薄暗い地下室が血で紅く染められていた頃。
地上では静かに星が瞬いていた。
吸血鬼になる前と何もかわらない星たちが、ただ静かに。静かに……。
エルヴィン : こんばんはっす!(ひょこり)
ST : こんばんは!
リック : 珍しく早いよ。(にょき)
ST : 今回はクラウディアさんにカメラを回しますよー! それにしてもエリカが喋るのが久しぶりだ。
変な姿勢してたせいで足がしび、しびれて……
足の裏を無数の小さな生き物につつかれ食まれているような感覚がうおおお!
しかしすぐになおった。
エルヴィン :
(小さい何か)(ぎゅっぎゅ)
ST : エルヴィンくんだったの?
エルヴィン :
(エルヴィンです)(今回は背景としての登場です)
アマランタ :
(そっと背景から突き飛ばす)
エルヴィン :
(おくるまにべちっ)
アマランタ :
(背景<ここ>は俺に任せてお前は中に行け……!)(雄々しい表情で)
エルヴィン :
(アマランタ姐さん……!)
ST : では、そろそろ地上組のシーンはじめたいと思いますー。
【13日夜・倉庫外、車中】
ST : ──見上げた空は遠く、蒼い。
停められた車の中。
車の外に見える少年の背中を見やりながら、あなたはガラス越しの夜空をその向こうに見ていた。
クラウディア : エリカの背中をさすさすさす。
ST : そばでは助け出された少女が、あなたに背を向ける格好で背を丸めていた。
エリカ :
「ごめん、なさ……、 ありがと……」
ST : 少しだけ落ち着いてきたらしい彼女は、ようやく背を向けたまま声を出す。
クラウディア :
「……もう大丈夫だから。安心して……。よかった、間にあって。……なにもされていない?」
エリカ :
「だいじょう、ぶ、……まだ」 擦れた手首を、ぎゅうと握りこむ。
クラウディア : その手を取って握ってあげましょう。こわかったね。
ST : 少しだけ表情がやわらぐ。覆うもののない手首はコンクリートと無骨な拘束具の間で無惨に擦れ、痛々しい跡を残している。
クラウディア :
「痕が残ってしまったら……大変ね……」 そのまま落ち着いて話ができるようになるまで待とうかな。
エルヴィン : (タイミングを見計らっている)(主に
ミロを出すタイミング)
アマランタ : (口を出すタイミングかと思ったらまさかの)
クラウディア : さすがにウィリアムもこのシーンは空気読んでミロは引っ込め……ひっこめ……るかな……?(不安)
アマランタ :
「怖かったろう、このミロを飲めば少しは落ち着くよ」 からの華麗なるセールス?(難聴)
ST : 雑談窓は今日も元気にミロミロしいようで……そのミロ私におくれ。
アマランタ : ウィリアムさんの登場しておられるログも拝見していないのに、どんどんそういうイメージになっている。
エルヴィン :
「法的なアレをなんとかして、まぁミロを飲むといい」 とか……いや、でもそんなにミロをすすめるタイプじゃないですよね。(笑) わりとすぐひっこめて、かわりにバスケをすすめるタイプかな。ウィリアム先生は。
ヴィクター : ミロってすぐ牛乳に溶けるからすげーよな。(ごくごく)
エリカ :
「ねえ、 ……あのひと、……あのひと」 震える唇で、彼女は何かを言いかける。
クラウディア :
「あのひと? ……あのひと、ね……、ひと、といって、いいのかしら……」 ため息を、ひとつ。
エルヴィン :
(びく!)(ぼくはわるい吸血鬼じゃないよぉ!) > おびえるえりりんに対して。
アマランタ : えりりんはこれでノウンマンか……。(システム違い)
エリカ :
「あのひと、……あのひと、首に、……首に、噛みつこうと、ねえ、見間違いだったのかな」
ヴィクター :
(そういえば俺は熊に襲われたんだったな……)
エルヴィン :
(ぼくは、年上のおじさんに襲われたんだよ)(性的な意味ではない)
アマランタ :
(そういえば私はストーカーに……)(解けない誤解)
ヴィクター :
(みんな人間でいいな……いや、そもそも熊に襲われて吸血鬼になるのか?
