>> キャラクター作成回





 10月某日。
 ある秘密の部屋にて今、5人の吸血鬼が生まれようとしていた……。





PC1 : こんばんはー。(ずさー)


PC5 : こんばんはです。お邪魔させて頂きます。(もぞもぞもぞもぞ) 今日はよろしくお願いいたします!(平伏)


ST : こんばんは、いらっしゃいませ! 準備でどたばたしていますが、ごゆっくり。


PC2 : (そっとお茶など準備してこよう)


PC3  : こんばんはー、新参者ですがどうぞよろしくお願いいたします!


PC1 : ~定時です~ ……PC4どうした?


ST : ちょっと呼んでみますね。


PC5 : PC4さんが来る前に、か弱い美少年の練習をしておこう……。(←?)


PC2 : かよわい美少年 Φ(. . ……


PC5
  : 「お兄さんたち、怖い人? あんまりぼくをいぢめないで……」 てな感じで(笑)


PC2
 : いじめてほしいのだなと判断しました。(にこり)


PC4  : 美少年ときいて。(ひょっこり)


PC5 : あ、こんばんはー! PC4さん!


PC2 : はっ、こんばんは!


ST  : これで皆様そろいましたでしょうか。それでは、闇を生きるヴァンパイアを描くTRPG、ヴァンパイア:ザ・マスカレード(V:tM)をはじめたいと思います。


PC1
 : キャーSTサーン。


PC5
 : (ぱちぱちぱちぱち)(乾いた拍手)


PC2 : ぱりぱりぱりぱり……。


PC5 : ぱりぱり?


PC2 : を間違えたことなどみじんも感じさせない顔で)


PC1 : 煎餅的なものを食べているのかと思いました。


PC4 : 何かを連続で割っているのかもとか思って。


PC5 : ぼくは、なんか背中がぱかっと割れて新しいPC2さんが出てくるものかと。これからキャラメイクだし。(笑)


PC2 : ウッカリストです。つぎのPC2さんはきっとうまくやるでしょう(・v・ キャラメイクがたのしみなあまりそわそわ……。


ST : さて、私がこの度のマスターを努めさせていただくST(ストーリーテラー)にございます。



【V:tM解説~ストーリーテラー(ST)とは】

 セッションの司会者としての役回りと勤める存在を、ヴァンパイア・ザ・マスカレードにおいては「ストーリーテラー(ST)」と呼びます。
 ソードワールドではGM、クトゥルフなどではKPと呼ばれる存在ですね。



ST : まずセッションの進め方ですが、皆様には一人につき一人ずつ、皆様の分身となるキャラクターを作っていただきます。

 皆様には彼らキャラクターの台詞・描写・行動を描いていって頂くことになります。
 キャラクターの台詞は「 」で囲ってくださいませ。
 一方、プレイヤーとしての発言や行動描写などは、何も囲まずに記述してください。

 ここまではOKでしょうか?


PC4 : はい! 大丈夫です。


ST : あれがわからんこれがわからん等がありましたら、セッション中でも随時質問してくださいな……。


 では次に、皆様のキャラクターが歩んでいくことになる世界とはどのようなものか、解説いたしましょう。

 まず、現代社会を思い浮かべてください。
 現代といっても日本ではなく、そうですね、アメリカの都会の片隅のような、そんな場所です。

 程ほどに薄汚れて、そこそこに犯罪も多く、しかし荒れ果てたとまではいかない、一般的な都市。
 摩天楼が天を貫き、かと思えば小さな平屋の集う街もある、そんな所です。

 公用語は英語ですが、STも英語には詳しくありませんので、別に英語でプレイする必要はありません。
 様々な人種、様々な国籍の人々が、その街には暮らしています。


 ……そんな街には、しかし、もう一つの側面があります。

 その側面は、陽が落ちて闇が辺りを包むとき、月明かりに照らされて僅かに浮かび上がることでしょう。
 陽光の下では歩めないもの。人の血をすすり生きる、冷たい肌の人間もどきたち。

 ヴァンパイア─―血族と呼ばれる生き物が、そこには暮らしているのです。
 血族はカマリリャと呼ばれる組織をつくり、人からその存在を隠し、人に紛れて暮らしています。

 組織の中で年老いたものは、権力者たちの座を奪おうと悪戦苦闘し、若きものは権力にあこがれ、最も若い皆さんは、ただ、権力争いに戸惑いながら、己の中の獣と戦いながら、人であろうと生きる。

 そんな皆様の歩みを描く群像劇が、ヴァンパイア:ザ・マスカレードなのです。
 ……長くなりました、失礼。大体、皆様が歩き出すのはこんな世界です。イメージができてきましたでしょうか。



PC5 : 了解です~! アメリカの中規模都市、公用語英語。人間の主食は肉。ぼくらの主食は血。OK?


PC2 : 権力ほしい権力欲しい権力欲しい。 OKです。


ST
   : オーッケィ、ありがとうございます。 では早速、皆様の分身を作り上げていきましょう。

 今回、皆様には人間である所から始めていただきます……。
 血族の存在など夢にも見なかった、いえ、夢の中の存在にすぎないと思っていた、なんでもない人々のひとりだった皆様はひらりと寝床に舞い降りた闇によって、血族として歩み始めることになるのです。

 ですが、どんな人間なのかの指標がないと困りますので、人間の時と血族になった後、その両方をイメージしていきましょう。
 まず決めるのは人間である皆様の形です。「コンセプト」「本性」そして、「外面」を……。


PC2 : ST、キャラクターの性格にかかわってくるので、もし可能ならコンセプト等の決定の前に氏族選択の打合せがしたいなあと思うのですが、いかがでしょうか。


ST : おっと、確かに。では、先に氏族を決めましょうか。



【V:tM解説~氏族とは】

 氏族というのは、13に別れた吸血鬼の「一族」……それぞれの「大まかな特性」のようなものです。
 人間は血族から血を与えられ吸血鬼となりますが、その時に、血を分け与えた「父」あるいは「母」と呼ばれる血族の影響を、その血に宿す事になります。
 その連綿と続く影響が、氏族と呼ばれる血の流になり、氏族によって、能力が異なる(近接武器が得意、交渉が得意など)他、国籍のようにややその人の性格に影響を及ぼしていきます。
 ただし、例外も多いようで必ずしも氏族の特性とPCの特性は一致しません。


PC5 : 大阪の女性がどんな見目麗しくても、いずれは虎柄の服に手をだし、緑に髪を染め、パーマにするように、氏族は抗えない血があるんですよ。(※偏見。大阪のレディにあやまれ)


PC2 : 氏族=大阪。(笑)


PC1 : すごくわかりやすい説明ありがとうございます。(納得顔)


ST : しかし餡子も神社仏閣も苦手な京都人がいるように、必ずしも氏族の性格に血族全員が従うわけではない、とSTは考えております。

 変わり者がいてもいいじゃありませんか……という訳で、その「氏族」について、まずは紹介いたしましょう。
 今回は「カマリリャ」に所属する勢力と、独立勢力の中で、皆様が選択できる氏族についてのみ紹介します。


PC4 : 氏族紹介たのしみだなぁ。


PC3 : どきわく!


PC1 
: 致命的失敗をしない氏族になりたいです。(切実)


PC4 : (いないとおもう)



ST : 最初に紹介する氏族はは【ヴェントルー】。伝統的で格式を重んじる、スタイリッシュな闇の貴族です。

 彼らは威厳と支配を操る術を扱い、血族社会と人間社会の両方を牛耳ります。
 そんな氏族の中でも若者は若者なので、議論的で遠まわしすぎる彼らにかんしゃくを起こすような若者もよくいるのですが。
 彼らは飲む血液にこだわりがあり、例えば乙女やブロンドの男といったような、特定の人間の血しか飲めない弱点を持ちます。



PC5 : ヴェントルー氏族は、学校でいうと「委員長」タイプですかね?


ST : そんな感じですね。優等生、委員長、インテリ。


PC1 : 男子もちゃんとやってください! タイプですか。


PC2 : 厳格な指導者タイプで飲む血液にこだわりがあるんでしたっけか。処女の血しかのめない、とか。


PC1 : 処女の血っていうとかっこいいけどガチムチの血しか飲めないとかなったら悲惨だな……絵面的に……。


PC5 : ガチムチの血しか飲めないキャラによって絵ヅラの善し悪しが決まりそうですな。美女とかだったらいいけど、ガチムチがガチムチしか……だったら、カメラ止めてくださいってなる。


PC1  : アッー! ……ちょっと面白そうだと思ったけどさすがに初プレイでそんなネタキャラはやりませんよ。



ST  : 次に【ギャンレル】彼らはヴェントルーとは対照的に、放浪の一匹狼です。

 派閥や権力への関心が薄く、街の外れで自然とともに暮らしているような、動物的で野蛮な戦士が多いので、都会からはちょっと浮いている存在かもしれません。
 彼らは動物に変身したり、動物と話すような術を扱います。
 彼らの弱点として、彼らは内なる獣に負けたとき、その姿さえも一部動物のそれに変わってしまいます。
 人の間に隠れて生きるのなら、それは大きな枷とな……なるのでしょうか? むしろ得をしたりして。



PC5 : けもみみ! けみみみ!


PC2 : 狂乱という強い興奮状態(強度のペナルティ状況)に陥ると、動物的特徴が出てきちゃうんですよね。


ST
 : そうですね。例えば陽光を目の当たりにしたり、激しい怒りに駆られたりすると狂乱に陥ります。


PC5 
: 段々、けもみみができ、けもしっぽがはえ……となると「動物もいいかもしれない」ってなっちゃいそうだよね。容姿の高いケモミミっ子とかになっちゃったら、もう、最高じゃない。(笑)


PC2 : でも、狂乱しすぎて獣の特徴が増えすぎると一部の能力値がダウンするのだ。けもみみの壁は厚いですな。


PC1 : ケモミミには犠牲が必要なのか…!


