>> 第十話 / 下水道の散歩者






 秘術を完成させるには、暗く深いところへ。
 その場所を求めて、吸血鬼たちは移動をし始める。

 誰も死ななくても全てが終るように。
 最後は皆で笑って……そしていずれ全てが笑い話になるように。

 しかしその思いとは裏腹に、望まぬ血と暴力がひたひたと迫っていた。
 仮面と掟という名の十字架を携えて。






ヴィクター : こんばんは~。


フィオナ : こんばんは。


 <前回のあらすじ>

 ・エルヴィンの暗号、読めず!
 ・みんなで下水道探しうろうろ。
 ・尾行してたTAXIのヒトを誑かす。



ST : えー、んでは皆様OKのようなので始めます!


ヴィクター : はーい。




 【下水前にて】




ST : ──下水道の入口。

 ノスフェラトゥ氏族の縄張りたるその領域は、微かに生臭い匂いをあなたがたの鼻にとどかせる。
 先に到着するのは、フィオナたちだ。


フィオナ : では、車から降りて尾行者たちと顔合わせしておきます


ST : 二人の尾行者は車を降り、あなたに一礼をよこす。

 揃いの黒いスーツに身を包み、帽子を目深に被った、恐ろしいほど個を感じさせぬ二人組。性別すらも定かでない。


 
おそらくは版図の宮廷のためのエージェントであり、そうあるために振る舞う兵士なのだろう。


フィオナ : 「すでにお聞きになっているかと思いますが、私はフィオナ・フィッツジェラルドです。しばらくの間でしょうが、よろしくお願いします」 と一応、挨拶してみます。


ST : 「話は聞いている。我らが版図の平和のため、しばしの協力を」 片方がそう言葉を発し、帽子を取って再度礼をする。



フィオナ : エルヴィンさんたちが来るまで待機しましょうか? ……あ、そういえば(カマリリャの同行者が増えた件)連絡まだでした。

 一応、現場到着の際に混乱しないように、カマリリャ側と協力関係になった旨伝えておきたいと思います


エルヴィン : エルヴィンは 「そこしか知らないしそこが一番迷わないだろうから」 って理由でそっちに向かってる感じかなぁ?



フィオナ : 「それで、今後のことなのですが、まずはまだ来ていない仲間に連絡を行いたい。よろしいですか?」 と聞きます。


ST : 「構わない。我々は君たちの方針に口出しをしない」

 レナはいささか不安そうに二人を睨んでいる。


フィオナ : 「感謝いたします」 と言ってエルヴィンさんに電話を掛けます。


エルヴィン : エルヴィンは、多分いまフィオナさんがいる場所と同じ場所に向かってる感じですかね? 突発的に襲われたりしなければ電話はふつうにとりますよ~。


ST : その通り。エルヴィンくん、下水道の入口に向かってTAXIで走っているまさにその最中に、電話がかかってくるよ。


エルヴィン : 「もしもし、エルヴィンですー。コードネーム、【宵の暁に輝く祭司】だな! どうしたのだ!」 と、勝手にコードネームで呼び始めます。


ST : 魔法使いは興味深そうに、君が電話をする様子を見ている。


フィオナ
 : 「こちらはフィオナだ。そちらも無事で何より。手短に言う。カマリリャ側との和解が成立した。現地には我々とともにカマリリャ側の血族が二名いる


エルヴィン : 「ふふー、流石だねぇ……すくなくとも、同じ組織で殺し合うのは一時でもなくなれば僥倖だよー、流石フィオナさん! すごいなぁ……ぼくも、大人になれたらフィオナさんみたいになりたかったな!」 と、コードネームの事はからっと忘れて本名よびです。

 「では、そのように魔法使いさんにも伝えておくね、ありがとう……アナタなら安心して、もしもの時を任せられるよ」 と、告げます。
 フィオナさんからの電話の内容は、魔法使いさんとパディにも知らせておきますね。

 「フィオナさんが、カマリリャ側と和解して、現地にはカマリリヤの勢力がいるけど、そのひとが突然襲ってくる事はないって……他のカマリリャは知らないけど、目的地にいるカマリリャは大丈夫な人だよ」 と。


ST : パディは不思議そうにしながら安堵するだけだが、その言葉を聞いて、魔法使いが軽く眉間にしわを寄せる。

 「和解?
 「へえ、ふうん、和解か。経緯は聞いたかい?