ST : 怪奇!
吸血熊……?
アマランタ : (♪ いいないいな人間っていいな!)
ヴィクター :
(年上のおじさんもストーカーも嫌だな……やっぱりおっぱいの大きいお姉ちゃんがいいな……)
アマランタ : (だがもしそれがおっぱいの大きいストーカーだったら?)
ヴィクター :
(女性なら……可!)
エルヴィン : 年下のおっぱいが大きいストーカーのお兄さんに愛されて夜も眠れないCD というタイトルが脳裏に。
ヴィクター : もしかしなくても犯人ボブだよね?
アマランタ :
(ヴィクターさんのそういうところ (PLは) すきよ)(ふわり)
リック : ふわり。
ヴィクター :
(PL……は?!)
アマランタ :
(アマランタは 「これがなければ……」 という顔をしている)
エルヴィン : いいじゃないヴィクターさん。アマランタさんに全ての状況を知られ、冷めた目で
「ふぅん……」 とか言われるのも、案外癖になるかもよ!
ヴィクター : ほ、ほぅ……女王様も悪くない……のか?
クラウディア : アマランタさんのヒールに踏まれるのはご褒美だと思うよ。
リック : 毎回のことだけど、この
雑談の温度差。
クラウディア : ボブが悪い。
エルヴィン :
水曜卓:悪いのはミロ 土曜卓:悪いのはボブ 全ての卓:悪いのはガバさん。
ST :
ガバさんどうしてこんなに大人気になった?
エルヴィン : 浸食するガバさん。
アマランタ : ガバさんとは
すべての卓の上に降臨する概念だったのか。
クラウディア : ガバさんがこの卓に出張してきたのって
アマランタさんのアパートのそれが氏ネタが原因だっけ?
ST : 確か、その、はず。名前が思いつかなかったからできごころやってんや。
エルヴィン : アマランタさんのアパートに出張してきたけど、その前から「もう壺をうるのはいやだ!」とか、ちらちら影が忍び寄ってきた?
あと、アパートにガバさんはいなかったはずだよ!
「ガバさんはいない?」「いないよ」って会話はあったと思うけど。
クラウディア :
アパートに出てきた名前がガバさんと同じアパートに住んでる外国人の名前だったのよ……。(笑)
エルヴィン :
そ、そうだったのかー!? ガバさん、引っ越してしまったんだな…………今明らかになる衝撃の真実。いや、本当に結構衝撃を受けている。(笑)
アマランタ : 外国人さんの方が引っ越したという可能性は?(笑)
クラウディア : 一方が大家さんだったので……。
エルヴィン : スターシステム的なアレだね。
ST : アパートを外国人の大破壊されたという可能性も……。
エルヴィン : 紆余曲折あり、今はこじゃれたアパートを経営しているのかもだね……。
アマランタ : 気になる管理人さん人生。
クラウディア :
「貴女、お昼に、言ってたわね……。吸血鬼って、本当にいると思うか、って……」
ST : あなたの言葉に、エリカは小さく息を呑む。
クラウディア :
「……首にかみつこうとしたのも、見間違いじゃない。いるの。吸血鬼は……いるの。貴女を襲ったあいつも、それから」
目を伏せて、諦めたように。
「……私も」
ST : 彼女は眼をまるくして、あなたの顔を見る。
クラウディア : 自分の手首を噛んで血を流した後、その傷跡を舐めて消して見せる。
ST : 引き込まれるように、信じられないとでも語るかのように、静かに消えていく傷跡を視線が追う。
クラウディア :
「私は……朝、眠りから覚めた時、すでにこの体になっていた……。夜中に……誰かに噛まれたような気が……するのだけど……よく覚えていない……あれが誰で、どんな目的で……私を狙ったのかはわからないけれど……」
エリカ :
「吸血鬼……」 繰り返して、その言葉を含めるように。
クラウディア :
「それから……渇いて渇いて仕方なくて……隣にいるアガーテが…… おいしそう に見えて……怖くて……」