PC3 : 動物に変化……動物……リスとかかな……?


PC1 : リス? かわいい!


PC4 : で、でっかいリスですね……。


PC5 : リスって危ないんですよ……ほら、病気になるっていいますし……。


PC1  : こわい! 全然かわいくなかった!


PC5 : くびはねられそう!


PC1 : 首はねるというとウサギ。


PC4 : げっ歯類の顎の力凶悪ですよ。


PC2 : ワーウルフにサックリつかまりそうだな……。(この世界には人狼も存在しますが、ヴァンパイアの天敵のような存在です)>げっ歯類


ST : 動物も人間大になれば恐ろしいという事です……次いで【トレアドール】 彼らは闇の生を退廃的な芸術とともに生きる芸術家です。

 彼らはオーラや心を読むすべや、美しさを通して威厳を操る術を扱います。
 美しい者が多いのが特徴でもあります。

 ですがその美への探究心と審美眼ゆえに、本当に美しいものを見ると立ち尽くして我を忘れてしまうのが弱点です。
 例え、それが夜明けでもね。



PC4 : ほう。美しい。


PC1
 : PC4好きそうだな。


PC5 : トレアドール。吸血鬼だけど芸術を愛し、死者だけどまだ人を愛する情熱的な種族らしい……耽美な世界はトレアドールですかね。インタビューウィズバンパイアが、トレアドールのイメージかなぁ。


PC2 
: ですね。お耽美系ヴァンパイアのイメージが典型的ですねえ。美人を美人のままにしておくためだけに吸血鬼にする父/母も存在するそうな。


PC3 : 金髪美少年……?


ST
 : 金髪美少年でもいいし、そんな美少年を囲う吸血鬼でもいいですね。トレアドール。


PC4 : ヴェントルー、トレアドールと気になってるあたり趣味をお察しくだされば幸いです。


PC5
 : ぼくは、ギャンレル・マルカヴィアンあたりが気になってますのでお察し下さい。(笑)


PC2 : PC5さん握手。(スッ)


PC5 : PC2さん!!!(ぎゅっぎゅ)


PC4 : マルカヴィアンは気が触れてるとだけ知ってましてとても好みです。


PC1 : 物騒? 物騒なの?


PC2 : きっとSTが詳細に教えてくれるはずですが、マルカヴィアンは正気と狂気のサイクルを繰り返す恐るべき道化です。


PC4
 : SAN値がマッハとでも思えばわかりやすい。狂人だいしゅきぃ。


PC1 : なるほどわかった。



ST : 一方、【トレメール】 彼らはいささか神秘的な存在です。

 魔法使い。
 呪文と儀式と血の力で構成された、不可思議な魔法を操る知性的な吸血鬼が彼らです。
 彼らが扱うのは何より「魔術」。オーラを見たり人を操ったりする術もまた、彼らの扱う術に入ります。

 しかし、魔術師の結社には厳格な階級があるもの。
 彼らは七人の長老から支配を受けており、若輩は氏族の上位者から強く束縛されることになります。



PC5 : トレメールは専門職……魔術の秀才、ってイッメジですかね。吸血鬼世界でも、魔術師として活躍できるのはこのトレメールだけ……かな?


PC2 : トレメールさんは……社畜系魔術師だと思う。(小声) 上には逆らえないし。


PC5
 : SQでいうと、ヴェントルーが金パラ子のイメージなら、トレメールはアルケミストのイメージ。


PC1 : わぁいアルケミスト! PC1アルケミストだいすき。


ST : 魔術師はトレメールだけですね。ですが、自由割振りポイントを使って自分の氏族のものでない術を身に着けることもできますので、はぐれ魔術師になることも可能ではありますよ。


PC1 : つまりサブルンマスが可能と……。



ST : 【ノスフェラトゥ】 彼らは呪われた哀れな血族であり、下水道を這う鼠です。

 彼らは血族となった瞬間、醜い容姿や目立つ奇形などの変容をその身に受けることになります。
 哀れな彼らは人の社会からも血族社会からも疎外されるが故に、人から隠れ、獣と通じ、人並み外れた筋力によって生き延びる術を得意とします。

 彼らは生存者であり、下水道の中やスラムの片隅から、社会のすべてを知る情報屋なのです。



PC5 : ノスフェラトゥは近距離パワータイプのスタンド使い……かつ、優秀なシーフて所ですかね。容姿が「明らかに人外デース」ってせいで下水道くらいしか居場所がない奴らですけど。


PC1 : スタンド。(笑)


PC2
 : ノスフェラトゥさんは第一印象で判定しなきゃいけない行動は自動的に失敗しちゃうのだよな。


PC1 : なかなか癖がある感じですね 初回には向いてなさそうだ。(笑)


PC3 : たとえがわかりやすくてありがたいです……。


PC5 : 優秀な能力の反面、醜い姿で損してるのがノスフェラトゥですかね。でも能力が狭められてるぶん、あれこれ迷わなくていいかもですな。



ST : さて特徴的なのが【ブルハー】

 彼らは理由なき反抗であれ、大義をもとにする反抗であれ、何かの主張を持ち反抗する情熱的な反逆者です。
 大暴れする喧嘩好きな戦士であり、暴徒。恐ろしい筋力と脚力を誇るのが、彼らの術です。

 弱点もまたその苛烈な情熱にあります。彼らはすぐに獣に身を任せ、狂乱してしまうのです。



PC2 : ぶるはーさんは以前は野生の哲学者みたいな風に言われていた時期もあったそうな。


PC3 : 色々あるなー、悩む悩む……。


PC5  : 「汚物は消毒だーーーーヒャッハーーーー!」 っていうのがぼくのブルハーのイッメジですw


PC2 : ぶるはーさんはだいたいそんなかんじ。(頷き) 反抗的・過激・自由 みたいなそんなん。


PC4 
: 典型的アメリカ人か。ブルハー。(偏見)


PC2 : でも、理想家という一面も一応。 い・ち・お・うあるのですよ。共通の敵がいる間だけまとまっていられるみたいなひとたちですけど。



ST : 【マルカヴィアン】は狂人です。すべてのマルカヴィアンが何かの狂気に囚われ、精神に異常を持っています。

 彼らは一般常識では推し量れない好き勝手な行動をとりながら、時折、彼らなりの不思議な洞察力を見せます。
 知恵ある狂人、それが彼らなのです。
 その狂気を周囲に伝え、ものみなおかしくしてしまうのが、彼らの操る術です。



PC2 : マルカヴィアン!


PC4 : マルカヴィアン!!


PC2 : みんな大好きマルカヴィアン。


PC5 : 格好いいよねマルカヴィアン。(笑) ルール読む前はトレアドールやろうかと思ってたけど、読んでからはマルカヴィアンいいなぁ……ってなっちゃったですよ。(笑)


PC4
 : 狂人の洞察力とかかっこよすぎて。 はふ。


PC2 : 「マルカヴィアンのいたずら」というのは他氏族からすると恐ろしいものだそうな。かき回し屋さんです。いたずらしようぜ!


PC4 : いたずらしたーい!


ST : 北欧神話のロキのような、トリックスターでもありますね。マルカヴィアン。


PC2 : ちなみに、マルカヴィアンのPCは何かしらの精神障害を獲得した状態でスタートします。


ST : ここまでが、公式にカマリリャに所属するといわれている血族ですね。ギャンレルやブルハーは組織にそぐわない性格なので、離脱者も多いようですけども。



【V:tM解説~カマリリャとは】

 人間から吸血鬼の正体を隠し、密やかに生きていく事を選んだ組織、それがカマリリャです。
 カマリリャに所属する吸血鬼は人間から身を隠し生きる為に、「サバト」と呼ばれる「吸血鬼は吸血鬼として自由に存在するべき」という組織と対立関係にあります。
 また、カマリリャは長く吸血鬼たちを統治していた為に組織内部の腐敗がかなり進んでいるようです。



ST : 次に、氏族としてはどの組織とも関わらない、中立を保つ氏族たちの紹介に入ります。



 【ジョヴァンニ】 彼らの祖は、「父」からその力を掠め取ったと伝えられています。

 抜け目なく富を集め、利己的に振る舞い、その目的を隠して笑うのは、彼らのひとつの姿。
 死と魂を操る死霊術のエキスパートが、彼らの真の姿です。

 人を操る術、筋力を操る術もさることながら、死を操る術が、彼らが最も得意とするものです。
 代わりに彼らは、人から血を吸ったとき、人に激しい苦痛しか与えることができません。

 普通の吸血行為は、えもいわれぬ恍惚を与えることができるのですが、ね。



PC5 : この世界だと、実の子供や兄弟の血を吸って吸血鬼にする、というのは人間でいう近親相姦にあたるので嫌われてるけど、それを積極的にやってるのがジョヴァンニの一族でしたっけか。


PC2 : ジョヴァンニはおよそ同じ一族から吸血鬼にしてゆきますねえ。 人間→グールとして修養→吸血鬼化 と、吸血鬼化までに研修ステップがあるのも特徴です。



【V:tM解説~グールとは】

 この世界の吸血鬼は、「父」と呼ばれる親にあたる吸血鬼から全ての血を吸われた後に、「父」から血を与えられる事で吸血鬼になる。
 では、血を全て吸われない状態で血を与えたらどうなるのか……その答えが「グール」です。
 吸血鬼の血を与えられた人間であるグールは、吸血鬼の血を体内に帯びている限り不老であり、ヴァンパイアの能力の一部が使えます。
 ですが寿命を超えると、吸血鬼の血がなくなった途端に急速老化・死亡する等、吸血鬼たちとは違う特性を持ちます。



ST : そうですね。彼らはジョヴァンニという商人を祖とする、人間がいう意味での血族でもあります。死体愛好、歪んだ祖先崇拝……大きな家族の中は、退廃に満ちています。


PC5
 : ジョバンニはイタリア系の血統でイタリアっぽい奴が多いというのも気になってます。汗舐めて嘘がわかるとか言い出す奴いる!? (いない)


PC1 : この味は嘘をついている味だぜ!


