタ : 「鯖と」の誤変換は回避した。


エルヴィン
 : 鯖と < ぴちっ……ぴちっ。


アマランタ : >>>新鮮<<<


リック : 新鮮な誤字だー! 捌けー!!


アマランタ : カマリリャによって捌かれる鯖と。


クラウディア : うまいことを。


エルヴィン : 鯖のカマなのね。そうなのね。鯖はあたまたべるところないぜよ。



ST : そうですねえ……(シークレットダイス)……(ころころ)……。

 ……男はぎゅうと口をつぐむ。
 湧き上がる恐怖を押し殺し、痛みを堪え、どうにか口を開かずにいる。

 ここは交渉ロールでの解決はなしにしましょう。


アマランタ
 : 了解しました、ありがとうございます。

 うーむ。
 苦痛系ではもう吐いてくれない手ごたえを受けているんだけど、なんか説得とか情報引き出しに使えそうな手がかり見落としてるかなあ?



リック : 喋らない んじゃなくて、喋れない のかもしれませんね。支配かなんか喰らってんのかなあとも思いつつ。


アマランタ : ああーなるほど。


ヴィクター : 支配くらってたら何も話せないです? 解除方法とか……。


リック : 支配を重ねがけしてやりゃあよろしかったはず。



アマランタ : 「貴方が一人でやっているとして……さっきのあの子を含めれば、一晩で二件も"思い知らせてやろ"うとするなんて、随分と大食いね? 倉庫街の方も大変なことになっていたわよ」


ST : びくりと男は身体を震わせる。


リック : 「サバトの方々が見逃したとして、今貴方が身を置いている危機的状況はどう処理なさるおつもりなのでしょう?」

 「貴方一人の力で窮地を脱する?  誰かが貴方を案じて助けに来ますか? ……どうなんでしょう。ねえ」

 今晩は二件も食事しているんですね!

 じゃあもうちょっとくらい血を流しても平気ですね! はは!


アマランタ
 : (……りっくんに火をつけてしまった気がするのだわ)



クラウディア
 : リッくん心の声。(笑)


リック : 心の声だよ? 声に出してないよ???


ヴィクター  : 心の声こわいよ……。



ST
 : (シークレットダイス)(ころころ)

 「…………」
 男は目を開いて、ぐるぐると視線をさまよわせる。
 男がどういう状態にあるのか、知覚+共感で探ってもよい。難易度は6。

 リックさん以外がやっても、その場にいるひとならおっけーですよ。
 共感が無い場合は知覚のみで振ることができます。


ヴィクター : 探りたい探りたい……いくつだったかなー?


アマランタ 
: これはきっとヴィクターさんの出番だ。アマランタは共感持ってないんですよねえ。


リック
 : (ころころ) DiceBot : (4B10>=6) → 8,4,5,5 → 成功数1


ヴィクター : (ころころ) DiceBot : (7B10>=6) → 9,9,8,2,8,2,10 → 成功数5


アマランタ : (ころころ) DiceBot : (2B10>=6) → 4,1 → 成功数0


ST : ブブー。



エルヴィン : (アマランタさん、大失敗だ!)



 【V:tM解説 ~ 大失敗とは】

 指定された目標に届いている出目が一つもない状態で、かつ1が出ている時、判定は「大失敗」とみなされます。
 大失敗をすると、やろうとしていた行動に対してとんでもない間違いを起こす事に……。

 たとえば、故障した車を直そうとしていたのなら車は壊れてしまうでしょうし、逃げようと走っていたのなら滑って転んでしまうかもしれません。
 と、失敗した上にさらに不幸な事がおこる状態……それが「大失敗」なのです。

 ……恐ろしいですね。



リック : う、うん、まあ、ともかく、ヴィクターさん流石ですよ。


ヴィクター : たくさんでたよ! (良い目が)