頭を抱えてわずかに震える。
「……わけのわからないまま、飛び出してきた。だから、少なくとも、あの子は……違う。はず……」
エリカ :
「クラウディア、さん、 ……」
彼女はあなたに手を伸ばそうとした。頭を抱えるあなたの肩に、手を伸ばそうとした。
けれど、叶わなかった。彼女の手が小さく震えていた。
クラウディア :
「怖い? そう、怖いわね……。私は……あなたたちを、食べものとして見る生き物だものね」 ふふ、と小さく笑って。
ST :
ごめんなさい、と小さくつぶやいて、下ろした手を抱え込む。
クラウディア :
「いえ……。貴女は、悪くない。謝らないで。私が逆の立場だったら、怖いと思う……」
エリカ :
「さっきの、こと……、思い出してしまって……」
クラウディア :
「……もうあまり話さないほうがよさそうね……。ただ、ひとつ……お願いしたいの……」
ST : こくり、と小さくうなずく。そして、あなたに続きを促す。
クラウディア :
「……アガーテは何も知らない。あの子を突き飛ばして出てきた私を探しに出ていたみたいだけど……ヴィクターさんが連絡してくれて……おそらく、家に帰っているはず」
「私はもう。あの子とは共に生きられない。私は吸血鬼。血を求める怪物。光を浴びれば朽ち果てるの」
だから、と置いた言葉が震える。
「あの子のことを……お願い……、私はもう、会えない、……逢えないから……!」
俯いた瞳から、眼鏡を伝って雫が滴り落ちた。
ST : 夜。空は遠く、射す光はなく、涙の滴り落ちる音がひとつ、響いた。
彼女は身を起こして、あなたを真っ直ぐに見ていた。震える唇で、どうにか微笑をかたちづくって。
「分かった」
と、確かに頷いた。
彼女は発しようとしたひとつの問いを、それきり飲み込んだ。
クラウディア :
「……ありがとう。……外に出ているわ……」 ぐす、と涙を拭って。
「……私が怖ければ、外に出るけれど……」
特に止められなければ車の外でえるえるくんと一緒に待つことにするよ。助けられたとはいえ吸血鬼と同じ空間は嫌だろう。
エリカ :
待って、とあなたの服の裾を引いて引き止める。そばにいて、と。遠く取り巻く闇の中、ひとりあることは更に恐ろしい。
クラウディア :
「……わかった。そうね、安心して……今はまだ、空腹ではないから」 と、力なく笑う。
ST : 彼女は何も言わなかった。ただ、背を丸めて、あなたのすぐそばにいた。
クラウディア : えりりんの背を撫でつつ、ターンエンド!
アマランタ : ぼくたちが地下で暴虐の限りを尽くしていた時車中ではこんなシリアスがあったんだな……。
クラウディア :
その頃のえるえる : 「さむさむ……ぶるる」 ※野外
アマランタ : えるえるくんいつも野外で一人立ってるイメージが。
ヴィクター : 日本の警察に見つかったら補導レベルですよね。
アマランタ : アメリカだったら誘拐されちゃいそう。
エルヴィン :
(誘拐されたら)(犯人をおいしく頂きます!) 「上手にたべましたー」 (ぺろり)
そう、いくら人間のようにとりつくろっても……本当の寒さというものを、もうぼくは知らない。
ぼくは夜に導かれた宵闇の従者なのだから……。(今日のえるえるポエム)
アマランタ : 本日のポエム入りました。
ヴィクター : えるえるくん闇の手帳に記録しておいてー。
【13日夜・倉庫外】
ST : ……エルヴィンくん。
アマランタ : おっ、えるえるくんのターンか。
ST : 彼女たちがそうしている間、あなたは一人、遠く蒼い夜空を見上げていた。深い夜の中、寒さを思わせる木枯らしの風が、あなたのそばを過ぎてゆく。
エルヴィン :
(何を話しているか気になるけど……邪魔したら、悪いよね……)
そんな事を考えながら、周囲の様子をうかがいます。他に誰かこないか……。
こうして周囲を伺っていた。
そう、
不意打ち判定にボーナスをもらえるように……!