PC2 : ヴェネツィアの一族が主体なのですが、南米の魔女やスコットランドの食人一族等、違う一族も身内に引き入れてるそうですねん。<じょばんに



ST : さて、次の氏族は【セトの信徒

 彼らは狡猾な蛇。
 社会の裏で謀略をめぐらせ、知識と秘密を売り買いする信用ならない商人で、彼らは弁舌が得意で、惑わしの術と見せ掛けの威厳、そして蛇のような力を操ります。

 狡猾さと特殊な術を持つ彼らは、通常の吸血鬼より光に過敏という弱点を持ちますね。



 次に【ラヴノス】 賭けと取引を己のものとする遊牧民。流浪の詐欺師、それが彼ら。
 彼らもまた弁舌が得意です。彼らは危うい魅力を放っていますが、引き込まれれば破滅が待つでしょう。

 トリックスターを自称する一族でもあります。
 彼らは幻を操り、動物と心を通わせます。

 彼らは悪事が大好きです。大好きすぎて我慢ができない。それが彼らの弱点です。



PC3 : 流浪の詐欺師……格好いい……。


PC2 : ラヴノスはロマっぽい感じだ。東洋のラヴノスはほとんどインド人だそうです。黒髪と髭、濃い色の肌みたいな。


PC5 : ラヴノスはなんか、そうあれだ。むなげはえてそう。(何その貧相なイッメジ)


PC4 : (ルールブックを取り返してきた顔)実際ラヴノスの頁にある人物はシモの毛とか腋毛がばっちりみえて……げふごふ。


PC2 : ギャランドゥがチラリズムしておりますな。


PC4 : セクシィ……。


PC2 : かっこいいですよねるるぶのラヴノスさん。


PC4 : たまらんです。


PC1 : 髭が装備されていれば一部が喜びそうですが。


PC3 : 髭と聞いて……。


PC5 : るるぶのラヴノスさんは黒髪ショート+髭+ギャランドゥ+ふっきんわれてる! だからオッサンレベルかなり高いですよ。(笑)


PC4  : おっさんにはパッキンのねーちゃんの尻を追っかけていてほしい派です。


PC5 : その土地、その土地に女をつくっては去っていくラヴノス……。


ST : ルールブックに描かれているラヴノスは、トランプのカードを手にして不敵に笑うイケヒゲおっさまですよ……。


PC3 : おっさんと幼女の組み合わせは神……。


PC1 : いっぱいあってなやむなー。


ST : 長くなったので、ちょっとまとめますね。



 【ヴェントルー】 貴族、指導者。

 【ギャンレル】 一匹狼。

 【トレアドール】 退廃の芸術家。

 【トレメール】 血の魔術師。

 【ノスフェラトゥ】 下水道の情報屋。

 【ブルハー】 情熱と理想を求める暴徒。

 【マルカヴィアン】 知恵ある狂人。

 【ジョヴァンニ】 死と魂を操る商人。

 【セトの信徒】 雄弁な蛇。

 【ラヴノス】 幻を操る放浪の詐欺師。


 「コンセプト」「本性」「外面」、そしてこの「氏族」。これらから皆様のキャラクターの姿が決まっていきます。
 男なのか、女なのか。どこで生まれ、どんな年齢、どんな外見、どんな服装でどんな所に過ごしていて、日々何をしているのか。

 そんなイメージを固めてから、合う氏族を選ぶなり。あるいは先に惹かれる氏族を選んで、そこからキャラクターのイメージを作っていくなり。
 好きに決めてあげてください。



 ※留意点※

 1 : 氏族はかぶってもオッケーです。

 2 : V:tMでは戦闘はあることもありますが、必ずあるとも限りません。バトルよりも物語演戯が主体のゲームですので、戦闘的な意味でのパーティバランスはそこまで重視しなくてもOKですよ。……とはいえ、皆さん同じような能力と性格よりは、色々ばらけていた方が面白くはあるでしょう。

 3 : 血族は噛まれた時点で成長や老化がとまります。そこからは、永遠の闇の生へ。見た目が少年でも血族となって長ければ長老であり、おっさんでも血族となって短いのなら若者。



PC4 : (うーん迷う)(男女比で決めようかな)(ちらり)


PC1 : 男女比大事。(笑) むさいのはもういやです。


PC5
 : そうだ、まず男女どちらか性別をきめておくべきか! やだよー全員がちむちのおっちゃんとか!


PC3 : うむむ……悩むなぁ……。


PC5  : STにしつもーんです! ショタっこキャラをつくりたい! と漫然と思ってるんですが、「子供」「小柄」の短所をとるのはOKですか? 確か、経験点がマイナスぶん+になるんですよね?


ST : OK! 長所短所というのは、皆さんを特徴付けるオプション要素ですね。不利な特徴を取れば他の能力を増強でき、他の能力を代償に有利な特徴を取ることもできます。


PC5 : さらにそのマイナス経験点をつかって、長所の「予知能力」を取るのもOKですか?


ST 
: OKですよ。


PC5  : ありがとうございます! 予兆の才能がある薄幸の美ショタをつくる野望に一歩前進!


ST  : 「目が見えない」「食事を取れる」「にんにくが嫌い」「十字架が嫌い」「予知能力がある」など、いろんな長所短所があるわけです。

 吸血鬼伝承にある「鏡に映らない」「にんにく嫌い」「十字架が苦手」なども短所としてつけることができます。

 逆にいいますと、それをとらなければ、にんにくも十字架も嫌いにはなりません。
 ただし、血族になったら人間のごはんは食べることができなくなります。「ごはんを食べられる」という長所もありますよ。

 ……長所短所はなかなか面白いものがあるので、氏族と大まかなイメージが決まったら出しますね。


PC4  : 女の人とか難しくてできません。(目逸らし)


PC3
  : ギャンレル……かなぁ……氏族…一番自分好みっぽい。


PC2 : おっと。性別は氏族次第かなあ。男子若者外見か大人外見女子か。


PC1 : 女がいいです……男だとファンブル……ファンブルが……。(震)


PC4 : 男だとファンブル王になるからね。


PC2 : ファンブル王……。


PC5 
: 男キャラをやるとファンブルしなきゃいけないダイスの呪いにかかってるんですか?(笑)


PC1 
: うん……100の貴公子って呼ばれてるんだ……。(CoCにおける100は最大目の致命的失敗です)


PC3 : 男……ガチムチ……おっさん……あ、でも(今回のPCは吸血鬼として)若者だからおっさんは無理か。


PC5 : この世界のヴァンパイアは「噛まれた時の年齢で時がとまり、吸血鬼としては45歳のオッサンでも若造として扱われる」から、オッサンでもいいんですよ!


PC3 : なるほど!


PC1
 : PC3さんのおっさんが出るぞ……!


PC4 : PC3さんがオッサンなら、青年をやろう。ヴェントルーの青年で。


PC2 : ふむ、じゃあジョヴァンニ行こうかな。ジョヴァンニのおねーさんやろう。


PC5 : (青年とおっさんのハザマで揺れる……)


PC2 : (どっちもおいしいので微笑で見守る)


PC1 : ……欲望のままにやっていいんだよ?


PC5 : おっさん! おっさん! おっさん! (オッサンコール)


PC4 : おっさん! おっさん! (っぱんっぱん)


ST : おっさんコール!?


PC5 : じゃあ……じゃあギャルのおっさんで!!


PC4 : ギャル!?


PC2 : ギャルのおっさん とは。


PC3 : あ、ちがった、ギャンレルな。


ST
 : ギャルのおっさんふいた。


PC2 : びっくりした……!(笑)


PC1
 : ギャルのおっさん!(爆笑)


PC4 : 目の周り白く塗ったオッサンかと思って震え。


PC2 : ぎゃんれるならそういうメイクしてもおかしくない。(偏見)


PC3 : ギャルのおっさんってなんだよ……素早く携帯うちこむとかストラップじゃらじゃらとか……?


PC1 : あっ天然だったんだ。わざとかと。(笑)


PC3 : ちがうよぉ! ほら、頭の中でスパゲッティのこと考えながらハンバーグってうとうとするとハンバッティとかなるあれだよ!


PC1 : ギャルのこと考えてたんです?


PC2 : 若い娘さんに弱いタイプなんです?


PC3  : おっさんで…… ギ ャ ン レ ル のおっさんで……。


ST 
: 決まったら、皆さん発表お願いします。


PC2 :
 ジョヴァンニ氏族、外見年齢32歳くらいの女性で行きますー。


PC5 : ぼくは、マルカヴィアン氏族で。10歳程度にしか見えない、少年でいきます!


PC3 : ギャンレル氏族、男性。見た目は40歳弱の髭でお願いします!


PC4 : ヴェントルー氏族。男性。年齢20半ば で行こうかと思います。


PC1 : トレアドール氏族。女性、10代後半で!