エルヴィン : 「聞いてないけど、フィオナさんは……もし失敗したら【カマリリャとしてのケジメをつける】というスタンスだから……うん、たぶんそういう事だとおもうよ、憶測だけどね」

 フィオナさんのスタンスは知ってるから……察しても大丈夫かな?


ST : 構わないよ。フィオナさんも特にそれを隠しているわけではなさそうだし。

 「ふうん。それで、ことが終わるまで待ってくれるって? 彼らが?
 やけに引っ掛かる物言いだ、と感じてもよい。



フィオナ : 確かに土壇場で裏切って、レナさん、リズンナさんを殺しにかかることはありそうではありますね。


エルヴィン : そのほうが手っ取り早いから……。(顔抑え)


フィオナ : あと、確実かつ安全だから。


ヴィクター : 悩ましいね……。



エルヴィン : 「ぼくは、正直そこまでは思ってないなぁ」 と、ここはからっと。

 「フィオナさんは【そう】だけど、彼らに関してはちょっとね。でも、ここでもしサバトとかち合ったらややこしくなるから……矢よけみたいな形にして……儀式中は何とか追い出しておきたいよね」 と、考えながら。

 「出入り口に時限爆弾でもしかけておいて、見てもらいにいくうちにバタン! 鍵をかけて開始……とかね」
 と、悪戯っぽく舌を出してる……けど、内心はわりとこう「どう引き離すか」考えてるて顔だ。

 「……儀式の途中、葬ってしまったほうが手っ取り早い。って……思ってるんだよね、ぼく」 と、ぼそり。


ST : あなたのその言葉を聞くと、苛立っているような気配は消え、魔法使いはすうっと笑む。

 「そう、同じ意見だ。評議員はちゃちな嘘は吐かないものだけど、ちゃちなものでなければ、嘘だって吐く
 「私だって確信しているわけではないけれど、彼らが黙っているとは思えないんだよ。何せ、今回の件のために、私なんかより幾分か面倒くさい同胞を動かしているしね」



エルヴィン : 儀式を止めると、夢は現実となる! ……くらいの話は入れておいてもいいかな。儀式を無理に中断させ巫女を殺すと、その時点でゲヘナが起る……となれば……事実確認に少し時間が延ばせるだろうし」 考え考え。

 「他にも……儀式から、その人たちを遠ざけておく必用はあると思うよね……考えないと、何か……目をそらす方法を……」
 と、冷静に格好良く言ってますが、内心は頭を抱えてぐらぐらうごくチンパンジーのポーズしてます。



フィオナ
 : サバト側の電話番号でも知っていれば、何か利用できたかもしれませんが、連絡先の交換とかはしてないんですよね……。

 あと、カマリリャの内紛にサバトを介入させるのは、割と論外
 ……もし、連絡先が分かったとして、「ゲヘナを特等席で見せてやるぞ(夢の中で)」と言ったら、カーチス氏は来てくれるんだろうか?


エルヴィン : きてくれ……そう?(笑)



ST : そうこう話している間に、TAXIは速度をゆるめていく。このまま到着する?


エルヴィン : ここを降りても暫くは目的地まで距離がある感じですかね。


ST : いや、近くまでTAXIで行けるよ。

 ので、降りたらもうすぐ近くと考えていい。
 もうちょっと考える時間が欲しければ、違う場所で降りたり、少しぐるぐるすることもできる。


エルヴィン : では、パディをちらっと見て……。 「……パディ、保険として僕たちと別行動をしてくれないかな?」 と相談しておきます。

 「僕が合図をおくったら、
クラッカーでも何なら実銃でもいいからマンホール付近で暴れて、サバトか他のカマリリャの襲撃と思わせる作戦……もしも、の保険として、どうだろう?」
 「……今回、パディを巻き込んじゃったから、パディには危険なことさせたくない、って気持ちも、一応ぼくにはあるし」
(やや棒読み)