ST : 辺りは静かなもの。響くは風の音に、時折そこらを走る小動物の足音ばかり。
エルヴィン :
(リックはうまく情報を聞き出してるかな……怪我とかしてないといいけど)
心配して電話をならそうと思うけど、お取り込み中だと困るから、電話はしない。
ほぅ、と一息。
ST : 地下では騒ぎもあるものだろうが、地上までその音は聞こえてこない。車の影は黒く塗りつぶされて、あなた一人しかいないかのよう。
エルヴィン :
(それにしても、カマリリャって何だろう。聞いた事は……) あるかもしれないが、よくわからない。
(今まで、そういう事は無縁で……自分には関係ないと思って、すごしてきたけど。リックが……こんな風になるのなら)
ちゃんと向き合っていればよかった。吸血鬼としての自分と……。
後悔から無意識に唇を噛み締め、わずかに血が滴る……それも自然となおってしまうのだろう。
ST : わずかに滲んだ血と痛み。その痛みもすぐに消え去ってしまった。
カマリリャ。
カマリリャ。
その言葉はどこかで聴いたような気もする。
けれど、記憶の中を探そうとしても、それ以上のことは出てこない。
エルヴィン :
(ただ……ぼくの予知では、彼女……ヒースさんも餌食となっていた。それを止める事が出来たのなら、僕は何かかえる事が出来たのだろうか……)
わからない。何がおこってるのか、まだ見えない。
(ヒントが欲しい……もっと情報が。ぼくは……)
改めて携帯電話を見る。……今は地下にいる同胞が、無事に情報を得るのを待つだけだ……。
……ここで父の電話番号を知っていてもさすがにかける勇気がないエルヴィンくんであった。
ST : ……端が少し欠けた携帯電話の表面は、やわらかな光を放っていた。
アマランタ : 改めて考えてみると、囲ってるとはいえ自分の子供に対してほとんど吸血鬼社会のことを教えないえるえるパパも怖い吸血鬼だなあ。
エルヴィン :
教えてるんだよ!!! でも、どこまで正解かわからないんだよ!!!!
ST : マルカヴィアンって、コワイネ!
アマランタ : これだからマル(略)
エルヴィン : 今のエルヴィンは特にやることないかなーと思って見守りムーヴですが……何か出来る事あるかな?
ヴィクター :
ボブに電話。
クラウディア : ふいた。(笑)
アマランタ : 着歴になぜか残ってるボブ。
エルヴィン :
ボブに電話していいの!? していいの!? するよ!!!!!
クラウディア : エルヴィンくん
(の中の人)にそういうこと言うと
マジでやるからな????
アマランタ : あんまり地上で出来そうなことなさそうですねえ……
だからボブに電話しよ!!!!
ST :
するの? ボブに電話するの?(笑)
ヴィクター : でもヴィクターの電話からえるえるくん出たらすごい動揺するよね?