PC2 : PC4さんのヴェントルーっ子はどんな感じなんじゃろ。PC5さんのマルカヴィアンっ子は下心を持ちながら可愛がりたいきもち。


PC3  : お姉さん……おっぱい大きいのだろうか……。(ドキワク)


PC2 : PC2さんはね、おおきいおっぱいがすきです(小声)


PC4 : 温和なイインチョ系にしたいなあ、と。


PC2
 : おお、温和委員長。


PC4 : 髪ウェーブでおうち眼鏡派でお医者さんで敬語とか柔らかい口調に一人称は僕なかんじの、押しに弱そうで実は頑固な。いつもにこにこしているけれど一人のときは真顔とかそういうかんじです。(なげえよ)


PC2 : おうちメガネ派。いいですね、実にすてきです。(微笑み)


PC5 : PC3さんギャンレルおっさんきたきた! 甘えるぞ!(笑)


PC3  : ショータ! ショータ!! 


PC2 : PC1さんは十代女子だ。(起立)


PC4 : 10代女子。(がたぁ)


PC5 : 10代のおねえさんきたきたきたー! ……何だかバラけましたね、性別も年齢も。(笑)


PC1 : それぞれの好みが出てる。(笑)


PC5 : 自分、セッション久しぶりな上、普段GMばっかりだから、ここぞとばかりに好みのキャラですよ。


PC4  : GMばかりのPC5さん……。(涙ぐみながら握手を求める姿勢)


PC5 : GMばかりだから、報酬のバランスがわからなくなって「PC5くんがGMだとなんかケチだよね」とか言われる哀しみ……うう……。(PC4さんの手を握りかえしながら)


PC4 : 殺意を疑われる日々……うう……。(ぎゅっぎゅ)



ST : 皆様実に楽しそうウフフ。では、続いては皆様のキャラクターをそれぞれに彩る。「長所」「短所」についてご説明しましょう……。

 これは本来オプションルールで、「長所」は皆様に有利になるものである代わりに、他の能力にも割り振れる「自由割振点」を使う必要があります。
 「短所」は逆に皆様に不利になりますが、「自由割振点」を得て他の能力に割り振ることができます。

 で、なんでデータもできていないうちからこれを解説するかといいますと、長所/短所のルールには性格や見た目、吸血鬼っぽい要素など、なかなかキャラ付けに有用なものが揃っているのです。
 なので、今の時点では、あっこれ付けたい! くらいのおぼろげなイメージをもっておいてください。


PC5 : 短所って短所だけど「これかっこいい!」ってのが結構あるんですよね。「命あるものの体温を奪う」霜の手とかやべぇかっこいい! っておもっちゃう。


PC3 : かっこいい……そんなのがあるのか……。


ST : ではまず、長所の説明から。



 まず身体に関する長所……肉体的に優位な長所が。


 「食事可能」 「鋭い感覚」 「平衡感覚」 「両手利き」 「人間だった頃のようなばら色の肌」 「魅惑的な声」

 「効率的に血を啜れる」 「向こう見ず」 「巨体」




 次に、精神面での長所は。


 「優れた時間感覚」 「集中力がある」 「一般常識に強い」 「記憶力が高い」 「語学の才能」

 「眠りが浅くてすぐ目を覚ませる」 「自分の流儀があり、その流儀に沿うとき有利になる」 「強靭な意志」 「平常心」




 そして社会面の長所。


 「【父】が高名な者」 「指導者の才能」 「貸し(恩義)を与えた相手がいる」



 超常現象に対する長所が。


 「魔法への耐性」 「霊媒体質」 「幸運」 「精霊の導師(守護霊)」 「血の支配への耐性」

 「予知能力(予兆)」 「真実の愛を誓う人間がいる」 「命が九つある」 「真の信仰を持つ」




 ……こんな所でしょうか。

 一方、短所。



 肉体に関わる短所が。


 「小柄」 「難聴」 「墓場の臭いがする」 「目が悪い」 「血が薄い(第十四世代)」

 「吸血の傷跡が閉じない」 「片目」 「不細工」 「永久的な傷がある」 「奇形がある」

 「子供である」 「怪物じみた容貌」 「何かの中毒になっている」 「傷が治りにくい」 「足に障害がある」

 「病気のキャリア」 「言語障害(喋れない)」 「血が薄い」 「耳が聞こえない」 「傷を受けると痕が残る」 「目が見えない」




 精神面に関する短所は。


 「悪夢を見る」 「内気」 「特定の相手から血を吸うのを嫌う(元々特定の血しか飲めないヴェントルーは取得不可)」 「気弱」 「吃音」 「眠りが深い」

 「記憶喪失」 「恐怖症を持つ」 「執念深い」「短気(元々短気なブルハー取得不可)」 「月の狂気を持つ」 「縄張り意識を持つ」 「意志がよわい」

 「血を吸う時に内臓も喰らわないといけない」




 社会面に関する短所は。


 「【父】が悪名高い」 「後ろ暗い秘密がある」 「【父】に嫌われている」 「誰かにすごくよく似ている」

 「敵を作っている」 「血族狩りに追われている」 「他の血族組織から寝返えり監視されている」




 超常現象に関する短所は。


 「鏡に映らない(元々映らないラソンブラは取得不可)」 「近づくだけで植物を枯らし、生き物の体温を奪う霜の手」 「にんにくに耐えられない」

 「呪いを受けている」 「薄気味悪い雰囲気を持つ」 「悪霊憑き」 「十字架に弱い」 「流れる水を渡れない」

 「血を吸われた相手は恐怖と苦痛しか受けられない」 「他の血族よりも光に弱い」 「悲惨な運命を背負う」




 ……以上です。


 【皆様はこれらの長所・短所を使ってもいいし、使わなくてもいい】


 あくまでオプションです。
 これらの長所短所には、それぞれ特定の判定が有利になったり、不利になったりするデータがくっついています。

 具体的にこれをとりたいというのがあれば、あとで必要なデータを開示いたしましょう。
 なお、他に「こんな特徴は無いの?」「こんな長所短所をつけたい」などがあれば、応相談で増やしていきましょう。

 例えば、「招かれないと部屋に入れない」なんてのも、面白いかもしれませんしね。



PC2 : 子供短所結構ポイント大きいですなあ。ペナルティ見ると逆説的に子供の姿をした長老の怖さがわかるわ……。


PC5 : 最大筋力に制限がある上、小柄だから走れる距離もあんまりという……大きいお兄さん! ぼくの事かかえて走ってね!(笑)


PC4 : おおきいおにいさん。(PC5さんを見ながら)


PC2 : そういうことは力のある人に任せましょう。(ちらりとお兄さんメンツに流し目)


PC4 : 私物騒なスキルにポイント振る気が微塵もございませんので任せましたオッサン。


PC5 : 筋力レベルが2あれば、50kg持ち上げるからぼくを抱えるのなんて軽い軽い!


PC4 : ニコ……。(筋力レベルを1にする気満々な顔)


PC3 
: 肩車とかで運べばいいのですかね……?


PC2 : 親子連れ偽装できますな。(笑)<肩車とかで運ぶ。


PC3 : おっさんの短所:加齢臭が思い浮かんだがそっとしておこう。


PC4 : 墓場の匂い。(加齢臭)


PC2 : 墓場(比喩表現)みたいな。(加齢臭)


PC4 : (比喩)つらい(笑)


PC5 : ST。ぼくは生まれつき「予兆」を見る能力があったが故に「父」に犯され喰い殺される「予兆」を見て、父と知り合った……みたいな設定を盛ろうかなと思ってたんですが不都合ありますかね。子供・小柄の短所のかわりに「予知能力」の長所をつける……みたいな。


ST : ふむ、面白いですね。STとしては不都合はありませんよ。本シナリオ内で皆さんは血族になる予定ですが、「こういう血族になり方をしたと思う!」というのがあれば、族化のシーンに反映します。


PC4 : 縄張り意識 記憶喪失 恐怖症 人違い にんにく嫌い 治りが悪い 目が悪い(1) 魅惑的な声 食事可能 ばら色の頬 指導者の才 平常心 ……これだけつっこんでも許されますか、ST。(真顔)


ST : 経験点の帳尻が合えばどれだけ突っ込んでもかまいませんとも。


PC4 : わーい。じゃあ遠慮なくガンッと突っ込んでおきます。


PC2 : んよ? 欠点の合計は7点分の制限にひっかかっていないかな? だいじょうぶです?


PC4 : 欠点合計点に制限が……?


ST : んあ、失礼。そのルール、STががっつり見落としていたようです。


PC2 : 長所取得に制限はないのですが、短所については獲得できる点数が7点分までという上限があるのですよ。


PC4 
: ふむふむ。


ST : それは失礼しました……が、そのルール、今回は不採用とします。PC2さん、ご指摘ありがとうございます。短所、美味しいものが多いんですもの。


PC5 : わかる! 格好いいの多いですわな短所。(笑)


PC2 : お、なるほどです、了解しましたー。<不採用。


PC4  : 公式ルールでは7点縛り、覚えました! ありがとうございます~!