ST : 「うえ?」 パディは明らかにキョドる。落ち着きなくきょろきょろと周囲を見てから、それでも頷く。

 「わ、分かったが、合図って何で? これか?」 端末。


エルヴィン : 「そう、それ!(端末) それ、Mailとかライソも出来る奴だから、それで合図をおくったら出入り口であたかもサバトの襲撃がきた、みたいにすれば……たぶん、少しでも分散できると思うんだ」「……君を夢まで付き合わすのは流石に気が引けるしね」

 付け焼き刃な対処法だけど……とりあえず考えられるのはこれくらいかな……。


ST : では、パディは少し考えて…… あなたに不安そうな視線を送り、うなずく。ところでエルヴィンくんは銃を持ってたっけ?


エルヴィン : 子供がつかえるポケット銃くらいですかね。グロッグG18、オートマに変形して自動で撃てる、安全装置の外し忘れがないやつ。(?)

 プラスチック素材で軽め、女子にも人気。(?)
 もってるとしたらソレだと思います……子供のリュックから銃が出る! 恐ろしい銃社会!


ST : ではそれをパディに渡す感じかな? パディは銃もってきてないよ。


エルヴィン : それを渡します。元々子供は丸腰の方が信用されるし。

 「これを、護身用に……吸血鬼にはあんまり効果ないけど、ハクはつくよ、安全装置の外し忘れもないし、ココをひねるとオートで撃てるから」
 と簡単に銃の説明しておきます。

 「オートにすると弾丸すぐなくなるから、かえの弾倉もね」
 と、弾倉も……。いうても9mmなんでそれほど強くない、一番弱いハンドガン扱いだとおもうますが。


ST : そうですな、データ的にはそんなもんでしょう。



エルヴィン : アメリカ産TRPGあるある : 銃の威力に関してはやけに細かい記載がある。


ST : あるある


フィオナ : 生活の一部みたいなものですからね。


エルヴィン : 「料理は弱火、中火、強火をちゃんと区別しないと失敗するよ」感覚で「銃の強さは、ハンドガンは弱め、リボルバーは強め、アサルトライフルは、狙撃銃は大型だから……」みたいに書いてあるよね!?



ST : パディが銃を受け取ったあたりで、TAXIは目的地に着く。そこにはフィオナさんたちと、見慣れぬ二人組がいる。

 そこで合流してよい。フィオナさん、エルヴィンくんたちが来たと思うと、知らない厚着の男を連れているのに気づくね。


フィオナ
 : 「無事のようだな。……そちらの方は?」 と聞きます。


エルヴィン : パディは別口で移動してもらうんで、ここではエルヴィンと魔術師さんですかね。

 「フィオナさん、おまたせ。【協力者】をつれてきたよ」 名前も素性も伏せておきます。魔法使いさんの様子を伺いながら……。


ST : おっと、今の時点でもうパディとは別行動するんですな。パディはどうしておく? >エルヴィンくん


エルヴィン
 : パディはそのへんに放流しておきます。(自由) 後から別れると怪しまれるだろうから、最初から別の所で降りて貰って、暖かい所……バーガーショップとかで少し休んだりしてもらいますぞい。


フィオナ : 「協力者……? ああ、そうか。彼か」 と納得。魔法使い氏の素性を伏せたことに関しては何となく察します。



エルヴィン : パディはかさばるから置いてきた。(?)



ST : 了解だ。放流される~。

 魔法使いはフィオナさんの表情をちらりと伺い、何となく察したようだと分かるとそれ以上何も言わない。
 では、フィオナさん。そこで、あなたの足下で小さな鳴き声がするよ。


フィオナ : (魔法使い殿の素性を伏せるのはわかるが、なぜ、パディがいない? 家に置いてきたのか?)

 と疑問に思うことはありますが、エルヴィンさんなりの考えがあるのだろうということで、あちらから何も言われない限りスルーしておきます
 「?」 足元を確認します。正体は何となくわかりますが。


ST : それは見慣れた灰色鼠だ。あなたの足下を走り回ると、問うようにチュッチュッと数回鳴く。


フィオナ
 : では、その場にしゃがんで事情を説明します。 「少々厄介なことになっている。できれば協力をお願いしたい」


ST : 灰色鼠は一度、ヂュッと顔を上げて鳴く。視線を上げる?