アマランタ :
「若い子に走ったヴィクターさん」
クラウディア : 人が飲み物口に含んだ瞬間にこの流れは卑怯だと思う。
ヴィクター : ごめん、つい出来心で……。
エルヴィン :
「携帯電話、か……」 自分ではもってないそれを片手で弄ぶ。
「へぇ……」
履歴を見れば、友人、知人らしい名前がつらつらと並んでいるだろう。
「ヴィクターさん、頼られてるんだね……」
それをみて、思わずほほえむ。自分には友人と呼べるものはなく、慰めはただ猫だけだ。
ST : 彼の人付き合いの豊富さを思わせる、友人や知人、仕事先の名前。並ぶ名前は、昼を生きてきた青年の明るさを思わせる。
エルヴィン : 着信履歴を眺めれば、今日は通話が多い。これは……リックさんとの電話。この後のは、アガーテさん、になってる……ここからは、吸血鬼としてのヴィクターさんの生活なのだろう。
「だとすると、これが……」
吸血鬼以前の、彼の交友だろうか……。
会社と思しき名前の他に、友人と思しき相手からの着信もあるだろう……。
持ち前のいたずら心がうずく。
……どんな感じなのだろう
「人間の」「仲間」というのは……
気持ちの赴くままに、つい呼び出しを押す……誰が出るかわからない。だが……人間の、仲間。その声を聞いてみたい……。
ST :
ぽち。とるるるる、とるるるる、とるるるる……。
エルヴィン :
ボブ呼び出せるようにしておいたよ。(しれっ)
クラウディア : ボブに電話したとして何聞くの?(笑)
ヴィクター : お腹が減った! メシになれ! とか。(ダイレクト)
クラウディア : すっげえネタ的にはボブに電話してほしいけど電話したところで何するんだっていうアレ。
エルヴィン : それは
「ただぼくがボブと戯れるだけのシーン」だよ。
アマランタ : 無事かどうか……とか?
ST : ……どこかへ繋がる呼び出し音が、静寂の中に響く。
エルヴィン :
もうよびだしちゃったヨ。(てへぺろ)
クラウディア :
アッー!!!
ヴィクター : アーッ! だがまだ出るとは決まっていない。(はず)
クラウディア : どうすんだよこれ。(笑)
エルヴィン : 声が聞けたら面白いかなぁって。ほら、ヒロインも出さないとだし。
アマランタ : どうなるんだ!?(笑)
エルヴィン :
(誰か出てくれるかな……どんな風に声をかけるんだろう、仲間には……嬉しいとか、驚いたとか……そういう声がかかるのかな?) と、思いつつ。よく考えたら深夜に迷惑だよなぁ。
ST :
かちゃり。
エルヴィン : 誰かでたー!?
アマランタ : 誰だ?
クラウディア : ボブは路地裏に捨てられてたから大丈夫(?)
ヴィクター : 誰ー?
エルヴィン : 誰だろう?
アマランタ : ほう。
エルヴィン :
「……もしもし」 低くくぐもった声を出したつもりで。相手が何ていうかな。まってみたい。
ST :
「……ヴィクター、さん、?」 眠気の残る声、少し、緊張感の漂う声。少しかすれた男の声。
年のころは彼とそうも違わないだろうか。その男の声からは、ヴィクターと似た世界の匂いがした。
携帯電話の画面には、
<ボブ> と表示されている。
クラウディア :
(爆笑) これどうすんだよマジで!!??(笑)
ヴィクター :
ぼ!!! ぶ!!!!(笑)
エルヴィン :
ボブだったーーーーーーー!!! ついでだからボブの近状聞いておく?
クラウディア : 笑いが止まらん。(笑)
アマランタ : ダブルヒロインかな?(すっとぼけ) NPCの中でどんどん台頭するボブ。
エルヴィン :
「ごめんなさい、夜分遅くに……あの、すいません、僕……ヴィクターの、弟でエルヴィンといいます。あの、兄のご友人の方……ですか?」
しれっと。
「突然の電話ですいません。あの、兄が……昨晩から様子がおかしくて。携帯もおいたまま、出ていってしまって。兄を見かけた人とかいないかな……と、そう思って……普段こんな、夜遅くまで出歩く人じゃないんですけど……」(しれっしれっ)
ST :
「ああ、驚いた。……弟さんか、俺はロバート、仕事であの人には世話になっていて」 そう言いかけて、エルヴィンくんの言葉を聞いて、電話口の向こうの声が息をのむ。
エルヴィン :
「兄に……お会いしませんでしたか? 変わった様子など……」
この人は、ヴィクターさんのただの知り合いじゃないのかな?
親友かな? と思いつつ。様子をうかがう。
人間の、感情がかわるのは面白い……そう思ってしまうのがぼくの性分だ。
クラウディア :
ただの知り合いじゃない。(意味深)
アマランタ : フヒヒヒヒ。
ヴィクター : (腹抱えて笑ってる)
エルヴィン : 正直、ぼくもわかってる。これは………………いらないシーンだ!!!!!!!(バーン)
アマランタ :
必要なシーンだけで構成されたセッションだけがいいセッション!!!! ……だなんて言うと思ったか!!!!!!(ババーン)
ST :
セッションに! いらないシーンなんて! NAIYO!