アマランタ : 圧巻の成功度ですなあ。すごい。しかもイチノメデールも華麗に回避。


エルヴィン : そしてアマランタさんは大失敗しているからきっと見当違いの事を考えるんだろうな。ヴィクター×男とかそういう感じの。 たくさんでましたぁ。


ST : こんなとこで大失敗が出るとは。


リック : アマランタさんの貴腐人への道。


アマランタ  「これはマルカヴィアンの陰謀なのだわ!!!!」 そこに たくさんでましたぁ。 を配置するえるえるくんに深淵な意図を感じましたが、これを口に出したものから腐沼に沈むさだめ。


クラウディア : いっぱいだしたね。(はぁと)



ST : えー、アマランタさんの処理はちょっと待ってください。まずリックさんとヴィクターさんから。

 リックさん。男は何か別の恐怖と戦っていることが、おぼろげに分かる。


リック : 情報ソースとしてはあんま役にたたないナァ……ヴィクターさん教えてくらはい……。


ST : ヴィクターさん。あなたにはありありと分かる。

 男は別の恐怖と戦っているのだ。
 それは苦痛と己の身に迫る脅威を吹き飛ばしかねないほど強く、たがえれば死を免れえないものなのだろう。

 男がその名を口にすることは、男に恐ろしい破滅をもたらすものに違いない。
 男はなけなしの意志力を振り絞り、口をつぐもうとしている。
 その意志の力も、もうすぐ決壊しようとしている……。


 ……そして、アマランタさん。

 ここまでしても口を割らないのだ、男は口を封じられているに違いない。
 支配の術か、あるいはもっと物理的なものが男の口を封じているに違いない。

 あなたはそれを明かしたい衝動にかられる。おあつらえ向きに、ナイフも工具もある。
 と、いうわけで、自制で難易度6の判定をどうぞ。失敗すると、あなたはナイフを振るって男をだめにしてしまいます。

 ※この判定では、振る前であれば意志力を消費して自動成功にしてもかまいません。



アマランタ : せんせい! これ発狂効果です!!!!


ヴィクター
 : ひええ……。


アマランタ : 短期の一時的狂気で1d10=6かな???


エルヴィン : だれかーーーアマランタさんに精神分析ーーーー!


クラウディア
 : ミロ<呼びましたか?


エルヴィン : ミロ先生は法律家でしょ……でしょ……?


クラウディア : 今は精神科医だもん。


アマランタ 
: ミロを飲んで落ち着かされる図が見えた。おかしいな?


クラウディア
 : 多分あいつの診察室行くとあったかいミロが真っ先に出される。


アマランタ
 : それはそれでいい先生な気がする。(笑)


クラウディア : んで病院のお会計するところにミロの袋売ってる。


エルヴィン : (病院なのに? なのに?)



アマランタ : 男を駄目にする(顔を覆う)。えっと少々お待ちください……意志力初期値いくつでしたっけ……?


ST : アマランタさん6点ですね。


アマランタ
 : ありがとうございます! 意志力使用して自制を自動成功にします。 ※意志力 6 → 5※


ST
 : では意志力を1点減らしておいてください。あなたはどうにかこうにか、その手を押さえることができた。


アマランタ : (そう、この口の中に――いや、だめよ。そのりくつはおかしい) (異様な状態にあてられているんだわ……大丈夫、冷静になれ) (自制)

 ……おちついたところで、どうしたものかな、と仲間の顔を伺いましょう。


ヴィクター : (力は決して緩めずに) 

 「……なぁ、お前は誰に脅えているんだ? オレたちに話してくれれば力になれるかもしれない……話してくれないか?」

 まずは冷静に……。


ST
 : (シークレットダイス)(ころころ)


ヴィクター : 「……話してくれないなら、殺す方がいいか? オレもそろそろ限界なんだ。人間は殺すと罪になるが、吸血鬼なら問題ないだろう」


ST : (シークレットダイス)(ころころ)



ヴィクター
 : ヴィクターさんも長持ちしない。


アマランタ : ヴィクターさんの台詞、あげて落とす感じすごい。


クラウディア : 良心……。



ST : 「……」 男はヴィクターさんの緩急つけた脅しに、ぐるりと首を回す。



アマランタ
 : おっこれは!