フィオナ : 上げます


ST : すると、少し遠く、下水道の入口を背にして、襤褸布に身を包んだ男が立っている。



 「ヴィクター」がログインしました。



ST : ありゃ、おかえりなさい!


ヴィクター : 失礼、霊圧が消えておりました……。


フィオナ : お帰りなさい。


ヴィクター : お、みんな反応ないなと思ったらネットが死んでござった……ただいまですー。


エルヴィン : おかえりー! 霊圧がなくなることあるある……困る……。(汗) 俺の回線も最近不安定だから霊圧がなくなるんでしばしば心配してる……。


ST : ひえぇ~ いつのまにか切れてるの困りますよね……切れてた間のログ読み終わったら教えてくださいまし。


ヴィクター : ほい、大丈夫です!! 気が付いたときには合流していたけど問題ナッシング。


エルヴィン
 : ちょっと寝起きが今日は悪いヴィクターさん!


ヴィクター : きっとこれは悪夢。(ぐるぐる)



フィオナ : 「しばらくぶりだな。息災か?」 と挨拶もそこそこに 「見ての通り大所帯だが、場所を貸してもらいたい」 と言います。


ST : 「ああ、己は問題ない。下水道が騒がしくて参ったが」

 「事情は知っている。裏から入るぞ、来い」 言うなり、彼は少し急ぎ足で、今の場所から裏手へ向かって歩き出す。


フィオナ : 「感謝する」 と言うと、 「場所は確保できた。急ごう」 と全員を促します。


ST : 件の二人組を含め、皆もついてくる。ヴィクターさんも行くよね?


エルヴィン : 【協力者】さんに手を伸ばして…… 「……行こう、つかれたら休み休みにしようね」 と声をかけ……二人で密かに会話できる距離をとりつつ、スマフォの電波を確認します。圏外になったら計画が終る。


ST : 魔法使いはこくりと頷いて、あなたの手を取る。


ヴィクター : できれば一番後ろでついていきたいのですが、可能でしょうか?


ST : 可能だ。件の二人組は一番後ろから行こうとする。あなたが一番後ろに行くなら、彼らと並ぶことになるだろう。


エルヴィン : ヴィクターさんも女子たちを守ってチャンス!


ヴィクター : では一番後ろへ……そそっと行きます。ソソソ……。


エルヴィン : 今のメンバーは

 フィオナさん・ヴィクターさん・レナさん・リズンナさん(教団にいたチーム)、エルヴィン魔法使いさんと、カマリリャの二人組(屈強な男たち)の、合計8人かな?
 パディは放流中。
 勝手に屈強な男二人だと思ってたけど、男女とか、女性の護衛チームとかそういう事ある? それはそれで……。(?)


ST : じっくり見ればわかるかもしれないが、ぱっと見性別年齢のわかりにくい二人組だ。>カマリリャの二人


フィオナ : あと、ジョナサンもいますね。


ST : それにジョナサンも加えた9人と、情報屋だ。合計10人とな、多いな。


エルヴィン : ジョナサンと情報屋さんがいるのか、10人だ! 大所帯だね。



ST : 血族&グールNPCオールスターズな勢いだからね…… 多いね……。


エルヴィン : レイドボス倒しに行く規模!


フィオナ
 : その大集団がそろって下水に入っていくわけですから、どう見ても不審者ですよね。(笑)


ヴィクター : そしてせまそうですね……。



ST : 裏手にやってくると、情報屋は全員に身を隠すように言…… 言…… いかけて諦めた。人数が多い。


エルヴィン : 「ごめんね大所帯で……」 と思わず小声で謝ってしまった。(笑)