ST : 短所を増やして長所をたくさん付けて尖った強い奴になろう、という行為もできますが、意外なところで足をすくわれるかもしれませんね……公式ルールでは7点縛り、STもおぼえた。


PC4 : 足許すくわれたいんですよ……おわー! 11点。大幅オーバー。ありがとうございます。


PC1 : 特定の相手から血を吸うのを嫌う、誰かにすごくよく似ている、血を吸われた相手は恐怖と苦痛しか受けられない……で双子の兄弟に似てる相手の血が吸えないとか考えた。


ST : あ、「特定の相手から血を吸えない」はもうちょっと大きなカテゴリでお願いします。ブロンド美女はダメ、とか。ですので、その似てる相手に近しいような人は無理なんでしょうね。


PC2 : ほほう。宗教関係者から血を吸えない、とか美味しいかもしれないな。(迷い始めた)


PC1 : はーい。双子の兄弟の特徴、その一部を持つ人間から血を吸えない ならOKって事です? 目の色が同じとか……。


ST : それはOK。


PC1 : 了解! どうやらわたしはきょうだいネタが好きなようなので……。


PC4 : きょうだいネタいいですよね。(双子を考えていた顔)


PC1 : いいものです……って、またかぶりかよ。(笑)


PC4 : ソックリネタで双子ってスタンダードコースだから……。


PC1 : そうだね……真実の愛を誓う人間がいるってこれもまたロマンコースだな。


PC2 : 真実の愛を誓った双子の兄弟ですって?(むくり)


PC4 : 混ざってる混ざってる。


PC1 : でもそれ思った。(笑) それでいこうか。(真顔)


PC2 : 兄弟姉妹愛によわいPC2さんであった。


PC1 : わたしも最近弱いことに気付きました。(握手)


PC2 : いいものです。(握手)


PC1 : よしそれで行こう。「特定の相手」はどうしようかな~。


PC2 : ST、「えり好み」ですが、カトリック僧侶から血がすえない、っていうのは大丈夫ですか?


ST 
: OKですよ。<僧侶NG。


PC2 
: ありがとうございますー! 「高名な父(父は優れた死霊術師である)」「霊媒体質 」「えり好み:カトリック僧 」を取得しようと思います。


PC3 : 長所:食事可能、鋭い感覚。短所:目が悪い、悪夢を見る、短気……かな?


ST : PC3さんのキャラから情熱的なイケおっさんのにおいがする。


PC2 : 悪夢を見るおっさん。(菩薩顔)


PC2 : 欲望に忠実なおっさんです。仲良くしてね!(ニコッ)


PC5
 : ぼくは「予知能力」「小柄」「子供」ですかね?


PC1 : 人間だった頃のようなばら色の肌、食事可能、強靭な意志、貸し(恩義)を与えた相手がいる、真実の愛を誓う人間がいる……かな?


PC4 : 縄張り意識、治りが悪い、記憶喪失、ニンニク嫌い、人違い、恐怖症、目が悪い、 魅惑的な声、食事可能、ばら色の頬、指導者の才、平常心頂きまっす、もぐっしゃ。


PC2 : すごい尖ってる。(笑) 魅力的な子だなあ。


PC4 : 対人ならお任せあれの超人に見せつつの大事なところでポカやる格好つかない人になりたい。


PC1 : 小柄、特定の相手から血を吸うのを嫌う、誰かにすごくよく似ている、血を吸われた相手は恐怖と苦痛しか受けられない、悲惨な運命を背負う、悪夢を見る、後ろ暗い秘密がある……。


ST : ちなみに「血を吸われた相手は恐怖と苦痛しか受けられない」は、血をすわれている相手は苦痛のあまりもがき叫び、その恐ろしい声を聞きながら日々血をすわなくてはならない、という恐ろしい運命だそうです。


PC1 : ふむふむ……それはかわいそうだな。抜こう。ぽいっ。


ST : あと悲惨な運命ですが、時々その悲惨な運命の幻を見ることができちゃいますよ。両方あるとノイローゼまっしぐらですね……。


PC1 : やだーたのしそうじゃないですか。


PC3 : 視が悪いっていうのはどの程度なのだか教えていただきたいです。


ST : 目が悪いは度合いによりますね。軽度ならちょっとした近眼や遠視、軽度の白内障。重度なら視野欠損があったり、強度の弱視だったりするでしょうね。


PC3  : ほほう……でしたらメガネで矯正できる程度の遠視ですかね。


PC4 : ところでこれ全員に接点が必要なわけですがどうしましょう。


PC1 : そうだね、どうしよっか。


PC2 : PC4さんとこの子は病院関係者ですっけ?


PC4 : はい、ERとかの人にしようかと 夜勤夜勤。


PC2 : じゃあうちのジョバンニ子は薬物商やってるってことにして、血液等の取引にかかわっているってできないかな。病院とかかわりを持ちたいきもち。

 PC4さんとこの子と。
 こう……吸血鬼の世界で、薬物やら血液やらの販売で収益上げてる系商人になりたい。

 たぶん物品管理は父がやってて、うちのジョバンニ子は営業的なことをやってる


ST : 解説しますと、吸血鬼も薬物をたのしむことができます。薬物に侵された血を吸うと、吸血鬼もたのしくなれちゃうのです。


PC5 : ぼくは他の人より数年~数ヶ月速く吸血鬼になってて、そっと微笑みながら「……そう、次は貴方の番かな。闇夜でまってるよ、お嬢さん」とかいうのも楽しいかなぁって思ってましたが。幼童って、20年くらいたってても幼童扱いされてたりするし。(笑)


PC4 : あ、たしかに。わー合法ショタだー、となるとごっつい年上(中身)か~。


PC2
 : ショタ。(年上)


PC5 : ごっつい年上で吸血鬼としては先いってるけど、父が過保護で滅多に外に出してくれないから、精神の感覚はがきんちょみたいな……。(笑)


PC4 : おお……ステキ! こうなると私一番最後に吸血鬼になりたいなあ。(笑)


PC5 : 予兆を見て「次はあれが吸血鬼になるんだ」って思ってそっとそれを覗きにいったりする……病院関係のお医者様なら、実際精神病患者になって様子見にいったりして。(笑) 日光アレルギーなんだって窓しめきってる子供だよ。(笑)


PC2 : 実際精神病患者になって。(笑) これだからマルカヴィアンは!(すきです)


PC4 : 子供っぽくない笑みに 「……?」 となりながらも目線をあわせてお話したい これだからマルカヴはァ!


PC5 : あの患者とはなして帰るとやたら気分が高揚するんだ! っていつも何かされちゃってる!


PC4 : 先輩に術かけられてるゥ!


PC1 : 双子の妹と愛し合ってしまった禁忌の子。

 妹には人間として生きていて欲しい、だが妹の血を吸う悪夢を見る……妹と重ねてしまうので茶の巻き毛の女からは血を吸えない。
 まだ人間としての特徴が残っているが故吸血鬼になる運命から抗おうとしている……なんかかわいそうだねこの人。



ST : さて、皆様。宴もたけなわではありますが、具体的なデータを作っていきますよー。


(一同) : はーい。


ST : ここまでである程度のイメージが固まってきたことと思います。ですが、実際に皆様が行動するには「行為判定」というものが必要になります。

 これは「能力」と「技能」をもとに決まった数のサイコロを振りまして、その結果によってその行動が成功か失敗かを判断するものです。


 「能力」身体的能力や基本的な才能
 「技能」は努力などによって身に付けた「できること」と見ていいでしょう。

 この能力、技能や、皆様が使える吸血鬼としての特殊な術や、皆様が残している人間性など、折々で必要になる「データ」を決めていきます。


 最初に【能力】の決定ですが、まずは、「身体」「社会」「精神」の3つに、優先順位をつけてください。



【V:tM解説~能力とは】

 そのキャラクターが「基礎能力」としてもっているもので、基本は誰しも1レベル分もっています。
 (ノスフェラトゥだけ例外で、容姿の能力がかならずゼロになりますが)

 【身体】は「筋力」(どれだけ力があるか)、「体力」(どれだけ頑健か)、「敏捷」(どれだけ素早いか)に分類され、主に身体能力。
 【社会】は「交渉」(弁舌の巧みさ)、「魅力」(本人がもっている気品、カリスマなど)、「容姿」(外見の美醜さ)といった、外面や弁舌に関する能力。
 【精神】は「機知」(どれだけ機転がきくか)、「知覚」(見えざるものを見る感覚があるか)、「知性」(どれだけ知識を蓄えているか)といった頭脳面に関する能力です。

 最初、どの分野が得意かといった所から、このルールはキャラクターデータが作られていく事になります。



ST : 戦闘や身体を動かすのが得意な自然っ子なら身体>精神>社会といったぐあいでしょう。


PC5 : ぼくの場合……父に抱擁を受ける前に、父から誘拐、監禁されてて育っていると考えたとして……精神>社会>身体かな。身体はまだ子供だし身体は後回しだ! 体力筋力2までだしかあげられないし!


PC3 : 身体>精神>社会だな……。


PC4 : 社会>精神>身体、かな。


PC2 : 社会>精神>身体かな……あいや、やっぱり精神>社会>身体にしよう。


PC1  : 精神>身体>社会かな。


ST : 次に、「身体」に属する筋力・敏捷・体力、「社会」に属する魅力・交渉・容姿、「精神」に属する知覚・知性・機知にポイントを割り振っていきます。優先する能力から、高いポイントが割り振れますよ。


PC1 : あーそういうことか。なら精神>社会>身体だな。


PC5  : 身体は第三能力だから体力、筋力はあげないよ! 敏捷に生きる! すばしっこい子供になってやる……えーと、最初は1レベルだけもっているから、知覚をレベル3にするには、2ポイントつかえばいいんですよね。んで、能力は4レベル越えてもOKでしたっけ? 制限があるのは「技能」の方でしたっけ?


PC2 : 能力値の上限はぼくには見当たらない……あ、いや、世代で上限があるんだっけか?