リック : うーん……喋ったとたんに死ななきゃいいんですが……。


ヴィクター : 死んじゃったらごめんね。


アマランタ : いいのよ。ひとはいずれしぬさだめ……わたしは【ヴィクターさんの男たらしシーン】だと思っているんですがさて。


エルヴィン : 簡単には壊れないから大丈夫だよー。(ごろり)(お気楽吸血鬼さんじゅっさい)



ST : 震える唇が、ゆっくり開かれる。

 「……あいつは名前を言わなかった。どんなやつかも知らない。サバトの一員だと口にしただけだ」


リック : (あ、薬莢回収しておきませんと……)(回収)


ヴィクター : りっくんが証拠を隠滅に……。


リック
 : 「男性の懐柔はこれからヴィクターさんに任せましょうかね」 にっこり。薬莢をハンカチにくるんで胸ポケットにしまいつつ。


ST 
: 「あいつは俺に力をくれると言った。気に食わない女も、いくらでも自由に餌にできると言ったんだ


アマランタ : (人の扱いがうまいわねえ……) と感嘆していましょう。見守りムーブ。


ST : 堰を切ったように男は喋りだす。恐怖に震える声で。



アマランタ : 落ちたー!


エルヴィン : 安定と信頼のヴィクターさん! 暖かい胸板効果で! どんな男もイ・チ・コ・ロ!


クラウディア
 : スチルが挿入されるであろう場面だな。


ヴィクター
 : (やばい、男しかおとせてねぇ……)


リック : いよっ男ったらしー!


クラウディア
 : ヴぃっくんって攻めって認識であってる?


エルヴィン : それとも、襲い受け?


アマランタ : きょうみぶかい話題ですね。


ST : (別にヴィクターさんに意識してそんな方向性をぶつけているつもりはないのだが)(おかしいなあ)


ヴィクター : ヴィクターのケツ掘れるやつなんてそうそういないよ。(たぶん)


リック : STは悪くないですよ。ただヴィクターさんがメンズバキュームなだけで。


クラウディア : バキューム。(笑)


エルヴィン : メンズバキューム。(笑) 卑猥なひびきですね。



ST
 : 「サバトは自由に生きるんだと言った。カマリリャの奴らは敵だ。人間を怖がって隠れ住む鼠だ」


リック 
: 男の自白を見守りタイム。ポケットから飴玉を取り出してからころしています。


アマランタ
 : (あいつ、ねえ……)


ヴィクター : ヴィクターは男の話が終わるまで見守りタイム。逃げたら許さん。


リック : (さて、この人物はどの程度サバトとカマリリャについてご存知なのか……)


ST 
: 「女は好きにしていいと言われた。警察の奴らは好きなようにまけたし、あいつが言ってくる標的は綺麗な女ばかりだった……なのに、なのに、なんでお前らは追いかけてきたんだ」 男は一気に語ると、がくりとうなだれる。



エルヴィン : こうなると「あいつ」の性別外見身体的特徴を詳しく聞かないとすまないな!


クラウディア : 大丈夫? (その男)死んでない?


アマランタ : ヴィクターさんは罪作り。


クラウディア : (ただし男に限る)


ヴィクター : !?


リック : 大丈夫、恋に突き落とされただけで生きてるわ。


エルヴィン : また惚れさせるとか本当に罪な男<ひと>……。


リック : 兄さんはヴィクターさんにひっかかっちゃだめですよーぅ。


アマランタ : それともヴィクターさんの新しい従b 吸血鬼でさえなければ……。


エルヴィン : ヴィクターさんは危険なフェロモンをもっている、ひっかかっちゃだめ……えるえるおぼえたよ! (いんぷと)


ヴィクター : 「女性にもてたいのですが、男性にばかりもてます。どうすればいいですか?」(30代男性)


クラウディア : えりりんとフラグを立てるんだ。


エルヴィン : マルカヴ相談員代表エルヴィン・エルウッド(30)の回答 「もう受け入れてあげれば人生二倍楽しいんじゃないかな?」


クラウディア : えりりん「ごめんなさい、恋人がいるんです……(照)」


リック : えりりんの隣で微笑むエルヴィン氏の姿まで見えた。


ヴィクター : (´;ω;`) ブワッ。


アマランタ : 「大丈夫、貴方の魅力は分かっているわ」(ただしフラグは立たない)


リック
 : 「大丈夫、ヴィクターさんならいいひと(男)、たくさんいますから」


エルヴィン : いいひと(男)筆頭、ボブをはじめ今新しい男も手に入れそうだね! やったねびくたさん!