ST 
: 「いや、その……承知の上だ。承知の上だが己は落ち着かない……」 情報屋は襤褸布をつかんで、深く被った。


 ──下水道。
 暗く狭い空間のどこからか、鼠の声や何ともわからぬ物音が聞こえる。

 汚水の流れる音。生臭い匂いや汚物の匂いがまじりあった、生温い悪臭。
 幸いにして身をかがめねばならないほどの狭さではないが、下水の流れる傍らにある通用路は、人がひとり通れる程度の幅しかない。


フィオナ : 「できるだけ深く、安全な場所が望ましいのだが、良い場所はないか?」 と下水の様子は特に気にせず、情報屋さんに聞きます。


ST 
 「了承した。少し妨害があるかもしれないが」 それだけ言って情報屋は前を向く。


エルヴィン : こちらは携帯の電波を確認しながら進むよ。 (これが途切れたら……パディに連絡とれない。かといって速すぎるとこいつら速くかえってきちゃうから……)


ST : 今の所まだ電波は通っているが、深くなると怪しいかもしれない。下水道の奥に中継基地などは望みがたいだろうからね。


フィオナ : 人一人しか通れないってことは一列になってるってことですね。戦力の発揮が難しそう。


ST : さて、というわけで、隊列を決めてもらおう情報屋は先頭固定、二人組はなるべく一番後ろに行こうとするよ。あと、レナとリズンナは同じ位置を取る。



フィオナ : 情報屋さんを孤立させるのはまずい。レナさん、リズンナさんと黒服たちの間が手薄になるのも避けたい。

 こちらは、情報屋さんのすぐ後ろにつこうと思うのですがどうでしょうか?


エルヴィン : 情報屋さんの後ろにメンバーがほしいですよね。 情報屋さん (誰か) レナさんリズンナさん (誰か) 二人組 って感じでほしい……。


ヴィクター : ふむ……ならヴィクターは一番後ろじゃなく二人組の前がいい……かな?


エルヴィン : エルヴィンは戦力にならない……! でも、協力者さんを守ってほしい……!


ST : 人数がムッチャ多いせいで隊列きめが難儀ですまない。ゆっくりかんがえていってね。


エルヴィン : 情報屋さん ・ フィオナさん(戦力)・ エルヴィン魔法使いさん(戦力外) レナさん(戦力)・リズンナさん(戦力外)・ヴィクターさん(リズンナさんをレナさんと挟んで守る) ・ 最後尾二人組 はどうでしょう? レナさんは戦力として見てもいいとおもうんだぁ。


フィオナ : エルヴィンさんとフィオナの間にジョナサンを追加。フィオナだけでは攻撃力が足りないのでこちらに。


エルヴィン : またジョナサンの事を忘れていた……。(ひどい)


ヴィクター : ジョナサンよ……。


ST
 : 仕方ないね、ジョナサンは自分からそこまで喋らないし……レナ・リズンナは今回のメインで、魔法使いは口数が多いから、どうしても……。


エルヴィン : 情報屋さん(非戦闘員) ・ フィオナさん&ジョナさん(戦力) ・ えるえる魔法使いさん(非戦闘員) ・ レナさん(戦力) ・ リズンナさん(最重要人物・非戦闘員) ・ ヴィクターさん(戦力) ・ 二人組 ……かな!?


フィオナ : これなら、前後どちらから攻撃されてもリズンナさんを守れるはず


ヴィクター : 良いと思います!


ST : 決まったら宣言を。


エルヴィン : では宣言しちゃいますね。


フィオナ : お願いします。



エルヴィン : 先頭: 情報屋さん、フィオナさん、ジョナサンさん、エルヴィン魔法使いさん、レナさん、リズンナちゃん、ヴィクターさん、二人組 :しんがり という順番で行きます!