ST : 技能は上限があります。能力はST確認中なので、すみませんがしばらくお待ちを……失礼しました。最初から持っている(割り振らなくても持っている)1を含めて、最大5レベル(4点割振り)までいけます。


PC1 : それぞれの能力の意味と言うか詳細を知りたいです。


ST
: そうですね……。



 筋力 : 戦闘で相手をブン殴る時や、重たいものを持ち上げる時の力です。
 体力 : 傷を受けたりした時に生き延びる力です。
 敏捷 : 脚力や行動の素早さです。

 交渉 : 弁舌の巧みさです。
 魅力 : 身体的・精神的双方の意味で人をひきつけ、人の心を動かすカリスマ力です。
 容姿 : 見た目の美しさや振る舞いの優雅さなどを含めた第一印象です。

 機知 : 状況に素早く対応する頭の回転です。
 知覚 : 周囲の状況を把握し気づく力です。知性:分別や問題解決能力、思考の柔軟さです。
 知性 : 分別や問題解決能力、思考の柔軟さです。



PC1 : ありがとうございます。いつも変なキャラ作るのに定評があるからいろいろ聞かないと作れないっていう……。


PC5 : いっぱい聞いて、特別クセのあるキャラクターをつくればいいと思うます! 見目麗しいゴリラ娘とか!


PC2
 : 見目麗しいゴリラ娘。(反芻)


PC5 : 第一能力で筋力フルにわりふって、次の能力に容姿ふりきってつくれば見目麗しいゴリラ娘のでっきあがりー!


PC1 : でも壺売ってコントして100出すアフリカ人なんて作る気なかったんだほんとだよ。あとは師範代の腹にパンチぶち込んで気絶させた瓦割り系女子高生とか。


PC5 : そんな素晴らしいキャラを……。(笑)


ST : V:tMはキャラ作りにダイスの要素がほとんどないので、そういう面白いことにはなりにくいですねえ。


PC1 : 自由にカスタムできるって素晴らしい!


PC5 : せんせー! きゃらくたーのわりふりできましたー!(挙手)


PC3 : 最初から1点もっているということは……今割り振ったのにプラス1して……。(けいさんちゅう)


PC2 
: こちらも割り振り完了です。


ST : ありがとうございます。全員割り振れたら、次に「技能」の割り振りにいきましょうか……といいたいところですが、終了時間はみだしますね、これ……。


PC1 : はみだすね。


PC2 : ですねい。


ST : えー、STの無計画性がために終了時間を突破してしまいそうです。

 これからまだ技能、特長の割り振りがあるので。技能はとにかく数が多いので、能力を決定したところで今回は切らせてくださいませ。
 それ以降は、一人ずつSTと向かい合って来週までに作っていきましょう……時間配分がうまいこといかず、すみません。


PC1
 : いえいえ丁寧にありがたいです。


PC3 : すごく丁寧に教えてくださってるので助かってます!


PC2 : 了解ですー。パラメータも技能も多いですものね。


ST
 : OH、ありがとうございます。


PC5 : ルール持ちのプレイヤーは、次回までにキャラクターをつくってSTさんにお渡しする、って形でいいですかね。


ST : そうですね……。

 追加で生い立ちや、血族になるシーンはこんな演出がいい、などがあれば、皆さんに秘密にしたいものはSTに直接相談で。
 皆さんで共有したい情報は、SNSツールやブログなど上げてくれてOKであります。

 このST、リクエストはジャンジャンバリバリ無理でない範囲で受け付けていく所存にございます!
 みんなで楽しんでまいりまっしょう。


PC4  : 了解ですわっしょわっしょ。


PC1 : \わーい/


ST : で、残りのデータ作りの方法、ですが……PC1さんとPC3さんはルールがない状態ですので、後日また説明しながらキャラ作りをしたいと思います。


PC3 : 了解いたしました。


PC1 : オラオラァって殴りこみに行くね。


ST 
: さて、STは明日朝からカワハギと格闘してきますので、そろそろ失礼いたします。ごゆるりとどうぞ。


PC4 : カワハギと格闘してらっしゃいまし!


PC2 : かわはぎ。ご健闘をお祈りします!


PC1 : (カワハギ……?) おつかれさまです!


PC5  : 了解です。カワハギバトルらうんどわん! ふぁいっ! してください!


PC3 : 今後ともよろしくおねがいいたしますー! では!



 かくして吸血鬼たちは未だ生まれずただ、宵闇を躍動するだけであった。
 その最中、闇の中からあらたな嗣子たちが、目を覚まそうとしている……。

 (和訳:PC1さんと、PC3さんのキャラ作りの続きだよ)




ST : いらっしゃいませ! ……カワハギとのバトルは「カワハギいねえ」というオチで終わりました。ベラしかいない……美味しかったけど……。


PC1 
: そぉいっ! こんばんは~!


PC3 : こんばんは、おまたせいたしましたー!


ST : さて、先日は能力を決めるところまで進んでいましたね。次は技能の決定から参りましょう。技能はキャラクターが習い覚えた「できること」を示すもので、以下のものがあります。



 【才能】 裏社会、運動、回避、格闘、共感、脅迫、虚言、警戒、指揮、表現力

 【技術】 運転、演技、隠密、近接武器、銃器、修理、生存術、動物理解、保安、礼儀作法

 【知識】 医学、オカルト、科学、教養、語学、コンピュータ、財務、政治、調査、法律


 これはどんなものなのか分からない、気になる、などがあれば詳細をお教えします。
 まずは、【才能】【技術】【知識】に優先順位をつけてください。

 優先順位が高いものから、多くポイントを振り分ける事ができます。
 3レベルまでとることができ、レベルが高いほど熟達していることになります。


PC3 : 優先順位ですが、才能>技術>知識にしたいとおもいます。


ST :了解です。


PC3 : ふむふむ……気になる項目は運動、格闘、共感、警戒、生存術、動物理解、オカルトです……多くてすみません。(汗)


ST : いえいえ、他にももっとわからないとことか気になるところがあったら聞いてOKですよ! 説明はしょってますので。


 運動は例えば落とし穴を飛び越える、ビルからビルへ飛び移る、積まれた荷物の上へ落っこちずに登る、そんな軽業的な動作に使うものですね。
 足元が悪いところで敵をブン殴るのにも使うでしょう。


 格闘は武器を使わずに、爪や拳を使って相手をブン殴るのに使う技能です。
 相手に組み付いてブン投げる、などもここに入るでしょう。


 共感は相手の心情を探ったり、相手を説得したりするのに使います。
 共感的な態度で相手を安心させるのにも使いますね。


 警戒は周囲から敵が迫っていないか、辺りに気をつけるものです。安全第一!


 生存術は例えば荒野やスラム街で風雨をしのぐ場所を探したり、安全な場所への道をたどったりするのに使います。


 動物理解は動物の行動パターンを予測したり、怒った動物をなだめたりするものです。
 ギャンレルの獣と心を通わせる術にはこの技能を使います。


 オカルトは神話や呪い、民間伝承、都市伝説、錬金術、宗教、そんな「科学的でない」物語の類に詳しくなったり、その中から真実を掴み取ったりするのに使います。


PC3 : なるほど、ありがとうございます……たとえば、ギャンレルだけど「動物理解」の技能を取らなければその能力は得られない、って認識であっていますでしょうか?


ST : 失礼、ちょっと違います。獣と心を通わせる術(野生の囁き)は「交渉+動物理解」で成功判定を行うので、動物理解がないと成功しにくい、ということになります。


PC3 
: なるほど、あくまで成功判定に使用されるものなのですね。


ST : そうなります。なくても判定できるけど、成功しにくくなります……そうですね、先に吸血鬼としての術(訓え)に何があるか紹介して、それぞれ何で成功判定を行うか紹介しましょうか。


PC3 : お願いいたします!



【V:tM解説~訓えとは】

 吸血鬼になる事によって身につける事となった超人的な力……それが「訓え」です。
 例えば獣に変身する、相手に狂気の妄想を与える、極めて頑丈な身体を持つ、素早く動く等は全て「訓え」によって行う事が出来ます。
 覚えられる訓えは氏族によって異なり、またレベルによってつかえる訓えも増えていきます。



ST : ギャンレル氏族特有のものは、【頑堅】【獣心】【変身】ですね。


PC4 : こんばんは~。(ひょっこり)


ST : いらっしゃいませ。


PC4
 : 物騒枠のキャラ作成中ときいて見学に参りましたお邪魔します。


ST : いらっしゃいませ。では引き続き訓えの説明を……全ての訓えは以下のものがあります。気になるものがあれば詳しく解説しましょう。(スラッシュの後にあるのは、最初からその技能を覚える事ができる氏族です。カッコで括られているのは、今回選択に入ってないサバト勢力あるいは独立勢力の氏族です)


 【頑堅】:ダメージを減らせる。 / ヴェントルー・ギャンレル・ラヴノス

 【獣心】:獣の心を操れる。 / ギャンレル・ノスフェラトゥ・ラヴノス・(ツィミーシィ)

 【変身】:己の身体を変身させられる。 / ギャンレル

 【威厳】:魅了の力。 / ヴェントルー・トレアドール・ブルハー・セトの信徒

 【隠惑】:身を隠す力。 / ノスフェラトゥ・マルカヴィアン・セトの信徒・(アサマイト)

 【影術】:影を起こして操る力。 / (ラソンブラ)

 【幻術】:幻を操る力。 / ラヴノス

 【剛力】:怪力を発揮し、強烈な一撃を加える力。 / ノスフェラトゥ・ブルハー・ジョヴァンニ・(ラソンブラ)

 【支配】:相手を支配する力。 / ヴェントルー・トレメール・ジョヴァンニ・(ラソンブラ)

 【蛇道】:邪眼を得たり、蛇を操ったり、蛇のような舌を伸ばしたりする力。 / セトの信徒

 【粛殺】:静かに相手を殺す力。 / (アサマイト)

 【瞬速】:眼にも留まらぬ速度で動く力。 / トレアドール・ブルハー・(アサマイト)

 【死霊術】霊と魂を操る力。 / ジョヴァンニ

 【屍術】:死体を操る力。 / ジョヴァンニ、死霊術を有る程度心得ている事。

 【冥術】:死者の世界から力を得る術。 / ジョヴァンニ、死霊術を有る程度心得ている事。

 【先覚】:周囲や相手の心を探ったり、オーラを見たりする力。 / トレアドール・トレメール・マルカヴィアン・(ツィミーシィ)

 【造躯】:肉体を作り変える力。 / (ツィミーシィ)

 【発狂】:狂気を伝染させ操る力。 / マルカヴィアン

 【魔術】:炎を操ったり手を触れずに物を動かしたりする、いわゆる「魔法」。 / トレメール



PC3 : 【隠惑】の能力が気になります。


ST : 【隠惑】は例えば大事なツボを割ってしまったとき、Lv1なら持ち主の目の前で植木の影に隠れていても気づかれない。Lv2なら目の前をそっと逃げ出すことができる。Lv3なら他人に罪をなすりつけられる感じですね。


PC3 : なるほどなるほど……あ、技能の「脅迫」も教えていただきたいです!