アマランタ : 楽しいので見守る……いや、かたずをのんで見守らざるを得ない展開である
ST :
「変わった様子は……」 もごもごと、電話の向こうで相手は何か言いかけた。
エルヴィン :
「……何か、あったんですか? あの、教えてください。ぼく、兄さんがいないと……」
語調からして少しいやな予感をしてる。
そういえば……捨ててきたっていったよな、食べかす。と。
ST :
「……ないよ。変わった様子はなかった。今夜は会ってない」
クラウディア : 今夜(意味深)
ヴィクター : 今夜は(意味深)
アマランタ : 今夜は……。
エルヴィン :
「そう、ですか……」 ちょっと安心。この人が吸い殻じゃなさそうだ、と勝手に認識。
「すいません、夜分に失礼しました……あの……もし、兄にあえたら、伝えたい事とか、ありますか?」
ST :
「ヴィクターさんに会えたら、か……」
エルヴィン :
「変な事いってすいません。何だか……聞いておかないといけない。そんな気がしたんです」
ST : 相手は少しばかり考えた。そして。
クラウディア :
ボブ:「愛している、と……」
アマランタ :
ボブ:「そう、たとえどんな姿になったとしても……」
ヴィクター :
!?
エルヴィン : ボブがんばって……!
「今日から俺の事もお兄さんって読んでいいよ」 とかでもちゃんと伝えるから!
ST :
「俺達は待ってるから。 そう、伝えておいてくれるか」
ヴィクター : ごめん、ボブ。みんなにはもう会えないよ。
(´;ω;`)
クラウディア : ボブ健気……! (腹を抱えて笑いながら)
アマランタ :
「俺達」か……訓練された魔術師はここからボブの秘された恋心展開などを二次創作し
ウス=異本として世に放ちます。
ST :
「俺は」って言ったら
間違いなくウ=ス異本が出るでしょうこれ。
アマランタ :
A.もはやボブが何を言ってもウ=ス異本が出ます。
エルヴィン :
「……はい、わかりました。そう……伝えておきます」 ボブさんの切実な気持ち、きっと目の前にいたらオーラ知覚で綺麗な色が見えるだろう……そう感じながら。
「ありがとうございました、夜分に失礼します……」
それ以上、ボブさんからなければ、電話を切ります。
ST : かちゃりと小さく、電話の切れる音が響きました。
エルヴィン : 電話をきり、星空を見上げる。
「人間の、仲間か……」
自分にはないもの……ヴィクターさんがずっと築いてきた絆。
それが、昨晩、突然断ち切れた。
やはり……この事件には、決着をつけないといけない。俺たちは待っている、そう言った彼のためにも……。
ST : 空の星はそ知らぬ顔で、気まぐれにまたたいていた。
ヴィクター : いい感じでまとめられてて目から鱗。
エルヴィン : なんか良い話っぽくまとめてみたけど、今回のウ=ス異本のネタはこれくらいでいいかな????
アマランタ : イイ話だった……。
クラウディア : いい話だったな……。(笑)
エルヴィン :
どう考えても無茶ぶりでした、STすいませんでした………………!(スライディング土下座)
ST : 意図せずエリカちゃんとボブを「昼の世界にいる人ズ」として対比する形にもなって面白い。
アマランタ : これで次回以降ぼぶとめる友になったえるえるくんという展開が期待出来るわけですね!
ヴィクター : なんという展開……!
クラウディア : わたしがシリアスしようとも容赦ないボブ……!
エルヴィン : クラウディアちゃんのシリアスに容赦なくねじ込まれるボブ……! 雑談だけでなく、表にまで……!
ST : というところで0時近いので、本日は以上にて、おつかれさまでした!
クラウディア : おつかれさまでした。