ST : 了解。あと一つ忘れていたんだけど、下水道の入口は梯子しかない。フィオナさん自身と杖はジョナサンが介助してくれるので降りられるが、車椅子を下ろすのは困難だ。


フィオナ
 : 車椅子は置いてきます。下水では邪魔になるだけなので。


ST : OK。では、わずかな照明の設えられた下水道の中を、一列になって歩いてゆく。

 情報屋は何度かあなたがたの方を振り返りながら、歩調を早め、遅め、右に曲がり、左に曲がりして歩いていく。
 四方八方から視線を感じる。この下水道に根差すノスフェラトゥは、彼だけではないのだ。


エルヴィン : (うーん、GPSの反応はしてるかな? 結構歩いてる……?) スマフォを見るのは……マナー違反かな!?(映画館ぽさ)


ST : まだ携帯の電波はあるので、なんとなくの位置は分かるね。ただGPSの誤差は大きく、どちらを向きどう歩いているのかはよくわからない状態だ。

 あと、ジョナサンの背中に顔ぶつけないように気をつけてね。


エルヴィン : (ポケモンG○でふらふらしてるみたいになってる……!) と思いながらGPSを見ていた……。 ジョナサンには気をつけてあるきます! ぺちしません!


ST : ゆるい坂を下り、階段を降りる。上ったり下りたりを繰り返しながら、なんとなく下っていると感じるだろう。

 その途中、黙っていた情報屋がふっと口を開く。

 「お前たちは、己を厭わず忌まずにいてくれた。それどころか、対話さえ。己はそれがひどく嬉しかった」
 「こうして、今も頼ってくれていることが、ひどく嬉しい」


 それは呟くような言葉だ。応えても応えずともよい。


フィオナ : 「いったいどうした、こんな時に言うことでもあるまい?」


ST : 「いや、こんな時だから言っておきたかった。己はその恩がため、お前たちに協力すると決めた

 不意に、情報屋は纏っていた襤褸布を脱ぎ捨て下水に放る。痘痕とできもの、膿に覆われた顔が肌が露わになる。
 「追手だ、走れるか」


フィオナ : 「恩、か。貴殿が我が友であるのは自明のこと。恩を返されるようなことをした覚えはないのだがな」 と言ったのち、ジョナサンに 「私を背負って走れるな?」 と聞きます。


ST : 彼が言った途端、辺りから気配が迫る。鼠の鳴き声、床を引っ掻く音、誰かの気配。ジョナサンは迷いなく頷く。


フィオナ : では、ジョナサンの背に乗ります。 「全員、走れ」



ST : 一応言っておくと(情報屋は)裸じゃないよ。>襤褸布の下

 身体全体を覆うような長い布ではあるんだけど、あくまで顔と肌や体格を隠すもので、その下にちゃんと服は着てるよってことね。


エルヴィン : あくまで姿をかくすための布って事だよね!? 外見を隠すためのローブ的な……やつ!


ST : Yes!



エルヴィン : (なるほど……いや、考えればそうだ……ここのノスフェラトゥはカマリリャの庇護を受けているんだから、カマリリャから離反したものを捉えようとするのは必然だよね……)

 と、思いつつ 「走れる?」 と魔法使いさんに聞きます。


ST : 「自信はないけど、頑張るよ」 言うと、魔法使いはコートの裾をからげる。


エルヴィン : 「じゃ、走ろう!」 エルヴィンは……走る、が……こどもだから……距離が……はんぶん!!!!!!!(号泣)


ST
 : そうなんだよね! 二人組は親切にもエルヴィンくんをおぶってくれたりはしない。ジョナサンとレナは手一杯だ。魔法使いは自分が走るのでいっぱいいっぱいだ。


ヴィクター : とっとこ走るよ。レナとリズンナちゃんに気をつけながら……後ろの二人はほっといても大丈夫そうかな?


エルヴィン : ずるずる遅れないよう頑張る……! エルヴィンが頑張って走らないと他の人が遅れちゃうから!


ST : 走るが、エルヴィンくんを置いていかぬような速度を保っていると、次第に気配は近づいてくる。冷たい血族の息づかいがすぐ傍に聞こえるようだ


エルヴィン : 後ろの二人に留めてもらう事は……? > できるorできない?


ヴィクター : エルヴィン君が遅いのであれば、ヴィクターがひょいっと乗せていきたいところ……ちょっと距離離れてるかな?


ST : エルヴィンくんは子供だから、魔法使いたちの横をすり抜けてヴィクターさんにおぶってもらうことができる


エルヴィン : ではそれで……気付いたらヴィクターさんの所までずるずる遅くなってたからひょいっとお米のように抱えられる?