ヴィクター : 「よく話してくれたな」 って頭をぽふぽふ撫でましょう。よしよし。


ST : 大きな手に撫でられて、男は嗚咽し始める。


リック : 「言ったじゃないですか。貴方、運が悪かったですね、と。……貴方、もしかして吸血鬼になってから日が浅いのでは?」 飴玉ころり。


ST 
 「……そうだ。ほんの少し前だ。仕事を終えて寝て、気がついたらあいつが目の前に立っていた」



エルヴィン : (やばい今吸血鬼ベビーラッシュっぽい)


アマランタ
 : 同じ境遇の人だった!


ST : 「朝起きたら日の光が恐くてたまらなかった。何も食べられなかったし、仕事にも行けなかった。それで、あいつが言ったことは、夢じゃなかったって気づいたんだ」


アマランタ  「"あいつ"とはどうやって連絡を取っていたのかしら?」


ST : 「あいつが来たのは二度だけだ。最初の時と、次の夜に血の味を教えられた時の、二度だけ」


アマランタ : 血の味を教えてくれるだけ面倒見のいい父だな! (母かもしれないけど)


ST : 「それからあいつは来ない。存在を決して口にするなと言われた……」 その声は、少しばかり心細そうでした。


リック : サバト人員……となると……色んな血統がいるなぁ……。


ヴィクター : そろそろコイツ離して大丈夫かな?


アマランタ
 : サバトであれカマリリャ側であれ、ある程度争いは発生しているみたいですけどねえ。(中立勢力である)ジョバンニの父は傷だらけだったし。



エルヴィン
 : 最後に 「……心配するな。恐れるな。もうお前も俺がまもってやる」 といって解放してあげてください。>びくたさん。


リック : その台詞で解放してあげてください!(親指たてつつ)


ヴィクター : もちろんです!


クラウディア
 : フラグ建築乙です。



リック : (……やはり。駒にされただけ……それでもサバトやカマリリャについての知識は僕たちよりも……さて、どうでしょうかね)

 「それは、突然のことでさぞ驚かれたことでしょう。……二度の接触の際、獲物の指示を受けたのですか? それとも、別の手段で?」



ST
 : 「二度目に言われたんだ。この女を殺せって。一夜に一度やれって。でも、追いかけてきてる奴がいるのに気づいて、怖くて……怖くて」


アマランタ : (一夜に一度……他にもコマにされている奴がいる可能性もあるわね。その"あいつ"が自分から手を下して動いているとも限らない……)


ヴィクター : (……ってことは今でもそいつが潜んでいる可能性があるんじゃねぇか……? 外にいる連中は大丈夫か?)


アマランタ 
: 「言われていた標的は、今日の彼女が最後かしら?」


ST : 男は、アマランタさんの問いに小さく頷きます。


ヴィクター 
: 「おい、お前の名前教えろ」 男をなでなでしながら聞きましょう。名前があったほうが何かと便利だ。


ST : 「……パトリックだ。パトリック・ハーヴェイ」 観念したように名を呟く。


リック : 「ようやくお名前を聞けましたね、パトリックさん」

 そういって小指をそっと戻しておこう。結局生えたんですか? それとも断面同士でうごうごしてるんです?