ST : 脅迫は相手を脅す技能ですね。例えば大事なツボを割ってしまった所を誰かが見ていたとして、交渉+脅迫「誰にも言うなよ」と脅すことができ、交渉+共感なら「うっかりやってしまったんだ、頼むから言わないで!」と泣き落とし交渉+虚言なら「実はあいつに頼まれたんだ!」と嘘をつけるわけです。


PC3  : それは面白い!


ST 
: 技能が無くても交渉+脅迫(0レベル)で判定できることもありますが、成功しにくくなります。失敗したら逆に強請られるかもしれませんし、「脅しには屈さぬ!」と断られるかもしれません。


PC3 : ふうむ……そしてソレを先ほど決められたポイント分好きに割り振ることが出来る、でよかったですかね?


ST : ですね。例えば脅迫を3レベルにしてもいいし、脅迫は1レベルにしておいて他の技能にポイントを多めに割り振ってもOKです。ただし1つの技能は最大で3レベルまでにしてください。初期のポイントでは3レベルまでしかふれませんが、自由割振り点を振る分は、4レベル以上にしてもOKですよ。


PC3
  : 初期割り振りには上限があるのですね、了解いたしました。


ST : 他の技能についてもさっきのような使用例を出せますので、どう使うのか分からないものなどあったらどうぞ。


PC3 
: 「指揮」がどう使うかわかりません……あと「調査」も教えてほしいです……多くて本当すみません。(汗)


ST
 : 指揮はリーダーシップを取ったり、他人を扇動したりする技能ですね。魅力+指揮で、会社の社長やスポーツチームのリーダーとしてばばーんとカリスマを示したり、群集の前で演説をぶって彼らを扇動したりできます。

 例えば大事なツボを盗み出したいとき、魅力+指揮で群集に演説をぶち、暴動を起こすように仕向けさせて、その隙にツボを盗んだりできるわけです。


 調査は僅かな足跡、痕跡を見つけたり、事件の手がかりを追及したりする技能です。
 例えば誰かに大事なツボを盗み出されたとき、機知や知覚+調査で、僅かな埃の上の足跡や指紋を見つけ出すことができるわけですね。
 この技能であなたも名探偵。


PC3 : ありがとうございます! この技能ですが、ポイント全部割り振る必要があるのでしょうか?


ST : 全部割り振ってください。後にのこしておくことはできません。


PC3 : 了解しました。


ST
 : 振りおわるか、振るのに時間がかかりそうであれば次に行きますので、教えてくださいませ。


PC3 : はい、出来ました。お待たせいたしました。


ST : ありがとうございます。次ですが、ギャンレル氏族の「訓え」を特定ポイント分、とってください。特定ポイントから出なければ、一つを伸ばしても複数とっても結構ですよ。


PC3 : 質問なのですが【頑堅】:ダメージを減らせる。魔術、陽光や炎にも適用可能はレベルいくつなのでしょう?


ST : おっと、失礼しました。頑堅は「ダメージ減少判定」という判定行うとき、「頑堅」レベル分のダイスを振ることができるのです。レベルが高いほどダメージを減らしやすくなる感じです。


PC3 : 自分でレベルを決めることができる、ということでしょうか?


ST : 1レベルとっていれば1レベル分の、3レベルとっていれば3レベル分のダメージを減らせる可能性がある感じですね。


PC3 : 了解です。では「変身」と「頑堅」にしますが問題ないでしょうか?


ST : 問題ありません。なお、獣の眼を使うと眼が赤く、怖気を伴って輝きます。


PC3  : なにそれかっこいい……かっこいです……。


ST : 闇を見通す赤い眼……かっこいいですよね……。


PC3 : 目覚めるおっさん……。


ST : 一度眼を閉じ、開けば赤い光を湛え……と。では次、【背景】。これは皆様がお持ちの財産であるとか、人脈といったものを示します。以下からポイントを割り振ってくださいな。


 影響力:人間社会の警察・官僚などにつてがあります。政治的な権力を示しますので、マフィア屋さんなんかも含まれるでしょうね。

 :血を吸わせてもらいやすい人間のグループと知り合いです。
 例えばすぐに転がり込めて酔わせられる女性たちや、血族を神と崇める宗教団体などが含まれるでしょう。

 協力者:支持し、援助してくれる特定の人間がいます。

 コネ:街に住む様々な人物につてがあります。

 資産:何らかの財産を持っています。
 アパートの小さな一室とバイク一台、月収500ドルで1レベルとのことなので、資産が0レベルの場合は半分浮浪者みたいな生活をしているのでしょう。

 従僕:血の力で従わせた人間や動物などの従僕を持っています。
 それは赤い眼をした忠実で知性ある狼犬かもしれませんし、闇の中から静かに現れる黒スーツの執事かもしれません。

 世代:吸血鬼としての力の強力さを示します。
 これのレベルを取っている場合、「父」が強力か、強力な吸血鬼の血をすするという忌まわしい行為を行ったことを示します。

 地位:吸血鬼の組織カマリリャの中で、どれだけ権力を持っているかを示します。

 導師:教え導いてくれる(かもしれない)血族がいます。

 名声:何らかの有名人です。


 それぞれレベルが高いほど大きな権力を持つ相手と知り合いだったり、金持ちだったりと強力になります。

 注意点として、世代と地位は主に血族としての能力や権力に影響するものです。
 皆様は全員何も知らないところから始まるので、その時点で桁外れに強力であったり、権力を与えられたりしていたら……大変でしょうねえ。



PC3 : これらの中から選択して割り振ればいいのでしょうか?


ST : そうなります。


PC3 : では「資産」と、「餌」は……3、「従僕」に1を割振りたいと思います。


ST
 : 了解。餌に3というと、十数人のグループがいる感じですね。


PC3 : oh、結構大人数ですね……。


ST : 1レベルで3人となってて、どうもレベル=人数じゃないっぽいですね。


PC3 : それは、「従僕」もですかね?


ST : 従僕はレベル=人数ですね。


PC3 
: おお、なるほど……では「餌」と「従僕」を変更しておきます。


ST : だいたいレベル=人数なんですが、餌については血を得やすくしてくれる(必ず得られるかどうかは場合による)だけの存在なので、人数が多目のようですね……変更、OKです。


PC3 : はい、お待たせいたしました大丈夫です。


ST
 : では次に【徳】。これはキャラクターの倫理観や意志の強さに影響します。血族は人の血を啜り、狂乱の宴に酔いしれる怪物です。ですが、獣に落ちる欲望に抗い、人としての精神を保とうとするのが皆様なのです。その獣に抗うための意志の力が、【徳】で示されます。


PC3 : ほう……。


ST : 

 良心:自らの倫理観に背く行動を取らないようにするため、また取ってしまった時に獣に屈し、怪物へと近づくのを防ぎます。

 自制:血の衝動や恐怖で我を失いそうになったとき、自らを制するのに使います。

 勇気:陽光や炎を目の当たりにしたときなど、血族特有の恐ろしい状況に直面したときに、哀れにも慌てふためいて逃げ出すことを防ぎます。


 最初からすべて1レベル持っていますので、その上に割り振っていってください。
 注意点として、「自制+良心」の値が「人間性」と呼ばれる「どれだけまだ人間に近しいか」の値に、「勇気」の値が意志力と呼ばれる、己を奮い立たせるために使えるポイントの値に影響します。

 良心が高いなら道徳的なキャラクターであり、自制が高いなら感情のコントロールがうまく、勇気が高いなら勇敢という感じです。



PC3 : 了解です、割り振れました!


ST : では、「人間性」のところに「良心+自制」、「意志力」のところに「勇気」と同じだけの数をチェックしてください。Blood Poolはシナリオが始まってから決まります。


PC3 : これは、もとあった1の値もプラスして、でしょうか?


ST
 : ですね。自制・良心・勇気に最初からある1レベルも含みます。


PC3  : はい、完了しました。


ST : で次ですが、「本性」「外面」を決めます。

 これは皆様の本当の性格と、そとみの性格をあらわすものです。
 本当の性格に沿った行動を取るとき「意志力」ポイントがもらえたり、そぐわない行動を取ると「意志力」ポイントを減らされたりします。


PC1 : (外面はわたしもまだだった)


ST : 以下の一覧から、それっぽいやつを選んでください。


 一匹狼:群れるのは性分じゃない。

 陰謀家:他人は手駒だ。

 お子様:誰か助けて、甘えさせて!