ヴィクター : 腕は使えるようにしておきたいから、ひょいっと背中に乗っけてしがみついてもらう感じがいい……かな? 「ほら、乗れ。離すなよ」 と。



フィオナ : エルヴィンさんが、お米様抱っこされる? ……ちゃんと背中に乗せてもらえた。


ST : お米様抱っこ吹いた。


エルヴィン
 : 背中にしがみつきます。お米さまだっこされたかった!


ヴィクター : お米様抱っこ……やだ……すごくお米……。



エルヴィン : では背中にぎゅっとはりついて 「ぴやー……!」 してます。


ST : ヴィクターさんがエルヴィンくんを背負ったことで、全体の速度が上がる。追いすがる気配を少しずつ引き離し、情報屋の脚が床を蹴り、ちらりと見えた細い通路へ飛び込む。

 フィオナさん、咄嗟に反応できるか敏捷+機知で判定。難易度は6


フィオナ : 3b10>=6 敏捷+機知 割と危ない。 (ころころ) DiceBot : (3B10>=6) → 10,9,3 → 成功数2



ヴィクター : 絶好調フィオナさん!


フィオナ : あれ? 意外といい目が。


エルヴィン
 : 1がないから超いい出目!



ST : あ、そういえばジョナサンが背負っていたんだった。彼の特技で判定してもらうべきでしたが、まあいいや。


エルヴィン
 : 猪突猛進ジョナサンのかわりにフィオナさんが指示をするイメージでいた! ギャロップジョナサン。


ST : それはそれで非常にかわいいな。 >フィオナさんが指示

 ……では、全員で通路の向こうへ飛び込む。伏せろ、と情報屋の声


フィオナ : 咄嗟に伏せます。


ヴィクター : エルヴィンくんに気をつけながら伏せます。


エルヴィン
 : 「ぴやっ!」 と頭を……いや、背中からずれてしがみつきます。 (ずるずる……)


ST : ……。

 …………。
 ……しばらく伏せて気配を殺していると、やがて、ひらりと情報屋の腕が合図する。

 ……ひとまず一難去ったようだ。

 フィオナさんを気遣うように、ジョナサンがフィオナさんを抱えて身を起こす。
 レナはそっとリズンナの服の汚れをはたいてやっている。


エルヴィン : (みんないるかな……) 確認します。かさばるひとが落ちてたらこまる……。


フィオナ  「良い走りだったぞ、ジョナサン」 と彼をほめつつ立ち上がり、全員いるかどうか確認します。後ろの二人組も含めて。


ST : 「そうか。……その、光栄だ」 ジョナサンはちょっと照れくさいようだ。

 全員いるようだ。二人組も、気づいた時にはもう立ち上がっているね。


エルヴィン : 「チッ」 えるう゛ぃんは きこえないよう したうちを した。


ヴィクター : よいしょーどっこいしょーとエルヴィン君を乗せたまま立ち上がります。レナたちもなにもなさそうでなにより。


ST : 「はぁ、……全速力って胸が痛くなるね。これが人の心の切なさ、いや違うかな」 そんなことを言いながら魔法使いも身を起こしているよ。


エルヴィン : 「好きになると胸が一杯になって呼吸が苦しくなるっていうから、人間の好きはいつも全力疾走だね」 と笑ってます。


ST : 「人の好きはいつも全力疾走か。なるほど、なるほど、そうかもしれない。彼らは全力疾走で今を生きている」 魔法使いは胸を押さえながら、おお! と何か発見したような顔してる。

 情報屋は襤褸布を引き下げようとして、さっき勢いで放り投げてしまったことに気づいたようだ。ちょっとおろおろしている。


エルヴィン : 情報屋さんの布にかわる布は……流石にもってないかな。かわいい猫の膝掛けとかになっちゃうけど……。 「いる?」(ねこのひざかけ)


ST : 「いや、汚すからいい」 ふるふると情報屋が首を振る。

 ……さて、ちょうどいい時間なので、今日はそろそろ〆ます。


エルヴィン : 「あげるのに……」 とちょっとしょんぼりしつつ、お疲れ様でした! 地下下水道、思ったよりS@SUKE……!







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