ST : 男の小指は元に戻っていますね。小指がふたつならぶさまは、なんだかシュールにも思えます。


アマランタ : 夜の廃工場で出会って、激しくもつれ合った末、血まで流させて、泣いているところを慰めて名前を聞いた。 って圧縮するとすごいことになりますね。


リック : (細胞分裂の早さが……えっと……うん、まあ。 吸血鬼といういきものはオカルトのかたまりなんですね、ええ) 科学的な疑問を押し殺しておきました。


アマランタ : 「最後に聞かせて。サバトとカマリリャについて、貴方を吸血鬼にしたその人は、貴方にどんなふうに説明したのかしら」 アマランタからは質問はこんなところで。


ST  「……サバトは吸血鬼が世の春を謳歌し、自由に生きる場所だって、そう言ってた。カマリリャは吸血鬼のくせに人を恐れる、腰抜けの鼠どもの集まりだって」


アマランタ : (抽象的なことしか教えられていないのね。ううん)


リック  : (物はいいよう、言い方を変えれば犯罪集団と共存思考の穏健派といったところでしょうかね)



エルヴィン : 【カンペ】 「そうか、いい名だな……もう心配するなパトリック。苦しかっただろう。俺たちは敵じゃない。お前が俺たちに牙をむけない事を約束すれば、俺がお前を守ろう」 といいながら暖かい抱擁をお願いします。>ヴィクターさん。 

 エルヴィンは 「エンダァァァアアァァァーーー」 の曲準備しますね。
 (マルカヴADによるいらないカンペ)


ST : マルカヴィアンの恐怖のカンペがのぞいている!


ヴィクター : ちょっとまってねー、かきかき。


アマランタ
 : 「もしもしヴェントルーさん? マルカヴィアンがまた現場にはいってきてるんですけどーお宅<カマリリャ>ではどういうしつけをなさってるんですか!」


リック : ST、エンダァをカットインにいれておくべきですか?(真顔)


ST : エンダァはいれなくていいです。>リックさん



ヴィクター : 「そうか。パトリック、オレの名前はヴィクターだ」

 撫でていた手を止め、頭をがしりとつかんで少し力を込めながら。

 「オレは、お前が綺麗なレディたちを殺したのは許さない。」
 そして手を離し、頭をぽふり。
 「……が、それはひとまずおいておこう」

 身体を彼から離し、手を差し伸べ
 「……心配するな、俺たちは敵じゃあない。パディ、お前がこの先人を殺さずオレたちに協力するなら、オレが守ってやる」
 ここまでワンセットで!



エルヴィン : ヴィクターさんのエンダーバリューセット! こりゃ視聴率あがりますよ!(ヘルマルカヴP)


クラウディア : ヴィっくんマジフラグ建築力高いわー。(ただし:男にのみ)


アマランタ : (殴ってちぎってしてから優しく取扱い、慰め懐柔に入る)(ペロッこれはせんのうのてぐち!)



リック : ヴィクターさんの流れるようなたらし芸に思わずちいさくなっていた飴を誤って噛み砕き、破片が気管にはいって盛大に咽ます。



エルヴィン : りっくんむせた。(笑)


ヴィクター : むせるなんて……りっくんひどいよ。



ST : 「……本気か? 本気、なのか?」 男はその歪んだ顔に、途方に暮れた子どものような幼げな表情を浮かべ、ヴィクターさんの手を取ります。


ヴィクター : 涙をやや乱暴に拭ってやり 「ああ、ただし、これからは絶対殺すなよ。約束だ」 と胸を軽く拳で叩き、二カッと飛び切りの笑顔を見せましょう。


ST : 眼にわずかに涙を浮かべ、男は小さく頷きます。飛び切りの笑顔につられるように、何度も。



アマランタ : スチル回収したな。


リック : スチル回収しましたねえ……。


クラウディア : なんだこの卓。


エルヴィン : ヴィクターさんのハーレム卓。(ヒロインは男)



リック 
: (始末したほうが易かろうに。何より、彼の未来など、とうに潰えているに違いない。……ただ、この先の闇を深めただけに過ぎないのではないか?)