 悔悟者:この罪は償わなければならない。

 怪物:私は、呪われし血。ならばその血に従うのみ。

 変わり者:他人といっしょはイヤなの。

 完璧主義:まだまだ出来る事があるはずだ。

 喜劇家:面白い事をしようよ。

 危険好き:極限までのスリルがいい。

 教師:仕方ないなぁ教えてあげるね。

 狂信者:天はこの大義の為にあり。

 享楽家:今この刹那を楽しもう。

 裁定者:真実がある場所を求めて。

 指導者:すべては成される事の為に。

 自分勝手:全部俺だったらうまくいくんだよ。

 殉教者:誰かの為に、この身体を供物に。

 世話好き:仕方ないなぁ、手伝ってあげよう。

 創り手:未来につなぐ何かを残そう。

 伝統主義:全てはしきたり通りに。

 独裁者:支配こそ全て。

 人気者:とりあえず、私を見てよね!

 反逆者:ルール? 法律? そんなもので縛れるか!

 奉仕者:貴方の為に礎となろう。

 負けず嫌い:誰かに屈するなんてゴメンだね!

 マゾヒスト(求道者):限界を知りたい。

 野心家:私が最も優れている。

 乱暴者:力こそ最大の武器だ。

 理想家:よりよい方法がきっとある。

 冷笑家:この世界など戯れ。



PC4 : なかなか選ぶのが大変ですよね。


PC1 : ※わたしたちは最初から一応接点ある設定なので合わせづらいの選ぶとわたしみたいに悩むことになるよ……!


ST : 気になるものがあれば、どういうときに意志力を回復できるかとか、どんな性格なのかを解説しましょう。


PC3 : これは、本性と外面、同じ項目内からチョイスするという認識であっていますかね?


ST : そうですね。上記の項目から両方選んでください。同じものを選べばフルオープンなやつ、まったく正反対なものならば取り繕うのがうまい人や悪ぶりたい人だったりするのでしょう。


PC1 : うわこれわたしも悩むわ。(笑)


PC3 : 変わり者、自分勝手、世話好きが気になります。あと一匹狼……。


PC1 : 完璧主義と伝統主義と殉教者が聞きたいです先生。


ST : 変わり者:変人。社会と相容れない価値観の持ち主。


 一匹狼:周囲となじまない。一人でいるのがすき。


 世話好き:他人を支え、元気付けることを喜びとする。


 自分勝手:他者の気まぐれに振り回されたくない。自分の主張を守り通す力こそすべて。自己中心的。


 伝統主義:伝統的なやり方を重んじる。


 完璧主義:自分にも他人にも完璧を求める。


 殉教者:理想のために苦しむ自己犠牲者。


 なお、これらの行動指針はかならず達成できなくてはならないものではありません。
 ついでに達成できたらうれしいな程度のものですので、あまり気にしすぎずごゆるりとプレイなさってください。


PC1 : (本性殉教者の方がそれっぽいかなもしかして)


PC3 : 外面は「世話好き」、本性は「一匹狼」……いや「自分勝手」かな……。


PC1 : 人気者はなんでしょう先生。そのまんまだろうけど。


ST : 人気者:見栄っ張り。目立ちたがり。注目を得ずにはいられない。


PC1 : ふむふむ……外面伝統主義かな……本性情熱家と殉教者で悩む。情熱家って何だっけ?(さっき聞いたのにすっかり忘れてる系PL)


ST : 情熱家:理想に喜びを見出し、あるものに心から熱中する者。情熱を否定されると不利になりますね。


PC1 
: ありがとうございます~、じゃあ情熱家でいいや否定された時面白そうだし。


PC3 : うし、できました!


ST : さて、最後に。長所・短所もここにからむのですが、「自由割振点」というものを差し上げます。これは後にとっておくことができません。

 これを支払うことによって、能力・技能・訓え・背景・徳のレベルを上げたり、新しい技能・訓え・背景をとったりできます。
 このとき、訓えは自分の氏族のものでなくてもOKです。

 また、この自由割振点をつかえば、技能を4レベル以上にする事も可能です。


 で、一つ注意なのが、意志力は消費(減らす)することで色々できたりしますので、6~8くらいまで上げておくのをおすすめします。

 また、人間性ですが、これは血族が「どれだけ人間に近いか」を示します。

 血族は「父」に血を吸われたとき、一度は死んだものであり、上等な動く死体です。
 ですが、人間性が高ければ昼間の行動を強いられても動きやすく、自制や良心にも従いやすく、8以上あれば血の通った肌の色を持ち、人間のように、その……異性とたのしいこととか……することさえもできるでしょう。(※7以下の血族もたのしいことできますが、そのたびに身体に蓄えた血を消耗するそうです)


PC4 : 異性とたのしいこと。(真顔)


ST : その代わり、人間性の高い血族はその心までもが人であった頃の倫理にしがみついています。人間を殺してしまうとか、残虐な行いをする、犯罪を行うといった倫理にもとる行動を行うと、人間性の値は落ちてしまうことがあります。そして、最後に0になったとき……血族は獣に落ちるのです。


PC3 : 落ちる……ごくり。


ST : ちなみに、「ふつうのひと」な血族の人間性は7です。


PC1
 : 異性とたのしいこと大事。


PC3 : 異性とたのしいことしたいですね。


ST : 落ちていくとだんだん容姿も吸血鬼っぽくなっていきますよ、うふふ。


PC1 : 私の人間性は7でっす。


ST : で、長所と短所ですが、これはさっきの自由割振点を減らしたり増やしたりするものです。

 長所は有利になる特徴。これは有利になるぶん、自由割振点が減ります。
 短所は不利になる特徴。これは不利になるぶん、自由割振点が増やせます。


PC3 : 先日教えていただいた通りですかね。


ST : ですね。点数が選べるもの(目が悪い、呪いなど)は、大きな点数にするほどごっついものになります。呪いの内容はSTとの相談で決めましょう。

 なお、信仰や十字架の力ではふつう血族になーんの影響も与えられませんが、【真の信仰】とは奇跡に似た力を行使し、血族をその手で滅ぼし、全能の存在に深い愛を注ぐ、神に祝福された信仰のことです。それゆえに取得する得点も高いのですね。


PC3 : 「目が悪い」で眼鏡をかけるレベルの遠視にしようと思っているのですが……。


PC1 : 眼鏡だー! (ドコドコドコドコ) 眼鏡で矯正可能なら一番低いポイントでいいそうです。


PC4 : これで3/5のキャラが眼鏡属性になった訳ですね。


ST : 軽度なら眼鏡、中程度なら瓶底眼鏡、それ以上なら強度の弱視や成熟白内障、緑内障、網膜症など眼鏡ではどうにもならないものだと考えています。


PC3 : 眼鏡可愛いじゃないですか……可愛い眼鏡……了解です!


PC1 : 髭バリスタですか?(笑)


ST : 髭スナイパーかも。


PC1 : 戦闘する時ゴーグルだもんね。


PC3 : 眼鏡で髭で片方オールバックでロンゲです。(妄想)


ST : 片方オールバック……!


PC4 : 因みに髪色は。


PC1 : (リックの中の人は世界樹1と4ネタなら通じるよ)


PC3 : 髪が少し崩れていて……黒交じりの灰色っぽいかんじで……おっさん……。(僕好み)


PC4 : ほう…………。


PC3 : あっ、長所と短所ってそれぞれ合計した値なのですかね? 


ST : そうですね、それぞれ相殺します。


PC3 : 了解です。はいっ、できました!


ST : おつかれさまです! では、最後にお名前とコンセプト(人間として、一言でいってどんな人なのか)、を記入して完成ですね。世代には「13世代」とご記入ください。国籍・年齢・服装など、記入欄がありませんが、テキストファイルやツイート、ブログなどお好きな媒体で追加いただければ想像がはかどりますし、STがそこから何かネタをとるかもしれません。


PC1 : コンセプトか……コンセプトうまく一言でまとまんない……。


PC4 : アピールポイントだけど自キャラ持ち上げすぎるのは恥ずかしいしね、コンセプト……服装はカッチリクラシカル、イギリス人だろうなコイツって察される感じで。(ぼそぼそ)


PC3 : 一応の確認なのですが……空欄は史劇、寝処、他の特徴、弱点、ブラッドプール、ヘルスですかね?


ST 
: 弱点は「狂乱時、動物的特徴が現れる」でお願いします。


PC3 : あっ、はーい!


PC4 : おじさまかっこいい。(そして良心1三人目)


ST : 見た目とか年齢とか色々楽しみですフフフ。


PC3 : 見事に野生児ですね……パワーファイタータイプです……。


PC1 : 私は年齢を19にしといてください。


ST : はーい。時間の関係上ノンストップで突っ走ってしまいまして、お疲れ様です。


PC1 : 接点どうする?(笑)


ST : どうしましょうね接点ね……そこも話したいと思っていたはずが時間が派手にはみだした。次回の開始時にでも決めてしまおうかと思いますが構想はあるとありがたい。といいつつSTはそろそろ寝ないとならないのですが。うぐぐ。


PC1 : PC4のキャラは医者だよね。やっぱり患者?


PC4 : ERに運ばれてきます? 緊急搬送の患者さんが僕の受け持ちです。


PC1
 : 運ばれてこようか。(笑) なんか事故りでもしたか それで血が足りなくて双子の妹から輸血的な展開?


ST : それは追い追い考えていく事にしましょう……それでは本日はこのあたりで……そろそろ失礼いたします。おやすみなさいませ、よい夜を。


PC1 : おやすみなさい~!




 かくしてこの世界に5人の吸血鬼が産み落とされた。

 彼らがどういった吸血鬼となったか……それはまた後ほど、あかされるのであろう……。








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