 「僕らがお人好しの部類でよかったですねえ。悪いことはもうしちゃあいけませんよー?」

 困ったような笑顔で、パトリックの肩を軽く叩く。


ST : リックさんの手には、やっぱりびくっと身を震わせて顔をそむける。そりゃ怖いと思うんだ拷も……尋問主だし。



リック : あのう、ヴィクターさんが最初に手足折るわ目ェ潰したやらしたんですがそれは……。


ヴィクター : ああっ、そっとばらされた。(笑)


ST
 : ネチネチ度が違うのです。


リック : 手足+目 と 小指 どっちが重いんですか……。(被害者顔)


ST
 : というか吸血鬼はある程度の怪我はなおるから、ネチネチとじわじわ拷問されたほうがこわいと思うのねきっとね……あと眼つぶしは直後に狂乱したし。


エルヴィン
 : りっくんが恐怖を蓄積させたから、急に優しくされて一気に落ちたんだよ。このフラグはりっくんの功績だよ誇っていいよ!


ヴィクター : (こう見えて魅力はヴィクターのほうが高いよ!)


ST : それはあるよ。(認)>恐怖蓄積


リック
 : (というか大抵の方はリックより魅力高う御座います)



ST : さて、どうしましょうか、皆様。


ヴィクター : 子犬を飼ってほしそうにする子供のように、視線をアマランタさんのほうをちらり。 『いいよな?』


ST : ヴィクターさんそのリアクションかわいいな!?


アマランタ : (……そもそも、本当に生き残れるのかしら。あいつが放っておくはずもないでしょうに)

 そうやってこちらの庇護を受けたつもりになっても、こちらも守り切れるとも限らない。
 いずれ"あいつ"に消されるのではないか、と冷やかに思考。視線の先にはあの煙の彼女。

 (パトリックについてこんな内容で<冷笑家>の予言をしておきます)


リック 
: (うん、僕のも冷笑家の布石です)


ST : 冷笑家二人ってすごいなア。


クラウディア
 : こわい。(震)


ヴィクター : (実際、こいつが生き残れなくてもオレの盾になってくれさえすれば問題ない) って自分勝手さ。



ST : あとヴィクターさんのちゃっかり心の声、ヴィクターさんってばたらしだなあ。


アマランタ : わあこの部屋とても心が寒々しいよ!!! <心の声他


リック : この時点でこの人の仔犬のような気持ちは既に裏切られているといっても過言ではない。


アマランタ : ヴィクターさんの冷徹さと、優しげなふれあい方と、子犬のような顔の混在はすごいと思うんです。(正座)


リック : しかしヴィクターさん、彼が消されること、危険なことが舞い込むことが前提なら、その人囲ってる方がデメリット多いですよぅ。


ヴィクター : 彼を見てれば本体出てくるかなって、エサにしようかと……。


エルヴィン : マルカヴ的には泳がせておけば向こうからこっちと接触してくるかもしれなくて 「面白そう」 だからアリなんだけどね。あと、この男たらしシーンが面白いからマルカヴ議会では採用案です。


リック  : (まるっと消されそう……なんだけれどそれもシナリオのうちだろうか)


アマランタ : いまのとこ"あいつ"の顔を知ってるのは彼だけですからねえ。エリカがあいつの標的であることは変わりないので、デメリットばかりでもないかもと思います。


エルヴィン : それにしても、完全に捨て犬拾っちゃった扱い。(笑)


アマランタ : 良心1の冷笑家二人に何を期待するのですか!(バーン)


クラウディア : ボブとの修羅場が見えるぞ。



アマランタ 
: 肩をすくめて 「……貴方の出来る範囲で、貴方の好きなようにしたらいいわ」

 死霊に、口約束みたいなものとはいえ、さばきを受けさせるようにする、と言ってしまっているので。
 アマランタは歓迎しないけれど、ヴィクターさんが自分の出来る範疇で何かするのは自由なのだわ。


ST : 煙はいつのまにか、あなたの意識のゆく先から霧散しています。

 あなたが集中を他に向けたためか、煙が形を保てなくなったのか……そのどちらなのかは分かりません。


アマランタ
 : (……行くべきところに行ったのなら、いいのだけどね)


ヴィクター : 「さて、どうしたものか……このままエリカたちの元に戻るのは……良くないよな」 パディに視線チラリ。さすがに襲おうとしてた人を合わせるのはなぁ。


ST : 男は子犬よろしく縮こまっている。


リック  「……ヴィクターさんってお独りでしたよね?」 そのままおうちに泊めてあげたらいいんじゃないですか。あなた飼い主でしょう。(視線)


アマランタ : 世話は自分でするって言ったでしょう?(意訳)(視線)


ヴィクター : 「残念ながらな。そろそろいい女性でも現れてくれるとうれしいんだが……」 >アマランタさんちらっ


リック : エリカさんたちは僕らに任せるとして。(アマ姉さんとヴィクターさんの間の遮蔽物になりつつ)(視線)


アマランタ : 「そうね、貴方と相性の良さそうな女性が見つかったら連絡するわ」 ヒラリ 「……上の連中にも、連絡を入れないとね」


リック 
 「よかったですねヴィクターさん」 にこり 「先に上にいって車を出してしまいましょうか」


ST : ヴィクターさん(とパトリック)だけTOHOなん?


リック : 車一台しかないし……ね?


ヴィクター : パトリックさんって何歳でしたけ?


ST : 「青年」ってくらいですね。年齢は聞いてませんが、20代~歳をくってたとしても30代前半くらいなんじゃないでしょうか。


ヴィクター : 「…………だよなぁ。はぁ、じゃあパディはオレん家だな。一人にするわけにもいかねぇし……」


アマランタ : 「エルヴィンが携帯を持ちっぱなしじゃないかしら。彼と(パトリックを示し)あの子たちが顔合わせないように引き渡しだけしたら、ここはお開きかしらね」


リック : 「ああ、それで、アマランタさんに一つ提案が」


アマランタ : 「なにか?」


リック : 「アマランタさんもお独りですよね? 部屋。……エリカさんはターゲットですよね。彼女を自宅にこのまま返すのは危険だな、と。クラウディアさんも家を飛び出してきてしまったようですし、女性を僕のところに泊めるわけにもいきませんので……お願いできませんか?」


アマランタ
 : 「そうね……女三人なら一緒にいた方が安心だわね。ええ、本人たちに異存がなければうちの部屋で引き取るわ」


リック 
: 「ありがとうございます。では、上にいきましょうか?」


ヴィクター : 「そうだ、パディ。あいつの特徴とかってないのか? みんなに伝えておいたほうがいいだろ」



エルヴィン : ヴィクターさんがパトちゃんを「パディ」と自然に呼ぶのがじわじわきてる。



ST : 「……痩せ細った、骨と皮だけみたいな手の奴だった。顔もひどく痩せていて、爺さんみたいに見えた。

 真っ白な髪に、真っ赤な目をしてた。くすんだ白い肌で……。
 真っ黒な、ハロウィーンで使うみたいなマントをかぶっていて、それ以外は分からなかった……。

 声は男みたいでも、女みたいでもあった。
 背丈は……あなた
(ヴィクター)と同じくらいは、あったかもしれない」



リック : でけぇなあ。


ST : 190cmOverですもんねぇヴィクターさん。


アマランタ : 190cmオーバーの骨と皮……。


ST : でけぇ! ほせぇ! It's 枝! っていうか枯木! って感じですねぇ。<190オーバーの骨皮


エルヴィン : 黄衣の王ですね。(断言)


ST : エルヴィンくんのマルカヴ的断言きた。



ヴィクター : 「そうか、ありがとよ」 くしゃっと頭をなでて。

 「だとよ。一応、伝えといてくれ」
 ってりっくんチラ見。ちっこいのなら何かわかるかもしれない。


ST  「わぷっ」 くしゃくしゃされる。


アマランタ 
: (飼い主と小犬だ……)


リック
 : 「ええ、了承しました」


アマランタ : 特に他になければ車の方に向かっていきましょう。


リック
 : れっつ上ー。車を走らせたら出てきていいですよっ。(ナチュラルに行う酷い仕打ち)


ST : 皆さん他にすることがなくなったら、車のほうに移りましょうか。……というところですが、今回はここまでとしましょう。


エルヴィン
 : あい! お疲れさまでしたー!







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